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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[222]森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:24:53 ID:??? ★三杉の戦術眼→ スペード4 ★
[223]森末(仮):2014/04/20(日) 23:45:08 ID:??? >★三杉の戦術眼→ スペード4 ★ >三杉「反対だ。 メリットよりもデメリットの方が大きい」 ======================================================================= 板野「えぇっ……」 しばらく考える三杉であったが、やはり板野の提案に大きなメリットを見いだせなかった。 むしろそのメリットを得る為に支払うデメリットの方が大きく、戦術的には悪手でしかないと判断。 キッパリと反対の意思を告げると板野は面食らったようにうめき声を上げるが、三杉はその程度で怯まずデメリットを説明し始める。 三杉「1つ、スルーをさせようとすれば必然的に左サイドからセンタリングを上げざるを得ない。 位置関係的にね。 そうすると攻撃の仕方が一辺倒、単調になり相手に読まれやすくなる。 ……まあこれは上手くいかなければフィニッシュの仕方を変更するだけでいいとも言えるから、そうたいした問題ではないが。 それでも問題である事に変わりはない。 2つ、君にマークがつくというのにそこにパスを通すだけでも一苦労だ。 その上に新田が走り込めるスペースをも通るボールを出すというのは、かなり難しい。 3つ、そもそも新田が上手く君に合わせられるかどうかという問題もある。 合宿で互いに練習をしていたからある程度は息があってるかもしれないが……実戦で合わせた経験は殆ど無い筈だ。 まあこれに関しては成功率が高いとは思うから目を瞑ろう。あくまで高いであって、確実に失敗しないとは言い切れないがね。 板野にマークが集中する以上は若林達の意識もそちらに移るだろうから、上手く決まればバランスを崩すとも思う。 だが4つめの問題がある。 そこまでしても、恐らく君が素直にマグナムボレーを打ったのと大差ないレベルの勝負になる。 ハッキリ言おう、その作戦で得られるメリットは君の体力温存程度で、後はデメリットしかない。 その体力温存にしたって、残り時間の関係や君の残り体力を考えれば殆ど意味がない。 この試合に延長戦はないからね。 これならば素直にマグナムボレーを打った方が手っ取り早い。 ……と、僕は考えるんだが、君には何か他に考えでもあるのかい?」 板野「う……」
[224]森末(仮):2014/04/20(日) 23:46:10 ID:??? 理路整然と、つらつらと板野の作戦を否定する三杉。 しかしその冷静かつ自信に満ちた言葉には信憑性というものがあり、 周囲の者達も確かにデメリットばかりで、メリットが非常に薄いものなのではないかと考え始める。 そして最後に板野に話を戻した所で、板野は全員からの視線を一手に浴びた。 三杉の言うように、先ほどの板野の提案は悪手にしか思えない。 もしも三杉が問いかけた通り、他に考えがあるのならば一考の余地があるのかもしれないが……。 逆に何もないのだとすれば、少なくとも板野の取ろうとした作戦は過ちだったと言えるだろう。 新田「(板野さん……)」 松山「(作戦に正解、不正解は無いけど……常にリスクとリターン、メリットとデメリットは考えておかないといけない。 そして悪手に近い作戦をキャプテンが取ろうとしても、それをフォローするのが俺達の役割だ。 もしも他に考えがなかったとしても、気にする事はないんだぞ板野……)」 板野「………………」 A.「そうだな、三杉の言う通りだ。 作戦ミスをする所だったね、指摘してくれてありがとう」 B.「いや、三杉の言うデメリットを上回るメリットはある」(更に分岐します) C.「それでもこの作戦でいくぞ! さあみんな、キックオフだ!」 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[225]森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:37 ID:zvfbHtPU A
[226]森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:40 ID:a8h0FWk2 A
[227]森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:46:51 ID:+EiT/K0Q A
[228]森崎名無しさん:2014/04/20(日) 23:47:51 ID:O5MlYWyw A
[229]森崎名無しさん:2014/04/21(月) 00:23:51 ID:??? う〜ん・・・考えすぎかもしれないけど これ森崎が三杉のポジション決めるときの三杉のテストみたいな気がした
[230]森末(仮):2014/04/21(月) 00:36:50 ID:??? >A.「そうだな、三杉の言う通りだ。 作戦ミスをする所だったね、指摘してくれてありがとう」 ============================================================================================ 問いかける三杉、そして周囲の視線を受けながら……板野は小さく首を振ってそれ以上の考えが無い事を表し、 三杉の指摘を感謝する旨を述べた。 これを受けた三杉はふぅ、と小さくため息を吐くとわかってくれたのならば構わないとばかりにようやく笑みを見せ、 新たに作戦を板野に代わって決めた。 三杉「なら、やはり板野に回してマグナムボレーを打たせていく方針にしよう。 上手くいけば入るし、そうでなくともチャンスは続くかもしれない。 そうなった時が新田の出番だ。 これでいいね、板野?」 板野「うん! よし、それじゃあそろそろ試合開始だ! ポジションに戻ろう!」 全日本メンバー「「「おう!」」」 素直に己の作戦ミスを認め、指摘をした三杉に感謝した事で多くの全日本メンバーは板野の人間性自体は間違っておらず、 この作戦ミスもちょっとした過ちなのだろうと考えて特に彼に対して悪印象を抱く事はなかった。 しかし、ポジションに戻っていく者達の中でただ一人……先ほどまで浮かべていた笑みを消し、 顔を顰めながら板野の背中を見つめる者がいた。 三杉淳である。 三杉「(今回は僕がいたからともかく……僕は基本的に前後半どちらか、30分しか出場が出来ない。 その時に作戦ミスを咎められる者がいるのかどうかを考えると……彼の戦術眼は少し不安だな。 よもや目にかけている新田にゴールを決めさせたい、などという感情であの作戦を決めた訳ではないとは思うが……。 ストライカーとしてはともかく、キャプテンに相応しいかというと疑問だな)」 不用意に不和を撒かぬよう、素直に引いた板野の手前黙っていた三杉であるが、 彼の心中では僅かに板野に対する不信感が芽生えていた。 技術だけではなく知識、戦術を駆使して戦う事を信条とする彼にとって戦術眼の無いキャプテンというのは信頼に足りず。 彼は板野に対する評価をそっと下げるのだった。 ※三杉の板野に対する好感度が−1されました。
[231]森末(仮):2014/04/21(月) 00:38:04 ID:??? 全日本が紆余曲折の末に作戦を決め終えていた頃。 ハンブルグの者達は早々にポジションにつき、試合の再開を待ちかねていた。 大方の予想通り、彼らの作戦は単純明快。 立花兄弟が交代した事によって唯一若林から点を奪えそうな板野を厳重にマークをするというものだった。 シュナイダー「(とはいえ、あの14番(三杉)も実力的に考えてシュートを撃ってこないとも限らない。 ワカバヤシの話によれば、小学生時代はカーブをかけたオーバーヘッドキックを放っていたらしいからな)」 カルツ「(だがあの14番はスタミナの問題があるらしいし、不用意に撃ってくるとは考えん方がいいだろう。 やはり目下の要注意人物はあの9番(板野)だ。 DFが上手くカットしてアイツに仕事させんよう祈るしかない。 そんでもって後は俺とシュナイダーちゃんで逆転だ)」 ピィーッ!! こうして互いの選手がそれぞれのポジションについた所で、審判の笛が鳴り響き試合が再開された。 真「さぁ、全日本のキックオフで試合再開! ボールは先ほどから入っている新田くんから板野くんへと渡った! もう一度ここの攻撃を成功させて、なんとか1点を取ってもらいたい所だね!」 響「板野くんは今日も若林くんから1点取ってるし、なんくるないさー!」 板野「(さて、まずはどうやって攻めるかだなぁ。 シュートを打とうにも、ゴール前に運ばなきゃお話にならない。 ここはどうしようかな?)」
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0ch BBS 2007-01-24