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【高みを目指して】鈴仙奮闘記16【どこまでも】
[420]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:25:19 ID:??? こんばんは、今日も少しだけ更新します。 >フェアプレイヤーの皆さん これだけフェアな方が居るのでしたら、森崎板の今後も安泰ですねw >>416 乙ありがとうございます。 フェアプレイ精神については、鈴仙も習得のチャンスはあります。 >>417 乙ありがとうです。 つまりキャプ翼のキャラはキ○チガイだらけということですね、わかります。
[421]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:26:44 ID:??? ☆西行寺亡霊連合の場合☆ 〜白玉楼特設サッカーコート〜 当初は数多くのタレントを揃えて、数的な優位を実感していた西行寺亡霊連合も、 ライバルチーム達の成長と、外来人を中心とする敵チームタレントの充実を前にして、 本格的な戦力強化に取り組んでいた。 そして、元々それなり以上の才能の持ち主にて構成されたチームであるため、 こうした付け焼刃の特訓でも、多くの選手にとっては良い結果を出していた。 メルラン「あはは〜♪ これが私の「ネオ・ファンタズム」よ〜!!」 グワアアアアアアッ! バッ――キィイイイイイイイイン!! シュゴオオオオオオオオオオオオオオッ!! プリズムリバー三姉妹の二女・メルランはより強烈な必殺シュートを編み出して。 リリカ「リリカは要らない子じゃないよ!――くらえっ、私の新曲! 鍵霊……「ベーゼンドルファー神奏」!」 スッ……ズッザアアアアアアアッ! バシュウウッ! 同じく三女のリリカはより強力な必殺タックルを習得。 ルナサ「(コンビプレイに頼り切りではいけないけれど……私達は、元々の能力が低い。 だから、私達はこうして一芸に特化する! そうすれば、個々でも活躍出来る筈!) ……行くよ、「スードストラディヴァリウス」!!」 タッ……クイッ! パシュウウウウウウウウウウウウウウッ!! ――そして、長女のルナサは得意のパスに磨きを掛けた。 ルナサが考えた通り、単体での能力が低いプリズムリバー三姉妹は、 このように元々得意の一芸を更に磨きあげ……それぞれパス・シュート・タックルにおいては、 一流に近い水準にまで達する事に成功する。
[422]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:27:44 ID:??? 藍「そして私は――あくまでバランスを重視だ。 トップ下として、彼女達三姉妹の短所を埋める」 橙「私も藍様の言い付け通り、ドリブルだけじゃなくパスも出来るように成長しました! ウイングハーフは私にお任せあれ、です!」 …チームキャプテンの友人から貸し出された二人の式は、 そんな一芸特化の選手達の穴を埋めるべく、大技こそないが、バランス良く自身の能力を成長させた。 幽々子「ま、私は対して成長してないけどね〜。 貴方も大概だけど」 中西「五月蠅いわ。 奥さんと違ってワイはこの身体には慣れんから、 イマイチ成長……という実感が湧かんのや。 精々が、この身体に慣れるのが精いっぱい」 幽々子「糖尿病って怖いのね……。 私も気をつけなきゃ」 中西「ハッ。 今となっては有難いわ。 こうしてワイに、またサッカーをやらせてくれるんだからなァ。 (今に見とれや森崎。 今度こそワイは、貴様を――!!)」 そして、守備を司るCFの西行寺幽々子と――最近、亡霊となり冥界に迷い込んだGK・中西太一。 彼女達についても元の身体が身体だからか、それとも怠惰か、大きな成長は無かった。 幽々子「――ま、糖尿病なんかよりももっと心配なのは……あの子なんだけどねぇ」 幽々子は、自チームの勝利は……自分の従者である生真面目な少女・魂魄妖夢。 彼女の成長具合に懸っていると確信していた。 しかし、その不安げな口ぶりからも読みとれるように――妖夢の成長具合は、決して芳しいとは言い難いようだった。
[423]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:29:08 ID:??? 妖夢「はぁ、はぁっ……! 行きます、幽々子様! ――「未来永劫斬」!!」 グワアアアアッ! バゴオオオオオオオオオオオオオオッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……ッ! ――幽々子の中途半端な放任主義は、妖夢に危機感を抱かせる事には成功しても、 彼女に対して革命的な成長を齎してはくれなかった。 妖夢の放った弾丸シュートは轟音を立てて、今度はポストの枠内に目がけて疾走するも――。 中西「……これなら取れるわ、アホが! 「つっぱりディフェンス」や!!」 バアッ! バチコーン!! ……ポロッ。 妖夢のシュートは、中西の相撲で鍛えたパンチングにも通用しない。 中西は確かに幻想郷全体でも優秀な部類のGKではあるが、決して一流では無いにも関わらず、である。 ――とはいえ、中西も調子の悪い時はシュートを捉えきれない場合もあるため、 妖夢にとっては、そう悩むべき事態では無かった筈なのだが……。 妖夢「そ、そんな……!(やっぱり駄目だった…!? あんなに、練習を頑張ったのに! 鈴仙に追いつかなきゃって思って、私なりに精一杯やったのに……!? 私じゃぁ……駄目なの? 私は……サッカーに向いていないの? 教えて下さい、幽々子様……!)」 幽々子「(あ〜らら。 やっぱり悩み過ぎてる、あの子。 ――ロクに人に相談しない癖にねぇ。 ……この間みたく、宇宙人のお友達をもっと誘ってたら良かったのに、プライドが高いんだから) ――妖夢。 ストライカーはメンタルの図太さが大事よ。 シュートが一度決まらなかったくらいで悩まないの」 妖夢「…はい、幽々子様(ま、また幽々子様にご迷惑をかけてしまった……! どうしよう、このままじゃいけないって思ってるのに、私ったら全然成長してない! …心の底では、また楽をしようとしていた!)」
[424]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:33:31 ID:??? 妖夢は、自分の実力について必要以上に思い悩んでいた。 自分のシュートが決まらないたび、吐き気がする程の自己嫌悪と罪悪感に苛まれ、 また、仮にシュートが決まったとしても、次の失敗を夢想して同様の症状に陥る。 自分と似たような友人の成長が、皮肉にも妖夢を追いこんでいた。 しかし、こうして伸び悩む妖夢だったが、最近の彼女は同時にこうも考えていた。 妖夢「(……私、今の環境じゃあ向いていないのかもしれない。 私にはもっと、自分を受け入れてくれて、 自分の成功を伸ばし、失敗を具体的に諭してくれるような、そんな主人が必要なのかも――)」 …今の自分は本当の自分じゃない。どこかに、本当の自分を受け入れてくれる「誰か」が存在し、 そして自分はその「誰か」の下では、思い通りに輝く事が出来るのではないか――と。 妖夢「――って! 何を考えてるの私!? 主に対する忠義を疑う等、我が一族の恥! こんな辛い時だからこそ、私はやれる事を。 つまりは幽々子様の為に動かなくては……!)」 ……もしもその考えに浸る事が出来れば、彼女は幸せになれた筈だが――。 残念なことに、妖夢は真面目だった。ただひたすらに真面目すぎた。 彼女はそう思うたび、自己嫌悪を更に加速させ、従者以外の道を選ぶ自分像を否定する。 仮に、否定された自分像が如何に美しく輝いていたとしても。 妖夢は、泣きそうになる顔を見られないように再びセンターサークルに戻り、 そのままがむしゃらに、実の成らぬ特訓に時間と体力、そして精神を摩耗させる事となる。そして… 紫「(やっぱり、私も、GKとして出てみようかしら。 折角の物語なんだもの、私にだってそれを楽しむ権利がある筈よね。 フフ…)」 チームの様子の一連を覗き見していた紫は……やがて空中から溶けるように消え去っていた。 *西行寺亡霊連合が強化されました。 *中西太一が西行寺亡霊連合に加入している事が判明しました。
[425]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:35:08 ID:??? …と、いったところで今日の更新はここまでです。 中西君は本来冥界に何度か行った場合に知り合うイベントを設ける予定でしたが、 結局はこの場でネタバラシをさせていただきました。 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[426]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/04/10(木) 00:36:08 ID:??? 折角更新したので、ageさせて頂きます。
[427]森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:45:18 ID:??? 乙です 妖夢は序盤からでてたけど、一緒に試合するチャンスを不意にした辺りから接しなくなったね もっと此方が来れば良かったか。はたまた、壁にぶつかってこその妖夢なのか
[428]森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:49:55 ID:??? 乙です 中西死んじゃったの? 別世界でカタパルトとして大活躍したりなぜかフェイエノールトに入ったり アモロに一時期とりついてたりしてるよね なにげに出番多いな
[429]森崎名無しさん:2014/04/10(木) 00:51:21 ID:??? 妖夢のようなヘタレて地獄に行きそうな女を受け入れて 面倒見のいい兄貴分といえば、矢車さんですねわかります
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0ch BBS 2007-01-24