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【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
[29]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 01:57:03 ID:Js/5v1fo アルツール・アンチネス・コインブラ 所属:ブラジルユース 配置:MF 特徴:ブラジルユーススタメンクラスをコケに出来る程の総合力 性格:無愛想な男でニコリともしない。頂点や最強と言った概念に魅力を感じない。 概要:突如監督直々にブラジルユースに召集され、10番を与えられた謎の男。 世界最高クラスの猛者揃いのブラジルユースメンバーを圧倒出来る程の実力? ロベルトとカルロスにだけは極僅かに心を許している節もあるが、本当に極僅か。 【選手以外の人々】 見上 辰夫 全日本ユースの監督。元若林の専属コーチだが若林を贔屓したりはしない厳格な指導者。 昔は日本代表のゴールキーパーだった。よく片桐と悪巧みをしており、賀茂とも長い付き合い。 いわゆる”悪い大人”だが日本サッカーを発展させる為の努力は惜しまない。 片桐 宗正 日本サッカー協会の強化本部部長。昔は日本代表のストライカーだったが目の負傷で若く引退した。 グラサンがトレードマークのヘビースモーカー。頭が良いのか悪いのかはっきりしない人。 妹との仲は良好だが、特にシスコンと言う訳ではなくむしろ有能な部下みたいに扱っている。 賀茂 港 日本サッカー協会の関係者だが、具体的に何をしているかは不明。本人曰く主に情報収集をやっている。 陽子と行動を共にしている事が多いからボディガードかも?昔は日本代表のDFでキャプテンだった。 ちなみに指導者としては選手を次々と潰してしまう論外級。しかし本人はそれを認めたがらない。 吉良 耕三 サッカー指導者A級ライセンス保持者の飲んだくれ。日向、若島津、沢田の師匠であり そのサッカー哲学はかなり過激な物の、作戦立案能力や指導力は割と高い。
[30]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 01:58:11 ID:Js/5v1fo ロベルト・本郷 ご存知翼の師匠にしてブラジルユースの監督。指導者としてはしょっぱいスタートを切ったが、 翼との再会をきっかけにハッタリと口車で凡将ぶりを良い意味での放任主義に偽装する術を会得した。 その後は選手達が勝手に結果を出してくれる様になったので実績だけ見れば名将と言える。 ただし色々と変態的な思考を持つ隠れ露出狂でもあるので迂闊に近づくのは危険。 井出 保 葵の同級生。サッカー選手としては話にならないが、データ収集及び解析能力は優れている。 日夜試合のビデオ研究に余念が無いが、その傍らでAVコレクションもする不届き者。 片桐 陽子 日本サッカー協会の若き役員で、ブラジルで研修しつつ森崎と翼のサポートをしていた。 実は良い所のお嬢さんで、将来政略結婚させられるかも知れない。小食だが酒は大量に飲む。 大胆で行動力があり、人懐っこい性格。この物語のヒロインと言えなくもない気がしない訳でもない。 中沢 早苗 南葛のサッカー部のマネージャー。一応原作通り翼と恋仲になっており、 原作以上に影が薄かった…のは過去の話で、スランプに陥った翼に拒絶され見るも無残な目に… 青葉 弥生 三杉のガールフレンド…と言う事になっている。実態は掌の上で転がされる事に幸せを感じてしまっている子猫。 彼女の出番が多いと原作の少年漫画としての世界観が壊されてしまうのである意味危険人物。 早川 あずみ 岬のフランスでの同級生にして金儲けのパートナー。強気で男勝りな性格。 高校を卒業してから日本に来たが、すれ違いで岬に二股男と言うレッテルを貼ってしまった。 山岡 美子 岬の父違いの妹。しかし本人はそれを知らず、テレビで見た岬に惚れ込んだ挙句 南葛に押しかけ幸運と周囲の誤解を活かしてちゃっかり岬の彼女と言う事になってしまった。
[31]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/12(水) 01:59:12 ID:Js/5v1fo 塩田 琴音 オリキャラ。念写や占いなどが出来る山森のストーカー。その正体は>>2だとか>>2の妹だとか言われていた為 本編には登場していないものの>>2の分身キャラとして姉まで出来てしまった。 サッカーの知識はいまいち不十分だが、山森LOVEの為に南葛高校に就職までした困った女。 マリー・シュナイダー ドイツのカール・ハインツ・シュナイダーの妹。イタリアのジノ・ヘルナンデスと文通している。 怪しいおにいさんについていっちゃ駄目ですよ。おねいさんとの約束です。等と言っていた事もあったが、 彼女ももうティーンエイジャーの筈なのである程度自由にさせるべき。むしろ妹離れ出来ない兄貴が問題。
[32]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/27(木) 22:53:30 ID:JFRo6uMs 運命の10分間。それに挑む為に配置につくドイツユースの選手達の表情は 激しい嵐を予兆させる静かだが気迫に満ちた物だった。 ドイツメンバー「(やってやる、やってやるぞ…)」「(この程度で俺達に勝てる物か!)」 ブラジルメンバー「(くそっ、ここまで来て…)」「(悪あがきで奇跡は起こさせない!)」 ルディ「(ここに来て雨…ならばまだ希望はある!ウォッシャードライブを撃てればあるいは…!)」 ロベルト「(雨?そういやドイツには雨が得意な奴が居たっけ。まあ何とかなるだろ)」 観客「おい、ドイツの連中まだまだやる気だぞ…」「そりゃ、まだ1点差だから諦めはしないだろ」 「諦めない所じゃないぞ、凄い闘志を滾らせてるぜ」「後10分ぐらいか…?滅茶苦茶長く感じそうだぜ」 「気を付けて守れよーっ!」「ここまで来てまた同点なんて見たくねーぞ!」「落ち着いてやれーっ!」 全日本メンバー「どうなる…?」「ドイツが追いつくか…」「ブラジルが耐え切るか…」「マジで分からねェ…」 この頃になると観客も逆転ゴールが決して有り得ない可能性ではない事に気付き、 折角の逆転弾がふいにされるかも知れないと言う緊張感で唾を飲み込んでいた。 大丈夫、我らがブラジルユースならこのまま逃げ切ってくれる筈と言う期待感と ドイツユースは底力がある事で有名なのだから嫌な予感がすると言う恐怖感が入り混じり、 息が詰まりそうな独特の雰囲気によってスタジアムが満たされていく。 放送「ボールがセンターサークルに戻されました。ブラジルが得点した為当然ドイツの キックオフから始まるのです。劇的な逆転ゴールに酔いしれる時間は短かった! ゲルマンサッカーは伝統的に土壇場でのスタミナと逆境での精神力で知られており、 このドイツユースも追い詰められた時こそ真の牙を剥くと言われています! 果たして彼らの底力と我らがブラジルの底力、どちらが上なのか…」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ! 放送「それを決める為の笛の音が、今高々と鳴りましたーーーーーっ!!」
[33]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/27(木) 22:55:25 ID:JFRo6uMs カルツ「行くぞォサッカー王国!今のワシは超マジじゃあ!!」 ダダダダッ!! ドイツの先陣を切ったのはカルツだった。見るからに集中力が滾る表情で突き進むその姿はまるで小さな戦鬼の様だった。 カルロス「こっちだって最初っから本気だ!」 カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねェ!!」 ズザザーーッ! ドゴァアッ! カルロス「ぐわーーーっ!?」 トニーニョ「なんの!」 ネイ「カルロスを抜いたからっていい気になるなよ!」 ズシャシャーッ! ズシャシャーッ! そこに果敢に挑んだカルロスだったが、今のカルツ相手に単独では 明らかに分の悪い勝負でありいともあっさりと吹き飛ばされてしまう。 だが続くトニーニョとネイは自分たちならば、と自信を持って同時に挑みかかった。 カルツ「ぐっ、こ…このォ!」 ガチィイイッ… バーーーン! ネイ・トニーニョ『なにィ!?』
[34]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/27(木) 22:56:59 ID:JFRo6uMs 放送「まずはカルツくんが突撃してきた!カルロスくん止められな〜い! しかし次なる刺客のトニーニョくんとネイくんがツインタックルでこぼした…ああっとしかし!」 この二人のツインタックル相手だと流石のカルツもボールキープはし損ねたが、それでも 勢いで勝っていたのかボールを前方にはじく事に成功した。 ポブルセン「遅ェんだよ、グズグズすんな!」 放送「これをフォローしたのはポブルセンくんだ!ドイツの中央突破は継続している!」 そしてカルツの前に居るのはポブルセンである。 サンタマリア「これ以上貴様にやらせるかーっ!」 ズザザーッ! ポブルセン「頭デッカチの雑魚は引っ込んでやがれ!」 ダカダカッドガアアッ! サンタマリア「ぎゃあああっ!」 ディウセウ「サンタマリア!くそっ、やったなー!」 ゲルティス「対シュート態勢を整えろ」 放送「そしてポブルセンくんも突っ込んできた!サンタマリアくん止められません! 本当に怪我をしているのでしょうかこの選手は!?早速ドイツにシュートチャンスが生まれてしまったァ!」 ポブルセンはサンタマリアをあっさりと弾き飛ばし、自分の望むシュートレンジに易々と進入した。 シュナイダーとカペロマンにある程度マークを割かねばならないブラジルは 彼を事前に止める事は難しく、マーダーショットを撃たせて止める態勢の構築を余儀なくされる。
[35]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/27(木) 22:58:20 ID:JFRo6uMs 観客「わーっ、ヤバい!」「止めろ!止めるんだ!」「大丈夫だ、ディウセウとゲルティスが居る!」 シュナイダー「今だ、撃てポブルセン!」 ポブルセン「うるせェ俺に指図すんな!死ねぇええブラジルゥウウウウ!!」 グワアアアアアアアアアアアアアッ!! バッギュゥウウウウウウウウウオオオオオオッ!! ディウセウ「うぉおおおおおおっ!!」 ドグァアアアアッ…! ディウセウ「う…あーーっ!ダメだーっ!」 ドサッ! ヒュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!! ゲルティス「シュートコース算出終了…ハァアア!!」 バッ! バシィイイイイイイイイイイイイイッ!! バーーーーン! ここでもディウセウとゲルティスは協力して立ちはだかり守ったが、 ポブルセンの気迫が威力を増していたのかキャッチし損ねたボールが大きく跳ね返された。 ブラジルメンバー「ルーズボール!」「早く確保…ああっ!?」 フライハイト「天は言っている…ここで俺に撃てと!」 そしてブラジルにとっては不運な事に、このボールに一番近い位置に居たのはオーバーラップしていたフライハイトだった。
[36]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:46:10 ID:6H9bjZ/Q ここからの数分間は非常に慌ただしく、そしてとてつもなく長く感じられる物だった。 放送「ポブルセンくんのマーダーショット!ディウセウくん止められない!しかしゲルティスくん なんとか大きく弾き返しました!…がっ!?よりによってフライハイトくんがこのこぼれ球に詰めようとしているーっ!!」 中山「ここでフライハイトが撃ったら…決まる!」 次藤「ディウセウはまだ倒れちょるばい!」 早田「いや、待て!ドトールも駆けつけているぞ!」 ダダダダッ! ドトール「撃たせはしない…!」 雨天時にしか撃てないフライハイトの大技、ウォッシャードライブ。その脅威はブラジルユースもよく研究しており、 ディウセウが起き上がれずゲルティスも万全の体勢ではないこの瞬間に撃たれては命取りになる事は百も承知だった。 ズシャシャーッ! 故にいち早くフライハイトのマークにつけたドトールはたった一人でも彼を止めようと必死だった。 ここで決められてしまっては今までの努力が全てフイになるのだからその気迫はただ事ではない。 フライハイト「良いタックルだ。だが雨を味方につけた俺を止めるには足りない!」 シュパパパパァ…! ビュゥッ! ドトール「くっ…(ダメか!最早ゲルティスを信じるしかない!)」 しかし今のフライハイトを1対1で止める事は難しく、彼は然程時間を稼げずに振り切られてしまった。 ドトールに出来たのはゲルティスが体勢を整えるのに必要な数秒間を稼ぐだけだった。
[37]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:48:16 ID:6H9bjZ/Q フライハイト「今こそ雨の力を借りる時だ!水よ!風よ!ドイツに勝利を〜〜〜っ!!」 グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!! 放送「ドトールくんタックルに行く…しかしかわされた!そしてフライハイトくんが足を振り上げたァアア!!」 ゲルティス「(ウォッシャードライブ…雨による摩擦と下方向へのベクトルを 計算し尽くし落下力に上乗せした強化版ドライブシュート)」 バッギュルゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!! 直後に放たれたフライハイトのウォッシャードライブ。 放送「撃ったァアアアアアアアアアアアアアア!!フライハイトくんのウォッシャードライブ!」 ドイツメンバー「いけェエエエエエ!!」「決まれーーーっ!」 ブラジルメンバー「ゲ、ゲルティス!」「なんとかしてくれー!!」 ゲルティス「(このシュートのデータは日本戦から取ってある。コース予測…成功!)」 バッ!バシィイイイイッ!! ズルッ…ポンポンポン… フライハイト「な、なにィイイ!?」 ゲルティス「(…!?雨のせいでグリップ難度が上がっている!)」 ピィイイイッ! これはゲルティスはキャッチは出来なかったものの、ゴールバーの上に弾く事には成功した。 無論、ドイツ相手にコーナーキックを与えるのは命拾いではなく次なるピンチである。
[38]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:04:41 ID:MIGFJ3z+ 観客「や、やったァ!弾いた!」「コーナーか…命拾いしたぜ」「バカ野郎!何が命拾いだ!」 「忘れたのか、ドイツにはコーナーキックのスペシャリストが居るんだぞ!」「げっ!ヤバい!?」 ルディ「(くっ、ウォッシャードライブも防がれたか!だがコーナーなら…!)」 ロベルト「(あれ?あれ?なんかヤバい?滅茶苦茶撃たれまくってるぞ?)」 放送「ゲルティスくん弾いたァ!ボールはゴールバーを超えた!コーナーキックです! 通常なら命拾いした、と一息つける所ですがドイツユース相手にはそうはならない!それは…」 ダダダッ! カペロマン「来たな!とうとう俺の本領発揮だぜ!」 放送「ドイツにはこの人、テオドール・カペロマンくんが居るからです! サイドからのスナイパーたる彼はコーナーキックをもっとも得意とし、 彼のトレードマークのサイドワインダーはコーナーキックから真価を発揮するのです! 試合は間もなく約3分間と表示されたロスタイムに突入しようとしています! ブラジル、耐えきれるか!?怒涛のシュートラッシュを凌ぎきれるのか〜っ!!」 ブラジルメンバー「くそっ!」「配置を急げ!」「こんな土壇場でやられて堪るか!」 この試合初めてコーナーキックと言う大チャンスをドイツに与えてしまったブラジルは 大急ぎでサイドワインダーに備えようとしていたが、その際守備の要である ディウセウは同じく守護神たるゲルティスの傍に駆け寄り小声で問いていた。 ディウセウ「ゲルティス。おめえ、まだやれるか?」 ディウセウには分かっていた。ドイツの高火力の嵐に晒され続けた自分もゲルティスも限界が近く、 間もなく動きが鈍り出す事を。その瞬間をドイツに突かれたら失点してしまうであろう事を。 ゲルティス「(体力残量確認…完了)」
[39]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:06:24 ID:MIGFJ3z+ スッ。 ゲルティスは口では答えず指を2本上げただけだった。それで十分だった。 ディウセウ「(後2回だけか…)分かった!後1回、オラが何とかする!」 ピィイイッ! 放送「ロスタイム突入と同時にコーナーキック!カペロマンくんが走り…サイドワインダーだァ!」 グワァアアアアアアアアアアアアッ!! カペロマン「唸れェ!サイドワインダー!!」 ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ギュインギュインギュインギュイン!! マウリシオ「くそーっ!」 ジェトーリオ「だああっ!なんでこんなに曲がるのさ!」 ディウセウ「でえじょうぶだ!オラに…任せろーっ!」 バッ! ブゴワァアアアアアアアアアッ!! カペロマン「くっ!悪あがきしやがって!」 ディウセウ「ふぐ…(ダメだ、トラップできねえ…!)」 バーン!
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0ch BBS 2007-01-24