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アク規中代理カキコ依頼スレその4
[3]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/16(金) 23:50:53 ID:9d5PSlbg ズルッ。 森崎「親父ぃ…お袋ぉ…頼むからもうちょっと堂々としていてくれよ。 俺の親なんだからマスコミが取材に来たりするだろうし…」 森崎父「ひいいっ、言わないでくれっ!こないだなんか会社までどっかの雑誌の 記者が乗り込んできて、お前がいると仕事にならないって叱られたんだ!」 森崎母「近所の奥様達もあなたのサイン寄越せってうるさいのよ! ブラジルに居るから無理ですって言っただけで恨まれるし!」 森崎「た、頼りねぇ〜…そんなの強気で追っ払えよ!」 小暮「(初めて会ったけど、森崎先輩の親御さんってこんなに気弱だったのか…)」 山田「(息子が日本屈指の有名人だと大変なんだろうなァ)」 剛田「(俺なんかかーちゃんがお前は何時日本代表になるんだい!って煩いのに)」 森崎の父母は一般的なサラリーマンと専業主婦であり、息子が有名になるにつれ周囲から視線が集まる事に大層困っていた。 その小心ぶりは息子とは似ても似つかない有様で、正しく鳶が鷹を産んだケースと言えよう。 城山「お、お〜〜〜い森崎!助けてくれ、助けてくれぇ〜」 森崎「あん?南葛SCの…(名前何だっけ)記者に囲まれてるのか?…ひょっとして俺の親戚に間違えられたのか!?」 ちなみに赤の他人だが森崎と顔が似ているかつての恩師もこの場に居り、はた迷惑な珍事を起こしていたと言う。
[4]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/16(金) 23:52:35 ID:9d5PSlbg 上記2レスのコピペをお願いします。
[5]森崎名無しさん:2014/05/17(土) 10:57:14 ID:??? 行ってきます
[6]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/19(月) 22:29:27 ID:bACi0klc 森崎が何処か間が抜けた交流に勤しんでいる頃、すぐ傍ではそれに似ても似つかない程 真剣で、笑いの余地など何処にも入りそうにない光景があった。 バスから降りた直後に翼は見た。 ブンッ、ブンッ! 早苗「翼く〜ん、頑張って〜っ!」 翼「(さな、え、ちゃん…!?)」 小学生時代、南葛小の応援団団長だった頃の様に彼の名前入りの応援旗を振っている中沢早苗の姿を。 お手製の旗はツギハギだらけだった昔に比べると格段に出来が良くなっていたが、 そこに記されたメッセージは昔と同じく“ファイトつばさくん”だった。 西本「翼くん、とうとうここまで来たんだから行けるわよ!」 杉本「世界一になってくださいね〜!」 大空広大「好きこそ物の上手なれ、だ!世界一サッカーが好きだと証明しろ!」 大空奈津美「こらぁ放蕩息子!連絡の一つも寄越さないんだからわざわざ来てやったわよ!」 大空大地「兄タン、がんばれ!」 翼「(父さん…母さん…大地…マネージャー達まで…皆、来てくれたのか?俺の為に? 早苗ちゃんにあんな事をした俺をまだ応援…いや…まさか、知らないのか!?)」
[7]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/19(月) 22:31:29 ID:bACi0klc そして応援にかけつけたのは早苗だけではない。あれ以来気まずさと恐れのあまり連絡を絶っていた彼の家族も 事情を聞いたら激怒していそうな南葛中の関係者達も彼に熱烈な応援を浴びせてきた。 まるで彼が早苗を傷つけ、彼が早苗から逃げだした事など元から無かったかの様に。 早苗「翼くん…夢を叶えて!貴方はサッカーがしたいんでしょう?サッカーが好きなんでしょう?」 翼「!!!」 だがあれは紛れもなくあった出来事で、早苗は間違いなく傷ついていて、それでもここに来てくれたのだ。 それは彼女の足元にあるあの日置き忘れたサッカーボールと、二人しか分からない言葉が証明していた。 翼「(このマラカナン・スタジアムに早苗ちゃんが…)」 翼の脳裏に様々な思いがよぎる。 あんな事をしでかした自分をそれでも応援してくれるのか? 周りに漏らさず自分を守ってくれたのか? それは果たして何を意味しているのだろう。未だに彼を大事な存在と見なしているのか、 一ファンとして選手を応援しているだけなのか、それとも彼女の人生に区切りをつける為の最後の応援なのか。 無数の感情と思考が駆け巡り…一つの結論にまとまった。 どんな意味でも構わない。応援されているのだから、最高のプレイをし、そして勝つのが今やるべき事。 翼「(………よし!!)」 スッ。 翼は右手を頭の横にかざし敬礼の様なポーズを取った。 それは4年前ブラジルへの旅立ちを早苗に見送られた時取ったポーズだったが、それを知るのも二人だけである。
[8]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/19(月) 22:32:57 ID:bACi0klc 上記2レスのコピペをお願いします。
[9]森崎名無しさん:2014/05/19(月) 22:45:41 ID:??? 行ってきます
[10]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/20(火) 00:33:50 ID:+qfUtmIU 当然の話だが、日本から応援にかけつけたのは森崎と翼の関係者だけではない。 三杉父「おお淳!なんて立派な姿だ…!」 三杉母「誇らしいわ、淳…!」 三杉「父さん、母さん、来てくれたんだね。有難う。そして…」 弥生「じ、じゅ、淳…(ご主人様の命令とは言え、ご主人様を呼び捨てだなんて…!)」 三杉父「ハハハ、相変わらず初心な子だな。もっとリラックスしていいだろうに」 三杉母「(なんでかしらねえ、この子と淳を見ていると得体の知れない嫌な予感が…)」 三杉「フフッ、今日も有難う弥生。体調と周囲の安全に気を付けて観戦してね (ちゃんと言いつけを守っているね。ご褒美に僕を呼び捨てしたお仕置きをしてあげよう)」 弥生「(ああああ、ゾクゾクする…!だめ、我慢しないと、後でお仕置きして貰えない…!)」 真田「三杉さん、思う存分やってください!」 本間「俺は何も心配していませんから、お気楽に」 一之瀬「自慢させて下さい、かつてチームメイトだった事を! 三杉「ああ、見ていてくれ。日本がサッカー弱小国だった時代は今日終わる」 三杉は駆けつけてくれた両親、婚約者、そしてかつてのチームメイト達と表面上は暖かく 交流していた。水面下では淫靡で背徳的な意思交換があったのは言わぬが花だろう。
[11]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/20(火) 00:37:11 ID:+qfUtmIU 山森「(家族が来てくれたのは嬉しいけど…)」 一方山森は家族が来たのは当然嬉しく、南葛時代のチームメイト達とも 交流していたのだが一つ悲しく思っている事があった。 山森「(杉本…こっちを見向きもしてくれないなあ…)」 かつて彼が交際を申し込んだ南葛のマネージャー、杉本久美は彼から露骨に顔を背けていたのである。 山森「(俺ってそんなに女にモテないのかなあ…)」 山森正吾は温厚な人柄と輝かしい経歴とは裏腹に、同年代の女子からは人気がなかった。 嫌われていた訳ではないのだが、少しでも仲良くなりそうな雰囲気になると遠ざかられるのである。 それが何故か山森は皆目見当はつかず、自分が男として魅力がないのかと判断せざるを得ず落ち込んでいた。 真相は全く逆で、彼と親しい仲になりたい少女は決して少なくなかった。 だが一人の女がそれら全てを影から日向から阻んでいた。 琴音「山森チャチャチャ♪山森チャチャチャ♪」 杉本「(ごめんなさい、山森先輩…私、あの人が怖いんです…)」 今日も山森のユニフォームを着て応援している塩田琴音である。 かれこれ4年彼をストーキングしている彼女のせいで恋人が出来ないのだとは山森は知る由もない。 山森「(あの人毎日応援してくれるなあ…あんまり試合に出ていないのに、申し訳ないな。 あれ位熱心なファンが年下の女の子で居たらなあ…すぐにこっちからお近づきになるんだけど)」 そして山森は年下好みで年上はノーサンキューだと言う事を琴音も知る由もない。
[12]2 ◆vD5srW.8hU :2014/05/20(火) 00:44:43 ID:+qfUtmIU 上記2レスのコピペをお願いします。
[13]森崎名無しさん:2014/05/20(火) 00:52:06 ID:??? 行ってきます
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0ch BBS 2007-01-24