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【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
[900]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:37:56 ID:??? ★鈴仙→補正合計 -1 スペードQ =11★ ★永琳→補正合計 0 スペード10 =10★ ★妹紅→補正合計 2 ダイヤ3 =5★ ★射命丸→補正合計 4 ハート8 =12★ ★穣子&静葉→補正合計 0 ハートJ =11★ →射命丸、見事光を超えて白夜の世界に!! 実況「マンオブザマッチは――射命丸文選手です!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 実況がごく当然のように幻想郷最速を関する天狗の名を挙げると、 妖怪の山FCのサポーターたる天狗を始めとする妖怪達は、爆発が起きたかのように大きく盛り上がる。 実況「やはり、選出理由としては前半開始から後半終了までを彩った、 彼女の壮絶なプレーの一連の流れ全てが挙げられるでしょう! 極めて不調な出だしからイエローカードを貰い! 更には度重なる失敗もあって、 彼女は一旦、地獄の果てにまで突き落とされました。 しかし! そこからの彼女は這い上がり! 前半終了間際の素晴らしいシュートから、 後半でのテクニカルなプレー。 そして最後は幻想郷最速の異名そのものを体現したかのような 素晴らしいプレーで、天才永琳をも圧倒! まさに、今日の試合は壮大な射命丸文劇場だったと 形容しても過言ではないでしょう!!」 はたて「……所々脚色されてる感じなのがムッカつくけど。実際に、今日の試合でまともに動けたのて文位だったしねぇ。 ――やっぱり、強豪チームって強豪なのよねえ〜……」
[901]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:55:54 ID:5JrHcjUg 反町「やっぱり、射命丸さんのプレーって映えるからなぁ…。 しかしそれにしても、今日の試合は駄目だった。 これじゃあ、穣子と静葉さんに合わせる顔がないよ…」 椛「何言ってるんですか、反町さん! ありますよ!」 反町「えっ、それは……?」 椛「笑顔さ!!(張り付けたような表情、右手の人さし指で自分の顔を指しながら)」 そして、妖怪の山FCのメンバーも、身内からマンオブザマッチが選出された事を、 観衆の多くが今日の敗北を肯定的に受け入れてくれた事と感じて安堵の息を洩らす。 少なくとも、仕事の一つは果たせたのだ。 射命丸「…………」 そして、自分の名前を呼ばれた事に対して、何時もならばマシンガントークの絶えない射命丸は…珍しく静かだった。 射命丸「(……『あー、これで私のメンツも立って良かったわー…』とか。 いつもなら思ってるんでしょうけど、今日は不思議と、そんな気にもなりませんね。 ―――素直に、嬉しいって思います。 ………こんなに素直な私は、何百年ぶりかしら)」 ―――今日の試合を改めて噛みしめて、打算と慢心に腐敗した己を悔い改めて、 当たり前のように自分を照らす陽の光の有難さを知れた気がする。 はたて「おーい? マンオブザマッチさまー? さっさと景品貰いに行ったらー?」 茶化しながらも、何時もと違う射命丸の様子を伺うはたて。 そんな彼女には死んでも話したくないこの感情を、射命丸は抑えながら――― 射命丸「――ふっ。 私は大人ですから。 子どものアンタと違って、こうした式典には慣れているのですよ」 いつも通りの慇懃無礼で飄々とした態度で、ピッチへと向かって行くのだった。
[902]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:57:00 ID:5JrHcjUg 実況「射命丸選手には、10月に行われる選抜大会の実行委員長でもある稗田阿求氏より、 賞金 3 000円と 白湯 が授与されます」 阿求「おめでとうございます。とても素晴らしいプレイでしたよ(ニコッ)」 射命丸「みなさーん! 今日の試合の熱気は、是非明日発行の文々。新聞号外編で味わって下さいねー!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 神奈子(観客席)「いやぁ、顔良し、実力良し、話題性良し。 こういう興業的な選手はやはり大事だねぇ? なあ諏訪子?」 諏訪子(観客席)「……あんなの、ただの派手好きの目立ちたがり。 実力じゃ、吸血鬼どころか私にも到底敵わないよ」 神奈子(観客席)「あれぇ? ひょっとしてあんた、嫉妬してるのかい?」 諏訪子(観客席)「あーうー! うるっさいな、神奈子はー!」 星(観客席)「私は一応鈴仙に1票を投じていたのですが……」 ナズーリン(観客席)「へえ。 マンオブザマッチの選出って観客投票なんだ。 知らなかったよ」 星(観客席)「あ、いえ。 私の脳内議会の話です!」 ナズーリン(観客席)「……そういう面白くない上に紛らわしいジョーク、止めてくれないかな、ご主人……?」
[903]森崎名無しさん:2013/10/09(水) 23:59:32 ID:??? 印象的にはカードの引きの通りだけど、補正が露骨やー。キャプテン補正たかーい でも、白湯で何となく意図が掴める…w 治療薬3000円で売りつけたれ。
[904]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/09(水) 23:59:40 ID:5JrHcjUg 魔理沙(観客席)「表彰台でも宣伝かよ。 ――ま、文らしいぜ。 ……って、アレ? おーい、森崎?」 咲夜(観客席)「……貴女が男を引き連れてスポーツ見学なんて、明日は隕石が降るわね」 魔理沙(観客席)「おお、そりゃあ楽しみだ。 流れ星が降るなんてロマンチックだからな。 ――って、そんなんじゃない。 そんなんじゃないぜ。 お天道様に誓ってそれはないぜ。 というか咲夜こそ、どうして一人で見に来てるんだよ? レミリアは良かったのか?」 咲夜(観客席)「……私はこれから、ルナティックスのキャプテンに用があるから」 魔理沙(観客席)「ふーん、ま。 そりゃあお仕事なこったい。 頑張れよ」 咲夜(観客席)「――言われなくても」 シュッ! 魔理沙が皮肉めいた風に言葉を返した直後には、咲夜の姿は無い。 ――恐らく、時を止めてルナティックスのベンチへと向かったのであろう。 魔理沙はふうとため息をついて、 魔理沙(観客席)「……相変わらずのインチキ能力だな。 ――超スピードがチャっちく見えてくるぜ」 ――とぼやきつつも、森崎を探しにスタジアムを出るのだった。
[905]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:01:03 ID:4w1FiWDg そうして、マンオブザマッチの発表も終わったとなると、 幾らかの会話を交わした後に、観客達も一斉に席を立ち……。 ピッチには、ルナティックスのメンバーと、妖怪の山FCのメンバーのみが取り残される。 中山「――終わったな」 鈴仙「ええ……なんとか」 チームメイトが各々に帰り支度を始める中、中山と鈴仙は二人で軽く談笑していた。 何となく、この試合の空気が勿体なく思えたのである。 鈴仙「今日は駄目だったなぁ……」 中山「はは、大丈夫さ。 俺もお互い様だったし―――何より、また次がある (次がある、か…。――随分とぬるい言葉を言えるようになったな、俺は)」 中山はしょげかえる鈴仙を慰めながら、ふと、自分自身について考えを馳せていた。 中山「(……昔の俺は、出し惜しみをしなかった。 常に、今の瞬間こそが自分の最期の瞬間になるのだと、 そう考えていた。 ――今、俺は自ら切り開いたこの道に……浸かり過ぎてはいないだろうか)」 ルナティックスのメンバーとして、サッカーを始めて早数カ月。 中山はブランクを完全に解消し、更には新たな力を身につけて、 昔の自分を、もう少しで取り戻せる所にまで来ていた。 しかし一方で―――そこから、その『もう少し』が進まない。そんな苛立ちを抱えているのも事実だった。
[906]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:02:07 ID:4w1FiWDg 中山「(…だが、このチームでもう少し、恩返しをしていきたい、強い選手と戦いたいのは事実。 ―――俺は、どうすれば……?)」 鈴仙「あ、あのー、中山さーん?」 何時の間にか俯きがちになっていた中山の様子に、鈴仙は思わず声を掛ける。 何かマズイ事言ったかなあ……鈴仙は内心ではあたふためいていたが。 鈴仙は見た。 中山の背後に、何かが飛んでくるのを。 ヒュ〜 ……ポテン…! 中山「むっ?」 その何かは、中山の背中に綺麗に当たり、跳ね返って地面に落ちる。 鈴仙が何かと拾い上げてみると……。 鈴仙「これは…? 『わさビーフ』……? 一体、何の袋かしら?」 少しだけ膨らんだ、アルミっぽい材質の袋をしげしげと眺めて訝しむ鈴仙だったが、 鈴仙が『わさビーフ』という単語を口にした途端――。 中山「な……何ッ!? わさビーフだと!?」 中山は驚いて鈴仙と、鈴仙の持つ袋を交互に眺めて……。 中山「(後ろ…? では、観客席に……!?)――すまん鈴仙さん! 俺は急用が出来た! 皆にそう伝えてくれっ! 大丈夫だ、札はあるし護身は問題ないっ!」 タッ! 鈴仙「あ――ああっ!? 中山さんっ!?」
[907]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 00:03:12 ID:4w1FiWDg 中山は、飛び跳ねるようにピッチの脇の出入り口へと向かい…そこから門を抜けて飛び出す。 鈴仙「(中山さんが、あんな態度をするなんて珍しいわねぇ…。 中山さんは博麗神社のお札を持ってるから、まあ大丈夫だろうけど――ちょっと何があったか気になるかも。 …でも、中山さんったらあまり追いかけて欲しくなさそうだったし。 他人のプライバシーに深入りするのもどうだしねぇ…―――ど、どうする!?)」 A:中山さんを追いかける! B:いや、ここは留まって永琳達に報告する。 C:いや、ここは見なかったフリをして中山に気は立たせない。 D:いや、ここはわさビーフを折角だから食べてみる。 E:いや、ここはわさビーフよりコンソメパンチだろJK…と中山を窘める。 F:その他 自由選択枠 先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[908]森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:04:21 ID:cXhetSMM C
[909]森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:05:26 ID:oRkboO8E D
[910]森崎名無しさん:2013/10/10(木) 00:07:11 ID:O9PoYbos D
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0ch BBS 2007-01-24