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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[768]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/14(木) 23:43:46 ID:??? レミリア「さて……雑魚を散らしてから、悠々とトラップさせて貰うわよ」 静葉「み、みのみのみのみのみの…りりりりりここここここここ? い、いいいいい行くわよよよ???」 穣子「く、くくくりくくりくりくりあーだだだね? お、おおおおおおお姉ちゃん!??」 不幸にも彼女と競り合う相手となってしまったのは、中盤底で待機していた穣子と静葉。 彼女達はなけなしの勇気を振り絞り―――。 穣子「い、行くよ!? おおお姉ちゃん!?」 静葉「え、ええ! ……反町君バンザーイ!!」 ガシッ! バアアアアアアアアアン!! 実況「静葉選手! オータムスカイラブで飛ぶ〜〜!!」 競り合いが比較的強い静葉による、オータムスカイラブクリア。 前の試合では、この合体技で鈴仙などの格上選手とも互角に渡り合って来たが… レミリア「ええ…私を畏れて居ながらも、勇気を出して最高のパフォーマンスを発揮した事。 それを私は、高く評価する。 だけど―――」 バアアアアアン! ガシッ! 静葉「!?」 レミリアは、その小さい身体からは想像がつかないまでの跳躍力で静葉の身体の間にボールを挟み込み。 レミリア「力無き勇気。 人をそれは『蛮勇』と呼ぶわ…!」 ドッ…ゴオオオオオオオオオオオオン!!!!
[769]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/14(木) 23:45:10 ID:os2HUax6 静葉「キャ…キャアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」 静葉のその華奢な身体を、空中から地面へと思いっきり叩き落とす。 銃弾を撃たれた鳥のように、静葉はヒラヒラとフィールドに舞い落ちて行く。 実況「レミリア選手! 美鈴選手のナイスフィードに対して…競り勝った〜〜!! まるで身にたかる蠅を蹴散らすかのような勢いで、静葉選手を大地に張り付けました! しかしこれはボール越しの為反則ではありません!」 穣子「お、おねえちゃーん!? 死なないでぇー!?」 まさに悪魔の力を体現したかの如くに圧倒的な競り合い強さを魅せたレミリア。 彼女は悠々とゴールからおよそ30メートル程の位置でボールを確保し……。 レミリア「(さて……1点目はどうしようかしら)」 強者としての余裕を持ちながら、グルリとフィールドを見渡した。 先着1名様で、 ★まずは1点目→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→雛「(相手はよそ見をしている! 今の内に…)」パシッ! レミリア「あ、あれ!? ボールが無い!? うー!うー!」 ダイヤ・ハート→フラン「もー! 早くシュート撃ちたーい!」レミリア「(今の内に、あの子に撃たせてやろうかしら)」 スペード・クラブ→レミリア「――まずは決めさせて貰うわ。 悪く思わないでね、フラン」 クラブA→小悪魔「こい! 私に持ってこい!」レミリア「(随分と偉くなったなコイツ…。 でも、あの表情は本物ね)」
[770]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/14(木) 23:46:15 ID:??? …と、言った所で今日の更新はここまでにしようと思います。 皆さま、本日もお疲れさまでした。
[771]森崎名無しさん:2013/11/14(木) 23:49:30 ID:??? ★まずは1点目→ ハート5 ★
[772]森崎名無しさん:2013/11/15(金) 00:49:00 ID:??? 乙です。 JOKER見たかった(笑)
[773]森崎名無しさん:2013/11/15(金) 20:41:18 ID:??? サッカー少女 壊し屋フラン はじまるよ
[774]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:47:22 ID:??? こんばんは。遅くなりましたが今日も更新を始めて行きます。 >>772 乙ありがとうございます。JOKER出てたら今までの描写が全てパアになるので少し怖かったですが、 その時はびっくりJOKER大賞狙いでしたねw >>773 姫様はケガしないので壊れないよ!やったねフランちゃん!輝夜「おいやめろ」 ★まずは1点目→ ハート5 ★ ダイヤ・ハート→フラン「もー! 早くシュート撃ちたーい!」レミリア「(今の内に、あの子に撃たせてやろうかしら)」 レミリアはふと周囲を見渡し…… フラン「お姉様ーっ! 早くあの河童をふっ飛ばしたーい!」 にとり「あ、あわわわわ…! や、やいお前らDF共! 皆でゴール前を固めるんだよぉ〜!?」 河童A「りょ…了解よにとり!」 河童C「(河童ってにとりの事かな、それとも私達の事かな。 それとも…どっちもかな)」 彼女のやや前方で、妹であるフランドールが早くもPA内でむくれている様子。 そしてそのついでに、GKのにとりが慌てふためいている様子が見て取れた。 レミリア「(フラン。 ――そうね、相手GKはPAをガチガチに固めているようだから、 センタリングに邪魔が入る事もなさそうだし。 あの子のガス抜きの為にも、まずは…) ――みっともないわよ、フランドール。 ボールならあげるから……」 そこからレミリアは少しだけ前方に上がり――。 レミリア「全力で行きなさい」 バシュウウッ!!
[775]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:48:30 ID:??? 実況「さあ〜!! レミリア選手、やや右サイド寄りに切り込んでから低いセンタリングを出した!」 雛「だ、ダメ…! ここを通したら――!」 天狗E「雛さん、お手伝いしますっ!!」 フランに向かって、やや低い弾道のセンタリングを放つ。 鋭くも正確な、並みのゲームメーカー顔負けのパス力を誇るレミリアのパスは、 カットに向かう雛と天狗Eを自在に翻弄して、触れる事すら許さない。 フラン「やったぁー! お姉様大好きッ!」 ブウン! グワアアアアアアッ!! 無邪気な嬌声と共に、フランはおぞましいまでの轟音を立ててそのローボールに飛び付く。 背丈の低い彼女であるが、低空であれば関係が無い。 自慢のキック力を活かした、文字通りの必殺ダイレクトシュートが今、飛び出そうとしていた。 にとり「き、来たァッ!?(のびーるアームは改良したけど…ここは飛び出す! そっちのがまだ弾ける可能性が高い筈だかんね!)」 河童A「ここはにとりの応援よ、河童C!」 河童C「もし万一弾く事が出来れば、相手のフォロワーが他に上がってない以上有利だもんね!」 妖怪の山FCの守備陣は、僅かな望みを持ちながらもそれぞれ飛び出し、クリアへと向かうのだが…。 フラン「―――皆、吹き飛んじゃえ! QED……495年の波紋ッ!」 ギュウウン! バッ!
[776]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:49:30 ID:??? フランは相手の動きを全く気にせず、反則すら厭わぬと激しくボールへと飛び着きながら、 地面スレスレの場所で大きく態勢を低くする。 そしてフランがほぼ地面から平行の位置にまでたどり着いたところで……。 フラン「うぉあああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」 グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! バシュウウウンン!! ズゴオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!
[777]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:50:43 ID:??? ピッチの芝生を刈り取り焼き尽くすかの如くに、速く豪快なシュートを天空に向かって撃ち抜く。 そのシュートと形容すべきかも不明な何かは、まさに閃光のようにキラリと煌めきながら、 妖怪の山FCのゴールを抜けようと突き進み……。 河童A「――キャアッ!?」 河童C「う、うわああああああ〜〜っ!!」 にとり「(は…早いし、強いし……怖い!)ひゅおぇえええええええええ〜〜〜〜!!!」 バゴオッ! ドガバキズゴッ! バキュウウウウウン!! ―――――ズバアッ! シュウンン…… ―――ドゴオオオオオオン! 観客「う…うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 ネットを軽く突き破ってゴールするだけでは飽き足らずに、 ボール越しににとりをも天空へと運び去り、観客席のど真ん中へと連れて行く。 天からにとりが降ってきた後の観客席周辺は、悲鳴と怒号とが入り混じり、逃げ惑う人々の姿は まるで水面に石ころを投げた後の波紋のようにも見える。 一瞬で阿鼻叫喚の図へと陥る観客席。 しかし、それでも試合は続いている。審判はヒッ、と怯えながらも笛をもう一度くわえ直して…。 ピッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 紅魔スカーレットムーンズ 1 − 0 妖怪の山FC フラン「えへへ…やったぁ!!」
[778]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/16(土) 00:51:51 ID:??? 実況「―――え、えー。 観客席の皆さま! 逃げないで下さい! 破損してしまった座席につきましては、只今係員が修復に移ります! 繰り返します!…」 可愛らしくガッツポーズを天に掲げ、ゴールの喜びを体感するフランだったが…。 通常ならばシュートに対する評価や選手の好プレーを褒めたたえるべき場面にて、 実況はひたすら事務連絡を発するに留まる。 レミリア「ナイスシュート、フラン。 だけど、私だってまだ負けないからね」 フラン「ウフフ! お姉様はアシストだけでも良いんだよ? この調子で、私がハットトリック…。 ううん、ダブルハットでも狙っちゃうんだから!」 レミリア「あらあら、御言葉ね。 けれど、飛ばし過ぎで後半出られなくなっても知らないわよ」 フラン「まだ大丈夫だってば! ――だけど、次はスターボウブレイクにしよっと。 すぐに壊れちゃったらつまんないし」 レミリア「そうね――貴女だったらそのシュートでも充分だもの。 そうやって、ペース配分を考えるのも、一流たる選手になるには重要よ」 フラン「はーい」 そんな周囲の状況を全く気にも留めず、すぐ近くのレミリアはフランのゴールを祝福する。 しかしその一方で、彼女の悪癖でもある飛ばし癖をやんわりと修正していた。 フランという暴れ馬の舵取り役は、一挙にレミリアが引き受けているのだった。
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0ch BBS 2007-01-24