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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[34]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 00:04:30 ID:??? ★中山→タックル 49 ( クラブ6 )( 5 + 3 )=★
[35]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 00:04:46 ID:??? ★中山→タックル 49 ( クラブ3 )( 5 + 2 )=★
[36]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 00:04:56 ID:??? ★超モリサキ→ドリブル 54 ( ハート10 )( 3 + 3 )=★ 望むのは『未来』の栄光ただ一つ
[37]森崎名無しさん:2013/10/12(土) 00:39:19 ID:??? 実際のスポーツ選手やクラブは保険に入ってるので、折半する必要ないですタイ 単純に妖怪の山の組織能力が問われるだけだから、文個人にあまり関係ないタイ。しかし煮え湯
[38]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:16:09 ID:ao7BawPE *今回、展開・描写に1さんの文章を一部使用・改変しております。 本スレのイメージを崩してしまうかもしれませんので、読む際には注意をお願い致します。 ★超モリサキ→ドリブル 54 ( ダイヤ7 )( 1 + 5 )+(ヒールリフト+4)=64★ ★中山→タックル 49 ( クラブ6 )( 5 + 3 )=57★ ≧2→ 超モリサキ、中山を悠々と抜き去る! 森崎「(さて、ここは――)」 ガシッ! フワッ……!! 猛然とタックルに向かう中山に対して、森崎は故意か偶然か、 あの試合の時と同じくヒールリフトで挑んて来た。 中山「(――思い出す。 かつての俺を……)」 その姿を見て、中山は瞬間、過去の自分に思いを馳せる。 かつての自分の『栄光』の場面を―――。 〜回想シーン〜 ――時を遡る事、ほんの少し…いや、もう一年ほど前の出来事。 全国大会への切符を賭けた、全国中学サッカー大会・県大会の決勝戦。 後半も残り少なくなった状態での、同点。 互いの集中力がピークに達した状態にて…。 森崎 「くっ…こんな所で、こんな所で…俺は、敗れるわけにはいかないんだ!!」 ダッ!! ――-ズッザアアアアアアアアアアッ!! …バシイッ!! 浦辺 「なにィ!?」 高杉・石崎 「…ああっ!!」
[39]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:17:15 ID:ao7BawPE 一度は足首の激痛により、浦辺の突破を許した森崎であったが、その痛みを振り切り猛追撃。 森崎を抜いた事で、石崎・高杉に注意を奪われていた浦辺の背後からの奇襲に成功。 森崎は呆気なくボールを奪う事に成功して見せた。 中山「…やはり、あれで終わる男ではなかったか(何故だ? 森崎。 お前は何故こうも――)」 森崎の常人離れしたメンタリティから放たれる執念の一撃は、 技術こそ伴ってはいなかったが、それゆえに無謀であり危険。 ともすれば選手生命すら失いかねないそのプレーに、 中山はかつての自分が持ち、そして大人になると共に失われた「何か」の存在を感じ、戦慄していた。 新田「チッ、もう一度ボールを奪い返せばいいだけの話だろ!」 気の短い新田は、中山と連携する事なく、そこから弾かれたかのように 森崎へと詰め寄るも―――。 森崎「――誰が来ようと、俺様のドリブルは止めさせん!!」 新田「もらったァァァ!!!」 タタタタッ! スッ! ククッ――スッパアアン!! 新田「ぬな――――――ッ!?」 森崎が素早い動きで突破したため、新田のスライディングタックルは空を切る。 その実力差はまさに圧倒的であり、新田は完全に森崎に翻弄された形となる。 森崎「――時間的に考えて、残された攻撃チャンスはこの一回! 新田如きに手こずる俺様ではないぜ!」 実況「ああ〜っと、しかし新田くんのタックルを森崎くん俊敏に動いてかわしましたが…! しかし、その後にはすぐに中山くんが控えています! 果たして森崎くん、ここを突破出来るか〜!?」
[40]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:18:18 ID:ao7BawPE 森崎 「――本当の勝負はこれからだ!」 中山 「――必ずボールを奪って、今までの借りは返すぞ!森崎!!」 森崎と中山は……そうして相対する。 森崎は世代でも翼と並びトップクラスのドリブラーであったが、 中山もまた、世代最高峰のDFとして相応しい能力の持ち主。 中山「(今日の試合を見るに、俺のタックルと森崎のドリブルはほぼ互角。 ――この勝負、恐らく拮抗した物になるっ! ならば、ここは正面から迎え撃つのみだ!) ――はああああっ!!」 …ズッザアアアアアアアアアア!! 中山は、持てる力の全てを出し切り、全力でのボールカットへと向かう。 だが――森崎は、そんな中山を上回る勝負強さを発揮し。 中山と互角だった持てる力を、この瞬間で爆発的に高めて見せた。 森崎「(中山ァ……! この俺様をチビらすタックルなんてしやがって! このまま突っ込んだら、負ける! だったら―――)ここだ……!」 ガシッ! まともに中山と対決したのでは勝てないと、中山のタックルを見た瞬間に判断した森崎は、 自宅で一生懸命練習し、50回に1回程度成功させられるようになったヒールリフトでの突破を狙った。 ―――一か八かの大博打である。 ボールを両足で前後から挟み込み、かかとでボールを蹴り上げる。 その一連の動作は、まるで当然出来て当たり前と言わんばかりに滑らかであり、
[41]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:19:21 ID:ao7BawPE 中山「…なにィ!?(まさか――森崎がこんな高等技術を!?)」 中山は思わず当惑し、情けなく声を上げてしまう。 森崎「…へへっ(まさか、こんな高等技術が成功する訳ないだろうなぁ)」 しかし一方で、どうせ失敗するのだとうと森崎自身は思っていた。 だが――奇跡は起こる。 フワッ! ――スルッ… タックルの体勢に入っていた為、低くなっていた中山の頭上を、ボールがするすると抜けてゆく。 中山「(そ、そんな…! 森崎。 お前は、一体……!)」 才能では無い、しかし努力かと言われると一概にそうとも言えぬ、森崎の巻き起こす奇跡のプレー。 それに対して中山は内心激昂し、そして同時に、自らへ新たな誓いを課していた。 中山「(ふざけるな…! そんな都合の良い奇跡、あってたまるか……! お前が奇跡を起こすというならば。 俺は、自分の力で道を切り開いてやる! 俺は…!)――最後まで、諦めないぞ…!!」
[42]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:20:21 ID:??? 〜回想シーン終了〜 中山「(――一体どこまでが俺の回想で、どこからが現実だったか)」 そして――『今』この瞬間。 中山はあの試合の時と同じように、低くなっていた自分の頭上を通り抜けるボールを見つめながら、 あの試合の時と同じような事を考えていた。 中山「(まあ、いいさ。 一年前も今も――俺は同じだ。 奇跡では無く――。 道を、自分の手で切り開く!!)はあああっ!!」 バアアッ!! スライディングに行ってしまった以上、そう簡単にはヒールリフトへの対処は出来ない。 その為中山は瞬時に無理な姿勢から態勢を立て直し、反転。 前の時と同じく、必死にボールに食いつこうと地面を蹴ってボールに反応した。 森崎の放ったボールの浮きは、前の時よりもやや低い弾道であったため、 前の時と同じ程に跳躍出来た中山は、勝利を内心にて確信する。 中山「(よし! 行ける! …今の俺なら――森崎を止められる!)」 超モリサキは、そんな中山の様子を見て――。
[43]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/12(土) 01:21:23 ID:??? 超モリサキ「バーカ」 悪態を付きながら、ニヤリと笑う。 中山は一瞬、超モリサキのその余裕の意味が理解できなかったが。 その意味は、コンマ数秒後に嫌でも理解させられた。 フワッ……ククッ! ――ポムッ…! 超モリサキ「へへへ、わりいな中山。 俺だって、あれから成長したんだ。 ――――お前と違って、な」 ――超モリサキの放ったヒールリフトは、中学生の時の試合に比べて大きく進歩していた。 弾道を低くした代わりに強烈なスピンがかかったそれは、中山の脚をすり抜けて、 斜め前で待機していた森崎の脚元にスッポリと埋まる。 中山「(今までの俺は……間違えていたのか?)」 そして追い打ちを掛けるように、森崎の言葉が、中山に厳しい現実を突き立てる。 中山「(俺は――森崎に並び立つプレーヤーになろうと。 そして、過去の栄光を取り戻そうと 努力していた。 それは……間違った目標だったのか?)」 つい1年前はほぼ互角だった超モリサキと中山の間に生まれた、深く大きな溝。 中山が過去の栄光に縋りつく間も、超モリサキは未来の栄光へと己を磨いていた。 その差が、単なるブランクに留まらぬ、選手としての『何か』に大きな差を付けていたと言う事に、 中山は―――嫌でも思い知らされるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24