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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[631]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:41:46 ID:i0dwUgAk ここで、鈴仙は賭けに出た。つまり、自身に残された妖力を守備では無く、 攻撃の方面へと傾けて行くのだ。こうなると、狸達の一発一発が猛獣の突進の如くに感じ、 度々意識を失いそうになるが―――。 マミゾウ「さて…! これでとどめじゃあ!!」 妖怪狸達が退いて、その間妖力を溜めていたマミゾウが鈴仙に向かって 強烈な大砲を一発、放とうと飛びかかる。 鈴仙「(よし! やっぱり妖怪狸達はここで打ち止めね! だったら――) いっ……けええええええええええええっ!!」 バシュウウウウウウン! 鈴仙は、その攻撃に隙が生じると予測し(マミゾウが部下を巻き添えに攻撃しないであろうと予測し)、 妖力の全てを、右手の人差し指に籠めていた一発の弾丸を――打ち抜く! 香霖堂で購入した魔法の銃の力もあり、そこまで凝縮させられた鈴仙の一発は もはや吸血鬼が無数に放つ弾幕の一発分にも相当する威力にまで達しており、 耐久力よりも回避力に自信のあったマミゾウは、この不意打ちに対して―――。 マミゾウ「(っと…。 何じゃと!? 油断していたのは、この儂――だったか!)」 バギュウウウン! ―――ドサッ。 白旗を上げざるを得ない状況へと陥るのだった。
[632]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:43:31 ID:i0dwUgAk 鈴仙(兎耳)「全く……。 この耳、気に入ってるとかじゃなくて、私のアイデンティティなんですよ!」 マミゾウ「はっは…すまんのう。 儂とした事が、少々大人気なかったかもしれん」 そして、夜の草原にて鈴仙(ちゃんと兎耳に戻して貰った)とマミゾウ、中山の三者が立ちつくす。 (聴衆の化け狸達は、何時の間にかどこかへ行ってしまっていた) マミゾウ「――さて。 今のでお主の能力については充分に認めざるを得ん、という事は分かったのじゃが…」 鈴仙「――ええっ、また何かあるんですか?」 マミゾウ「ああ、いや…。 そう言う事ではないんじゃが。 その前に確認しておこうと思ってな。 『げーむ的な都合』として、何となく今の内に言っといた方が良いとお告げがあってのぅ…」 鈴仙「は、はぁ…(師匠もだったけど、この人もメタというか良く分からない発言が好きなのかしら…?)」 マミゾウ「つまり。 お主ら、『今日は一旦帰って準備を整えるか? それとも、このまま最後まで突っ込んで行くか?』 ――という事を聞きたいのじゃよ。 というのは、あまりに大敗しない限りは大丈夫とは思うが、このままの装備で行ったら、 運が悪いと多少の損失を被るかもしれん。 じゃから、お主らに考える猶予を与えたく思っての」 鈴仙「な、なるほど…。 (うーん、どうしようかしら? リスクを承知で突っ込むか、時間はかかるけどより万端な状態で 行くかを選べるのだとしたら、ここは――)」 A:いえ、このまま行きます! B:それなら、今日は一旦帰ります! C:その他 自由選択枠 先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[633]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:48:07 ID:agsvuH7c B
[634]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:48:43 ID:??? イベント期間間に合うっけ? 今週で終了するんじゃないの?
[635]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:50:54 ID:AJ01Isog A 自由行動フェイズAがあるけどラスト1回は怖いので今行く。
[636]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:54:00 ID:MAVeUooU A
[637]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/02(土) 23:54:48 ID:i0dwUgAk 選択途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。 もしも日付をまたいでしまいましたら、その時は再投票をお願い致します。 >>629 JOKERを見逃してたりしてますしね…。 >>634 今が8月4週の自由行動@ですので、自由行動Aでしたい事があれば…と思いましたが、 確かにやれる事は少ないかもです。 ただ、他にやりたい事がある方や、狂気度の商品を有効活用するなど出来る事は(少ないといえど)ありますので、 選択にさせていただきます。ご了承ください。 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[638]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:54:50 ID:OGiFbEVk A ひゃっほー!
[639]森崎名無しさん:2013/11/03(日) 14:58:44 ID:??? 鈴仙「それなら、今日は一旦帰ります!」 イベント期間「どこへいくんだぁ?」ギュピギュピ カグロット!うさぎがかわいい!
[640]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/04(月) 00:54:43 ID:p2wLhb2Y こんばんは。体調は大分戻りましたが、純粋に展開描写に苦しんでしまいました。 ただそれで書かないと余計に筆が鈍りそうですので、ほんの少しだけ更新しようと思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >>639 ヒジリー「フッフッフ…カグロット、手下(鈴仙)がカワイイかぁ?」 輝夜「ヒイイ! い、イナバは可愛くないです! だから助けて――って、流石の私でも、 そこまでダメなセリフ言わないわよ! た、たぶん…」鈴仙「(言いそうだなぁ…)」 A:いえ、このまま行きます! マミゾウ「おや…? 本当に良いのかえ?」 鈴仙「ええ。折角ここまで頑張って歩いて来たんですから」 マミゾウの提案に対して、鈴仙は元気よく返答する。 今日一日の戦いで、概ね良い成績を挙げて来た鈴仙は、いつもよりも少しだけ自信があった。 マミゾウはその受け答えに対して、ふむと腕を組み…… マミゾウ「――では、まずは少し話をさせて貰うが。 ……お主らは、少し妙と思わんか? この人里での争いを」 鈴仙「……妙、ですか? でも、人里の方々も色々と鬱憤が溜まるような事情があるでしょうし…。 煽ってる人達も居るのは分かりますが」 鈴仙は、以前に慧音から聞いた話を思い出す。 度重なる天変地異などが原因による、先の見えない閉塞感。 それが、人間達の間に争いによる刹那的な快楽を求める原因になっているのだと。 マミゾウ「……それが、全く何の進展も無く、半年近く続いてもか?」 鈴仙「えっ…?」
[641]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/04(月) 00:55:44 ID:p2wLhb2Y しかしマミゾウは、それこそが本題と言わんばかりに鈴仙へと一歩近づき、 声のトーンを落として芝居っぽく語りかける。 マミゾウ「――良いか。 人間達に争いが消えぬ理由。 それは天変地異でも、宗教家や新聞屋の扇動によるものでも無く。 もっと根本的かつ重大な問題が隠されている、という事じゃ」 中山「重大な、問題――?」 マミゾウ「……人間の里にて、とある一つの感情が欠落しておる。 その欠落が原因で、人々はその欠落の吐け口を無意識に求めておるのじゃよ。 現に今も、感情が全く存在しない時間が生まれ、そしてそれは――徐々に延びて来ておる」 鈴仙「―――とある一つの感情…?」 マミゾウ「…さ。 これから先は自分の目で確かめる事じゃな。 問題の発生から結構な時間が経ってしまった。 何時横槍が入るかも分からん。 ――丑三つ時過ぎの、人里に向かうが良い」 中山「(丑三つ時過ぎ、か…。 そうか、俺が鈴仙さんを介抱していた時間帯だな。 そして、とある一つの感情とは恐らく―――)」 マミゾウは、ようやくに鈴仙達へ進むべき道を示し、 その説明に、中山は自分の出くわした異変の正体に気づく。 中山「行こう、鈴仙さん! 後はもう、行動を起こすだけだ」 鈴仙「ええ。 こうなったら、私だって異変を解決出来るんだって霊夢や魔理沙に自慢してあげるんだから!」 もう留まる理由は無いと、二人は再び人里へ踵を返そうとするが――。
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0ch BBS 2007-01-24