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【目指すは】俺inキャプ森1【全国】
[622]森崎名無しさん:2013/10/01(火) 00:21:28 ID:fCZHNjFk B
[623]森末(仮):2013/10/01(火) 01:16:36 ID:??? >B.「クリスマスパーティを開いてみるのはどう?」 松山、藤沢、板野、町田の4人で遊ぶ方向で話を進める ====================================================================================================== 町田「クリスマスパーティ?」 板野「うん。 そういう口実なら、2人きりとは言わずとも話がしやすい空気になるんじゃないかな?」 板野はマフラーを渡せる機会を作る為に、4人でパーティを開こうと提案した。 2人きりには出来ないが、むしろ今の2人の関係を思うと他の人物がいた方がフォローはしやすい。 2人きりになってもまごまごと藤沢がロクな事も出来ず、松山が華麗に荒鷲スルーする場面は容易に目が浮かぶ。 町田「なるほど……いいかもしれないわね。 それじゃあ、会場は私の家にしましょ。 あまり大きくないけど、そっちの方が都合がいいわ」 板野「どうして?」 町田「広いと松山くんの事だから、どうせだからふらの中メンバー全員でってなりそうじゃない。 あとはそうね……流れとしては、私と美子だけで遊ぶ予定だった事にしましょ。 そこに板野くんが混ざって、男の子1人だとちょっと気まずいからって事で松山くんも呼ぶ……って感じよ」 板野「な、なるほど……」 板野の提案に最初は驚いていた町田だったが、冷静に考えてみると悪い案ではない。 そうと決まれば話は早いと、会場や口裏を合わせる際の言い訳を板野と話し合い始める。 こういう所は板野も流石に女性には敵わないと思いつつ、なんとか記憶。 松山をパーティーに誘う役を任されて、その日は別れるのだった。 松山「えっ、クリスマスパーティー?」 板野「う、うん……」 そしてその翌日、早速板野は昼休み、松山が1人になったタイミングで話を持ちかけた。 ここまで生きてきてまるで無縁だった単語を聞いて一瞬松山が首を傾げるも、 板野は昨日の夜必死で考えてきた言い訳を並べ立てて松山を説得しようとする。
[624]森末(仮):2013/10/01(火) 01:17:59 ID:??? 板野「俺、前にいた学校だと雪とかあまり降らなかったんだけど、ふらのって雪多いだろ? で、雪見たらやっぱこう、クリスマスってイメージがするじゃない」 松山「他の地方から引っ越してきた奴はそう思うのかな? 俺はやっぱ雪かきのイメージが強いけど」 板野「それで、えーっと……折角だからパーティーとか開きたいと思ってた所にさ、町田が藤沢と一緒にするって言ってたんだよ。 それに混ぜてもらおうと思ったんだけど……ほら、男1人だとちょっと行きにくいだろ?」 松山「ああ、気持ちはわかるぜ。 なるほど、それで俺を誘おうって事か」 板野「う、うん」 松山「いいぜ、俺もクリスマスパーティーを友達とやるなんて初めてだから楽しみだ」 板野「(ほっ……よかった、断られなくて)」 板野の言葉を聞いて、純粋な松山は疑わず二つ返事でOKをした。 町田の予想通り、松山としてはどうせならふらの中メンバーで祝いたいと思っていた所だが……。 他人の……しかも女子の家に、大勢の男子が入るというのも気まずいだろうと考え、その提案はしなかった。 しかしながら、ふらの中メンバー全員勢揃いでなくとも、松山にとって楽しみだったのは言うまでもない。 これまで生きてきた人生の中で友人たちとパーティーを開いたという事が無い松山だが、 元来の和を重んじる性格から考えてそのようなものに憧れを抱いていたのも事実だからである。 板野「それじゃあ、行ってくるよ」 森末「うん、行ってらっしゃい。 帰りは気を付けてね」 そうして日は経ち、クリスマスパーティー当日。 板野は森末からお土産のローストチキン(森末お手製)を持ちながら、町田の家を訪れる。 町田の家はなんとも中流家庭の中の中といった外観で、広くはないが狭くはない感じである。 町田「いらっしゃい、板野くん。 もう皆来てるわよ」 板野「ごめん、遅れちゃったかな……あ、これお土産。 もりs……えーっと、母さんが作ったローストチキンだよ。 みんなで食べよう」 町田「あらありがとう、さ、こっちよ」
[625]森末(仮):2013/10/01(火) 01:19:03 ID:??? 町田の先導で彼女自身の部屋へと向かうと、そこには既に本日の参加者である松山と藤沢も待っていた。 どうやら町田が板野を出迎えている間に2人きりになっていたようだが、そこで特別何かがあった訳でもないらしく。 松山は板野が来ると顔を綻ばせ、藤沢もどこかホッとしたような表情を浮かべる。 板野「(ふーん、部屋はそこまで狭くないんだな……広くも無いけど)」 本日の会場となる彼女の部屋は4人くらいならそれほど圧迫感を感じずに過ごせそうであり、 これなら松山と藤沢の仲を取り持つ云々だけでなく、板野自身も楽しめそうである。 そんな事を考えながら板野は四角形のテーブルの一辺に座り、パーティーの開始を待つ。 松山「……ところで、パーティーって具体的に何やるんだ? やった事ないからわからないぞ」 板野「えーっと……(具体的にって言われると困るなぁ)」 町田「料理を食べてお話して、コミュニケーションを取りましょうって事よ。 私達、毎日毎日顔は合わせてるけど、こうしてじっくり話すって事あまりないでしょ? いい機会だと思うわよ、ね、美子?」 藤沢「う、うん……(松山くんとクリスマス……松山くんとクリスマス……)」 松山「ふーん……確かに、サッカーの事ばっかりであんまりこういう事って無いからな」 町田「それじゃ、まずは乾杯しましょ」 板野「(町田……頼りになるなぁ)」 集まったはいいものの、何をどうしたらいいかわからないといった感じの松山と板野だったが、 町田の冷静で的確な発言とパーティー開始の合図を聞いて事無きを得る。 本編、原作共に地味ながらも、出来る女――町田町子。 彼女を当初ふらののマネージャー(メガネ)扱いしていた事を内心詫びながら、板野は料理に舌鼓を打ち、 なんとか積極的に盛り上げようと自身から話題を振ろうとする。 板野「(とはいえ、何を話したものか。 ここは……)」
[626]森末(仮):2013/10/01(火) 01:20:09 ID:??? A.「この料理美味しいね。 もしかして町田と藤沢が作ったりとかした?」 料理を褒めてみる B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる C.「実は皆にプレゼントを持ってきたんだ」 プレゼントを渡してみる D.「ところで皆って初恋とかもう済ませたの?」 こういう時こそ恋バナだと思う E.「(いや、ここは様子見だ。 町田ならなんとかしてくれる)」 様子を見る F.その他 板野くんに言わせたい言葉を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[627]森末(仮):2013/10/01(火) 01:35:39 ID:??? 本日は一旦ここで区切らせてもらいます。 それでは。
[628]森崎名無しさん:2013/10/01(火) 02:06:06 ID:xRY8iZcQ B 藤沢の負い目を消し去る形につなげられそう
[629]森崎名無しさん:2013/10/01(火) 06:12:52 ID:wfCyOZ7E b
[630]森末(仮):2013/10/01(火) 23:05:05 ID:??? >B.「普段言う機会は無いけど、いつもありがとうなマネージャー」 改まって2人に感謝してみる =========================================================================================== 藤沢「えっ……?」 板野「俺達は好きなサッカーをやっていればいいだけだけど、マネージャーたちは雑務ばっかりだろ? 道具の手入れとか洗濯とか……その、こういう機会じゃないと改まって言えないと思ってさ」 ここで板野は、普段から世話になっているマネージャー2人に感謝の言葉を述べる事にした。 おちゃらけた話題で場を盛り上げるのではなく、自らがマネージャーたちに礼を言う事によって、 キャプテンである松山にもそれに続くよう促し、彼もまた藤沢達に感謝している事が伝われば、 藤沢の気持ちも幾分か軽くなるだろうと考えての事である。 勿論、正真正銘、板野としてもマネージャーたちへの感謝があった事は間違いないが……。 松山「そうだな……俺達がサッカー出来るのも、マネージャーや監督、みんなの協力があってこそだ。 板野の言うように、いつもありがとうな」 ともかくとして、松山は板野の読み通りマネージャーたちに感謝の言葉を吐いた。 これに対して、町田はにっこりとほほ笑みながら素直に言葉を受け取り……。 そして、藤沢は一瞬呆けながらも、頬を染めながら頭を振って照れ始める。 藤沢「そ、そんな……私はその……皆(主に松山くん)の世話をするのが好きだからやってるだけだし……。 それに、私は全国大会の時に……」 松山「全国大会の時? ……………………………………………。 あ、なんだ、俺が怪我した事を気にしてたのか!? あれは事故なんだから、藤沢は気にしなくていいのに!」 藤沢「……でも」 松山「むしろ藤沢が怪我しなかっただけ良かったよ。 女の子なんだから、もし顔から落ちてたら大変だったろうしな」 板野「(す、凄い間があったけど……よくやった松山! よくぞ気づいた!)」
[631]森末(仮):2013/10/01(火) 23:06:06 ID:??? 松山達の感謝の言葉を否定する折、藤沢の口からはやはり全国大会で松山の怪我の一因を作った事が飛び出す。 これに松山は疑問符を浮かべ、全国大会で何かあっただろうかと首を捻るが、 それでもなんとか藤沢が悩んでいる事に気づき、気にする事はないとフォローをする。 些か間があったような気がするが、鈍感男である松山が気づけたというだけでも大金星だろう。 町田「(よし! ここよ、ここで決めるのよ!)そういえば美子、皆にプレゼントがあるのよね?」 板野「(ここで仕掛けるのか!)えっ、プレゼント?」 藤沢「ま、町子……それは……」 松山の口から直接あの時の事は気にしていないと言われ、藤沢の心が幾分か軽くなったこのタイミング。 ここで町田は藤沢がプレゼントを持ってきていると発言をする。 今の流れならば藤沢も心置きなくプレゼントを渡す事が出来るし、 何よりこう言えば、結局勇気が無くて渡せなかったというありきたりな展開の逃げ道を防ぐ事が出来る。 少々強引ではあるが、町田としてもこの機を逃す訳にはいかないと心を鬼にして藤沢の背中を押す。 町田「因みに私は、洋書の絵本を貰ったわ」 板野「へー……(子供っぽい……とも違うのかな。 なんていうか、オシャレな表紙だ。 ……来年の8月になったらアメリカに引っ越すし、父親の関係で外国とかに縁があるのかな?)」 町田「ほら美子、早く松山くんと板野くんに渡しちゃいなさいよ」 藤沢「う、うん……えっと……板野くんには、これを」 板野「これは……毛糸で出来たマスコット?」 ようやく観念をしたのか、藤沢は脇に置いていたカバンから2つの袋包みを取り出し、その小さい方をまず板野へと手渡す。 早速中を開けてみると、入っていたのは毛糸で出来た可愛らしいクマのマスコット。 つぶらな瞳で思わずほっこりしてしまうが……。 板野「(どう考えても松山のマフラーを作るついでに作った感ありありです本当にありがとうございました)」 その毛糸の色が青……以前学校で見た、藤沢が持ってきていたマフラーの色と全く同じものである事に気づき、 板野は心中で思わずため息を吐く。 とはいえ、このクリスマスパーティーが決まったのもつい最近の事。 本命である松山へのプレゼントだけでなく、おまけである板野へもプレゼントを用意していた事に感謝をすべきだろう。
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0ch BBS 2007-01-24