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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】
[327]森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:46:49 ID:BJUQ2/1I D
[328]森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:47:22 ID:9mb4yzyY D
[329]森末(仮):2014/03/11(火) 23:50:59 ID:??? >D.タックル ============================================================= 板野「そうだなぁ、やっぱりタックルを鍛えたいな。 前線での守備力は必要だと思うし……それに、全日本を見渡すと松山と井沢以外守備力の高いMFがいないみたいだから」 森末「(東邦戦で沢田達にいいようにされたのが堪えてるのかな……)わかったよ。 それじゃあ頑張っておいで。 明日から合宿なんだから、無理はしないでね!」 板野「うん!」 先着1名様で、 ★板野のタックル特訓→(!dice + !dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 7以下→+1 8以上→+2
[330]森崎名無しさん:2014/03/11(火) 23:51:19 ID:??? ★板野のタックル特訓→( 2 + 2 )=★
[331]森末(仮):2014/03/12(水) 01:04:51 ID:??? >★板野のタックル特訓→( 2 + 2 )=タックル+1★ ========================================================== 練習の為にといつも通り学校のグラウンドへ向かった板野。 一人でのタックル特訓で成果が出るかは不安であったが、自分があまり守備力を鍛えていない事。 今まではそれでよかったかもしれないが、 この先の強敵との対戦を考えると今以上に力をつけなければならないと燃えに燃えていた。 板野「ん? あれは……」 松山「ハァッ、ハァッ……もう一度……!」 そして学校へとたどり着いた板野。 彼が目にしたものは、一体何時間前から練習をしていたのか汗を額に浮かべ、必死にボールを追っている松山の姿だった。 熱心に練習に取り組み、板野がすぐ傍にいる事にも気づかない様子の松山。 その心中、その心境は表情に表れており……板野にはすぐ、彼が考えている事はわかった。 松山「(俺達は全力を出し尽くして戦った……そのことに、悔いは決してない! だが、優勝をしたかった……東邦を倒し、南葛を倒し、この北海道に優勝旗を持ち帰りたかった! それも、間違いない事実だ。 終わった事を悔いても仕方ない……なら、前を向くしかない。 明日から始まる全日本の合宿、ヨーロッパ遠征、そしてフランス国際大会。 北海道に優勝旗を持ちかえる事は出来なかったけど……この日本に、大会優勝という栄誉を持ちかえる! その為にも、俺は俺が出来る事を繰り返すしかない! 努力をして、力をつけていくしかないんだ!!)」 先頃行われた全国大会において敗退をし、悔いは残していないと公言はしていたものの、 しかし、本音を言えば勝ちたかったというのは当然の気持ちである。 日本における実力者、No.1フィールドプレイヤーと言われながらも、松山光はただの一度も全国で優勝をした経験がない。 彼は別に自分が日本で一番のフィールドプレイヤーとは思っていなかったが、 それでも一度も優勝をした事がないという事に大きな悔しさは感じていた。 その思いと生来の努力家であるという性質が、彼を練習に駆り立てていたのである。
[332]森末(仮):2014/03/12(水) 01:06:09 ID:??? 板野「松山!」 松山「! 板野……その格好、お前も?」 板野「うん……えへへ、考える事は同じみたいだね」 松山の鬼気迫る迫力にも板野は尻込みをせず、声をかけた。 すると松山は少し驚いたように飛び上がりつつも振り向き……そして板野の姿を見て気づく。 着ているものは動きやすいジャージ、手にはサッカーボール。 そして肩からは(森末が用意してくれた)水分補給の為の水筒や何かあった時の為の医療キットなどが入った袋が下げられている。 板野「俺も……今度こそ勝ちたいんだ。 ふらのの皆とサッカーをする事はなくなったけど、今度こそ! 今度こそ勝ちたい! 優勝がしたい!!」 松山「……ああ! その為にも、俺達が出来る事は……」 板野「うん、練習だね!」 板野の熱い吐露を聞いて、松山もまた力強く頷いた。 改めて2人は全日本Jrユースに賭ける思い、次こそは自分たちが優勝をしてみせるという覚悟を確認し合い、 その為にも、更に力をつける為にもと、ボールを追い始める。 板野がタックルの練習をしたいと言ったからという訳ではないが、 松山も当初から今のボールキープ力以上のものを身に着けておきたいと考えていたらしく、両者は揃って練習をした。 相変わらず凄まじい松山の粘りのキープの前に、板野は悉く翻弄をされるのだが、 板野の熱意と気迫も凄まじくそれが伝播したかのように松山の動きも俊敏に、しかし更に力強くなる。 グルッ グッ 松山「突破力に関しては佐野や沢田、小池もかなりのレベルだ。 だけど俺はキープ力にこそ自信がある! これが俺の『雪だるまキープ』だ!」 板野「(……相変わらず凄いネーミングセンスだけど、とにかく技を覚えたのは頼もしいな)」 北海の荒鷲と小さな武器庫。 大会で結果を残せなかった日本を代表するMFとストライカーの両者は、その日、ボールが見えなくなるまで練習に勤しんだ。 ※松山が「雪だるまキープ(1/4でドリブル力+3)」を習得しました。
[333]森末(仮):2014/03/12(水) 01:07:11 ID:??? 〜 南葛市 〜 そして合宿当日がやってきた。 ある者は期待を持ち、ある者は野心を胸に、ある者は純粋に、多種多様な思いを持つ選手たちが一同に会する事となっていた。 そんなこの日、大友中学のキャプテン――世代を代表するDFである中山政男は、中学の校門の前で一人佇んでいた。 中山「(Jrユース……か。 まさか大会に出ていないのに選ばれるなんてな。 それに、新田まで選ばれるなんて……確かにアイツは才能がありそうだが、代表レベルで通用するのか?)」 事前に片桐達が話していたように、日本代表には全国大会に出場をしていない選手たちも招集をされている。 ここにいる中山、そしてその後輩である新田もその内の一人であり、 中山は新田と共に合宿所へ向かう為にと校門の前で待ち合わせをしていたのである。 先輩である中山を待たせるとは何事か、と体育会系の者がこの場面を見たら怒るやもしれないが、待ち合わせ時刻はまだまだ先。 几帳面かつ少しロマンチストの気がある中山は合宿所に行く前に大友中学の姿を目に焼き付けていこうと考えており、 物思いに耽る為にと早めの時間にやってきてしまっていたのだ。 中山「(ふぅ……しかし、世界と戦うか。 一体どんな気持ちになんだろうな。 それに松山や若島津……あった事はないが、板野が同じチームメイトだなんて、本当に贅沢だ。 南葛の皆と同じチームになるというのも久しぶりだし、楽しみなのは間違いないな……ん? あ、あれは!)」 これから始まる合宿に思いを馳せ、目を細めていた中山だったが……不意にそんな中山の目に飛び込んできたもの、 それを見た瞬間、中山は校門の前から飛び出し、道ばたに落ちてしまっていた『それ』を思わず拾い上げてしまっていた。 中山「これは……わ、わさビーフ! どうしてこんな所に!?」 そう、道端に落ちていたものはわさビーフ。 しかも、"梅"味である。 アスリートとして食事にも気を使っているが、 わさビーフだけは別物とする中山にとってわさビーフを道端に落とす事など許し難い事であり、思わずカッと頭に血が上るが……。 ???「やっぱお前はこの"世界"でもわさビーフが好きなんだなぁ」 中山「えっ……お、お前は?」
[334]森末(仮):2014/03/12(水) 01:08:27 ID:??? 不意に背中から声をかけられ、一瞬で頭を冷やして振り向く。 するとそこには中山よりは身長が低く、しかし一目見てアスリートと思しき肉体をした少年。 そしてその横に立ち、微笑を浮かべているこの世の存在とは思えない程麗しい姿をした妙齢の女性が立っていたのだった。 ???「あ、お前にはわかんねーよな、俺の事。 いいぜいいぜ、思い出そうとしなくたって。 俺は本当はこの世界にはいない筈なんだからな」 中山「は……は?(誰だこいつ? 何言ってるんだ? 逃げる……いや、新田と待ち合わせしてるのはここだ。離れる訳にはいかないか)」 いきなり不躾に、しかも意味のわからない事を言ってくる少年に中山は思わず呆け、 危ないタイプの人種かと少し距離を取る。 少年はそのことに少しだけショックを受けた様子だったが、すぐに笑みを浮かべると離れた分だけの距離を歩き、口を開く。 ???「今日はよ、祝いに来たんだ。 お前がJrユースの代表に選ばれた事を。 本当なら、お前は今頃車いす……サッカーどころか歩く事さえままならない状態だったんだからな」 中山「(Jrユースの代表に選ばれた事を知ってる……なら、サッカー関係の奴か? でもこんな奴は知らない……)」 ???「でもここではお前は代表に選ばれた。 大好きなサッカーを、何不自由なく出来てる。 俺はそれが嬉しいんだ。 ……大丈夫、お前ならディアスにもピエールにも絶対勝てる。 シュナイダーには……まあ、いい勝負して欲しいな。 お前が負ける所も見たくねぇがアイツが無様にやられる所も見たくねぇ」 中山「(ディアス? ピエール? シュナイダー? ……外国人の名前か?)」 ???「うん、それだけだ、俺が言いたい事は。 これ以上言っても混乱するだけだろうし、もう帰る。 そのわさビーフはやるよ、道端に落ちてたつっても封切ってねぇから大丈夫だろ?」 中山「う……お、お前は一体……」
[335]森末(仮):2014/03/12(水) 01:09:27 ID:??? 自分の好物がわさビーフであるという事まで知っている少年に、いつしか恐怖を覚える中山。 後ずさりをしながら怯えた様子を見せる中山に、やはり少年は少しだけ寂しさを表情に出したが身を翻し去ろうとした。 最後に言葉を残して。 ???「名前は言ってもわからないだろうさ、だから今は何も言わん。 ただ……中山、俺はこの世界でもお前とまたサッカーがしたい」 中山「………………」 ???「そしてお前に"世界"を見せてやる。 こんな小さな世界じゃない、大きな世界を。 俺はどこでも行ける。 異国で戦争やる事だって、やたら強い女とサッカーするのだって、なんだってな。 なんならお前がイタリアにいる世界でだっていいぜ。 色んな強敵と、ワクワクするような、熱い勝負をさせてやる。いや……お前と一緒にしたいんだ」 その言葉は、やはり中山にしてみれば意味不明なものだった。 しかし、やけに耳にこびり付く。 彼の声は、どれだけ恐怖に怯え警戒をしていても中山の心にすっと入ってきてしまうのだ。 ???「じゃあな、また会いに来るぜ。 出られなかった筈のJrユース大会、頑張って来いよ!」 中山「あっ……えっ!?」 そして次の瞬間、少年が隣にいた女性の手を取ったかと思うと……。 女性が口を開いた瞬間、瞬く間に彼女たちは"消えてしまった"。 まるで最初から、彼らがいなかったかのように。 中山「……俺は、幻覚か何かでも見たのか?」 正に狐につままれたとしか言いようがないような、そんな出会いであった。 まさか合宿を前にして極度の緊張から白昼夢でも見てしまったのだろうか……。 そんなありえない事を考えてしまう程、中山は混乱をしていた。 新田が待ち合わせ時間のきっかり10分前にやってくるまで、彼はそうして茫然としていた。 そして、新田に指摘をされ、腕の中にわさビーフ(梅味)を抱いている事実に気づき、 彼はようやく先ほどの出来事が現実だったのだと知ったのである。
[336]森末(仮):2014/03/12(水) 01:10:33 ID:??? 〜 全日本Jrユース 合宿所 〜 板野「ふ〜、ついたついた」 松山「ここが合宿所か……凄いな、施設もしっかりしてるぞ」 そして、視点は板野に戻される。 合宿当日、同じ地方から招集をされていた板野と松山は待ち合わせをして共に合宿所に到着をしていた。 北海道という僻地からの長旅は彼らを疲労させたが、その疲労も施設のあまりの整い具合を見て吹き飛ぶ。 やはりなんだかんだいって、ふらの中学の設備は所詮公立校というレベル。 それに比較をすればこの合宿所は正に最新型と言える環境が整っており、板野達を大変喜ばせた。 板野「ここで練習出来るんだね」 松山「そうだな、いい経験になりそうだ。 ……そういや、他の連中はもうついてるのかな?」 板野「俺達か長崎の次藤たちが一番遠いんだし、殆ど揃ってるんじゃない?」 施設を見れば、次に彼らが気になるのは寝食を共にし鎬を削り合う仲間たちの事である。 板野達の移動時間を考えれば、既にあらかたの選手たちは到着をしていると思えたが……。 先着1名様で、 ★よろしくな!→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→石田「お前たちだけに日本代表はさせないぜ」 沢木「俺もいるぜ!」 武井「コーホー」 あ、呼んでないです。 ダイヤ奇数→井沢「お、ふらのの松山と板野か」 滝「これからよろしく頼むぜ」 来生「ハッハー!」 修哲トリオだ! ダイヤ偶数→中山「松山! と……板野だったな、よろしく」 新田「(この人が板野さんか……)」 大友コンビだ! ハート→石崎「おっ、松山じゃねぇか」 高杉「それと、板野だったか」 中里「(ニンニン)」 南葛DFトリオだ! スペード奇数→若島津「松山と板野か」 沢田「よろしくお願いします」 若島津と沢田だ! スペード偶数→反町「あ、松山と板野」 小池「東邦のキャプテンとふらののキャプテンが合わさり最強に見えるな」 反町と小池だ! クラブ偶数→政夫「あ、板野と松山じゃねーか!」 和夫「久しぶりだな!」 立花兄弟だ! クラブ奇数→中西「なんや、あんさんらかいな」 早田「よう、久しぶりだな」 中西と早田だ!
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0ch BBS 2007-01-24