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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[391]森崎名無しさん:2014/04/06(日) 22:25:58 ID:??? スウェーデン戦でキックオフシュートとかの奇行をして狂気度をためていくというのはどうだろうか。
[392]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/06(日) 23:19:55 ID:??? こんばんは、今日は少しだけになりますが更新をしていこうと思います。 皆さま、色々と今後の行動について考えて頂き、本当にありがとうございます。 今日からまた暫く無投票(ひょっとしたら無判定?)パートが続くかもしれませんが、 今後の展開予想も兼ねて、楽しんでみて頂ければ幸いです。 ★ボールくんの様子LV1→ ハート6 ★ それ以外→特に何も無かった…と思う。 鈴仙「(明日から……というか、もう今日の昼には大会なのよね。 どこと当たるかも分かんないし、色々と緊張するけれど――。 私だって、今まで頑張ってきたんだもの。 きっと、上手く行く筈よ!)」 ――そうして、鈴仙は静かに自室へと忍び込み、汗のかいた服を一式着替え、お気に入りの寝巻を纏う。 この一連の動作の全てにおいても、今の鈴仙は大きな充実感と達成感を既に感じていた。 鈴仙「(頑張ったら、いつかはきっと結果が出る。昔の私だったら、そんな事は無いと鼻で笑っていたでしょうけど――。 今は、素直にそう思えた。 だから……私は大丈夫。 きっとやれる……よね?)」 努力をしても、報われない事もあった。 しかし、それでも前に進み続ける事が出来た。 それは多くの仲間や先導者達の手に依る物ではあったが、実際に動いたのは誰でも無い、この自分なのである。 だからこそ、鈴仙は信じた。 「頑張ったら、いつかはきっと結果が出る」と。非科学的かつ非論理的ではあったが……。 それこそが、中山やパスカルとの出会いで身に付けることのできた、鈴仙の大きな自信となっていた。 鈴仙「だから……きょうは……ゆっくり寝ましょ……うね…」 そんな、これまでの生活では終ぞ得ることの無かった自信を手に……。 鈴仙は糸が切れた人形の如くパタリと、大会前最後の眠りに就くのだった。 *「ボロボロのボール」が、「しゃべるボール」になる確率が一段階アップしました。
[393]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/06(日) 23:20:55 ID:??? 【大会前日・ライバル編】 ――また、こうして大会に向けて新たな力を身に付けたのは鈴仙達、 永遠亭ルナティックスのメンバーだけでは無かった。 普段は暢気で努力を知らない幻想郷の住民達も、流石に大会も前日となれば練習に精を出す。 恐らくは……暢気でもプライドが高い分、大会では極力恥をかきたくないのだろう。 (当然、純粋な向上心を持つ者も少なからず存在するが……) ここでは、幻想郷の各地で新たな力を身に付けた選手達の一部を、少しだけ紹介する事にする。
[394]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/06(日) 23:21:55 ID:??? ☆妖精大連合の場合☆ 〜霧の湖・畔〜 来生「ハッハァ〜!? 誰かこの俺様を止めるヤツはおらんのか〜!?」 チルノ「な、なにを〜!? 食らいなさい、フロストコラムス!」 タッ…ズザアアアアアアアアアッ…… クイッ! 来生「ざんね〜ん、外れだ!」 スター「あいつら、ホントに元気ね……」 霧の湖では、妖精大連合のメンバーとその監督を自称する来生とが、 大会前という事で合同練習に取り組んでいたが――案の定、それは名目で、 実際は来生のドリブルショーにチルノが食いつき、それを周囲が笑いながら見学しつつ、 マッタリと自主練に取り組むという、何時もの展開となっていた。 サニー「ひいっ、ひいっ……。 私は頭脳派だから肉体労働はチルノには負けるわね…」 ルナ「(どの辺が頭脳派なんだろう……頭突きが強いとかかな?)」 リリーW「春ですねぇ〜♪」 リリーB「…いや、もう秋だと思うけど」 大妖精「はぁ、はぁ……! チルノちゃん、待ってぇ〜!?」 そして、休憩がてらに談笑を繰り広げる光の三妖精――サニー・スター・ルナ――を尻目に、 大妖精がチルノと来生との間に割って入る事もまた、彼女達のチームの日常だった。 ――ある一点だけを除いて。
[395]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/06(日) 23:25:39 ID:??? スター「しっかし、あいつらも大概よねぇ……」 ルナ「うんうん」 サニーが草むらに大の字で寝転んだ様子を見ながら、スターとルナはチルノ達を見据えながら、 半ばあきれ顔で囁きあっていた。 ルナ「……だって、あの二人。 朝から晩までずっと走り続けて無い…? チルノはともかく、あのカントクさんって最初は結構疲れやすかったような気がしたんだけど…」 スター「――ついでに、アレに割り込む大ちゃんも地味〜に逞しくなっているわよね……。 はぁ……さっさとサボリたいわ……日本的な残業環境はんたーい!」 来生「はぁ、はぁ……俺の技を見ろ〜〜〜〜!?」 ある一点の変化。それは即ち……その監督である来生の、選手としての大きな飛躍である。 即ち、人間達の条理には決して縛られぬ、妖精達の集団に属していた事は、 元々正常な人間の範疇からズレていた天才・来生哲兵にとっては大きくプラスに作用していたのだ。 彼に対して押しつける者など誰も居ないこの幻想郷、この妖精チームの中で「遊び」続けた事で。 来生の弱点であったスタミナは大きく改善され、そして――。 スタッ! タタタタッ! タタ〜ン!! チルノ「むがっ!? で、出たわね『キスギステップ』!? こなくそ〜、ボールが取れない〜!?」 来生「ハッハァ! 俺が点取り屋! 来生哲兵だ〜〜〜〜〜!?」 ――彼の長所であったドリブルは、この環境において大きく花開くこととなった。 *来生の最大ガッツが+200され、更にスキル・ドリブル+1を入手しました。 *来生が新必殺ドリブル・「キスギステップ」を習得しました。 *その他、チルノと大妖精を中心に妖精大連合チームが強化されました。
[396]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/06(日) 23:37:01 ID:??? ――と、いったところで短めですが、今日の更新はここまでにしたいと思います。 なお、一点だけ皆さまにご了承頂きたい点があります。 それは、【本イベントにて大きく描写されたからといって、そのチームと第二章で当たるとは限らない】という点です。 ですので、今回は妖精大連合の強化イベントを挟みましたが、必ずしも妖精大連合と当たるとは限らないという事です。 極力、モブチーム以外についてはこうして全チーム分(10チーム程度)、多かれ少なかれ描写をしていきたいと思っています。 意図としては、第二章では当たらずとも、今後の展開にて対戦をする機会があったり、 仲間になったりする機会があるかもしれないから……と、いうのがあります。 ただ、本スレブラジル戦みたいに、試合を見て始めて判明するというのも面白いですので、 【本イベントにて特別な表記が無くとも、キャラが新しく技を覚えていたりする事がある】 と、ぼかしも入れてみようと思っています。 …ただ、その辺の強化内容の書き方については思考錯誤している点もありますので、 予告なく変更が入るかもしれません。ご了承ください(汗) それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[397]森崎名無しさん:2014/04/06(日) 23:47:38 ID:??? 乙でした
[398]森崎名無しさん:2014/04/07(月) 00:48:05 ID:??? 守矢ステッp・・・いや、なんでもない
[399]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/08(火) 00:12:41 ID:??? こんばんは、今日は今(11時半位)まで仕事だったのでほんのちょっとになりますが、 更新をしていきたいと思います。 >>397 乙ありがとうございます! >>398 スキルステップとかリグルーレット的なノリですね、これは。
[400]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/08(火) 00:14:04 ID:??? ☆雑魚妖怪チームの場合☆ 〜太陽の畑〜 タッ……タッ……タッ……。 夏を過ぎた太陽の畑は、大きな向日葵の花こそ咲いてはいないが、 それでも畑の主の行き届いた管理により、季節にあった花や草木が綺麗に道を作っている。 そんな中、雑魚妖怪チームの一団もまた、大会に備えて今さらながらのランニングを行っていた。 リグル「いっちにー、いっちにー!(ネオリグルキックを何発も撃てるように、体力を付けなきゃ!)」 ルーミア「さんしー、さんし〜(バレないように、こっそり浮いてれば楽なのかー)」 ミスティア「はしる〜はしる〜おれ〜た〜ち〜♪」 その一団は、大きく三つの集団に分かれていた。 先頭を走るのは、チームの発起人ともなったリグル・ルーミア・ミスティアの三人。 彼女達はいつもの遊びと同様に、楽しそうに笑いながら萌道を走る。 幽香「フフ。 もうすぐね……」 レティ「(――コイツ、絶対余計な事を考えてるわね……)」 次の集団に居るのは、前方の仲良し三人組みの保護者的存在であるレティと、 この太陽の畑の事実上の主にして、一帯の野良妖怪達を仕切っている大物妖怪・風見幽香。 彼女達三人は、可愛らしい子どもたちの様子に微笑みながら――と、言うには幽香はもっと先の別の何かを考えているし、 レティはそんな幽香の様子を心配しているので正確では無いのだが――、ゆっくりと落ち着いた走り込みを続ける。 そして、最後の集団は……前述の二集団からは大きく後方に位置付けていた。
[401]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/08(火) 00:15:07 ID:??? わかさぎ姫「も〜! 暑いし、尾ビレは乾くし、そもそも私は陸上キャラじゃないし! くすん……早く湖に帰りたぁ〜い……」 メディスン「リグルなんかの口車に乗せられたアンタが、浅はかだっただけじゃん。 どーせ私達のチームなんて、(幽香が暴れない限り…)大した事ないんだから、あと二、三日の辛抱よ」 わかさぎ姫「アンタは…『草の根妖怪ネットワーク』の良さと怖さを知らないからそんな事言えるのよ!? あそこで『既読無視』してみなさい、一気にハブられるんだからねっ!? 怖いのよ!?」 メディスン「はぁ……。 ――でも、結果としてそのネットワークで釣られたのってアンタだけじゃん。 わかさぎだけに、一本釣りね」 わかさぎ姫「ち…違うもん!? 他の皆はもう人里FCに誘われてたりしてたから仕方なかったのよ〜!?」 メディスン「はいはい、分かったからリアルな人間関係を大事にしてこうね。 …私は良いけど」 最後の一団は――人間嫌いの毒人形のメディスン・メランコリー……と、何やら見慣れぬ風体の青髪の少女だった。 ただし、その少女の下半身は明らかに人間のソレでは無く――即ち、巨大な魚のような、大きな尾びれで構成されていた。 彼女の名はわかさぎ姫。 何とも情けない名前のような気もするが――彼女曰く、由緒正しいれっきとした『人魚』である。 元々は霧の湖でノンビリ暮らしていた彼女だったが、リグルやミスティアの誘いに負けて、 こうして偶にではあるが、雑魚妖怪チームの正規メンバーとして試合に参加したり、一緒に練習したりしていた。 わかさぎ姫「も、もうだめぇ〜!? 泡になって消えちゃう…」 ――とはいえ、正直な話。 彼女を誘ったリグル達も、そしてわかさぎ姫本人も。 彼女は「埋め合わせ要因」の一としてしか考えていなかった。 如何に強い魚も、陸上では凡そ跳ねる事しか出来ないように、わかさぎ姫もまた、 陸上でのサッカーにおいては全くカスカスの――それこそ、名無しの下級妖怪よりはマシ程度の ――低い能力しか持ち合わせていなかった。
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0ch BBS 2007-01-24