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【松山の魂】俺inキャプ森4【はためく鉢巻】
[92]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:42:52 ID:??? ★さらば愛しき人よ→ スペード9 ★
[93]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:44:44 ID:??? JOKERなら松山の浮き球が上がりそうだなwww
[94]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:45:50 ID:??? バイバイベイビー
[95]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 00:59:53 ID:??? 何でだろう、松山の幸せの祈ると言うより、 地雷を回避するのに必死な気分になってくるのは。
[96]森末(仮):2014/03/06(木) 01:22:02 ID:??? >★さらば愛しき人よ→ スペード9 ★ >松山「こうして手当してもらうのもこれが最後だ」 無難に繋げた! =================================================================== サッカーでは思い切ったプレイをしても、恋に関しては中々思いきれないのが松山光という男だった。 もっと何か言いたい事、言える事がある筈なのに、結局は無難な言葉に逃げてしまう。 そんな自分の度胸の無さに思わず歯噛みをしてしまう松山だが、藤沢は気にしていないのか傷の手当を続けるだけである。 藤沢「松山くんは無茶なプレイするから一番ケガが多かった……(板野くんにも何度か吹き飛ばされてたし……)」 松山「ハハハ、思い切ったプレイをすると言ってほしいな」 藤沢「はい、こうやってしばらく抑えておいて」 松山「サンキュー、マネージャー」 藤沢「……!」 いつもの癖で、藤沢に対して感謝の言葉を述べる松山。 だが、この松山の声を聞いて、藤沢は思い出した。 もうこれが、自分が松山に『マネージャー』と呼ばれる最後の時なのだと。 今日の試合に負け、松山が引退をして――そして自分がアメリカにわたってしまう事で、2人の仲は切り裂かれてしまうのだと。 それを思い出した瞬間、藤沢の瞳には一杯の涙があふれ、ポロポロと流れてしまう。 松山「う、うあ!? ど、どうしたんだよ……!? な、何か酷い事言ったか俺!?」 藤沢「だ、だって……こんな所に急に現れるから……」 松山「うっ……や、やっぱり……見送られるの、嫌だったのか?」 藤沢「そうじゃ、なくて……! どうしてここに来たの……?」 松山「ど、どうしてって……それは……その……」
[97]森末(仮):2014/03/06(木) 01:23:08 ID:??? そして、この藤沢の涙を見て大いにうろたえたのは松山である。 いまいち女心の機敏に疎い松山は、自分が何か傷つける事を言ってしまったのかと見当はずれな事を考え、 しかし藤沢にそれを否定され、何故ここに現れたのかと問われて言葉に詰まる。 もはや先ほどまでの綺麗な流れというものはなく、今はどうしてこの緊急事態を乗り切ったものかと考えるだけである。 松山「(って、乗り切るも何もないだろ! 俺は、そうだ、俺は……!)ふ、藤沢……!」 藤沢「えっ……?」 松山「その……す、好きなんだ!」 藤沢「……? 酢、好き?」 松山「違う! 藤沢の事が、好きなんだよ!」 藤沢「……………………。 えぇぇえええっ!?」 だが、逆境に立っても諦めず、果敢に立ち向かうのが松山光という男である。 情けない面も多々見受けられるが、ここ一番の勝負度胸だけは誰にも負けない。 そんな彼はこの大舞台で、直球ドストレートの告白の言葉を藤沢に向けて投げつけた――些か、どもってはいたが。 これを受けて、驚いたのは藤沢である。 元々自分に対して自信がなく、常に松山の事を後ろから見守っていたような彼女にとって、 まさか松山が自分を好いていてくれていたとは露程にも思ってはいなかった。 この松山の告白は正に彼女にとって青天の霹靂であり、信じがたい事。
[98]森末(仮):2014/03/06(木) 01:25:05 ID:??? 藤沢「ど、どうして……?」 松山「どうしてって言われても……その……マフラー貰ったり、日頃から、その、世話とかして貰ったり……。 なんでって言われても困るんだけど、好きなものは好きで……」 思わず聞き返しても、松山は要領を得ない答えしか出してくれないが、 ともかく松山が真摯に藤沢を好いてくれており、この言葉が冗談でもなんでもないという事は伝わったようである。 それがわかると藤沢は再び涙を流して喜び始めてしまうのだが、なんとか泣き止んだのがまたとなり、松山は再度うろたえてしまう。 松山「わわわっ、な、泣くなよ! ごめん、やっぱり迷惑だったよな!?」 藤沢「違う、違うの……」 松山「えっ?」 藤沢「私は……私の気持ちは、もうその鉢巻に縫ってあるから……」 松山「……は、ハチマキに? ……あっ!」 言われ、今まで頭に巻いていた鉢巻をほどくと松山は熱心にそれを見つめ……見つける。 白い布地に、白い糸で刺繍をされたその文字。 藤沢から松山に、目立たないようにしながらも精一杯の勇気をもって送ってくれた、愛の言葉を。 松山「……そっか、お互い、同じ気持ちだったんだな」 藤沢「松山くん!」 松山「うわっ!?」 見つけた瞬間、松山はほっと安堵の溜息を吐き、緊張を解きかえるが……そこに感極まった藤沢が飛び込んでくる。 いきなり少女に、しかも思い人に抱きつかれるという事態に、純朴な松山はどぎまぎしてしまうのだが、 震える手を懸命に抑えつつ、藤沢の背中にそっと回し、抱きしめる。
[99]森末(仮):2014/03/06(木) 01:26:33 ID:??? 松山「……元気に行ってこいよな」 藤沢「うん」 もはや2人の間に、長い言葉はいらなかった。 松山「向こう行ったら手紙くれよ。 俺も返事書くからさ」 藤沢「うん」 思いを通わせた今はただ、残り少ない時間をゆっくりと過ごしたい。 松山「それからこの鉢巻、お前との思い出に大事に取っておくよ。 あのマフラーと一緒に。 ありがとう」 藤沢「うん」 出発の時刻まで、2人はそうして抱き合っていた。 まるで長年の付き合いである、恋人同士であるかのように。 ……… …… … 松山「あ、ところで藤沢、頼みがあるんだが……」 藤沢「な、何?(どうしよう、このまま結婚まで申し込まれちゃうのかしら……? 丁度お母さんもいるし)」 松山「俺、金持ってなくて……タクシー代、貸してくれないか?」 しかし、最後まで締まらないのも松山光という男であった。 ※松山→(大切な人)←藤沢 になりました。 ※松山くんが鉢巻を捨てませんでした(とても重要)
[100]森末(仮):2014/03/06(木) 01:27:33 ID:??? >>93 お察しの通り、上がる予定でした。松山は浮き球の弱さが弱点でもありますからね。 >>94 原作通りですと意外と早く戻ってきますが……さて。 >>95 一応どの結果になってもむすばれはする予定でした。 無事に松山と藤沢が結ばれてくれた所で、一旦区切らせていただきます。 原作でもタクシー代の件で藤沢母から借りていたようですし、オチがしっかりつくのが松山なのかもしれません。 ともかくこれで、ひとまず藤沢と松山の関係は一安心です。 明日はこの後、夜の日常パートから次の日の決勝戦へと続けたいと思います。 それでは。
[101]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 01:51:10 ID:??? イヤッフゥゥーー!! やったぜ松山。 最初包丁を持ち出してきたことを思い出して、二つの意味でホロリ。 これで大手振って全日本に合流できる。全日本ではどう動こうかな。
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0ch BBS 2007-01-24