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キャプテン森崎外伝スレ12
[931]森崎名無しさん:2017/06/25(日) 04:45:10 ID:??? >>930 オーバー森崎 謙虚、堅実をモットーに森崎しております! 森崎ですが、なにか? ヤンデレ系乙女ゲーの世界に森崎してしまったようです これはダメっすかね? その中なら「コミュ障の森崎が交渉スキルに全振りして転生した結果」かなぁ? 政治ゲーになりそうだけど
[932]日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:22:45 ID:F+3IlQoY 1983年8月、日本のサッカー少年岬太郎はフランスは花の都、パリの地を踏みしめた。 多感なる12歳の少年が彼の地で出会ったはサッカーと、 こずえ「アタリは世界一のゲーム会社よ!これまでも、そしてこれからも!」 真美「アタリなんてだっさいよね→」 亜美「コレコの方がおもしろいよね→」 天ケ瀬「てめえ、何考えてやがる!男ならどうしてセガで遊ばねえ!ふざけやがって!」 シャルポワ「これからのゲームは日本が中心になりマス、 世界史的な快挙デスヨ!白人が黄色人種の作り出す文化に大勢のめりこむのデスカラ!」 ゲームと、 マルシェ「ようこそフランス共産党党本部へ、若き日本の自由の闘士がここに来てくれた事を光栄に思う」 シャラーナ「僕の使命はサッカーから共産主義が成立する事を証明する事だ」 オガルコフ「軍に貧乏くじを引かせおって……若僧の思い付きで意のままにソ連を動かせると思うなゴルバチョフ」 赤旗と、 あずみ「10まい…20まい…30まい……これだけあれば1時間はゲーセンでプレイできるわぬふふふふ」 あずみ「(こうなりゃとことんやるまでよ!あたしを怒らせた事を後悔させてやるわ!)」 あずみ「岬くんの未来はあたしが買う。足りない分はあたしの未来で支払うわ」 あずみちゃんだった!
[933]日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:25:51 ID:F+3IlQoY 聖薇「駄目です!こ、こんな賭け試合を認める訳にはいきません!」 千早「だっ、誰がバキュラよーーーーーーーーーっ!」 スコット「ゲームなんかやめちまえ!結局俺みたいに全てを失うだけなんだっ!」 トラミエル「これからはパソコンの時代だ。ゲーム専用機は過渡期の徒花にすぎん」 優「ゲームは暇つぶしなんかじゃない、ゲームはみんなが抱く夢と希望の象徴…… 僕はキャンバスでそれを描いてみたい」 パジトノフ「エイリアンを撃ち殺したり、コンマ1秒足らずの時間差に血眼になるのだけがゲームではない。 それが分かってもらえるだけでも、このゲームが世に出る価値はあるでしょう」 ポブルセン「(テメエらにはわからないだろうな。 ずっと他人を信用できない、そんな仕打ちを与えられる国に生きる人間の性根なんてのは)」 バン「俺は必ず復活する!そして今度こそ兄ちゃんと一緒に東ドイツで勝ってやる!」 メッツァ「こんなに一面にヒマワリ畑が広がってるんだ……たまには寝そべってボーっと眺めてても罰はないんじゃないか?」 アルシオン「星はどこまで追っても届かないからこそ価値がある。俺は星を目指さない、星になる」 バリン「ミサキ。君以外に日本サッカーの中核たりえないと、私は確信していますよ」
[934]日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:29:16 ID:F+3IlQoY ナポレオン「(足りねええええええええっ!何も、かもっ!)」 ピエール「(これは一時の苦難……する事は変わらない。ただ蓄積と工夫あるのみ、それだけだ)」 アントワネット「(もう寄るべきものも、目指すものも、信じるものさえも……)」 ドルミー「(見てくれ親父、俺はサハラの男だ!俺がいる限りサハラアラブ民主共和国は滅びぬ!)」 天沢「(まだだ、これでは雫に顔向けできない!)」 伊集院「むかつく連中だ……踏みつぶしても踏みつぶしても這い上がってくる」 ウダイ「プレーを怠け、祖国を裏切った売国奴は、しかるべき罰を受ける」 ドスタム「アフガン航空戦士の真の実力を見よ!」 クライフォート「潮流を変えるとは畢竟、全てを賭けて挑む事だ。その時が来た」 チェルノブ「行け!チェルノブ!我が前に敵はなし!」 シュナイダー「統一ドイツの未来にかけて、この勝利渡さん!」 岬「(僕は……僕は岬太郎だ!)」
[935]日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:31:41 ID:F+3IlQoY 全てはパリから始まった。 サッカーから見える人間の物語が、ここに語られる。 日はパリより−岬太郎葛藤録(仮) 10月14日公開予定
[936]日はパリより(仮) ◆FeE8zKQZ4w :2017/10/09(月) 13:37:38 ID:F+3IlQoY かつてきれぼしサッカー作者として森崎板の末席で投稿していた者です。 以前にチャット等でひっそりと語っておりました、 岬太郎主人公の外伝の話の筋がようやく見えてきましたので 穴だらけの大風呂敷を全開に広げてみました。 なお遅筆ぶりは相変わらずであり、早くても 週1日投稿できるかというところですので、どうかご容赦願います。
[937]森崎名無しさん:2017/10/10(火) 23:23:46 ID:??? 期待
[938]日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:45:16 ID:pD/LglpY 日はパリより(仮) 第1章 パリ留学編 第1話『ヴォルテール通りの富士山』
[939]日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:47:46 ID:pD/LglpY さんさんと光照らす午後8時、たしか1983年の8月18日だったか、 僕と父さんはパリのマゼンタ通りにて渋滞につかまってしまっていた。 周りには日本では滅多に見かけられなかったルノー、プジョー、シトロエンが見飽きる程大勢ひしめいている。 運転手「いやーすみませんねえ。わざわざ地球の裏側から来てくだすったのに、 さっきからルノーのケツばっかり見させられちゃって」 一郎「いえいえ、私達外国人にとっては目にするもの耳にするもの全てが新鮮な驚きですよ」 父は運転手と四方山話をしているが、僕は話に加わるのはおろか、 もはやパリの街並みを眺める気力も無くなり、ぼんやりと窓の外へ顔を向けるばかりだった。 今まで日本中を転校してきたときはこんな事などなかったが、成田からシャルル(※)までアンカレッジ休憩含めて20時間、 人生初の飛行機や外国語や大空の遠景に興奮しすぎて、すっかり気力を使い切ってしまった。しかも悪い事に、 運転手「しかしお客さんも運が悪いですねえ、ちょうど地下鉄がストやってるときに来るなんて」 これである。後で分かった事だが、パリではストライキが本当に本当に本当に、飽きもせず発生する街である。 フランス自体がストライキの多い国らしいが、僕達は来訪初日にてフランス現代文化の一端を体験し、 その代価としてタクシーに乗らざるを得なくなり、おまけとして渋滞まで頂戴されるはめになってしまった。 (※):シャルル・ド・ゴール国際空港
[940]日はパリより(仮) ◆5qvYBJdbJQ :2017/10/14(土) 21:50:08 ID:pD/LglpY 僕は丘に立っていた。 いつの間にか郊外に移動していたのか。どこか知らぬ小高い丘の上に僕はいて、 暗くなった夜空の向こうにパリの街の光が煌々と輝いていた。 僕の傍に父さんはおろか人っ子1人もいない、ただ1人だけでパリを眺めている。 何の気もなく突如として、3つの太陽がパリから湧き上がってきた。 水滴の着地を逆再生したようだというのが直観である。不思議な事に 3つも火の玉が上がっても空は少しも明るくならず、ぼんやりと暗い空のままだった。 3つの太陽はどれも同じ大きさではない。1つは握り拳ほどもある大きさだが、 もう2つは普段見る太陽より少なくとも1周りは小さい。そのうちの1つの小さい太陽が 不意に大きな太陽の周りに沿って回り始め、大きな太陽はお供を連れて東の空へと飛び去ってしまった。 2つの太陽が地平線の彼方へ消え去った途端。夜空は急に明るくなり、瞬きする間によく晴れた青空へと変わっていた。 残った太陽はいつの間にか真上で光っていたかと思うと、 パサリと音を立て小石が落ちるように呆気なく足元の草むらに転がっていた。 腰をかがめ、手を伸ばして取ろうとすると、地面が揺れはじめた。 (逃げるな!) 倒れるように太陽へと飛び込む。熱い!胸に!胸に! 太陽は何の違和感もなく体に溶け、ガーッと全身を熱で叩きはじめた。 全身を突き刺すような圧で身動き一つもでき 一郎「太郎!」 岬「……んう」 父さんが肩をゆすっている。周りには荷物と天井とリクライニングシートが見える。
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0ch BBS 2007-01-24