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キャプテン松山31
[369]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/28(金) 23:36:18 ID:??? 雨にも負けず出会い頭 → ハート10 ダイヤ・ハート→ 松山「うわぁぁぁぁぁ!!?」??「やったやった大成功!」松山はおどろいた!! 奇抜な色と形状だが、普通の傘を思って手を伸ばしたら、目と眼が合って、一舐め。 生活が一部となり非常識には慣れっこな松山だが、これには堪らず叫び声をあげてしまう。 松山「うわぁぁぁぁ!!?」 ???「あっ(キラキラ)」 驚きなあまり幻覚なのか、目を合わせてるのは傘ではなく、傘のそばにいつからかいる女の子だった。 天真爛漫をいっぱいに閉じ込めた、左右で色が違う瞳をし、なぜか喜んで跳ねている。 ???「やったやった!や〜いや〜い驚いた! 最近里の子供達でも驚いてくれなかったのに!」 松山「んなっ!?」 ぬかるみに尻餅をついた松山が、作務衣の汚れも頓着せず起き上がる。 出会い頭に不意をつかれて驚き声をあげただけで、胆力が他の子供に負けてるわけではない。 反論しようとして、まず、そもそもこの子が誰かも目的もわからないため、訊ねてみようとする。 だが、その前に。 ドスッ!!! ???「きゃあ!?」 松山「うわ、シャンハイ!」 牽制なのか、直接は狙わず松山と傘少女の間の空間に槍を突き出し、松山を庇うように威嚇している。 それで少女も警戒漂わせてるが静かになったので、松山はシャンハイを控えさせてから問いただす。
[370]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/28(金) 23:37:20 ID:??? 松山「その傘……じゃない、君、誰だ?俺に何か用なのか?」 ???「……あんたなんか知らない。 私、雨ふってきたから、雨宿りしてる誰か探して驚かせただけだもん」 松山「(……?)」 言ってることがまるで意味不明な為、松山は結局ずぶ濡れになってしまって今更だが傘に手を伸ばす。 ???「あっ!? か、返してよ!」 松山「じゃあこれ、やっぱり君の傘なのか? びっくり箱みたいに改造したのか」 ???「違うってば! もう!」 傘が暴れるように震えだして、松山のキャッチ力を跳ね返して少女の下に戻った。 松山「今の……」 シャンハイ「この方、人間ではありません。付喪神……いえ、傘の妖怪ですね」 松山「妖怪? そうなのか?」 ???「そ〜よ! 私は唐傘お化けの多々良小傘! はぐれ妖怪サッカーチームのエースでもあるんだから! 驚け驚いたか〜!」 松山「……」
[371]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/28(金) 23:39:19 ID:??? 偶然、雨の中出会い、いたずらに驚かしてきたオッドアイの少女が、実は妖怪で、サッカーをしてる。 冷静に考えて、松山は……。 松山「いや、ぜんぜん驚くことじゃないな。<1Hit!!> 女の子の姿で妖怪でなんて珍しくないし。<2Hit!!> サッカーをしてるなんてのも今更だし。<3Hit!!> はぐれ妖怪チームって聞いたことないし。<4Hit!!>」 小傘「(ぷるぷるぷる)」 シャンハイ「あっ(察し)」 どうやら松山は、新調した服を汚す羽目になりしっかりお怒りだったのだとシャンハイは察する。 同時に、小傘の様子から、ある兆候を察する。 シャンハイ「ひ、光様、光様」 松山「ん?どうしたシャンハイ?」 小傘「道具の気持ちが判らない人間なんて、酸性雨にうたれて溶けちゃえ!うわ〜〜〜ん!!!」 どうやら、人間に言葉攻めや乱暴な扱いをうけた経験がないのか、反応はド直球だった。 雨と松山が広げたままの傘で、表情をうまく隠した小傘は勢いよく反転、バシャバシャと駆け出す! 松山「あ!? ま、待て!」
[372]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/28(金) 23:40:21 ID:??? どうしますか? A はぐれ妖怪チームのこと、もっと聞きたいぞ!とっても聞きたいぞ! B う、うわあああああ、実はお〜ど〜ろ〜い〜た〜!!(棒) C 雨降ってるし、ほっとこう D 雨道であんまり急ぐと転ぶぞ!? E その他 *先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[373]森崎名無しさん:2014/03/28(金) 23:43:07 ID:FBlTPDRo D
[374]森崎名無しさん:2014/03/28(金) 23:44:14 ID:qHWBP6NA F
[375]森崎名無しさん:2014/03/28(金) 23:44:42 ID:J+hH3Umg D B(迫真)
[376]森崎名無しさん:2014/03/28(金) 23:45:10 ID:Za9mSB5U D
[377]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/29(土) 00:25:36 ID:??? D 雨道であんまり急ぐと転ぶぞ!? 脅かしてきたとはいえ、女の子相手にやらかした! 松山は焦り、呼び止めようとするが別のことに気がついた。 人里の、舗装もされてない道は雨の影響で足をとられ転びやすくなっている。 そんな状況下で、傘広げてバランス取りにくいまんまで、全力ダッシュなどしたらどうなるか。 松山「あんまり急ぐと転ぶぞ!?」 しかしその声がいけなかった。地面に注意を喚起させたことが逆に小傘の体勢を崩させる羽目になった 小傘「わきゃあ!?」 バチャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!! 傘が古典的なだけでなく、転び方もまた古典的で、顔からつっこんだところを松山は初めて見た。 スカートが翻り、健康的な青いスパッツが露になり…… しかしそれに釘付けになるのを許さないほど、小傘は顔も髪も泥まみれだった。
[378]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2014/03/29(土) 00:26:36 ID:??? 松山「…………」 小傘「…………(ムクリ)」 松山は、暗澹だろう心境の少女に対して、何を言うべきか考え案じて、そして。 松山「ナイス、顔面ダイブ!! その勢いでボールに向かえば君はいいシューターかブロッカーに」 小傘「あんたなんか月のない夜驚き倒して心臓麻痺なっちゃえ〜〜〜!!!」 うわ〜んから、びえ〜んにレベルアップし、小傘と名乗った少女は駆け去っていった。 松山「…………」 シャンハイ「…………」 松山「シャンハイ、俺、もしかして女の子いじめたのか?」 シャンハイ「イエ、たぶんあの方は明日になったらケロリと忘れてると思います……」 松山「だよな……」 はぐれ妖怪チームとはいかなチームで、どこで活動してるのかなど若干気になる点もあったが。 それ以上に、謎の徒労感を抱いて、松山はいつの間にか上がっていた雨に気付き、夕飯買って帰った。
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0ch BBS 2007-01-24