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【頂天への】俺inキャプ森2【道程】
[82]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 01:17:12 ID:??? ★三杉すご杉→ スペード4 ★
[83]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 01:17:21 ID:??? ★三杉すご杉→ ダイヤQ ★
[84]森末(仮):2013/10/12(土) 01:19:32 ID:??? 本日はここで区切らせていただきます。 遅い時間までお付き合い頂きありがとうございました。それでは。
[85]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 01:22:43 ID:??? 乙 きれいな三杉かな?
[86]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 02:02:41 ID:??? 乙 下剤なんてなかったんだ
[87]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 22:15:23 ID:??? 下剤とヒューガーがないから道を外れることがなかった しかし中学卒業から本格的に手術なのは変わらないか
[88]森末(仮):2013/10/13(日) 00:25:11 ID:??? >★三杉すご杉→ スペード4 ★ >なんと沢田が空中戦で誤って三杉の胸部をヘッドバット! 三杉が苦しみながら倒れる! ======================================================================================== 三杉「……一之瀬、そのままサイドから上げるんだ!」 一之瀬「(大丈夫かなキャプテン、苦しそうだけど……でも逆転するにはキャプテンに上げるしかない!)はい!」 三杉「(流石に若島津相手に正攻法での空中戦は難しい、この位置だ!)」 若島津「(くっ、迂闊に飛び出せない位置に綺麗に位置取りを……!)」 後半からここまで、試合の主役は完全に三杉淳であった。 東邦のキックオフを自らの指揮するDF陣で見事に防ぎ、そのまま綺麗なカウンターを決める。 フィニッシュは勿論三杉その人である。 医師から許された30分以内のプレーとはいえ、ここまでほぼ試合の中心にいた三杉。 その疲弊は尋常ではなく、彼の負担となっている心臓は音を上げてしまいそうになっていたが、 それでも彼は逆転の為にとサイドから上げられたセンタリングに向けて飛んだ。 実況「これは高い! 三杉くん、一之瀬くんからのセンタリングに大きく飛び上がってシュートに行く! しかもこれは三杉くんが得意とするオーバーヘッドキックだ! 東邦守備陣は誰も追いつけない……いや!」 沢田「く、くそぉっ!」 三杉「(沢田!? いや、落ち着くんだ……沢田の身長、 そしてジャンプ力ならば僕のオーバーヘッドをクリアーするのは不可能な筈だ!)」 これに同時に飛び上がり、クリアーに向かったのは東邦1年生ながらゲームメイカーを担当する沢田である。 しかし、まだ1年生という事もあってか彼の身長は決して高くなく、 また、ジャンプ力も平凡……三杉の読み通り、彼はボールに触れる事すら出来ない。 ボグォッ!! パコン……ピピィーッ!! 三杉「ぐはっ!?」 沢田「あっ……!?」
[89]森末(仮):2013/10/13(日) 00:26:14 ID:??? しかし、三杉のあまりの活躍に己を見失い、なんとかクリアーをしなければと息巻いていた沢田はそのことに気づけなかった。 故にそのままヘディングでボールを弾き返そうとしてしまい……結果的に三杉の胸部を思い切り頭突きしてしまう。 これにより体勢を崩した三杉はボールをインパクトする事が出来ず、こぼれ球になるのだが……。 当然ながらこれは沢田の反則を取られ、審判の笛が鳴る。 ドサッ!! 三杉「ぐ……うぅ……」 沢田「あわわ……み、三杉さん!」 だが、反則を犯してしまったという問題以前に、沢田は顔面を蒼白させてしまっていた。 胸部――左胸を思い切りたたきつけた後の三杉は、そのまま地面に崩れ落ちそのままうめき声を上げて動かなくなったからである。 ざわ…… ざわ…… 実況「こ、これは大変な事になりました! 東邦学園沢田くん、三杉くんにヘッドバットを決めてしまった! 三杉くんは立ち上がれず、そのままフィールドに蹲ったままです!」 弥生「淳……!」 観客「いやああああ!私の三杉様がぁぁぁあ!」「私の三杉様にあんな事をしたのは誰!?」「野郎!ぶっ殺す!」 実況「ああぁ、観客席からはどよめきと黄色い悲鳴が上がっています! 観客の皆さん、どうかゴミをフィールドに投げ込まないで下さい!」 沢田「あ、あわわわわ……わ、わざとじゃない! わざとじゃないんです!! 本当なんです!!」 反町「(沢田……観客席に向かって何度もペコペコして……)」 若島津「(PKか……痛いが、三杉が抜けるのならこの試合貰ったも同然だな)」 三杉「ぐぅぅ……」 救護班「苦しいだろうが、もう少しの辛抱だ……! 早く運ぶぞ!」 三杉「(僕の中学最後の試合……最後の大会が、こんな形でなんて……!)」
[90]森末(仮):2013/10/13(日) 00:27:55 ID:??? その後、場内には異様な空気が漂った。 元々三杉が重い心臓病を患っているというのはサッカーファンの間では周知の事実。 特に女性ファンの多い三杉に、わざとではないとはいえ暴力を加えた事で観客たちはヒートアップ。 女性ファンは怒り心頭であり、沢田に向けて口汚い罵倒とゴミを投げつける事で怒りを晴らす。 これに気の小さい沢田が動揺しない筈もなく、彼は涙目になりながら観客席、 そして担架で運ばれていく三杉に何度も何度もお辞儀を繰り返し謝罪をした。 だが、担架で運ばれる三杉本人はそれどころではない。 彼は胸から襲ってくる苦しみに意識を朦朧とさせつつも、不本意な結果で中学最後の夏を終える理不尽さに悔しさを覚えていた。 しばらく時間が経過し、少しは観客たちの気が収まった所で試合は改めて再開される。 沢田の反則はイエローカード止まりであり一発レッドの声も観客席から飛んだが審判の判定は当然ながら覆らず、 PKとなり、一之瀬がこれを決めて武蔵は3−3の同点に追いついた。 しかし武蔵はここまで……実力的にも申し分のない主柱であり、精神的主柱でもある三杉を欠いた彼らはその後押される。 武蔵にとって幸いだったのは反則をしてしまった沢田が萎縮をしプレーの精彩を欠いていた事だが、 その分はキャプテンの小池が見事にフォロー。 後半27分に反町が小池からのセンタリングをヘディングで決め、4−3で勝ち越し東邦の都大会制覇が決まったのであった。 ワー ワー ワー 実況「試合終了! 三杉くんの負傷退場というアクシデントもありましたが、 東邦学園が試合終了間際に1点をもぎ取り都大会を制覇! これで3年連続の全国大会出場となりました! もしもあの時沢田くんの反則がなかったら……とはいえ、サッカーに反則や怪我はつきもの。 今回は三杉くんの運が些か悪かったと言えるでしょうか」 若島津「(ふん、勝ってもたらればの実況か……。 ……実力で勝たなければ、こんなものか)」 反町「沢田、あまり気にするなよ……わざとじゃなかったんだろ?」 沢田「うぅぅ……すみません、すみません……」 小池「(この小池秀人がついている東邦学園だ。 全国でも今年こそ優勝だ!)」
[91]森末(仮):2013/10/13(日) 00:29:20 ID:??? もしも沢田が三杉に接触し、三杉が途中退場していなければ……。 それはこの試合を観戦していて誰もが思った事柄である。 だが、結果として東邦は勝ち、武蔵は負けた。 実況の言うようにサッカーに怪我はつきもの、と考えればこの結果も致し方なしなのだろう。 試合には勝ったが勝負では負けた、東邦のメンバーの殆どがそう考え、 都大会優勝とあっても浮かれた顔をするものは少なかったが、それでも勝ちは勝ちである。 控室に戻った彼らは気持ちをなんとか切り替え、全国大会へと気持ちを移そうとするのだが……。 ガチャッ 吉良「邪魔するぞ、若島津、タケシ」 若島津「えっ、あ、あなたは……!」 沢田「吉良監督!」 控室で全員が着替えを終え、帰路につこうとしていたその時、入ってきたのは吉良耕三……。 かつて若島津、そして沢田が所属をしていた明和FCの監督である。 東邦学園のメンバーらにとっては殆ど初対面であるが、若島津としては懐かしい顔。 そして沢田にとっては去年まで面倒を見てくれていた恩師であり、再会を喜ぶのだが……。 そんな彼らにも、どうしてここに吉良がいるのかという疑問が浮かぶ。 若島津「どうしたんですか吉良監督、こんな所に……」 吉良「なぁに、可愛い教え子達があの三杉がいる武蔵相手にどこまでやれるのか……見てみたかったまでの事よ。 結果はワシの期待を裏切られる形であったがな」 沢田「うぅ……」 若島津「……面目ありません」
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0ch BBS 2007-01-24