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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】
[809]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:42:23 ID:??? ピィイイイイイイイイッ!! 実況「さあ! 妖怪の山FCのキックオフで試合再開です! 前半も残り僅かとなり、互いにこれが最後の攻防となりそうな場面ではたて選手にボールが渡る! そして――」 はたて「(――時間稼ぎは、この残り時間では却って悪手。 だったら…)椛、文! 天狗トリオで中央突破行くわ」 椛「了解です! はたて様!」 射命丸「如何に上手いゲームメイクが出来ても、こうした連携はウチ等の専売特許ですよ!」 バシッ! バシッ! バシッ!! 実況「ここで妖怪の山FCの攻撃的ポジションが総出で中央突破! 妖怪の山FC、今度は精度の高い連続ワンツーで、レミリア選手とフラン選手を抜きに掛かる〜!!」 フラン「へ? 何、コレ? これってサッカーだよね? サッカーってドリブルとシュートで皆を吹っ飛ばすゲームじゃないの?」 レミリア「(フランには練習よりも、教育が必要だったわね……)けど、ここは私が――!」 バアアッ! バッチイイイイインン!! 射命丸「くっ…! これを弾きますか!?」 天狗3名の連続ワンツーによる中央突破は、唖然としているフランを悠々と抜き去り、 敵陣へと調子良くボールを流し込む事に成功するが……。 それでも、レミリアの個人技は圧倒的であり。3人がかりで複雑なワンツーのコースを見通して 本職MF顔負けのパスカットでボールを弾く事に成功する。
[810]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:43:30 ID:??? 小悪魔「れ、レミリア様の動きでも尚、ボールを捉えきれないなんて! でも大丈夫、ここで私がまたトップスピンパスでフランお嬢様に繋げば―――」 そうして弾かれたボールは小悪魔が運良くフォローするが…… しかし、それは彼女にとってある意味運悪く「厄い」事実だった。 ゴオッ………ゾクッ! 小悪魔「――って、何だか嫌な予感が……!」 雛「悪いけれど、これ以上進むというのなら――容赦はしない! 創符…ペインフロー!」 バシュウッ! ズガアアアアアアアアアッ! 華奢で清楚な彼女には似つかわしく無い、恐ろしげかつ激しい音を立てて雛は小悪魔へとタックルに向かう。 小悪魔もまた、パチュリー仕込みの教科書的テクニックでボールを交わそうとするが―――。 小悪魔「(駄目…! このままでは負傷をするか、ボールを奪われるかのどちらか! せめてどちらかは回避しないと――)お許しください、パチュリー様、お嬢様!」 スッ……パシッ! 雛のタックルの精度が、自分のドリブルのそれをも上回っていると判断した小悪魔は… 自身の負傷よりも、ボールを奪われる事を選んだ。 彼女は無暗な抵抗を避け、半ば雛にボールを差し出すかのように回避行動に出る。 一見、ボールキープよりも自らの保身を優先した臆病な選択であるようにも見えるが…。 レミリア「(そう……それで良いわ、小悪魔。 流石はパチェの愛弟子、彼女の判断力もまた侮るべきものではない)」 パチュリー「(ボールを奪われても、貴女の代わりにそれを取り返す選手は大勢居る。 だけど―――貴女の代わりに中盤でボールを繋ぐのは、この私を除いて他に代理が効かないの。 だから、ここは負傷による損失を抑えたのは正解よ、小悪魔)」
[811]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:45:37 ID:??? 彼女の主人と当主は、その判断を高く評価する。彼女達は小悪魔が容易にボールを通す事による失点のリスクと、 小悪魔が負傷する事による突破力の減退とを比較し、 攻撃的チームである自分達にとっては後者が重要であると考えていた。 雛「(これは…絶好のチャンス! ここは必ずモノにしなくては―――!)」 ボールを奪う事に成功した雛は、中盤に残る射命丸の代理として左サイドを駆け上がり――。 雛「……反町君、決めてッ!」 バシュウウウウウウウン!! 反町「了解です、雛さん!」 実況「おっと雛選手! ここで単身前に上がっていた反町選手へとセンタリングです! 普段はマンマーカーとして前に出る事が少ない彼女が、珍しくも積極的にアシストに動いた〜! 美鈴選手の飛び出しは高水準であるとはいえ、この反町選手も知る人ぞ知る名ストライカー! この勝負、一体どうなるか全く分かりませ〜〜〜ん!!」 反町「(ここで俺は決めて―――俺達のサッカーを、レミリアさん達に見せつけてやるんだ!)」 グワアアアアアアアアアッ! …バッ、シイイイイイイイイイイン!! センタリングを受けた反町は、低い位置までボールを誘導し…… それをシュートで地面に思いっきり叩きつける。 反町「くらえ紅魔スカーレットムーンズ! これが俺の――トクシックインパクトだ!!」 美鈴「(き、来た! だけどこれはダイレクトシュート! だったら止められます!) ホ……ホアチョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 バアアアアアアアン!!
[812]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 16:46:56 ID:??? 咲夜「美鈴は……言われなくても飛び出しているわね。 妖精メイド達も一緒に飛び出しなさい! 美鈴のフォローに回るのよ! 私は―――ここで身構えてねじ込みに備えるから!」 反町のシュートに対して、ディフェンスリーダーの咲夜はメイド達に指示を出し、 そのまま自分は飛び出した美鈴の代役としてカバーに備える。 咲夜「(美鈴の浴びせ蹴りだったら、恐らくは互角以上の勝負は可能な筈! それならば、私はここでフォローに回り、反撃に備えるべきね)」 咲夜の期待通り、美鈴は先ほどの椛のシュートにも負けない勢いを付けて力強く飛翔。 これ以上は失点を許すまいとシュートに向かう反町ともども吹き飛ばさんと激しく跳びかかる。 反町「(美鈴さん、凄い勢いだ……! だけど、俺も負けていられない! 俺には、穣子や静葉さんの加護がついている! だから―――)うおおおおおおっ! 愛の力を舐めるなよぉおおおおおおおおおおおおっ!!」 バアアアアアン!! タッ――バッシイイイイイイイイイン!! 美鈴「えっ……!(も、もう一回飛んで―――一度跳ね返したボールをさらに叩き付けた!?)」 しかし、愛に生きる反町もまた、この試合にかける意気込みは大きかった。 特に前の永遠亭ルナティックスとの試合にて、穣子達が全力以上の力を発揮して 試合に臨んでいたにも関わらず、肝心の自分はFWにも関わらず無失点で、 特に際立った活躍も出来なかった事を、心の奥底では悔いていたのだ。
[813]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 17:01:34 ID:??? 穣子「す……凄いよ一樹く〜〜ん!!」 そのシュートは、飛び出した美鈴の脚先を僅かに掠めるものの、 殆どその威力を減じさせる事無くゴールへと向かう。 メイドA「な、何これぇ〜!」 メイドB「無理だよ〜!?」 メイドC「助けて咲夜さ〜ん!?」 咲夜「(なっ……この局面で、限界以上の力が出せたというの!? しまったわ! この態勢からでは私はブロックに行けな―――い……!)」 そして、最もクリアに長けた美鈴が敗北した以上、 他の妖精メイドにそれを防ぎうる可能性は潰えたと断じるに等しく。 実際に、そのシュートはフォローに回っていた咲夜も触れられずに進み―――。 ガッ……シィイイイイイイイイインン!! ポン、ポンポン…… 美鈴「(お、お許しくださいお嬢様ァーッ!? …って、あれ?)」 咲夜「(――瀟洒ではありませんわ)」 反町「(し……し……しまったぁあああ〜!?)」 ボールは勢い良くポストへと激突し、 先ほどのシュートは打って変わっての緩やかなスピードで、咲夜の足元へと転がって行くのだった。
[814]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 17:02:35 ID:bzdo6isg 実況「あ……ああ〜〜〜!! 何とここで反町選手、痛恨のミス! 素晴らしい必殺シュートを美鈴選手に放ち! 一度は飛び出しの名手である美鈴選手をも 突破しかけましたが……後もう一歩という所でポストに阻まれてしまいます!!」 レミリア「(――彼には、十二分には活躍出来ない運命にでも操られているのかしら)」 パチュリー「(やはり、助っ人の彼が居ないと…私達のチームは優勝を狙えないわね。 あの程度のシュートを完璧に防げないようでは、一流には敵わないわよ…美鈴)」 美鈴「(うぅ……、今のは防げた筈だったのに……)」 穣子「そ、そんなぁああ……一樹くうん……」 静葉「今のは、美鈴さんの蹴り足に触れて軌道が変わったのが悪かったのかも。 大丈夫よ、穣子」 実況「さ…さあ! 間一髪の所で、再び同点となる危機から免れたスカーレットムーンズ! ボールはPA内の咲夜選手がキープしているぞ〜! ここでスカーレットムーンズ、どうするか〜!? 咲夜「(……ボールを得るまでの過程は…この際、目を瞑るしかない。 今はただ、ここにボールがあるという事実を重視すべき……と、お嬢様なら仰ってくれるでしょう。 ここは…)」 先着1名様で、 ★咲夜の判断→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 ダイヤ・ハート→咲夜「前線の選手に任せましょう」一旦ボールを蹴りだしクリアした。 スペード・クラブ→咲夜「ここよ……ここで決めるのよ!」シュート態勢に出た!? JOKER・クラブA→咲夜「(ここはまず、GKの美鈴にバックパスをして…)」咲夜、美鈴が飛び出し無人のゴールへとパス! そしてそのまま『全幻想郷選抜大会までは代表レギュラークラスでありながら、その後没落した凡手』となる! (*クラブAの場合は……?)
[815]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 17:05:49 ID:??? ★咲夜の判断→ スペード5 ★
[816]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 20:44:12 ID:??? 平行世界の松山の運命が逆流する呪いが…恐ろしい
[817]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 21:43:42 ID:??? A:「メイド業に専念するための抗議です(キリッ」 B:「急にボールが来たので…」 C:「その顔が見たかった」 多重マークは厳禁と…主力の個人プレイはやらせておけと開き直るぐらいは必要かな。 マークつけるなら小悪魔の方が良さそうだね。役割的にてゐかな。
[818]森崎名無しさん:2013/11/17(日) 21:54:43 ID:??? 紅魔なら中盤からロングシュートを撃てば入る。点取り合戦に持ち込んで手数を撃った方が勝ち。 って平行世界のえーりんが言ってた
[819]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/17(日) 23:51:57 ID:??? ★咲夜の判断→ スペード5 ★ スペード・クラブ→咲夜「ここよ……ここで決めるのよ!」シュート態勢に出た!? 咲夜「(……前半も既にロスタイムに差し掛かろうとしている局面。 無理に押さぬが道理だけど――お嬢様は、お許しくださらないでしょうね。 『猛獣は、兎を刈るにも全力を尽くす』。 あの方は、それを是とする筈だから。 そして、私自身余力を残している以上――!)」 この短時間で、最も効率よくゴールを挙げる為の方法は何か。咲夜は一瞬の逡巡の後に―――。 咲夜「ここよ………!」 グワアアアアアアアアアアアッ!! 反町「えっ……は? しゅ、シュートォ!? この距離からシュートが――入る自信があるっていうのか!?」 椛「ま――マズイですよ反町さん! これは…咲夜さんのお得意のシュートです! 殺人ドール―――『フィールドのどこから撃っても、その威力が全く衰えない』、 とてつもなく理不尽な超ロングシュートですよ!」 射命丸「み、皆さん! ここは人数を固めて! 人数を固めてブロックですよ!?」 はたて「ここで決められたら――後半は苦しくなっちゃう! 私も行くわ、文!」 静葉「――穣子、オータムスカイラブは……!?」 穣子「駄目よお姉ちゃん! ここで撃ったら…後半持たなくなっちゃう! だからここは、私がブロックに行くから、お姉ちゃんはフォローを!」
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0ch BBS 2007-01-24