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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】
[393]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:21:41 ID:??? 神子「…ふふ。 様々な欲望がこの地を巡っている。 もしもこの全てを私達の物に出来たとすれば、 それはさぞ、甘美な宝物になるとは思いませんか、布都?」 布都「我は外の世界で食した『くっきぃ』なる物が好きですぞ、太子様!!」 屠自古「…それ、今誰も聞いてないから」 岬「(――彼女、豊聡耳氏が言っていた『幻想郷のサッカー乗っ取り計画』…。 それがもしも成功すれば、それは僕の計画にとってもメリットとなる。 だから、彼女の下で働き続けた事は結果としてマイナスでは無い筈だが…)」 芳香「あっれ〜? 娘々は居ないのか〜?」 岬「……青娥さんは、今頃国外を飛びまわっているよ。 我々の計画の第二段階、その成就の為にね。 (って、芳香さんに話したのはもう 8 回目なんだけどな…)」 神子「(そして…第1段階。即ち『デモンストレーション』に必要な材料は揃った。 後は、今日の試合で幻想郷のサッカーレベルを再確認すれば良いわね)」 これまでの時間の多くを外遊と仙界での訓練に費やし、外部からの情報をシャットアウトし続けてきた 謎のチーム・聖徳ホウリューズが、今日の試合にて始めて観戦へと向かう。 未だ底知れぬ謎を秘めた彼女達だったが、今日はその計画の調整の為、足を向ける必要があった。
[394]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:22:44 ID:??? 霊夢「……」 魔理沙「嫌に不機嫌だな、霊夢?」 霊夢「…だって、今は昼寝の時間だったし」 そして、それだけではない。 博麗連合のエースにして、稀代の才能を持つ博麗の巫女・博麗霊夢その本人もまた、 (レミリアの誘いもあって)今日の試合を観戦しようとしていた。 しかし、基本的に無気力な彼女は嫌に眠そうな表情をしており、 キックオフを前にして湧きあがる会場からも彼女は「浮いて」いた。 魔理沙「(私だったら、試合の内容は逐一メモして、その後のイメージトレーニングや、 実践練習での動きの確認に使う。 今まで、それをしているのは私だけという自負があったが… 今は森崎も同じか。 でもまぁ、今日は霊夢が来てくれて良かった。 何故なら……)」 魔理沙は、無気力そうな友人を横目で見ながら、僅かの嫉妬こそ感じはすれども、 決してそれを罵倒する事はなかった。 何故なら、彼女は知っていたからである。 魔理沙「(霊夢は。 こいつは…私や森崎がする努力を、一瞬の閃きと勘の鋭さで抜き去ってしまうからだ! だから、あいつは恐らくまた成長する。 こうして、無気力に試合をぼうっと眺めているだけで……)」 霊夢「(あのスカーレットムーンズのGK。 きっと鈴仙のシュートとほぼ互角くらいのセーブ力は持ってそうね。 そんでてゐと、パチュリーんところの小悪魔とは…純粋なパス力は多分互角で、技の有無でてゐが強そう。 パスカルって奴と中山って奴は……まぁ、永琳程の強さでは無いわね。 後は――)」 そして、魔理沙の霊夢評は正確だった。 いや、むしろ抜けが存在していた。 何故なら、霊夢は試合をぼうっと眺めずとも、ただフィールドに立つ選手の能力を、 無意識のうちに全て分析し終わっていたからだ。
[395]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:23:58 ID:??? 森崎や魔理沙が、ノートを作成して分析して…一晩以上を掛けて終了する選手の能力分析を、 試合開始前の僅か数分で霊夢は終えていた。 まるで機械のような――いや、機械を超えた何か『特別な』能力が、霊夢には知らずの内に備わっていた。 そして、そんな霊夢の才能は。 森崎「(ふざけんな……! 俺達がコツコツやって来た努力を一瞬で踏みにじりやがって。 アイツを見ていると、翼の方がまだ何億倍もマシだって気がしてくるぜ。 翼は才能を鼻に掛ける嫌なヤツだったが……それでも、翼はそこそこ努力していたし、その才能を大事にしていた! だけど――霊夢は。 アイツは駄目だ! アイツは――努力をしないだけじゃない。 折角の完全無欠の才能を、無駄な物扱いしている! 俺には――耐えられん!!)」 幻想郷の理に慣れぬ森崎にとっては、非常に不快な物でしかなかった。 そして森崎は――この世に、翼以上に憎らしい存在が居るのだとは思わなかったと、 霊夢の才能とその扱い方に対して大きく憤慨し…憎んですらいた。 中里「おっほっ! メイド妖精ちゃん達と夜のマリーシアがしたいでゴザルよ^^」 天子「……アンタ、それで良いのかしら?」 ちなみに中里は――(悪い意味で)相変わらずだった。
[396]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:25:02 ID:??? 実況「試合開始は、午後13:00分からとなっております。 人里サッカーコートの時計は今や 12:59分を指しており、コイントスが終わった以上、キックオフまでの残り数十秒を待つのみとなりました!」 そして…試合開始まであと十秒。 永琳「(……相手チームの火力は高い半面、総合力はこれまでの対戦相手と比べてもそう高くない。 この試合――判断一つが勝敗を大きく分けそうね)」 九秒。 パチュリー「(今日の試合、技同士のぶつかり合いもあるけれど、同時に互いの戦術の読み合い勝負ともなる。 勝負よ――月の賢者!)」 八秒。 パスカル「ふう……。 今日はせめて、1ゴールくらいは挙げたい所だが」 七秒。 咲夜「(正直、お嬢様が何故今日の試合に――そして鈴仙に拘るのか。 その理由が私には分からない。 けれど、瀟洒な従者は……理由なぞなくとも、主を守れるよう全力を尽くさなくてはいけないっ!!)」 六秒。 慧音「(私は……一体何の為にサッカーをして来た? 子どもたちに希望を与える為だったじゃないか! だったら、私はいくら無様でも――)絶対に、立ち続けるんだ……!」 五秒。 フラン「あっちのボールでキックオフかぁ。 だったら、あの兎さんからボールを貰えばいいのかな?」
[397]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:26:03 ID:??? 四秒。 てゐ「(鈴仙……。 この試合が勝っても負けても。 なんだか鈴仙にとって嫌〜な事が待ちうけてるような気がする。 だけど、あんたには…私や佳歩や中山さんやパスカル君や、皆が居るから。 変に、一人で思い悩んだりしないでくれよ?)」 三秒。 陸「(朕はそもそも、金と女の名声の為にサッカー始めたアル。 ご立派な精神なぞ持っちゃおらんアルが… だからって、負けるのはやっぱり悔しいアルよ)」 二秒。 中山「(…俺の悩みは、まだ解決していない。 どうすれば、過去の栄光を捨て、新たな力を得る事が出来るのか。 ――その答えを導くには、やはり戦い続けるしかないッ!!)」 一秒。 レミリア「(幻想郷の運命を変えるのは、やはり幻想郷に住む者。 しかし、その理に溺れる者は、何もすることは出来ない。 だから…この私が直々に試してあげる、鈴仙)」 鈴仙「(レ…レミリアさんの目線が何だか怖いよぉ……。 私、何か気に障る事言っちゃったかなぁ……?)」 そして………。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 実況「ルナティックスのキックオフで、試合開始だ〜〜〜〜!!」
[398]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:27:13 ID:??? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ヨッチャン「こんばんは。ヒントの神・ヨッチャンです。この試合も解説をさせて頂きます! 今回の試合は練習試合第四試合・VS紅魔スカーレットムーンズ戦です。 フィールダー5名が必殺シュート持ちで、八意様並みの能力を持った大エースが2名も居るなど、 これまでのチームとは比べ物にならないまでのスケールの大きさを持った、 まさしく大会優勝候補を飾るに相応しい強豪チームです!」 −−@−− @陸 −C−B− D−E−A E咲夜 A美鈴 −−−−− G−I−F I小悪魔 −−−−− −J−−− Jレミリア −−−H− Hフラン 紅魔スカーレットムーンズ:5−3−2 永遠亭ルナティックス:3−5−2 −−−−− −J−H− Jパスカル 840/840 H鈴仙 850/850 −−−−− F−I−G F佳歩 690/690 I永琳 900/900 GウサギB 510/510 −D−E− D中山 720/720 Eてゐ 630/630 −−−−− B−A−C B妹紅 900/900A慧音 750/750 CウサギD 510/510 −−@−− @輝夜 700/700
[399]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:28:30 ID:??? ヨッチャン「相手の要注意選手について解説をします。 まず第一に挙げられるのは、スカーレットムーンズのキャプテンでもある、 レミリア・スカーレット選手です! 彼女のストライカーとしての能力は去る事ながら、 守備力も並みのMFやDFを遥かに凌駕しているため、攻撃に守備に厄介な選手となるでしょう。 そして次に挙げるべきは、もやしの貴公女ことパチュリー・ノーレッジ選手。 後半にしか出場できない彼女ではありますが、その能力はまさかの八意様をも僅かに超えており、 全ての能力において高水準であるため、後半戦は更なる苦境となるでしょう。 前半で1点、2点程度のリードを持っていても、彼女の能力とその戦略次第では全く安心できません。 第三に、フランドール・スカーレット選手。 彼女はシュート以外についてはやや優秀か並以下ですが、 そのシュートに関しては非常に痛い! 比較的低い体力の消費で、強力なシュートが打てるのが彼女の強み。 元々の攻撃意識の高さから、輝夜のガッツ配分が、非常に大事になると思います。 守備を任された十六夜咲夜選手にも要注意です。 彼女のタックルはまさに幻想郷最高クラス…じゃなくて最強かもしれない程高いですし、 その他の能力も高くはないですが…逆に、低くはありません。 守備が全くのザルではないという点は、認識する必要があるでしょう。 また、今回はSBを任された紅美鈴選手も、フィールダー能力はそこそこ高い。 彼女の積極的オーバーラップにも、時には注意を向ける必要はあるでしょうね。 中盤の小悪魔選手と合わせて、決して油断をしてはいけない相手です。 そして最後に……まさかまさかのカンフーキーパー・陸選手も、 ふざけた言動とは大違いの高いセービング能力が特徴です。 脳内試合と違って、本編能力値スレより大きく改変してたりしてなかったりするので、 しっかりとその実力の程、見て頂ければと思います! 最後に。この試合は勝っても負けても話が進みます。当然勝った方が古いレイセンにとって有利な展開になるので、 これまでの総決算と思って、時には慎重に、時には大胆に選択をして頂ければ幸いです! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
[400]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:34:48 ID:zHPVkXbA 実況「さあ、鈴仙選手がまずボールを持ちました〜!」 フラン「ウフフ…さあて、ボールは頂きよ!」 鈴仙「(早速来たわね、フランドール・スカーレット…! だけども、ここはまだパスを出せる余裕はある。 ここは一体、どうやって突破をしようかしら…?)」 A:いや、ここはドリブルで勝負だ!(鈴仙のドリブル:48) B:パスカルに渡して突破して貰う! C:パスカルとのワンツーで突破する!(鈴仙のワンツー:49) D:一旦後方の永琳に下げる! E:永琳との必殺ワンツーで突破する!(鈴仙側の威力:51)60消費 F:勿論、キックオフシュートだ!(威力:57+1/4で敵にバランス崩しペナ(−2))200消費 G:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[401]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:36:48 ID:zHPVkXbA すみません、鈴仙のガッツを表示し忘れてました。 鈴仙のガッツ:850/850 です!
[402]森崎名無しさん:2014/01/11(土) 23:37:51 ID:+raitttk C
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0ch BBS 2007-01-24