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【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
[406]森末(仮):2013/09/24(火) 23:30:11 ID:??? 中西「ぬおおおおおおおおおおおおおっ!!」 バッ! バチィィイイインッ!! 板野「そ、そんなぁ……」 中西「はぁ……(くそっ、せやけどもう……ここから点を取る余力も時間もあらへんわ)」 しかし、ボールは再び中西にはじかれた。 ここから逆転をする事は時間的にも、そして難波フィールダーの実力的にも不可能。 だが、それでも、これ以上失点をする事は彼のプライドが許していなかった。 こうして弾かれたボールを持ち、難波はせめて一矢報いようと攻撃をするも、あっさりとボールを奪われ、雌雄は決した。 審判の高らかな笛が鳴ると共に、地面に崩れ落ちる難波とは対照的に大喜びをするふらの中学。 全国中学生サッカー大会の1回戦を、ふらの中学はこうして勝ち進んだのであった。 ふらの中学 2−0 難波中学
[407]森末(仮):2013/09/24(火) 23:31:11 ID:??? 実況「試合終了! 北海道代表ふらの中学、大阪代表の難波中学を2−0で下し、2回戦に駒を進めました! 難波も後半は凄まじい粘りで攻撃、守備にと前半以上に奮闘しましたが及ばず! 無念の1回戦敗退となってしまいました!」 反町「やっぱりふらのが勝ったか。 でも中西も凄かったな……後半は結局失点を許さなかったぞ」 若島津「ふん、後半は松山が北国シュートを打たず、体力を温存していたからな。 それに前半では2失点もしているんだ、褒められた成績じゃない」 反町「(相変わらず厳しいな、若島津……。 中西からは俺だってゴールを奪えるかどうか難しいってのに……)」 松山「よーし、やったぞ皆! まずは1回戦突破だ!!」 金田「ああ、この調子で2回戦も突破しちまおうぜ!(あちーから早く北海道に帰りたい……)」 加藤「(ふー、出番がなくてよかった。 攻撃が緩いチームが相手だとありがたいぜ)」 薫「くぅ……結局、1点どころか1本もシュートが打てずじまいか」 中西「(ウチのチームが得点力が無い事はわかってたんや……ロースコアの戦いになるんはわかりきっとった。 2点も取られたワイの落ち度や……)」 板野「(後半は1点も取れずか……前半に決められたとはいえ、まだまだかな……。 えーっと、どうしよう? ふらのの皆の所に行くか、中西に挨拶でもするか……)」 A.ふらののメンバーと一緒に1回戦突破を喜ぶ B.中西の所に行って話してみる C.観客席にいる若島津に向かって指を指してみる D.その他 板野くんに取らせたい行動を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[408]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:32:24 ID:Wqmb1P4c B
[409]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:33:30 ID:oDyDStlA B
[410]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:36:48 ID:??? 松山と比べてどうだったか・・・
[411]森末(仮):2013/09/24(火) 23:45:45 ID:??? >B.中西の所に行って話してみる ========================================================= ふらののメンバーと勝利を喜ぶ事も大事ではあったが、 中西と会話が出来るというのもこういった機会でなければ早々無いだろう。 そう考えた板野は、未だにゴール前で茫然と蹲る中西の元へと行き、声をかける。 板野「やあ」 中西「……なんや、お前か。 負けたばっかりやのに、嫌な顔見せるなぁ」 板野が声をかけると、中西は大仰にため息を吐きながらも顔を上げつつ恨み言を呟いた。 出会いがしらの失点は中西の非もあったとはいえ、忌々しいもの。 板野の力を純粋に評価できるだけの冷静さも彼は兼ね揃えていたが、 さりとて敗退をした直後に対戦相手のFWを素直に褒められる程の心の余裕はなかった。 板野「(さて、何を言おうかな……)」 A.「点は取れたけど、それも油断していたお前から取った1点だ。次は万全の状態のお前から取って見せるぞ!」 B.「結局1点しか取れなかったな……若島津ってお前よりもっと強いのか? とても信じられないぞ」 C.「お前のチーム、攻撃力が無いな……。 もう少しフィールダーにいいのがいれば別だったろうに」 D.「来年もまた会おうぜ、府大会で負けないようにしろよ」 E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[412]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:46:57 ID:oDyDStlA A
[413]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:47:11 ID:Wqmb1P4c A
[414]森崎名無しさん:2013/09/24(火) 23:50:15 ID:yj/s0g8E B
[415]森末(仮):2013/09/25(水) 00:07:51 ID:??? >A.「点は取れたけど、それも油断していたお前から取った1点だ。次は万全の状態のお前から取って見せるぞ!」 ======================================================================================================== 板野としては、この試合の成果は決して満足のいくものではなかった。 道大会では向かう所敵なし、チーム内でもキック力は松山よりも上の板野である。 そんな板野がこの試合で残せたのは、油断をしきっていた中西から出会い頭に奪えた1点だけ。 この世代No.2のキーパーである中西から1点を取れたとはいえ、手放しに喜べるものではなかった。 中西「はぁ……そら勘弁してくれや。 お前らとやり合うのはワイはこりごりやで」 板野「えー!?」 中西「松山の北国シュートだけでも洒落ならんのに、 お前みたいなストライカーまでもっと強うなったらどんだけ強いチームやっちゅうこっちゃ!」 一方でこの発言を聞いた中西は、手を小さく振りながら勘弁してくれと言う。 弱気な発言ではあるが、キーパーとしては素直な感想だろう。 事実、松山と板野がいるふらのは、攻撃力だけならば全国でもトップクラスである。 中西「まあ、ゆうてもワイもこんままじゃ終わられへんわ。 来年こそはお前らにも1点を許さん!」 板野「……こっちこそ! 今度はハットトリックしてやる!」 中西「ま、2回戦も頑張れや。 ワイらに勝ったからには、優勝くらいしてもらわんとな」 板野「うん!」 薫「中西、戻るぞ!」 中西「わかりましたキャプテン! ほなまた、来年会おうや」 その後、中西はその大きな手で板野と握手を交わすとフィールドから去っていった。 板野はその後ろ姿を見、そして手に未だに残る感触を確かめるように握りこぶしを見ながら思いにふける。 キャプテン翼、キャプテン森崎に登場する中で、初めて対戦をした敵のプレイヤー、中西太一。 彼の実力は間違いなく本物であったと、そう確信をしながら……それと同時に残念に思う。 来年は恐らく、彼とはこの全国大会では出会えない事を。 府大会を突破するのは違う中学になるであろう事を、彼は知っていたのだから。
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0ch BBS 2007-01-24