※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】
[81]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:03:59 ID:??? ★荒鷲の恋・完結編?→ ハートQ ★
[82]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:05:26 ID:??? おしい!
[83]森末(仮):2014/03/05(水) 23:19:41 ID:??? >★荒鷲の恋・完結編?→ スペード5 ★ >松山「藤沢ー!」 荒鷲ダッシュだ! 藤沢を追いかけるぞ! ====================================================================== 迷う事なく、松山は藤沢の名を叫びながら走り出していた。 その思い人から送られたハチマキをなびかせ、一心不乱に会場から姿を消そうとする藤沢の後を追う。 しかし、呼ばれても藤沢達の耳には松山の声が聞こえないのか、彼女は母と共に観客席を後にし、 原作同様、空港へと向かう為にタクシーを拾ってしまうのだった。 小池「ポカーン」 若島津「……なんなんだ、アイツは」 沢田「ど、どうしたんでしょうね? 藤沢さんって誰なんでしょう?」 反町「(常識的な奴かと思ってたんだけど……変な奴だったりするのか? うーん?)」 そして、途方に暮れるのは松山と話をしていた東邦の面子である。 先ほどまでは互いの健闘をたたえ合う言葉を述べあい、そして決勝に進む東邦にエールを送っていた松山だったが、 いきなり板野が大声を出すと、即座にその場で反転をしてこのフィールドから出て行ってしまったのだから混乱をしても仕方がない。 小池は口を大きく開いて茫然とし、若島津は眉をひそめて訝しむ。 沢田はアワワと言わんばかりに若島津と松山が出て行った方角を見比べ、反町は松山に対する評価を改めるべきかと考えていた。 板野「(……うん、いやまぁ、そりゃ驚くよね。 どうしよう、若島津達に説明しておこうか? でも下手に言いふらし過ぎるのもよくないかなぁ?)」 A.「実は藤沢ってマネージャーがいて……」 事のいきさつを若島津達に説明する B.「まあちょっと事情があるんだ。 さっきまで話してたのにごめんね」 ぼかしつつ松山の非礼を謝る C.「(いや、別に何も言わなくていいかな)」 特に説明しない D.「(いや、それよりも俺も松山の後を追おう!)」 松山の後を追う E.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[84]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:03 ID:dJrOkeSI B
[85]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:18 ID:CDVioqDg E B+若島津はFWやったことあるか聞いてみる
[86]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:22:52 ID:O9ds9dQI B
[87]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 23:24:12 ID:lkQerrKs E 「すまん、後で説明する」と一言だけ言った上で+D
[88]森末(仮):2014/03/06(木) 00:37:48 ID:??? >B.「まあちょっと事情があるんだ。 さっきまで話してたのにごめんね」 ぼかしつつ松山の非礼を謝る =================================================================================================== 反町「え、なんだ? 板野は事情を知ってるのか?」 小池「そういやさっき叫んでたのってお前だったよな……一体なんだってんだよ」 板野が若島津らに説明をする為に声をかけると、彼らは驚いたような表情を浮かべつつも納得をする。 先ほど松山が急に叫び、走り出したのは板野が大声をかけて呼んでから。 普通に考えれば板野が松山が走り出した理由を知っているのだろうという事はわかり、一体何があったのかと説明を求めるのだが……。 板野はあくまでもボカしつつ、少し用事があった為に松山はこの場から離れたと説明。 いきなり挨拶も無しにいなくなった非礼を詫びつつも、根本の原因にまでは言及をしない。 小池「なんだよそれー! 人に言えないような事なのか?」 板野「うーん、それは、その……ちょっとデリケートな問題だから。 (あんまり色恋の事を外野が言いすぎるのってよくないよなぁ……)」 そういった気遣いから、板野は小池がしつこく言い縋っても口を閉ざす。 最初はその板野の態度に焦れていた小池であるが、若島津ら他の者の注意もあってか矛を収め、 それでも憮然とした態度で頬を膨らませる。 小池「ちぇっ、言ってくれたっていいだろ。 こう見えても俺は東邦一口が堅い男としても有名なんだぞ」 板野「(……絶対嘘だ)」 若島津「そこまでにしておけ、小池。 デリケートな問題、というのなら俺達にも心当たりはあるだろう」 反町「ああ……そうだったな」 沢田「ちょっ……あれですからね!? 僕のお婆ちゃんは別に死んでいませんからね!?」 沢田が吉良監督に特訓をつけてもらう為に離脱をした時の言い訳が彼らの心に未だに残っていたのだろうか、 デリケートな問題とあっては仕方ないと納得をした彼らは、松山の非礼にも特に気にはしないと言い、 しばらくその場で板野と雑談を交わした後、このフィールドを去って行った。 若島津「(それにしても、なんというか……締まらん最後だったな)」 小池「(言えない事情かぁ……やっぱり身内に不幸があったとかなのかなぁ? でも、板野がなんでそんな事知ってるんだ?)」
[89]森末(仮):2014/03/06(木) 00:38:49 ID:??? こうして板野が若島津らと別れていた頃、会場を後にした藤沢は母親と共に空港へと無事に到着をしていた。 途中でホテルに寄り、着替えをしていた為に時間は取ってしまったが、出発予定時刻までの余裕は十分。 というよりも、もしも今日ふらのが勝利をしていたら、母はこの予約していたチケットをどうしたのだろう。 そんな事をおぼろげに考えながらも、藤沢美子は母の後をついて出発ゲートをくぐろうとしていた。 藤沢母「美子、急いで」 藤沢「はい……」 これから自分は、遠くアメリカの地へと引っ越しをしなければならない。 父親の仕事の関係上、今まで何度も別れを繰り返してきた藤沢であったが、 やはりこの友達と別れるという寂しさは何度繰り返しても慣れるものではなかった。 それになによりも、藤沢の心残りは――。 藤沢「(松山くん……)」 このふらの中学での3年間、サッカー部という活動を通して一緒に過ごした彼を、藤沢は想っていた。 それは周囲からしてみればはっきり言ってバレバレであり、藤沢と松山との関係にやきもきしていたのは町田と板野だけではない。 しかし、藤沢の引っ込み思案で自分を押しとどめがちな性格故か、それとも松山が鈍感過ぎる為か。 両者は結局くっつく事はなく、こうして別れの時がやってきてしまった。 藤沢母「美子、パスポートは持ってるわね?」 藤沢「…………」 藤沢母「美子?」 ドン 物思いに耽りながらパスポートを手に持ち、前を向いた瞬間――藤沢は手に提げていたカバンを手落とした。 松山「藤沢」 藤沢「松山くん……」 つい先ほどまで――否、これまでずっと思い続けていたその相手が、ユニフォーム姿のまま目の前に立っていたからだ。
[90]森末(仮):2014/03/06(木) 00:40:40 ID:??? 松山「ど、どうやら間に合ったみたいだな」 藤沢「ど……どうして?」 松山「お前が車で行った後、俺もすぐタクシーを拾って追いかけたんだよ。 出来るだけスピードを出して貰ってさ。 でもそんなに急ぐ事無かったな、どこかに寄って着替えてきたのか」 藤沢「ええ、きものを置いてあったホテルによってそれから……。 あっ! 松山くん、足から血が!」 何故、この場に松山がいるのか。 思わず問いただしてしまう藤沢であったが、松山はいともあっけらかんと答える。 確かに慌ててはいるものの、しかし言葉自体はそういった様子が欠片も見当たらず、 こういった所にも松山の何とも言えない朴念仁ぶりが見え隠れするのだが、 藤沢にとってはただ松山がこの場に駆け付けてくれただけでも涙が出そうになる話である。 その後、空気を読んだのか藤沢母はしばらくその場から席を外し、 藤沢は松山をベンチに座らせると持っていたハンカチで簡単な手当を始めた。 松山「い、いいよ。 ハンカチが汚れちまう」 藤沢「ダメよ、だってこんなに血が……」 松山「………………」 藤沢「………………」 しばらくそうして手当をし、される2人。 それは確かにいいムードであり、何故か他に客が見当たらない辺り絶好の告白の機会であったが、 お互いに奥手な藤沢と松山は中々本題を切りだせない。 沈黙があたりを支配し始めるのだが……。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24