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【板野くん】俺inキャプ森5【世界デビュー】
[617]森末(仮):2014/03/31(月) 00:35:57 ID:??? そして、若島津は飛んだ。 長髪を振りかざし、横っ飛びになりながら拳を突きだしてセービングに向かった。 次藤と中西が吹き飛ばされたお陰といってはなんだが、その余波でボールの軌道は見え、 これならば正面から弾き返す事も出来るだろうと思いながらギリギリまでボールの弾道を見守る。 彼の計算ならば、十分に間に合う筈だった。少なくとも、今までの経験則からして――その判断は間違っていなかった。 ギュンッ!! 若島津「なにィ!?」 しかし、シュナイダーのファイヤーショットは、彼が今まで受けてきたシュートとは違った。 若島津が最初に受けたシュナイダーのボレーシュート同様、 放たれたファイヤーショットはゴールに近づくにつれてぐんぐんと加速をし――伸びた。 バギャンッ!! 若島津「ぐはあああっ!?(なんだ……このシュートは……!!)」 計算が外れ、ボールを真正面から捉える事の出来なかった若島津は横から弾き返そうとするも、 そのボールの威力に負けてあっさりと吹き飛ばされる。 ピィィーッ!! シュナイダー「(まずは1点……が、まだ負けているんだ。 そう容易く喜べんな)」 間に入った巨漢たちの――そして、日本が誇る空手キーパーの決死の覚悟や闘志を嘲笑うかのように"燃やしつくし"、 ゴールを決めたシュナイダーは倒れ伏す守備陣を一瞥した後、軽く仲間たちに手を上げてゴール前から去って行った。 1点を決め、1点差にした程度では……当然彼は満足をしていなかった。 全日本 2−1 ハンブルグ
[618]森末(仮):2014/03/31(月) 00:37:06 ID:??? 響「き、きま……決まっちゃったぞ〜!? え、ええええ!? っていうか、なになに今のシュート!? 早すぎて全然見えなかったぞ!」 真「あ、あれが噂のシュナイダーくんのファイヤーショットか。 うん、僕も全然見えなかった……っていうか、次藤くんや中西くん、若島津くんが吹き飛ばされるっていうのが驚きだよ。 前半18分、2−1……まだ試合は全然わからないね。 このシュートを見ちゃうと」 ワアアアアアアアアッ!! 観客「よーし、やれば出来るじゃないか!」「そうだ!シュナイダーがいる限りハンブルグが負ける筈がねぇ!!」 「カルツもナイスアシスト!!」「このまま前半で追い越しちまえ!!」 ジェンティーレ「流石に決めるか。 ジャッポネーゼに止められていたら笑っていた所だぜ」 ヘルナンデス「(今のはベストショットとは言えない威力だったかもしれないが……。 それでもやはり驚異的だな。 だが、対戦をする時には俺が必ず止める)」 ストラット「(……これが西ドイツのストライカー、シュナイダーか)」 ディアス「(こりゃ点の取り合いになるかな、ウチと当たったら)」 あまりにも驚異的、あまりにも暴力的な一撃。 とうとう爆発をしたシュナイダーのファイヤーショットが決まると同時に、 これまで鬱憤を溜めこんでいたサポーターたちは一斉に歓喜の声を上げる。 偵察をしていた者達も、やはりシュナイダーの実力は確かなものだと認識をし――。 逆に全日本メンバーは2点のリードを奪って盛り上がっていた所に手痛い失点を喫してしまい、その意気を下げる。 石崎「あわわわ……(い、板野……本当にこいつに俺が対抗策になると思ってたのかよぉ!?)」 三杉「凄い……先ほど見せたドリブル突破、それにボレーシュートも凄かった。 でも、これは……このシュートは……!」 見上「そう、これが西ドイツの若き皇帝――カール=ハインツ=シュナイダー、その真の実力だ。 (とうとう決められたか。 だが、この程度は予想の範囲内……む? 井沢の様子が……!)」 ベンチメンバーの中には萎縮をする者も発生しかけるが、 見上はそれらに注意をするより前にフィールドで蹲り、足を抱えている井沢へと視線を向ける。
[619]森末(仮):2014/03/31(月) 00:38:10 ID:??? 若島津「ぐ……くそっ……!(なんて威力だ……! これが、世界レベルだという事か!?)」 次藤「たまげたタイ……まさか、ワシらを吹き飛ばすとはな」 中西「(ワイがGKやっても同じように吹き飛ばされてたんやろな……話にならんわ)」 そしてフィールドでは地面に倒れ伏した者達がようやく起き上がり始めていたのだが……。 彼らが目にしたのはゴール前に集まりこの失点を悔いるメンバー達の姿ではなく、 まだ起き上がれていない井沢の周囲に集まり彼を心配している者達の姿であった。 中山「井沢、大丈夫か?」 井沢「……酷い怪我じゃないとは思う、削られた訳でもない。 ただ、足を捻って……」 松山「一旦治療をしてこいよ、無理をしちゃ駄目だ!」 板野「うん。 練習試合なんだから……下手に悪化させたら本末転倒だよ」 先ほどのカルツとの接触プレイの際、吹き飛ばされた影響で足を痛めた井沢。 練習試合である以上は無理をする必要は無く、板野を含め多くの者達が治療に行くことを促す。 井沢もこれを受けて治療を受けようとするのだが……。 板野「(ん? 監督がこっちを見てる……)」 見上「…………」 先着1名様で、 ★どんぐりの背比べ→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→見上「山森、いけるな? 井沢の代わりに入れ」 ダイヤ・ハート→見上「(井沢の守備力は必要だ。 ここで交代させる訳にはいかんか)」 スペード→見上「小池、いけるな? 井沢の代わりに入れ」 クラブ→見上「沢田、いけるな? 井沢の代わりに入れ」
[620]森崎名無しさん:2014/03/31(月) 00:38:20 ID:??? ★どんぐりの背比べ→ クラブQ ★
[621]森崎名無しさん:2014/03/31(月) 00:39:35 ID:??? 吉と出るか凶と出るか
[622]森崎名無しさん:2014/03/31(月) 00:41:41 ID:??? 守備弱いし凶っぽいか? 中山さんの人数補正役になってもらおう
[623]森崎名無しさん:2014/03/31(月) 00:42:45 ID:??? サイドハーフ解禁だろうからカルツや皇帝を避けやすくはなるけど 見るからにサイドの守備軽そう
[624]森崎名無しさん:2014/03/31(月) 00:55:20 ID:??? しかし、このスレはキャプテン投票にハンブルグ戦でいい感じに盛り上がりまくってるなぁ
[625]森末(仮):2014/03/31(月) 01:06:18 ID:??? >★どんぐりの背比べ→ クラブQ ★ >見上「沢田、いけるな? 井沢の代わりに入れ」 =============================================================================== 見上「(負傷をしているならば井沢の守備力はハンブルグ相手に通用をせんだろう。 ならばここは沢田を入れて、中盤の攻撃力を高めるか。 松山一本ではやはり苦しい)沢田、いけるな?」 沢田「は、はい!(選ばれちゃった……が、頑張るぞ!)」 こうして見上がメンバーチェンジを決断すると、すぐさま交代を指示。 これを受けてフィールドにいた井沢はガーン!と背後に大きな文字が出かねない程、見るからにショックを受けるものの、 ただの練習試合である以上は負傷をした自分を交代させるという選択に文句がある筈もなく。 自分の負傷が悪化するのを心配してくれているだけだ、と前向きに考え納得をし、下がるしかなかった。 井沢「……後は頼むぜ、沢田(くそっ、結局ちょっとしか出場出来なかった……くそっ!!)」 沢田「は、はい(うぅ、顔が怖い……恨まれてないかな……)」 井沢とタッチをして入れ替わりにフィールドに立った沢田は、 そのまま板野達に合流をすると簡単に監督からの指示について説明をする。 沢田「監督は中盤の形をダブルボランチから中山さん1人のボランチに変えて、 僕を左のサイドハーフ、和夫さんを右のサイドハーフとして使おうって言ってました」 若島津「タケシにボランチは……やれん事はないだろうが、それなら純粋に攻撃要員として使った方がいいからな」 板野「それじゃあ、こういう形になるのかな」 −J−−− J板野 −−−H− H政夫 F−I−G F沢田 I松山 G和夫 −−−−− −−E−− E中山 C−D−B C早田 D中西 B中里 −−A−− A次籐 −−@−− @若島津
[626]森末(仮):2014/03/31(月) 01:07:38 ID:??? 政夫「俺達の体力も不安だったし、松山も中央のカルツって奴を突破するのは難しそうだったからな。 沢田が入って突破力が強化されるのはありがたいぜ」 中山「(問題は守備力が大きく下がった事か……俺でカバーできる範囲にも限度があるが)」 早田「(こりゃ俺は当然として、中里も不用意にオーバーラップしにくいな。 サイドがスカスカだぜ)」 和夫「体力と言えば、中西、大丈夫か? あんだけ吹っ飛ばされてよ」 中西「しょうみ、かなりキツいな……お前らをもっぺん飛ばせん事はないけど、そしたらワイの体力スッカラカンやわ」 メンバーチェンジ、そしてフォーメーション変更を終えた所で、一同は改めて現状を確認し合う。 井沢が抜けてボランチが1人になった事で中山の負担は増加……カバー出来ない部分も出てくるだろうし、 そうなればSBも易々とオーバーラップは出来ず守備に注力をせざるを得ない。 また、シュナイダーのファイヤーショットで吹き飛ばされた中西の体力も不安が残る。 前半でもう一度立花兄弟にスカイラブツインをさせようと思ったら、一気に底をついてしまうだろう。 中西「ワンプレイもせなんだら、ハーフタイムで休んだらなんとかなるかもしれへんけど……。 そういう訳にもいかんしな」 和夫「だな。 ……それで、どうするんだ板野?」 松山「残り時間は……10分強はあるか。 点を奪いに行くには十分だな。 問題は速攻か、遅攻か……」 中山「誰に打たせるかも問題だぞ。 板野にしろ立花兄弟にしろ、あと一発打ったらスタミナが持たない。 板野はまだマシかもしれないが、立花兄弟はロクに動けなくなると思うぞ」 松山「俺はまだ元気だぞ。 マークは板野達に集中するだろうし、俺がこの中だと一番打ちやすいかもしれない」 中西「やけど北国シュートが若林に通用するか? ……いや、しそうやけど」 板野「うーん……」
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0ch BBS 2007-01-24