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【魅せろ姫様】鈴仙奮闘記9【カリスマセーブ】
[388]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 19:42:23 ID:??? いくら蹴りそこなったとは言っても、このままゴールが決まってしまうのではないか。 そんな予感すら与えるその光景は… 慧音「破あっ!!」 バアアアッ―――バッチイイイイン!! 慧音が素早い動きでシュートコースに飛び込み、 それを右サイドに弾く事であっけなく終焉を迎えてしまう。 松山「……くそっ!」 松山はその光景を見て…がっくりと膝を付く。 体力の限界も来ていた事もあったし、何より…キャプテンとして仲間に不甲斐ない様子を見せた事。 仲間の力を自分が上手く引き出せなかった事を痛く後悔していた。 ウサギD「あとちょっと……あとちょっと…ガンバるぞ」 松田「くそっ、すばしっこいな!(とりあえず皆も頑張ったって事実を作らないとな)」 佐瀬「俺達の……なだれ攻撃が……!?(でも、もう疲れたよ……)」 残り時間は僅かであったが、ウサギDはその中で比較的長期間ボールをキープしてくれていた。 しかしロスタイム。 そこでふらのの二番手、小田が猛攻を仕掛ける。 小田「ヴァー(ヒャメロー)」 ズザアアアアアア! バチイッ!! ウサギD「あっ!?」
[389]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 19:43:48 ID:??? 決して守備は得意でない小田であったが……最後の灯が煌めくような タックルを見せてウサギDからボールを奪い取る。 ボールは中盤。トップ下の松山と中山が対峙しているその場所の中央に高く浮かび… 松山「中山………!」 中山「松山…! お前の力―――見せて貰おう!!」 バアアアアッ! バアアアッ! ―――――ガッチイイイイイイイン!!!! 両雄が中央で対決。フィジカルでジャンプ力をカバーする松山と、 まだ若干弱いフィジカルを天性と努力のジャンプ力でカバーする中山の争いは完全に互角。 その空中戦は永遠に続くと思われたのだが……。 松山「く、そっ……!」 ポロッ…… 中山「松山。 ――ひとまずは、俺の勝ちだ…!」 ポムッ! 松山にとっては残酷な事に…選手の格として、中山は松山を上回っていた。 中山はボールを悠然とトラップし、そこからボールを大きく前方に蹴りだして…… ピッ、ピッ、ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 永遠亭ルナティックス 6 − 1 ふらの中学サッカー部 試合終了!
[390]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 19:45:09 ID:??? 実況「ここで試合終了の笛が鳴りました〜!! ふらの中学サッカー部、健闘しましたが やはり格の違いを見せつけられたっ! 永遠亭ルナティックスの分厚い攻撃陣に為すすべなく6失点! 一方ふらのは、松山選手を中心に、なだれ攻撃でルナティックスを撹乱できたシーンこそあったものの… 得点には及ばず! ですが、チームワークを重んじる全員サッカーは我々の目にしっかりと焼きつけさせてくれました!」 中山「(松山…あいつの実力は本物だった。 いつかもう一度、戦ってみたいものだ)」 佳歩「(2ゴール…今日私は2ゴール上げられました。 少しずつ、実力はついている筈です……!)」 鈴仙「(勝ったけど……ちょっと味気ないというか。 申し訳ない感じの試合だったわね……)」 依姫「――お疲れ様です、レイセン」 豊姫「反則を取られるなんて。 まだまだ修行が足らないわね、古いレイセン」 鈴仙「あっ! 豊姫様、依姫様! すみませんっ、今日あんまし活躍出来なくて……」 チームメイトの全員が各々、今日の試合を振り返っている中で…… 試合終了後の鈴仙に近づいて来たのは、この試合の影のプロモーター(?)である 綿月姉妹だった。(保護者席は何時の間にかペットにでも片付けさせたのかキレイに整理されていた)
[391]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 19:46:58 ID:??? 依姫「その為の試合ではないでしょうが、レイセン。 前にも言いましたが、この試合を通じて、 貴女が様々なプレーを身につける事。それがこの練習試合の意図なのですよ?」 豊姫「それに……振り返りなさい? 貴女が今日一日、このぬかるんだ北海道の大地で試合をした経験を…」 鈴仙「経験…? あっ!? 確かに足腰が強くなったような……気がします!?」 豊姫「そう! それこそが試合の景品。 貴女のせりあいもこれで少しはマシになった筈よ。 これからは、試合においてフィジカルも必要となって来る筈でしょうから。 プレーの幅を広く深くしていく努力を怠らないことね」 鈴仙「は、はい!(でもお二人とも、努力しなくても私なんかよりずっとお強いクセに……)」 少しだけ口をとがらせる鈴仙だったが、かつての主君からの暖かい激励に感動する。 依姫「さ、それではもう暫しこの夢の世界を楽しみなさいな…」 そんな鈴仙の表情を、年頃の娘を見る母親のような笑顔で眺めた依姫達は、 前回の同じ言葉を放ち、この世界から退場していく。 鈴仙のスカートのポケットに、小さなポチ袋を忍ばせて……。 *鈴仙のせりあいが+1されました。45→46 *所持金が2000円プラスされます。6970→8970
[392]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 19:48:44 ID:rOYbdsQM そして、鈴仙がこうした会話をしている中、自身の確かな成長を感じた選手がもう一人居た。 中山「(今日の試合、俺はトップ下として様々な仕事が出来た)」 その選手の名は――やはりと言うべきか、中山政男である。 彼はこの試合での様々なプレーを通して、自らに秘められた才能の一輪を 再び開花させようとしていた。 それは―――。 先着1名様で、 ★中山・フラグ回収or習得→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 ダイヤ・ハート・スペード→「(やはりシュートだ。 鈴仙さんや妹紅さん程のシュートは出来んが、それでも…)」 クラブ→「(いや、シュートの経験は別としても得る物があった。それは……)」(更に判定) JOKER→ダイヤ・ハート・スペードの結果+中山のスキルが進化! *既にシュートフラグを所持しているので、シュートフラグの回収率が高まっています。
[393]森崎名無しさん:2013/09/08(日) 19:49:04 ID:??? ★中山・フラグ回収or習得→ ダイヤJ ★ >小田「ヴァー(ヒャメロー)」 小田が地獄化したw
[394]森崎名無しさん:2013/09/08(日) 19:50:55 ID:??? このゴンゴールをきっちり鍛えてやれば いつかバティゴールやデスゴール並の威力を発揮してくれるはず
[395]385:2013/09/08(日) 19:51:12 ID:??? すみません勘違いしてました。
[396]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 21:28:59 ID:??? ★中山・フラグ回収or習得→ ダイヤJ ★ ダイヤ・ハート・スペード→「(やはりシュートだ。 鈴仙さんや妹紅さん程のシュートは出来んが、それでも…)」 中山「(今俺がトップ下として最も欠けている能力――それはやはりシュートだ。 ミドルシュートの危険を匂わせる事が出来れば、マークの分散もでき、FWの攻撃力をも高める事になる)」 中山はもはや無人(ふらのメンバーは早々に帰宅していた)のサッカーコートに転がるボールを持ち、 PA手前に置く。そしてそこから走りだし―――! 中山「(この天啓のようなシュートの閃きを。 きっと俺は鈴仙さんやルナティックスのメンバー。 いや…幻想郷に来ていなければ得なかっただろう。 この選択は明らかに俺の運命を変えた、というべきか。 ならば――俺はその運命に敬意を表しよう!)……いけえええええ〜〜〜っ!」 グアアアアッ! シュッ……ズガアアアアアアアアアッ!! ギュウウウ………ゥゥゥウウウウウウウン!! ズバアアアアッ!! 中山「―――よし、出来た…!」 中山が決意と共に放ったシュートは、先ほどの試合で加藤からゴールを奪った時と同じく、 ゴール手前で大きく伸びて行き――少しのブレを発生させながら、鮮やかにネットに突き刺さる。 中山「動くこと、雷霆(らいてい)の如し。 ……これが俺の、ブリッツシュートだ」 *中山がシュートフラグを回収!シュートが+1され、「ブリッツシュート(シュート+5、160消費)」を習得しました。
[397]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/09/08(日) 21:29:59 ID:??? そうしている内に、フランスの時よりも早く、世界は崩壊の時を迎えて行く。 鈴仙「まあ……ふらのの方々が帰っちゃったから…仕方ないかしら?」 二回目ではあるが、その感覚に慣れてきた鈴仙は、そのまま無意識に身を埋め、 眠りに落ちる時のように思考を一つずつ一つずつ離していく。 そうするごとに、風景はサッカー場から、見慣れた永遠亭の自室へとシフトしていき……… ***************************************** ガバッ!! 鈴仙「………夢。 じゃないわよね」 鈴仙は自室の布団の中で目が覚める。 時刻はすっかり丑三つ時のようで、周囲からは当然の如く、何の音も聞こえない。 鈴仙は寝た態勢のまま、自分のスカートのポケットをゴソゴソとまさぐって… 依姫達からのプレゼントが、ちゃんとあるのを確認する。 鈴仙「流石に手紙はないかぁ……って、アレ?」 ついでに前の時みたく、お手紙があると嬉しいなぁ…と淡い期待を抱いていた鈴仙は、 そのポチ袋の中に、小さく折りたたまれていた紙があるのを発見する。 ひょっとしてこれはまた、激励の手紙ではないかと思い、鈴仙はにわかに起き上がり、 寝床の明かりを付け、その紙を広げるのだが……。 鈴仙「―――何かしら。 コレ?」 その手紙に書いてある内容は、一般に理解し難いものだった。
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0ch BBS 2007-01-24