※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】
[372]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 01:02:31 ID:??? ★賢者の布陣@→ クラブK ★ クラブ→スペード+レミリア「…守備を固めつつ、攻撃力を高める方法を一つ、思いついたのだけれども」 パチュリー「前半は、中盤は放棄した方が良いかもしれないわね……。 小悪魔とて、それなりのゲームメーカーではあるとは思うけれども、 中盤の支配力と、充実したタレントによる総合力の高さをウリとする、 永遠亭ルナティックスを相手取るには些か役不足。 咲夜にしても、ボランチを任せるよりは、そのタックル力と最低限のブロック力を活かせるCBが、 シューターの多い今日の試合においては適任。 そうなると、ここは思い切って――――」 そう言いながら、パチュリーはレミリアの書きだしたフォーメーションに対して、 大きく訂正を加えて行く。 そうして出来あがった布陣が――。 紅魔スカーレットムーンズ:5−3−2 −H−−− Hフラン −−−J− Jレミリア −−−−− F−I−G I小悪魔 −−−−− A−E−D E咲夜 −B−C− B陸 −−@−− @美鈴 パチュリー「中盤、小悪魔をトップ下の位置に置いたけれど。 実際にはあの子には下がり目の位置をキープして、専らロングパスの供給役として動いて貰うわ。 八意永琳とかが来ても相手にするだけ無駄だから、最小限の守備だけしてくれれば良いから。 ただ、それ以外の選手が来た場合は…メイド達と協力して、適宜守備に向かっても良いかも」
[373]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 01:03:35 ID:??? 小悪魔「は、はいっ!」 咲夜「そして私はメイド妖精の指揮を取りつつ、積極的にタックルに向かえば良いのですか、パチュリー様」 パチュリー「そうね。 貴女か美鈴が指示を出さないと、メイド達の特攻タックル部隊は使えない。 中国以外については、ブロックについては殆ど期待してないから、打たせる前に取る方向で動いて貰うわ」 美鈴「えっ、パチュリー様は期待して下さってるんですか、私の守備を!?」 パチュリー「…あんた、そんなに中国って呼ばれたいの?」 美鈴「す、すみません間違えましたっ!?」 陸「う〜む、しかし朕の足技を使うにも、1人くらいは補助が欲しいアルよ」 パチュリー「ええ。 だからその為に…DFを5人に編成した。 フォロワーやタックルに掛ける人数を増やすのは 勿論だけど、中国の守備力を活かすには、マンツーマンにしてはいけない。 ――実際は、臨機応変にやって貰うしかないのだけれど」 陸「まぁ、朕も足技には自信アルね。 タックル位なら、ちびっ子メイド達にも負けん自信があるアル」 レミリア「…そして、攻撃は私とフランが専ら担当する、と」 パチュリー「ええ。 それと、前線でのボールカットもね。 永遠亭のGKは一見ふざけているようにも見えるけど、 あれでそこそこの実力者。 ただ、スタミナにはやや難ありと思われるから、PAに入らずとも、 レミィや……特にフランには、シュートを沢山打って貰う事になるかしら。 決まらなくとも、それは相手にとって充分すぎる程の牽制となると思うわ」 フラン「つまり、私は適当な位置でボールを持ったら……ドカーンってやっちゃえば良いのね? ウフフ……私、そういう分かりやすい事、大好き!」
[374]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 01:04:36 ID:??? パチュリー「ええ。 もしもボールが貰えなくて退屈だったら…兎耳のお姉さんにでも、構って貰えば良いわ」 フラン「それって、前にお姉様やパチェが言ってたれーせんってヤツの事? 分かったわ!」 レミリア「そうよ…沢山遊んで貰いなさい(――そして、私の推測が正しければ…フランドールの狂気は、 彼女の厄介な瞳に対する強力な武器となる。 フランの体力が尽きない程度に、一番厄介な選手を抑える事が出来れば、 前半の失点も最小限に防げるかもしれない)」 紅魔スカーレットムーンズのミーティングは…総じて高レベルな物になりやすい。 参謀役のパチュリーがまず、サッカー戦術において一日の長があるという事が主な原因であるが、 他の選手にも、頭が回る選手が多いという事も理由として挙げられる。 更に、紅魔館の確固とした絆は他の勢力と比較しても強く。 生半可な事ではチームワークに亀裂が生じづらいという事は、彼女達にとって一番の強みだった。 パチュリー「(決まったわね……賢者の作戦が久々に炸裂しちゃったわ……) ――さて、皆はもう意見や質問は無いわね?」 そうして、概ね自分の思惑通りに進んだ事を喜びつつも、 パチュリーはミーティングを切り上げようと、チームメイトに対して念押しをする。 咲夜「了解ですわ」 美鈴「頑張ります! …がんばります!」 小悪魔「(今日の前半。 中盤が薄い分、いつも以上に私の役目が大事になります! しっかり、お嬢様や妹様にボールを供給しなくては!)」 フラン「(はやくあの面白いお姫様をドッカーンしたいなぁ…)」 妖精メイド達「「がんばりまーす!」」
[375]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 01:05:56 ID:??? 陸「あー。 まあ、パトロン様のご機嫌を損ねない程度に、そこそこ頑張るアルね〜」プラプラ レミリア「…………」 その中で、レミリアは独り、比較的緊張感の薄そうな様子で足をほぐしている陸の姿を見ながら、思考を深める。 しかしそれは、決してふざけた態度の陸を叱責するものではなかった。 レミリア「(…いや、これではまだ足りない。 理屈はないけど、試合の流れを掴む為に、 もうひとつ、発想の転換が必要と私は考える)」 レミリアは感じ取っていた。パチュリー程サッカーには詳しく無いために、知識や理論は無いが、 それでもストライカーとしての試合勘には自信があったし、 論理的な意見を導き出せるだけの頭の良さはあるという自負もあった。 パチュリー「居ないわね? それじゃあ、後は自由時間に――」 レミリア「ちょっと待って、パチェ。 私に良い考えがある」 パチュリー「は?」 レミリアは、少しの間の思索で導きだしていた。 紅魔スカーレットムーンズの守備力を出来るだけ高めつつ、自慢の攻撃力を更に高める方法の一つを。 彼女は、大真面目な表情で、チームメイトにこう言い放った。 レミリア「中国。 ……あんた、GKをしてみるつもりはない?」 陸「……ハ?」
[376]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 01:07:21 ID:??? …と、いったところで今日の更新はここまでです。 明日は、沢山更新できたらいいなぁ…と思っています。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[377]森崎名無しさん:2014/01/11(土) 08:27:40 ID:??? 乙でした。 流石にフランを前線で孤立させるような真似はしないか。 普通にワン・ツーで攻めればいいけど、中盤は過剰気味? 3-4-3に変更した方がいいかな。 人によってキャラ付けは変わるから一概に言えないけど、 フランもクレバーだから孤立したりあからさま挑発に乗るような真似しないと思う。 女の子にもてるようしてもらえば良かったんだ!(キリッ
[378]森崎名無しさん:2014/01/11(土) 17:32:17 ID:??? ところでうどんちゃんに足が速いっていうのがこの前の奇跡のイタリア戦で身に付いたよね アレって応用が効きまくる相当チートじゃね?下手するとうどんちゃんゾフになるぞww 何気にディフェンス時倍速ってビクトリーノとゾフだけだよね
[379]森崎名無しさん:2014/01/11(土) 17:37:12 ID:??? ところでこのスレの各章ごとのラスボスってやっぱなんかこうテクモからイメージ? 紅魔=ニシド 博麗=ブラジル(いろいろ集まってる気がするし) てことは ???=ドイツ ???=オランダ、イタリア、ドイツ、日本選抜orカンピオーネ って感じかな?
[380]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 21:10:00 ID:??? こんばんは。今日も更新していきます。 >>377 おつありがとうございます。 キャラ付けについては、大まかな方向性こそは作者によって影響されますが、 引きや判定で大きく変わったりすることもあるので何とも言えませんね。 例えば、パチュリーとか射命丸とかは結構引きや判定でキャラが変わったのではないかと思いますw >>378 残念ながら、そこまでチートなバランス裁定にはしない予定ですね。 特別な判定で+2〜3程度の補正がついたり、自由選択等で説明する際の説得力がやや増したりする程度で、 倍速ディフェンスみたいな事にはなりません。 それを目指すには、JOKERを引きまくるしかないですね。 >>379 第1章と第2章については、そんな感じのイメージを受けていますね。 第3章以降は、今後の選択で展開やラスボスが大きく分かれるのでまだまだ分かりませんが、 どちらにしても、オリジナル寄りな設定になるかと思います。
[381]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 21:11:16 ID:??? ********************************* −サッカーフィールド− 実況「さあ〜!! 選手が入場し間もなく始まる、永遠亭ルナティックス対、紅魔スカーレットムーンズの大一番! 観客達の歓声はより一層激しくなり、まるで今日が大会の決勝戦ではないかと勘違いしてしまいそう! この試合、コンマ一秒たりとも目が離せない試合になりそうです!!」 鈴仙「はぁ……緊張してきたわね……」 永琳「あら、ウドンゲ。 どうやら、相手はそう暢気に緊張している暇すら与えてくれなさそうよ?」 鈴仙「へっ? そ、それってどういう――?」 中山「――なるほど、確かに、永琳さんの言う通りだな」 鈴仙「な、中山さんまでっ!?」 フィールドに出て、軽くウォームアップをしようとしていた鈴仙に対して、永琳と中山が話しかける。 始めは、その会話の意図が上手く掴めない鈴仙だったが、 中山が指し示した、紅魔スカーレットムーンズの陣形を見て、その意図に納得する。 中山「…紅魔スカーレットムーンズに、今まで話題にも上らなかった男が居る。 そして、この状況で登場した男だ。 そいつは――おそらく、俺たちにとって思わぬ障壁となるに違いない」 紅魔スカーレットムーンズ:5−3−2 −−@−− @陸 −C−B− D−E−A E咲夜 A美鈴 −−−−− G−I−F I小悪魔 −−−−− −J−−− Jレミリア −−−H− Hフラン
[382]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 21:12:30 ID:??? 鈴仙「――@番。 つまりGKの陸という少年ね…。 彼が何者かは分からないけれど、 確かに、彼は紅魔スカーレットムーンズは勿論、幻想郷でも名を聞いた事も無い人物。 つまり、恐らく――中山さんやパスカル君と同じ、外来の強力な選手の筈」 そんな鈴仙の気づきに呼応して、陣形を示された観客達の間にも、少しずつ驚きとざわめきの声が上がって来る。 観客「な…なんだアイツ?」「また新手の外来人か?」「美鈴さんは今日はSBか…てことは、アイツは凄腕のGKだな」 「ポストよりもマシなのか…」「この試合、また分からなくなってきたな…」 陸「だ、大丈夫アルか。 朕、足技はともかく。 手技は正直言って、ニガテだったアルよ」 パチュリー「あんたは脚がすり切れるまで、ひたすら敵のボールを弾き返していれば良い。 …3点くらいは失点しても良いから、ゴール前でDFをやっている感覚で、何時も通りにやってみなさい」 陸「? GKは手を使わなくちゃいけないんじゃないアルか?」 パチュリー「大丈夫よ。 脚の方が良いなら、そっちを使えば良いんだから」 陸「むう……そんなら、後悔しないようにするアルよ?」 パチュリー「(始めにレミィの提案を聞いた時は正直ビックリしたけれど……。 煎じつめて考えれば、確かにこの戦法は効率的。 美鈴のGK能力の低さを補いつつ、 タックルやフィジカルの強さ、そしてキック力と体力を活かす事が出来る。 その上で、元々拳法家であった中国(陸)の守備力を活かすには、広いフィールドを動く必要のあるDFよりも、 比較的狭い場所で、一瞬の集中力が必要とされるGKの方が向いている。 …この発想は、私には出来ないわね)」 そんなどよめきにも我関せずと、スカーレットムーンズのメンバーはキックオフに備え、 選手達は少しずつ配置についていく。 (パチュリーは前半は出場しないため、陸に対して粗方の説明を終えた後はベンチへと戻って行った)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24