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【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[557]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 08:56:03 ID:??? シュナって割とへたれるよね 2Dで9の差で弾かれるとかかなり運が良かったとしか
[558]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 13:06:57 ID:??? 一応まこっちゃん2Dで12でボールにも触れたけど、若島津の判定が優先だからフラグはお預けだっけ?
[559]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 18:47:34 ID:??? 3点取られといてなんだけど シュナイダーの引きの悪さには助けられるし このままでいて欲しいよ
[560]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 18:49:15 ID:??? 引きが良ければ5点ぐらいとられるから、悪いぐらいでちょうど良い。
[561]森崎名無しさん:2015/01/15(木) 20:44:13 ID:??? キックオフシュートを余裕で決めてくるとか普通にありえたしね
[562]森末(仮):2015/01/15(木) 23:32:48 ID:??? >>552 >>554 乙ありです。 >>558 この場合は若島津の判定が優先なので、お預けになりますね。 もしも若島津が早田と同数値以下でしたら、フラグゲットになっていました。
[563]森末(仮):2015/01/15(木) 23:34:10 ID:??? >A.惜しい所まで行ったにも関わらず、勝てなかった悔しさ =================================================================== やがて恐怖心が過ぎ去ると、板野の胸中に現れたのは――試合に勝てなかった、という事実に対する純粋な悔しさであった。 キャプテン翼の……そして、キャプテン森崎の読者でありファンである板野には、 このハンブルグ戦というのがどれ程勝つ事が難しい試合であったかは重々承知していた。 海外とのレベル差に加え、シュナイダー、カルツという実力者が相手では苦戦は必至。 引き分けに出来ただけでも値千金と言ってもいいくらいだったのだが……。 頭ではそう理解していても、感情が必死にそれを否定してくる。 板野「(また勝てなかった……もうあんな気持ちはしたくなかったのに……また勝てなかった……!)」 中学サッカー大会準決勝――ふらの中学対東邦学園。 松山率いるふらのに所属をしていた板野は小池率いる東邦学園と対戦し、 その対決は熾烈を極め、PK戦にまでもつれ込んだ。 結果的にふらのは辛くも敗北を喫してしまうのだが……その際、板野は一目も憚らず号泣をしていた。 負けた、勝てなかった、悔しい。 言葉にしてしまえばあまりにも陳腐で、一見すると幼稚とも取れる感情。 だが、それがその時板野が感じた素直な感情であった。 そしてその時、板野は誓った……もう二度と負けない。 これほどまでに悔しい思いを、もう二度と味わいたくないと。 しかし、そう決めた矢先……全日本Jrユースの初の対外試合は、負けこそしなかったものの勝利する事が出来なかった。 もう二度と味わいたくないと感じたあの苦い思いを再び板野は受ける事となり、 板野はつい先日の準決勝の時と同じく、その瞳に大粒の涙を―――。 板野「ちくしょう……!」 流す事はなかった。
[564]森末(仮):2015/01/15(木) 23:35:11 ID:??? 松山「! 板野……」 板野の変化に真っ先に気づいたのはこの中で一番付き合いが長いと言える松山だった。 彼は微かに呟くように……しかし、はっきりした声で絞り出された板野の声を聞くと驚いたような表情を浮かべる。 板野の性格は、端的に言えば酷く子供っぽい。 それは純粋で素直とも言え、 それに加えて人並の優しさを持つ彼の口から口汚く『畜生』という言葉が出た所を松山は見た事が無かったからである。 しばらく呆気にとられたように板野を見つめる松山だったのだが……。 しかし、やがて彼の胸中に察しがついたのか、小さく誰にもわからない程度に頷きながら納得を示す。 松山「…………(1得点を上げた。 それだけで満足、する訳がないよな。 俺達は負けなかった。 だが、勝った訳じゃない。 ゴールを上げられたからって、ただそれだけで喜べるような人間じゃないもんな……。 個人の成果がどれだけ優れていたって、チームとして勝てなければ何の意味も無い……そうだよな。 勝てなくて喜べる筈がない。 俺達は勝つ為に努力をしてきたんだから……!)」 無論、選手間での個人的な勝負というものに拘りを見せ、いつも以上のパフォーマンスを発揮するという事に不満は無い。 松山としても、かつては若島津に対してライバル心を持ち打倒若島津の為に北国シュートを開発した程である。 だが、例えその間で勝敗がついたとしても……チーム自体が勝てなければ意味は無い。 板野と同じく悔しい思いをしてきた松山もまた、試合中で感じた自身の無力さを含めて勝てなかった悔しさに駆られ、 引き上げていくハンブルグ選手の背中を睨みつけるのだった。
[565]森末(仮):2015/01/15(木) 23:36:13 ID:??? 板野「ちくしょう……! ちくしょう……!」 新田「(フリーだったってのに決めきれなかった……! シュート以外なんの役にも立てない俺が力を見せれるのは、唯一あの場面だけだったってのに! これじゃ合宿で散々付き合ってくれた板野さんに申し訳がたたねぇよ!)」 反町「(殆どプレイに絡めなかった……出場出来た時間が短いのもあるけど、結局その程度の選手としか見られてないって事なんだよな。 その上で、板野や立花兄弟達フルメンバーと言える全員でかかっても、引き分けがやっと……か)」 板野の呪詛を聞きながら、新田は悔しげに歯噛みをし、反町は悲痛な表情を浮かべる。 合宿で多くの時間を割いてもらった上で完成させたシュートを決めきれなかった新田。 最後の最後、監督にすら殆ど期待されていない状態で送り出され、結局成果も何も出せなかった反町。 沢田「(突破はある程度上手く行った場面もあったけど、絶対的じゃなかった。 それに……守備じゃ完全にお荷物だったな、僕……)」 小池「おかしい……全国大会優勝を果たした東邦学園率いるこの小池秀人様が何故勝てない……。 よ、よもや……これが東邦学園と世界との壁という事なのか……?」 中山「(……小池ですら感じる程の世界の壁。 余りにも大きく、余りにも高く……そして、余りにも堅すぎる。 だが……俺達はこんな所で終わらない!)」 攻撃では要所で活躍を見せたものの、守備に関してはかなりお粗末だった沢田。 同じく守備面でも活躍が出来なかった上、攻撃面でも目立った活躍のなかった小池。 全日本No.1DFとの触れ込みでありながら、その絶対的な強さというものを示す事の出来なかった中山。
[566]森末(仮):2015/01/15(木) 23:37:20 ID:??? 早田「(2点目のアレは板野の指示もあるが、俺がシュナイダーを止めきれなかったのも一因っちゃ一因だ。 クソッタレが! カミソリファイター早田誠の名が聞いてあきれるぜ!)」 中西「(DFとしてのアピールはぼちぼち出来たとは思うけど……ほんま、あくまでぼちぼち程度やったなぁ。 今のまんまやと、ただの立花の土台役や)」 中里「(今日の試合、拙者は何もしておらぬ……オーバーラップも失敗に終わり、守備は言うまでも無し。 サッカーは難しい、難しいと思っておったが……これが、世界のサッカーでござるか)」 若島津「(3失点……か。 都大会以来だな、これほどの大量失点は。 しかもこちらには東邦のボンクラとは違い役に立つDFどもがいる。 それでこの体たらく……)」 最後に大きなファインプレーを見せたものの、ストッパーとしてシュナイダーを止める事の出来なかった早田。 好判断などでDFとしての動きに問題は無いとアピール出来たものの、決して大活躍とはいかなかった中西。 攻撃ではオーバーラップを即座に止められ、守備ではまるで役に立てなかった中里。 都大会――対武蔵中学戦以来の大量失点を喫してしまった若島津。 彼らにも当然後悔の念はある。
[567]森末(仮):2015/01/15(木) 23:38:23 ID:??? そして――それは彼らだけではない。 井沢「(松山ですらハンブルグを相手にまるで何も出来てなかった……俺じゃやっぱりOMFは無理……。 い、いや、違う! 松山は確かに凄い奴だが……俺だって決してアイツに負けてる訳じゃないんだ。 空中戦での強さとか。 アイツ以上に力をつけて、奪い取りさえすればいいだけの話なんだ……)」 次藤「(……シュナイダーのファイヤーショット。 あれは……あれは間違いなく板野のマグナムシュート以上タイ。 世界はひろか……日本でケンカに明け暮れてた時じゃ考えられん程、どえらい連中ばっかりタイ……)」 和夫「(結果だけを見りゃ、俺達だけで2点取れたって言っていいんだけどよ……)」 政夫「(それも最初は手加減されて。 2点目はPKだからなぁ……それにその2発で俺達はガス欠だったし)」 三杉「(負傷さえしていなければ……と、言い切れないのが悔しい所だ。 何よりこの試合は6人までの交代がありとされていたが、本大会では3人まで。 もしもこの試合が本大会ならば、フィールドには体力が切れた立花兄弟が残り続けてた事になるが……。 そうなれば結果が違っていた事くらい、子供でもわかるな)」 板野「ちくしょう……!」 見上「(……まずは自分たちが井の中の蛙である、と把握出来たか。 問題はここから大海へと漕ぎ出せるかだが……見ている限り、殆どの連中は悲しさではなく悔しさを感じているか。 フッ、揃いも揃って負けず嫌いどもだ)」 途中交代をしベンチに下がった選手。そして、試合に出る事すら敵わなかった者達。 彼らは日本と世界との大きすぎる壁に圧倒され……これが今の自分たちの実力なのかと、ここに至ってようやく理解をし、 やがて沈黙に包まれていった。 呪詛を呟き続けていた、板野でさえも。 来生「(……あれっ、試合終了!? おっ、俺の出番は!?)」 なお、一部には理解が出来ていない者もいた。
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0ch BBS 2007-01-24