※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【イタリアJrは】俺inキャプ森6【弱いはず】
[79]森末(仮):2014/04/11(金) 22:01:36 ID:??? >C.「ダブルボランチに加えて早田と中里もマークにつけよう。 それぞれに2人ずつつかせる!」 シュナイダー達を徹底マークだ! ============================================================================================================= 沢田「えぇっ!? 2人にそれぞれ2人ずつマークって……それ、4人もマーカーに使うって事ですか!?」 小池「そうなっと他の部分はかなり守備が苦しくなるぞ?」 板野が提案をした、カルツとシュナイダーを徹底的にマークをするという作戦。 ボール狩りを得意とする4人を全て注ぎ込んで彼らを自由に動かせないという考えは、 あまりにも危険すぎるとして最初は受け入れられず、多くの者に難色を示された。 だが、この試合――要注意人物が彼ら2人であるという事は全日本メンバーのだれもがよく知っている。 それだけの人数を使っても止めなければ危険であるとも、一部の者達は理解をしていた。 松山「特にシュナイダーは危険だ。 あのファイヤーショットは多少遠目から打たれても、若島津のゴールを破る可能性が高い」 三杉「そうだね。 それに、本当にあのカルツがここから調子を上げてくるというのならば……。 これだけの人数をかけるという事も無謀とも言い切れない」 中山「しかしどうする、相手は3トップだぞ。 早田や中里がいなければ、ほぼサイドはフリーパス同然だ」 板野「そこは……小池と沢田にカバーしてもらうしかないね。 それに、中西にも」 中西「キツいなぁ、ワイもへとへとやっていうのに。 でもま、しゃーないか」 松山、三杉という戦術眼に優れ人望のある選手たちが板野の作戦に同意をした事により、 他の者達も納得をしてこの意見を受け入れた。 残り時間は20分超――まだまだ予断は許されない。 この一戦を勝利する為にも、まずは相手の攻撃を断ち切らなければと一同は気を引き締め直し、ポジションに戻ってゆくのだった。
[80]森末(仮):2014/04/11(金) 22:02:37 ID:??? 若林「くそっ! くそっ!! くそぉおおおおおおっ!!!!」 そしてこの失点で再び突き放されたハンブルグメンバーはどうしていたか。 まず、GKである若林は結局PKを決められてしまった事による悔しさにより、 気持ちを切り替える事も出来ず、ただただ地面を荒々しく叩いて怒りを発散していた。 この失点が若林の責任ではない事をわかっているDF達は、そんな若林を注意する事も出来ず。 かといって若林とは仲がいいという事でもなく、言葉をかけても無視をされるか噛みつかれるだけだともわかっていた為、 誰も何も言う事は出来なかった。 シュナイダー「そこまでにしておけ、若林。 本気で怪我をする程まで自分の手を痛めつける馬鹿ではないとは思っているが、万が一負傷でもしたらどうするつもりだ」 若林「くっ……!」 唯一若林に声をかけられたのは、やはりシュナイダーである。 彼の冷静で、しかし再び逆転を許した事により静かに燃え上がる闘志の籠った声を聞き、 若林は尚も歯軋りをしながらもピタリと拳を止めた。 シュナイダーの言うように、万が一にでも負傷をしたら更なる失点を与えてしまう可能性が高まる。 それが理解できない程、若林源三という男は愚かではなかった。 インメル「3−2か……逆転するには、残り2点か」 ヤラ「シュナイダー、体力の方はどうなんだ?」 シュナイダー「後半はまるでボールに触れてもいない、ファイヤーショットも3発なら打てる」 ブリーゲル「そうか、ならなんとかなりそうかな……」 カルツ「そう簡単に行くとは思えんぜ? 問題はシュナイダーに撃たせられる環境をつくらにゃならん事だ」 プッ ナイカ「! カ、カルツ!」 カルツ「この失点は運が悪かったにすぎんが、奴さん達は相当やるようだ。 特にあの14番……ありゃ若林の言うように日本のエースだな。 あれだけの華麗なドリブルは俺は見た事がないぜ」
[81]森末(仮):2014/04/11(金) 22:03:45 ID:??? そしてある程度落ち着いた所で一同は作戦会議に走り、シュナイダーの体力が余っていると聞いてホッと胸をなでおろす。 しかし、この緩みかけた空気に改めて喝を入れたのは、常にどこかで一線を引いたように試合を見つめ、 冷静で飄々としながらも与えられた仕事をこなすハンブルグが誇るMF――ヘルマン=カルツであった。 彼はトレードマークである爪楊枝を吐き捨てると同時、あくまでも全日本の選手たちは侮れる相手ではない。 シュナイダーが打てさえすればほぼ確実に決まるとはいえ、 打たせる状況を容易に作らせてもらえるとは思えないと諌めながら、先ほどまでの飄々とした態度から一変。 本気と書いてマジと読むかのように表情を引き締めると、眼光鋭く自陣に戻ってゆく全日本選手たちを見つめる。 ゴンゲルス「確かに……あの14番は要注意だ。 さっきのヤラのパスをカットしたのも凄かったしな」 カルツ「ああ、もしアイツが突破してくるんなら下手に当たりに行くのは厳しいな。 人数をかけるか、俺やシュナイダーが戻るまで時間を稼ぐかせんと到底取れそうにない」 シュナイダー「ワカバヤシ、あの双子に代わって入った選手たちの情報はないのか?」 若林「……見た事もない奴だ。 少なくとも、俺が小学生時代には会っていない」 シュナイダー「ならば試合の中で情報を出していくしかないな」 カルツ「それでシュナイダー、差し当たってこの1点はどうやって返すね」 改めて自分たちがまけている事、そして全日本というチームが間違いのない強敵である事を確認した彼らは、 そのまま作戦会議を始める。 特に話題に上がったのはこの得点をほぼ1人で演出したといってもいい三杉の事であり、 DF陣はカルツがあっさりと抜かれた光景を思い出しながら三杉を強く警戒。 続いて、攻撃について何かいいアイデアは無いかと、カルツはキャプテンであるシュナイダーに意見を聞く。 シュナイダーはスコアボードと時計に視線を移し、顎に手をあてながら暫し考え込むのだが……。 シュナイダー「そうだな……」
[82]森末(仮):2014/04/11(金) 22:05:07 ID:??? 先着1名様で、 ★シュナイダーの考え→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→ダイヤ・ハート+シュナイダー「ハーフタイムで感じた怒りを思い出した!」 スキル・シスコンの怒り習得!? ダイヤ・ハート→シュナイダー「(むっ、あれは……マリー! 来てくれたのか!!)」 あ、観客席にいるマリーを発見した! スペード・クラブ→シュナイダー「時間は20分超ある。 焦る事はない。 カルツ、頼んだぞ」 まだ焦るような時間じゃない >>69-70 乙ありです。
[83]森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:05:20 ID:??? ★シュナイダーの考え→ クラブ9 ★
[84]森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:06:19 ID:??? ダイヤ・ハートでキックオフシュートですか、こえぇ
[85]森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:09:31 ID:??? スキル・シスコンの怒りよりもスキル・鬼い様の方がしっくりくるようなw
[86]森崎名無しさん:2014/04/11(金) 22:16:55 ID:??? 全能力+いくつになるのヤラwww
[87]森末(仮):2014/04/11(金) 22:42:55 ID:??? >★シュナイダーの考え→ クラブ9 ★ >シュナイダー「時間は20分超ある。 焦る事はない。 カルツ、頼んだぞ」 まだ焦るような時間じゃない ===================================================================================================== シュナイダー「今度こそ頼んだぞ? 反則など取られんようにな」 カルツ「へいへい、わかってますって」 結局シュナイダーはカルツにボールを運ばせ、自身はゴール前でカルツのパスを待つという選択を取った。 時間はまだ残っており、焦るような時間帯ではない。 自身のファイヤーショットならばいきなり打っても決まる確率は高いとも彼は踏んでいたが、 より確実性を増す為に近い位置で打つ必要もあると考えていた。 シュナイダー「さぁ、それじゃあ行こう! まずはこの1点を返す所からだ!」 ハンブルグメンバー「「「おう!!!」」」 若林「(残り20分で2点を奪うくらいはこいつらならば余裕な筈だ。 後は俺が失点しなければ……それだけだ!)」
[88]森末(仮):2014/04/11(金) 22:44:13 ID:??? 真「和夫くんのPKが決まって、3−2! 全日本が一歩リードをしたけれど……時間はまだ後半8分、全然油断出来る状況じゃないんだよね」 響「特にあのシュナイダーくんは前半で2点も簡単に奪っちゃってるし、 またあっさり同点にされちゃうかもしれないんだよな」 真「そんな事が無いようにも、全日本の皆には気合をガツーン!と入れて頑張って貰わないとね」 響「ところで真、立花くんたちと交代して入った小池くんと新田くんなんだけど……。 小池くんは東邦学園のキャプテンだけど、新田くんって誰なの? 自分、聞いた事ないぞ」 真「確か、中山くんと同じ大友中学の2年生FW……って話だね。 僕も詳しくは知らないや」 新田「(やっぱり俺の知名度なんてその程度かよ……今に見てろ!)」 小池「(ふっ、あのアイドル達にもこの東邦学園キャプテン小池秀人様の実力を見せつけてやるとするか)」 解説席からの声に、敏感に反応をする交代で入ったばかりの2人。 全国的な知名度が皆無である新田は当然のように彼女たちに認知されていなかったのだが、 彼はそれを仕方ないと思いながらもなんとかこの試合で知名度を上げようと躍起になり。 逆に小池はほくそ笑みながら活躍すればワーキャー言われるかも?などと不純な事も考える。 ピィーッ!! 観客「ハンブルグー!さっさと同点に追いついちまえよー!!」「そのまま一気に逆転だ!!」 マリー「(お兄ちゃんが負けてる……。 でも、最後には絶対勝ってくれる筈……!)」 そしてこの試合を見守る者達が叫び、或いは思う中。 審判の笛が響き、再びハンブルグのボールで試合は再開されるのだった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24