※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【頂天への】俺inキャプ森2【道程】
[356]森末(仮):2013/10/18(金) 23:10:21 ID:??? >A.「試合開始前から布石は打てるだけ打てないとね」 試合前の姿は作戦のうちだと説明する ======================================================================================== 大会の初戦、警戒をさせない事に越した事はない。 実際に板野はそう判断をして試合開始前の松山と早田の間に割って入らず、 試合の中でマグナムシュートを放ち東一中の守備を粉砕した。 そのことを素直に打ち明けると早田は納得をしたように頷く。 早田「まあ、してやられちまった……って言う所なんだろうな。 あれがあるとわかってりゃ、松山マークに重点を置かなかったのによ」 板野「それが戦略ってものだよ」 早田「ちげぇねぇ」 その後、二、三言葉を交わして板野は早田と握手を交わすとベンチに戻る。 そして、そのタイミングを見計らった訳ではないのだろうが、 松山は仲間たちとの喜びから離れると今日の試合で強敵であった早田と会話を交わすのであった。
[357]森末(仮):2013/10/18(金) 23:11:45 ID:??? 松山「よう、早田」 早田「今度はキャプテンの登場か。 負けたチームのキャプテンに何の用だ?」 松山「そう言うなよ……確かに俺達が勝ったけど、それはやっぱりチームワークの差だ。 お前個人の力は、俺も認めてるんだぜ? うちも全国大会の常連って言われてるからわかるけど、俺のキープからボールを奪える奴なんて全国ではそうはいないよ。 それをお前は完璧に奪ってみせたんだ。 ハッキリ言って、俺からしてみれば試合に勝てはしたけどお前に勝った気はしないよ」 早田「そ、そうか? まあ自分で言うのもなんだが、エース殺しの早田って異名で関西じゃ名の知れたもんだからな」 この時松山は素直に早田のボールカット能力を褒めた。 陽気な性格で知られている早田はこの言葉を受け止めて気を良くし、 負けたばかりだというのに表情をにんまりとさせて照れくさそうに頭をかく。 早田「絶対に優勝しろよ、そうすりゃ俺達との試合が事実上の決勝戦なんて言われるかもしれねぇんだからな」 松山「ああ!」 早田「じゃあな。 よーし、皆、メソメソすんな! 俺達は精一杯戦ったんだ、胸張って帰ろうぜ!」 すっかり機嫌を良くした早田は、その持前の明るさを持って項垂れる仲間たちに喝を入れ、去っていった。 こうして今大会の新進気鋭、エース殺しの早田誠は1回戦で姿を消してしまうのだった。
[358]森末(仮):2013/10/18(金) 23:12:49 ID:??? 中西「(ようやった、早田……あの板野のマグナムシュート、それに松山の北国シュート。 打たれたら終いなミドルシューター達を相手に2点差やったら上出来やろ。 お前は大阪の誇りやで)」 そしてこの光景を感慨深げに見ていたのは大阪府大会、 東一中に敗れ全国出場を果たせなかった難波中の主将――日本におけるNo.2キーパーと言われる中西である。 彼は全国大会には出場を出来なかったものの、自分を破った東一中と去年辛酸を舐めさせられたふらの中学。 自分にとって因縁のある両チームの試合を一目見ようと、この埼玉・大宮サッカー場に足を運んでいたのだ。 片桐「中西くんだね?」 中西「へっ? ……誰でっか、あんさん?」 そんな中西に突然声をかけたのは、近くで観戦をしていたサッカー協会役員――片桐である。 この暑い中サングラスに背広というなんとも怪しい恰好をした人物に声をかけられ中西は少し警戒をするも、 すぐに片桐が名刺を差し出すとその警戒も解く。 中西「サッカー協会の偉いさんでっか。 それで、ワイに何の用で?」 片桐「君も聞いているだろう、この大会が終わった後、 全国大会の選手たちを選考し日本代表Jrユースを作り上げ、世界へ進出するという話を」 中西「はぁ……せやけどワイには関係ない話でっしゃろ。 ワイは府大会で負けてますし……」 見上「必ずしも、全国大会で出ていない選手は招集しないという訳ではない」 中西「……えーと、あんさんは?」 片桐「こちらはその全日本Jrユースの監督を務める事となる見上辰夫さんだ。 このたび、ヨーロッパへのコーチ業の研修から戻り今大会の選手たちを視察する為に足を運んでもらっている 中西「か、監督さんでっか!?」 いきなり日本サッカー協会のお偉いさん2人と出くわしてしまった事に中西は驚愕をし、 その巨体を揺すりながら落ち着かない様子を見せる。
[359]森末(仮):2013/10/18(金) 23:14:08 ID:??? 見上「大友の中山も全国には結局一度も姿を見せなかった……だが、その実力は誰しもが認める所だ。 君は去年までは全国にも出ており、そういう意味では中山よりも大いにチャンスはある」 中西「ほ、ほんまでっか!?」 見上「無論、まだ選考中だから明かせないがな……。 ただ、用意だけはしておいてくれ。 君の夏は、もしかしたらあの府大会で全てが終わったわけではないかもしれないからね」 中西「は、はい!」 見上「(もっとも……今のままだと第三キーパーとしてしか使い道は無いだろうがな)」 こうして板野達が与り知らぬ所で、中西が悪い大人たちと話をしている頃。 一方で別の競技場では南葛、東邦のそれぞれの試合が行われていた。 その結果はといえば……。 先着2名様で、 ★来生の活躍→!card 反町の活躍→!card★ ★井沢の活躍→!card 滝の活躍→!card 小池の活躍→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 【来生・反町の活躍】 JOKER→なにィ!?新技を繰り出しただと!? ダイヤ→ハットトリック達成! ハート・スペード→2得点! クラブ→1得点。エースストライカーと呼ぶには少し物足りない。 【井沢・滝・小池の活躍】 JOKER→なにィ!?新技を繰り出しただと!? ダイヤ→2アシスト1ゴール! ハート→1アシスト1ゴール! スペード・クラブ→奇数で1アシスト、偶数で1ゴール
[360]森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:14:50 ID:??? ★来生の活躍→ スペード6 反町の活躍→ ダイヤJ ★
[361]森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:15:03 ID:??? ★来生の活躍→ ハートJ 反町の活躍→ ハート5 ★
[362]森崎名無しさん:2013/10/18(金) 23:15:09 ID:??? ★井沢の活躍→ スペードJ 滝の活躍→ スペード9 小池の活躍→ クラブ2 ★
[363]351:2013/10/18(金) 23:20:08 ID:??? やったぜ。
[364]森崎名無しさん:2013/10/19(土) 00:07:29 ID:??? まさかの反町が得点王 本編同様に同率得点王になるか
[365]森末(仮):2013/10/19(土) 00:46:59 ID:??? >★来生の活躍→ スペード6 =2得点 > 反町の活躍→ ダイヤJ =ハットトリック★ >★井沢の活躍→ スペードJ =1アシスト > 滝の活躍→ スペード9 =1アシスト > 小池の活躍→ クラブ2 =1ゴール★ =============================================================================== 今日の試合、南葛・東邦の両ストライカーは好調。 来生は2得点、反町はハットトリックを決める活躍をし大差を上げて勝利した。 当然ながらそのストライカーたちを補佐する井沢、滝、小池の活躍も見逃せない。 また、今大会攻撃力では随一と言われる花輪は立花兄弟がそれぞれ2ゴール2アシストを決めるのだった。 〜大会得点王ランキング〜 3得点 反町 2得点 板野、来生、政夫、和夫 1得点 松山 〜大会アシスト王ランキング〜 2アシスト 政夫、和夫 1アシスト 井沢、滝、小池、山室
[366]森末(仮):2013/10/19(土) 00:48:37 ID:??? こうして試合を終えたふらの中学は、疲れた体を休める為にと早々に宿に戻った。 2回戦で当たるであろう錦が丘は明日に試合が組まれており、偵察する中学は殆ど無い。 板野も仲間たちと共に疲弊した体を癒す。 板野「ところで明日は試合が無いけど、俺達はどうするの?」 松山「近くの学校を借りて練習だ。 俺は一応2回戦で当たるだろうチームの偵察に行ってくるけどな」 板野「ふーん(短期間での練習だと成果は出そうにないなぁ……)」 次の日からの予定を聞きつつゆっくりと過ごし、時刻は夜。 夕食を終えた板野はそういえば、と思い返す。 板野「(森末に一応今日の結果を報告しておこうかな?)」 自分の荷物に紛れてこの埼玉までやってきてしまった、キャプテン森崎の精霊――森末。 しばらくはこの付近に身を隠していると言っていたが、 やはりその無事をこの目で確認をしなければ不安はあり、今日の試合の事を報告しておきたいという気持ちもあった。 早速板野は人目を避けて外に出ると、頭の中で森末を呼び出す。 すると近くにいたのか森末は茂みからひょっこりと顔を出し、2人は宿舎の裏手へと回る。 森末「やぁ久しぶりだね、板野。 今日試合だったみたいだけど、どうだった?」 板野「うん、勿論勝ったよ! 俺もマグナムシュートを初めて全国大会でお披露目出来たしね!」 森末「それはよかった、ハットトリックくらいはしたのかな?」 板野「いや……それは出来なかったよ。 やっぱり早田は強いね……。 シュートに対して無力かなと思ったけど、ボレーシュートを弾かれちゃった」 森末「……早田? ちょっと待って、板野。 君、東一中と対戦したのかい?」 板野「? そうだよ?」 森末「………………」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24