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【序戦】ファイアーモリブレム43【ラムカーネ軍団】
[109]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:57:27 ID:??? ラムカーネ「(さて……見てろよ偽物野郎。今度こそこの俺が本物の『キャプテン森崎』ということを証明してやるぜ。 俺様の絶対なる勝利と、テメェの惨めな敗北という揺るぎない結果を残してなァ!!)」 腕から発する黒い煙が収まったのを確認すると、ラムカーネは沈黙し続ける仮面の男たちに指示を出す。 ★フォーメーション→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ スペード→3-5-2のダブルボランチ型のツートップだ クラブ→5-4-1のワントップだ JOKER→ここでガーネフ監督の補正アップ判定だ!
[110]森崎名無しさん:2013/10/13(日) 09:58:26 ID:??? ★フォーメーション→ ハートQ ★
[111]森崎名無しさん:2013/12/03(火) 07:23:52 ID:??? 五周年おめでとうございます。
[112]森崎名無しさん:2014/01/05(日) 11:33:22 ID:??? 忙しいのかな 気長に更新待ってます
[113]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2014/02/26(水) 09:52:03 ID:??? 長らく間を開けてしまいまして申し訳ありません。 ぼちぼちと更新を再開したいと思います。 しばらくぶりのことなのでGMの進行がちょっと不安な部分もありますが、 なるべくミスをしないように心がけていきたいですね。 >>111-112 もうそんなに経っちゃったんですか!?光陰矢のごとしとは本当によく言ったものですよね。 色々と周囲の環境が変わってしまうことも多かったですが、 こうして変わらない穏やかな森崎板を見ているとほっこり安心できますね。 想定ではまだまだ先の長いであろうこのスレの物語ですが、 どうか最後までお付き合いしていただければ幸いです。 応援ありがとう&これからもよろしくおねがいしまーす!
[114]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:56:08 ID:??? おや、トリップが古いのになってますね。ちょっと再確認…… ========== ★フォーメーション→ ハートQ ★ ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ −−−@−−− @ラムカーネ −−C−D−− Cローロー Dローロー B−−−−−A Bローロー Aローロー −−−−−−− −−−E−−− Eローロー −F−−−G− Fローロー Gローロー −−−I−−− Iローロー −−−−−−− −−−−J−− Jローロー −−H−−−− Hローロー ===○=== ガーネフ「相変わらず見ただけでは誰がどの位置にいるかサッパリじゃわい。 やはり同じ造形の仮面だけでは何かと不便ではないかのう?」 ラムカーネ「安心しろ。俺の頭の中にしっかり入ってるから。 背番号だけあればいい。所詮こいつらなんぞそれだけの価値しか無いんだからな」 同じチームのユニフォームを着ているのは名義上だけのことであり、 彼らは自分の野望を叶えるための換えの効く手駒でしかないことをラムカーネは吐き出すように語る。 ガーネフ「ほう。ならばあのC番の男にも同じことが言えるのかのう?」 しかしガーネフはしゃがれた声で一人の青年に視線を送る。 仮面の男たちの中でもただ一人、ラムカーネが特別な感情付きで目をかけているであろう存在だ。
[115]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:57:24 ID:??? ラムカーネ「……いじわるじいさんめ。まぁそんな所が俺と波長があったんだろうがなァ。うけけ」 日本の成人男性の平均より少しだけ背の高い、それ以外は何ら特徴のない平凡な青年。 しかし彼の背中からにじみ出るどす黒いオーラは、他のどの仮面の男よりも厚く大きく禍々しい。 ガーネフ「(ふぉふぉふぉ、この魔王ガーネフすらたじろがせる実に見事な闇の力じゃ。 もっともこれだけの力を用意しなければ他の面子に肩を並べられぬという 非常な現実の賜物でもあるのじゃがのう……)」 この才能のない凡人の青年とは個人的に顔を合わせ言葉をかわしたこともある。 どれだけ努力をしても、常に自分の先を往く才能溢れる者達には絶対に追いつけない。 その悔しさ、切なさ、憎らしさを癒せるのは闇のオーブの魔力以外に他ならない。 分不相応な夢を見させられてしまった哀れなこの男もまた、ガーネフの心の拠り所の一つだった。 Cローロー「(俺は……今度こそ偽崎を倒してお前の苦しみを解き放ってみせる。 俺はお前のトモダチだから。どんなに手を汚すことになっても…どんなに心を汚すことになっても…… 最後の最後までお前についていくから。だから……森崎……だから……)」 どうか。どうか最後まで俺を必要としてくれ。俺と一緒に夢を追い続けてくれ。 今の俺が俺でいられるのはお前と出会えてお前と共に歩み続けてきたからなんだ。 そうでなければ、俺はどうして、なんのために。ここにいるのかわからないから。 俺の存在している意味。理由。その証明を失いたくないから。だから……。 心の奥底に仕舞いこんでいる、自分からは絶対に触れたくない部分を必死に抑えこむ。 平凡な才能にしか恵まれないその青年は息を一つ深く吐いて仮面を付け直した。 Cローロー「だから。たのむから俺に考えさせないでくれよ。 俺がお前と共に夢を追い、叶えようとしたいと願う理由を。 このままでいいんだ。変えちゃいけないんだ。頼むから。頼むから……!」
[116]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:58:24 ID:??? キックオフを待つセンターサークル内では、無言のまま睨み合う二人の男がいた。 アカネイア大陸にサッカーの技術と知識、そして楽しさを持ち込んだ伝道師。森崎有三。 その森崎の過去の精神の一部を分離し、ガーネフの闇の魔術で自我を手に入れた超モリサキことラムカーネ。 元はひとつの存在だったにも関わらず、二人の意識は整ったサッカーフィールドのような平行線だ。 決して交わることのない強い意志のぶつかり合い。 それは奇しくもサッカーという紳士のスポーツでしか賄えない戦いでもある。 ラムカーネ「さーて。『キャプテン森崎』の名を騙る偽物野郎。引退試合の前の気分はどうだぁ?うけけっ」 森崎「……」 もう何度も繰り返されてきたか分からない、自分と同じ顔の男からの罵倒の声。偽物。紛い物。 この言葉をぶつけられるたびに、自分は改めて実感することが出来る。 あの頃とは違う。自分は多くの人と関わり、交わり、共感し、ときには反発しながらも前に進んできた。 季節が移り変わるがごとく、彼の非情だった性格は次第に鳴りを潜め、 仲間を思い、協調の和を繋ぐ『利己』から『利他』への精神へと移り変わっていった。 森崎「(今の俺が昔に比べて100%良くなったとか、ならなかったとかの問題じゃない。 ただ確実に言えることは俺は変わった。間違いなく変わった。 その昔、翼や若林の出番を奪うため、自分が目立とうとすることに熱を上げていた俺とは違う)」 ラムカーネの言う『キャプテン森崎』が、利己を極限まで求め、 自分中心の世界をいかにして構築することに命を賭ける生き方を指し示すものとするならば。 ならば、今の自分は偽物であり、紛い物と呼べるシロモノなのかもしれない。 森崎「(だけどよ……そうじゃねぇ。そうじゃねぇだろう。テメェも『キャプテン森崎』を自称するならよぉ……!)」
[117]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:59:45 ID:??? 森崎有三。多くの選択肢という枝分かれしてきた道を進んできた自分の人生は一言で語れるほど安くはない。 その場での感情で動いたこともあれば、後々のことを考えた打算的な行動もあった。 魔が差したことでの悪意もあれば、本能に従った親愛の情もあっただろう。 その一つ一つが多くの迷いの末に選び出された『真実』であり、前に進もうとする『意思』のはずだ。 森崎「本物?偽物?そんな言葉にいちいち縛られているようじゃ『キャプテン森崎』の名が廃るぜ! そこに気づけないようじゃいつまでたっても俺の存在を消すことなんかできやしねぇ!」 真実は一つではない。ラムカーネが自分の今の生き方を認めず抹消しようとするのが真実ならば。 その横暴を許さず、必死に抵抗することもまた、真実であることは明確だ。 森崎「御託はいらん!俺は俺であることを、森崎有三であることを疑わねぇ! 決着を着けるぞラムカーネ!この試合が終わった時、お前の問に意味が無いことがわかるだろうさ!」 ラムカーネ「けっ。熱く語りやがって。まぁそういうポーズは大事だよなぁ。 かっこ良く正論を語っているうちは周りは同調し応援してくれる。でもよぉ……」 にたりと笑みを浮かべる自分と同じ顔の男は森崎の強い決意の言葉などどこ吹く風と手を仰ぐ。 ラムカーネ「俺には分かるんだぜぇ?お前の内側にあるそのドロドロとしたクソ汚ねぇ感情がよぉ。 なんせ俺はお前の心から分かれたんだからなぁ。綺麗事を並べるなんてサルでも出来るさ。 その綺麗事がうぜぇから、憎たらしいからお前は俺を求めたんじゃねぇのかよぉ? ……まぁいいさ。どうせ結果は見えている。精々最後の試合に爽やかな汗を流すんだな。うけけけけっ!」 赤い月が妖しく光るマケドニア山岳砦の広い平原の下にて。 二人の森崎有三は己の尊厳を賭けた戦いの火蓋を切って落とすのだった。
[118]モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 10:01:09 ID:??? ★キックオフ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→アリティア選抜の先攻だ! スペード・クラブ→闇の軍団の先攻だ! JOKER→そのころ闇の軍団のベンチでは……
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0ch BBS 2007-01-24