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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[539]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 00:36:15 ID:??? 負けなかった、これでイタリアと戦えるぜ(更なる地獄)
[540]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:04:33 ID:??? 若島津「守ったぞォ!」
[541]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:07:15 ID:??? あれっ、これどうだっけ? 早田が70で弾いてるけどはじいても若島津あびせげった状態なんだっけ? 一応松山フォローだけど
[542]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 01:12:40 ID:??? 若島津も他のクリアーと同時判定だから松山のフォローで問題ないと思う
[543]森末(仮):2015/01/15(木) 01:47:17 ID:??? >★シュナイダー→ダイレクトファイヤー 67 ( ハート4 )( 3 + 1 )=71★ >★早田→低いクリアー 57 ( スペード4 )( 6 + 6 )+(人数差補正+1)=70★ >★中西→低いクリアー 57 ( ハートQ )( 5 + 5 )+(人数差補正+1)=68★ >★若島津→浴びせ蹴り 64 ( ダイヤJ )( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=72★ >=−1→ボールはこぼれ球に。松山がフォロー ========================================================================================== カルツからのハンブルグでのラストパスを受け取ったシュナイダー。 その蹴り足から放たれようとしたのは、彼の代名詞となっているファイヤーショットである。 ダイレクトに、ジャンピングボレーの形から放たれるそれは地上で放たれるファイヤーショット以上の威力を秘めており。 これを止める事は並のGKどころか、一流のGKでさえも難しいとされる程のものであった。 故に、観客たちの誰もがこれは決まったと確信めいた予感を持っていた。 バギャゴッ! 早田「俺をタックル一辺倒の奴だと思うなよっ!!」 シュナイダー「なっ!?」 そしてその予感は裏切られた。 既に世界レベルとも言える程のタックルの巧さを誇り、しかしそれ以外は然程得意とは言えなかった伏兵――早田誠。 そんな彼の、タックルの次に得意としているのがこの空中戦である。 次藤や中西といった巨漢にも負けない当たりの強さとジャンプ力を持つ彼はその負けん気の強さで超威力のシュートにも恐れず飛び込み、 ボールを間に挟んでシュナイダーとの力比べをし、一瞬ではあるものの彼の動きを止める事に成功する。 若島津「よくやった早田ァァァッ!! でりゃあああああああっ!!」 ガギィィイイイイイイイイイイイインッ!! バゴォンッ!! カルツ「なっ……」 若林「ばっ、おまっ……!」
[544]森末(仮):2015/01/15(木) 01:48:20 ID:??? たかが一瞬ではあったが、それでもその一瞬だけで若島津にとっては十分であった。 早田とシュナイダーの間で挟まれるボールを横やりする形で飛びげりした若島津は、 そのまま高く跳ね上がったボールを咄嗟に両腕でパンチング。 結果、ボールはゴール前から大きく離され、全日本は試合終了間際、絶体絶命のピンチを辛くも脱出する事に成功する。 ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!?!?!? 観客「なっ、なんでシュナイダーのシュートが決まらないんだー!?」「て、手を抜いてるのかよシュナイダー!!」 「そんな事する筈ないだろ!」「それじゃあどうして……」 マリー「(お兄ちゃん……)」 ディアス「(決める所でキッチリ決めきれないのかよ……って感じだが。 それでも十分な威力のシュートだったよな。 ウチのGK達じゃ間違いなくとめらんねぇ。 となりゃ……ニッポンの守備陣が予想以上に実力者揃いだったって事かねぇ。 ま、俺ならかるーく突破出来るんだろうが。 ……逆に言えば俺くらいしか点を奪えねぇ、か)」 この結果を受けて、観客たちからは悲鳴にも似た声が上がる。 シュナイダーのシュート――しかもただのボレーシュートなどではなく、ファイヤーショットが止められた。 ここまでの試合で全日本の実力が決して低くは無いという事をわかっていたとしても、 その現実は彼らにとって信じがたいものでしかなかった。 そんな混乱をする彼らを尻目に、 そっと偵察に来ていたアルゼンチンの至宝――ファン=ディアスはゴール前に佇む若島津達を苛立たしげに睨みつけるのだった。
[545]森末(仮):2015/01/15(木) 01:49:28 ID:??? シュナイダー「………………」 そしてシュートに失敗をした張本人。 カール=ハインツ=シュナイダーはといえば……驚きに満ちた表情で若島津を見つめたままその場に立ち尽くし、微動だにしなかった。 どれだけ想定外の事が起きようとも、常に冷静にプレイに走るシュナイダーにとって、 時計が止まっていない間微動だにしないというのは極めて珍しい事であり。 それだけ若島津達のファインセーブが彼に与えた衝撃の強さを物語っている。 しばらくそうしていたシュナイダーだが、やがていつまでもその場にいられないと意識を取り戻したのか。 そのまま踵を返して自陣に戻ろうとするも……。 若島津「ナイスシュート」 シュナイダー「!? 貴様……!」 不意に背後から声をかけられ、振り向いてみれば……そこには不適な笑みを浮かべた若島津の姿。 前半戦、シュナイダーのただのボレーシュートを止めた際に言われた、 まるでこちらを見下すかのように放たれたシュナイダーの発言を模して放たれたその言葉を受け、 シュナイダーは若島津を睨みつけるのだが……若島津もまた睨み返しながら、更に口を開く。
[546]森末(仮):2015/01/15(木) 01:50:33 ID:??? 若島津「俺達を舐めるなよ……! 今日の試合……貴様にハットトリックを決められこそしたが、次に戦う時……。 フランス国際Jrユース大会では、この借りは必ず返す!」 シュナイダー「……最初から本気を出していれば、などという言い訳はしない。 何より、最後のシュートは間違いなく本気でゴールを狙いに行ったものだ。 こちらこそ……今日の日の借りは、倍にして返してやる」 若島津「ふんっ!」 シュナイダー「………………」 若島津からしてみれば、今日の試合は何度もファインセーブを見せたものの……。 終わってみれば3失点と多くの失点をしてしまっており、全日本の守護神としては不満な結果。 シュナイダーからしてみれば、ハットトリックを上げる活躍はしたものの……。 その内はPKで取った1点であり、また、最後のシュートチャンスを含めもっと点を取れていてもおかしくない試合展開であった。 それでも僅か3点に終わってしまったというのは、それもまた彼にとって不満な結果である。 そんな彼らの口から出た言葉は、互いに満足の行く成果が出せなかったからこそ、 次に対戦をした時こそは必ずや相手を完膚なきまでに叩きのめしてやるという決意表明。 ただそれだけを発言すると、再びシュナイダーは踵を返して自陣へと戻って行き、 若島津もまた、地に手をついて立ち上がると小さくため息を吐き緊張から解き放たれるのだった。 早田「(よくぞ言ってくれたぜ若島津! 胸がスッとすらぁ!)」 中西「(……やっぱコイツには敵わんなぁ。 認めたくないけど認めなしゃーないわ)」 ※早田と中西の若島津への評価が+1されます。 ※絶体絶命のピンチを阻んだ事で若島津の支持率が上昇します。 若島津支持率:38→39 ※若島津とシュナイダーの関係が 若島津→(リベンジ)←シュナイダー になりました。
[547]森末(仮):2015/01/15(木) 01:51:35 ID:??? 若林「なっ、なっ、なっ……何をやってやがるんだあの野郎は……! (若島津の株が上がると相対的に俺の立場がねぇんだよ!!)」 カルツ「こりゃ参った……お手上げだ(まさかファイヤーショットが止められるとはなぁ)」 板野「す、すごい! 凄いぞ若島津!(やっぱり浴びせ蹴りって強い!)」 松山「ナイスプレイ、早田、若島津!!(さて、ボールは持ったけど……)」 その後、若林が忌々しげにシュナイダーを睨みながら地団太を踏んだり、 カルツがお手上げと言いつつ両手を上げて茶化すように降参のポーズを取ったり、 板野が純粋に若島津の凄さについて改めて認識しながら素直に称賛をしたり……と各々反応を示す。 そんな中でボールを持ったのは中盤深い位置まで戻ってきていた松山だったのだが……。 ピーッ! ピーッ! ピーッ!! それと同時に審判の長い笛が鳴り響く。 日本にとっても、そして、世界にとっても。 互いにとって驚きと発見が満ちていた、あまりにも内容の濃すぎる練習試合は、 こうしてようやく幕を閉じたのだった。 見上「(3−3……まさか、ここまで善戦出来るとはな。 中西と立花兄弟の連携など収穫も多い試合だったが……負けん気の強い奴らの事だ。 この程度で満足はしまい。 いや……してもらっては、困る)」 森末「(よく頑張ったね、板野! ハンブルグを相手に引き分けなら上出来過ぎるよ!! ただ……不安もあるんだよなぁ。 イタリアの事とか。 なんとかして板野に伝えないと……)」 全日本Jrユース 3−3 ハンブルグJrユース
[548]森末(仮):2015/01/15(木) 01:53:12 ID:??? 真「試合終了〜っ!! 全日本JrユースvsハンブルグJrユースの遠征試合第一戦は、3−3のドローで試合終了! いやー……最初は日本の押せ押せムードだと思ってたけど、途中からはかなりハンブルグに押し込まれる展開だったね」 響「でもでも、日本は一度もハンブルグを相手に逆転は許してないんだぞ! そういう意味では、日本がずっとハンブルグに優位と言える立場で戦えてたんじゃないかな?」 真「スコア的にはそうかもしれないけど、でも、ハンブルグも流石に名門っていう貫録があったよ。 ……最後のシュートは惜しかったけど、シュナイダーくんがいるだけでいつ逆転されてもおかしくなかったしね」 響「つまり総括すると、いい勝負だったって事だな!」 真「うん、そうだね! 本当に、面白い試合だったと思うよ!」 ざわざわ…… ざわざわ…… 観客「くそーっ、結局引き分けかー」「最後に決めきれなかったシュナイダーが悪いよー、シュナイダーがー」 「いや、あれは止めたニッポンが凄いんだ」「たかだか東洋の島国だと思ってたのになぁ」「あの長髪のGK欲しいなぁ」 そして試合が終わり、実況を務めたアイドルの2人が試合の総括。 観客たちも試合の感想を言い合って盛り上がる中で、このスレの主人公――板野くんはといえば。 板野「(お、終わった……やっと終わってくれた……こ、怖かった……)」 いつ逆転されてもおかしくない。 シュナイダーの実力と世界とのレベル差を誰よりもわかっていた彼はそんな緊迫続きの60分間からようやく解放され、 どっと押し寄せてきた精神的疲労に倒れそうになりながら、額に浮かぶ汗をぬぐっていた。 だが、やがてその緊張が解かれてしばらくすると彼の心に湧き上がってきたものは……。
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0ch BBS 2007-01-24