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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】
[69]森崎名無しさん:2013/10/11(金) 22:57:58 ID:??? タイプ的に空中戦が得意そうな奴がいいな。 長野?いや明和FCのエースストライカーのフカヒレがいるじゃないか!
[70]森末(仮):2013/10/12(土) 00:02:07 ID:??? >★試合が終わればノーサイド→ ハートJ ★ >中山「いい守備だったな、また腕を上げたんじゃないか?」 井沢「うちのDF頼りないからな」 キャプテン同士の交流だ! ================================================================================================================= フィールドの中央、試合後の爽やかな交流を行っていたのは両チームのキャプテンであった。 何度も言われているように中山はこの世代でも最高クラスのDF。 対して井沢は小学生時代までは攻撃的MFをやっていたものの、 中学に上がってからは守備力に磨きをかけ、DMFもこなせるだけの実力を備えたオールラウンダーな選手に成長していたのである。 お互いに自チームの守備を担うキャプテン同士とあってか、2人の会話は弾む。 自己顕示欲が強く他者に認められたい願望のある井沢と、 相手を腐さず素直に実力は認める至って真面目な好青年である中山の相性の良さもあったのかもしれない。 中山「おいおい、DFが頼りないなんて言うなよ。 確かに高杉、石崎もお前に比べたらボールカットは苦手だが……。 石崎はブロックに関しては俺よりも上手いかもしれないぞ」 井沢「確かにシュートブロックだけはな……ただ顔面ブロックじゃなきゃ来生のシュートは止められんし、 おまけにスタミナの消耗も早すぎる」 中山「厳しい意見だな。 まあそれくらいの気持ちでいた方が、慢心しすぎるよりもいいかもしれん」 井沢「東邦相手にはこれくらいの気持ちでいた方がいいさ。 特に今年、あそこは沢田が入ってきたらしいからな。 今までみたいに中盤で自由に出来るとは思えないぜ」 南葛にはキーマンとなるプレイヤーはいない。 大友のように守備の要である中山、東邦のように守護神である若島津、 ふらののように世代No.1MFと目されてもいる松山、アクロバティックな超攻撃的サッカーが出来る花輪の立花兄弟。 彼らのように戦局を一変させる大技というものを持つ選手というのがいないのである。 しかし、それでも南葛は王者としてV2を達成し、V3を掴む為に強敵大友との闘いに勝った。
[71]森末(仮):2013/10/12(土) 00:04:13 ID:??? 中山「(それは間違いなくチームワークのお陰だ……。 今日の試合の先取点を見ればそれが特にわかる)」 井沢、長野、滝、来生という4人の力を合わせてもぎ取った南葛の先取点。 誰かひとりの力に頼らず、それぞれの個性を組み合わせた結果と言えるだろう。 中山「(今年は新田も育ち、あいつさえいれば勝てると思ったが甘かった……。 サッカーをするのは11人……11人それぞれの力を出し切らなければ勝てないんだ。 南葛はそれが出来ている、だからこそ王者・南葛なんだな)」 ……… …… … そして静岡での全国出場校が決まっていた頃、 時を同じくして各地で予選突破をする中学が決まり始めていた。 〜 秋田 〜 実況「決まったァ! 花輪中学、決勝まで出てきたチームを6−2と大差をつけて破りました! その原動力となったのはご存知アクロバティックサッカーを得意とする立花くん達! 全国大会での彼らの活躍が期待されます!」 政夫「よーし、やったぜ! この調子で全国大会も勝ち抜くぞ!」 和夫「しっかし2点も取られちまったのかよ……大した攻撃のチームじゃないってのにさ」
[72]森末(仮):2013/10/12(土) 00:05:20 ID:??? 〜 大阪 〜 中西「(くそっ、やっぱりうちの攻撃陣は頼りにならん! 唯一頼れたCFWの有田は"アイツ"に怪我させられてまうし!)」 難波フィールダー「うわぁっ!?」 早田「甘い甘い、俺をそう簡単に抜けると思ってるんじゃねぇぜ!」 実況「早田くん、またもボールを奪った! 前半、難波のCFW、有田くんを完璧に封じ込め、 不慮の事故から退場してしまった後は確実に攻撃の芽を摘み取ってきた早田くん! 大車輪の活躍! そしてそのままオーバーラップ! 難波守備陣はここにきての早田くんの攻撃参加に上手く対処できない!」 中西「ア、アホゥ! 何やってるんや!」 早田「へへっ、いくぜぇ! カミソリシュートだ!」 中西「ロングシュートやと! 舐めるのもいい加減に……」 ギュイイイイイイイインッ!! バサァッ!! 中西「な、なにィ!?」 早田「よっしゃああ!」 実況「き、決まったァ! 早田くん、カーブをかけたシュートで中西くんからゴールを奪いました! そして試合終了! 全国常連の強豪校難波中学、今年は府大会で姿を消しました!」
[73]森末(仮):2013/10/12(土) 00:07:03 ID:??? 〜 長崎 〜 実況「な、なんという事でしょうか! 長崎の強豪、西海中がまさかの敗退! しかも6−0という惨敗です! 勝ったのはこれまで無名校だった比良戸中! これは凄い大番狂わせです!」 次藤「長崎で1番のチームといっても、ワシらが本気をちょっと見せてやればこんなもんタイ」 佐野「そうですね」 次藤「少しは期待してたんじゃがのう、まあいい、本番は全国大会タイ」 佐野「そうですね」 次藤「何せ全国には……」 先着1名様で、 ★次籐くんのお目当て→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→次藤「あの東邦の小池がおる。びっしゃぎがいがあるタイ!」 KO☆I☆KE ダイヤ→次藤「去年の全国ですごかシュートを見せたふらののFWがおるタイ!」 板野です。 ハート→次藤「去年の全国ですごかシュートを見せたふらのの松山がおるタイ!」 松山です。 スペード→次藤「あの東邦の若島津、あいつと勝負してみタイ!」 若島津です。 クラブ→次藤「2連覇もしてる南葛がいるタイ! ワシの手で捻り潰してやるタイ!」 南葛全員です。
[74]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 00:07:35 ID:??? ★次籐くんのお目当て→ ダイヤ4 ★
[75]森末(仮):2013/10/12(土) 01:09:04 ID:??? >★次籐くんのお目当て→ ダイヤ4 ★ >次藤「去年の全国ですごかシュートを見せたふらののFWがおるタイ!」 板野です。 ================================================================================== 元々次藤洋という男はサッカー部にいながら、真面目に練習にも参加をしない選手。 練習する暇があれば自分よりも強い男とストリートファイトに明け暮れる、そんな男であった。 そんな彼が急にサッカーに目覚め、真面目に取り組むようになったのは、ふらののFW――板野住明の存在があった。 それははっきり言って偶然であった。 その日も次藤は喧嘩をし、いつものように高校生たちを相手に憂さを晴らしていた。 しかし、このところ歯応えのある相手がいないと落ち込んでいた時、 なんの気もなしにサッカー部の部活に出た所、板野が丁度試合に出たふらのvs難波のビデオを視聴する事となったのである。 比良戸監督「今日はビデオを見て、全国クラスの戦いというのを研究するぞ。 この試合は1回戦ながら好カード、全国常連の難波とふらのの試合だ」 次藤「(けっ、かったるいタイ……まだ外でボールば蹴ってる方が性に合ってるとね)」 最初はこのビデオすらも真面目にみようとしていなかった次藤。 だが、彼はTVの中の試合が始まってすぐにその態度を一変させた。 ドガァァァンッ! ピピィーッ!! 次藤「!!」 比良戸メンバー「うおっ、すげぇ!」「あんな小さな体してるのに強力なボレーだったな!」「同じ2年生とは思えないぜ」 佐野「(ん? 次藤さん、何か様子がおかしいな……)」 次藤「(なんちゅうすごか脚力タイ……! あんなこんまかナリであんなシュートば打てるのか!?)」
[76]森末(仮):2013/10/12(土) 01:10:12 ID:??? 次藤にとって幸運だったのは、自分が寝てしまう前に板野がシュートを決めた事である。 板野の爆発的キック力は2年生当時でももはや全国レベル。 しかもそのキック力を持つ板野の体格自体は、次藤のような巨漢と比べる事すら悲しくなる程の小ささ。 何故あのような男があんなシュートを打てるのか、あんな脚力を持っているのか。 次藤が興味を持ったのは、板野のその強靭な脚力に対してである。 次藤「(……2年生という事はワシとタメ。 来年になれば全国で会える! ふ、ふはは……楽しくなってきたタイ!)」 それから次藤は生まれ変わったように練習に打ち込んだ。 当時2年だった板野はまだ伸び代があり、3年生となる頃にはもっと成長をしているだろうと次藤は踏んだのである。 次藤のその予想は当たり、板野はこの1年で大きく成長を遂げた。 そして、その板野を完膚なきまでに叩きのめす……今までの喧嘩とは違う、 想像するだけでワクワクとする期待が次藤の胸に溢れる。 次藤「さぁ佐野、全国に殴り込みタイ!」 佐野「はい!」
[77]森末(仮):2013/10/12(土) 01:11:13 ID:??? 〜 東京 〜 そして東京、ここでも都大会の決勝戦が行われていた。 決勝戦のカードは東邦学園対武蔵中学。 都内きってのエリート校同士の対決であった。 とはいえ、前半戦は東邦学園が優勢である。 如何に武蔵がエリート校といえど、東邦の三本柱反町・沢田・若島津を相手に並の選手では立ち向かえない。 また、キャプテンである小池の活躍も随所で地味に散見され、 守っては若島津が活躍し1点も許さず、中盤は沢田と小池が制し、そして反町は与えられたチャンスを確実にものにした。 結果、前半が終わって3−0と東邦学園が3点のリード。 しかし、武蔵はここからが本番であった。 実況「都大会決勝、東邦対武蔵の試合はいよいよ後半戦に差しかかります。 そして武蔵はここで予想されていたようにキャプテン、三杉くんを投入。 ガラスのエースが決勝の舞台へと上がります」 観客「キャー、三杉様ー!」「こっち向いてー!!」「ハァハァ、もう駄目、倒れそう……」 弥生「(淳……神様、どうか淳を勝たせてあげてください)」 森崎がおらず、彼に脅されて三杉への妨害工作を小学生時代に行わなわず、 至極真っ当な関係をその後三杉と築けたガールフレンドが見守る中、 三杉は胸に手を当てて心臓の調子を確認しながらピッチに現れる。
[78]森末(仮):2013/10/12(土) 01:12:43 ID:??? 三杉「(3点差か……10分3点でも同点止まり……もっとハイペースでいかなくてはならないか)」 反町「(ガラスのエースか……気を使わずにプレイするつもりだけど、何かあればすぐに対処できる用意だけはしておこう)」 沢田「(三杉さん……松山さんと同じく、僕が目標にするMF……。 この後半、しっかりとそのプレイを見させてもらう!)」 小池「(ふっ、ガラスのエースだか何だか知らないがこの小池秀人率いる東邦が負ける筈がない!)」 若島津「(3点もあれば十分だ。 俺が失点しなければ問題は何もないんだ……!)」 静かに闘志を燃やす三杉に、視線を注視させる東邦の主力4人。 彼らの熱き戦いは……しかし、殆ど三杉の圧勝と言える形で進んでいった。 反町「(よし、チャンスだ! ボールをくれ!)」 小池「(これでこの大会アシスト王に、俺はなる!)」 三杉「(ここだぞみんな!)」 ポーンッ…… ピィィーッ!! 反町「えっ……?」 小池「オ、オフサイドだとォ!?」 東邦学園のストライカー、反町は三杉が指揮する事で完成をする戦術――オフサイド・トラップに引っかかり、 後半はまるでシュートを打てず置物と化す。
[79]森末(仮):2013/10/12(土) 01:13:52 ID:??? 沢田「(三杉さんを抜くのは一人じゃ無理だ!)小池さん!」 小池「おう!」 三杉「(なるほど、いい連携だな。 皆では止められないのも無理ではない。 だけどパスカットは僕のもっとも得意とする所だよ?)はっ!」 沢田「し、しまったァ!」 沢田、小池の2枚看板で鳴らす東邦の中盤も三杉の前に完全崩壊。 こうして東邦は武蔵に立て続けに攻められ、何度もピンチを招く。 三杉「本間!(わかっているな?)」 本間「(あのサインは……わかりました!)」 若島津「(三杉が相手でなければこんな三流にゴールを許しは……!)」 本間「それっ!」 若島津「なにィ!?」 三杉「ナイスリターン! それっ!」 そして、東邦の守護神である若島津でさえも、この三杉には敵わなかった。 本間へのパスと読み、飛び出した若島津であったが……このボールを本間は軽く浮かせるだけ。 虚を憑かれた若島津は完全にバランスを崩し、そこをいつの間にか詰めていた三杉にボレーシュートで決められてしまう。 北詰「(いかんな……うまく三杉にあしらわれ過ぎている。 あいつを封じ込める事が先決か。 反町!)」 反町「(守備……三杉のマーク、か。 俺じゃ相手にならないと思うんだけどなぁ……)」
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0ch BBS 2007-01-24