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【私が決めなきゃ】鈴仙奮闘記18【誰がやる!】
[324]森崎名無しさん:2014/06/12(木) 17:43:14 ID:??? 鈴仙「理不尽? ああ、ウチの師匠や姫様ほどじゃないでしょ」
[325]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:11:25 ID:??? >>321 乙ありがとうございます。 レティは意外に大物なのではないかと勝手に妄想しています。 >>322 乙ありがとうございます。 大体合ってます。 >>323 ヒント:テンプレ >>324 鈴仙も随分逞しくなりましたね…
[326]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:13:18 ID:??? 〜2日目午前・固定イベント〜 【大会初陣! VS雑魚妖怪チーム!】 永遠亭ルナティックスと雑魚妖怪チームが与するCブロックの試合は、 人里サッカーコートにて執り行われる事となっている。 普段は人里FCや妖精大連合など、比較的強い力を持たぬ人妖達が練習試合等に使うこの場所は基本的に平和。 そのため、豪奢な妖怪の山・モリヤスタジアムと比べても普段の観客入りはイマイチ。 ――しかし、今日という日は違った。 ……ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「さあ〜! もうすぐ始まります! Cブロック第1試合、永遠亭ルナティックス対雑魚妖怪チーム!! ここ人里サッカーコートも、普段では到底考えられない程の観客が詰め寄っており、 観客席が落ちてくるのではないか、と思ってしまうほどです!」 鈴仙「……ついに、来たわね。 全幻想郷選抜大会――!!」 鈴仙は、これまででは決して味わう事の出来なかった、独特の「熱気」を当てられ震える。 確かに、これまでの練習試合でも、幻想郷の古参・永遠亭ルナティックスのネームブランドの効果か。 それなり以上の観客達が試合を身に来ていた。 特に、紅魔スカーレットムーンズとの対戦に至っては、今日以上の客入りがあったようにも思えるし、 つい昨日の開会式にしても同様に、大観衆が応援に駆け付けて来てくれていた。 ――しかし、それでも今日の熱気には及ばないと鈴仙は感じる。 練習試合やセレモニーとは違う、栄光が懸かった大会特有の狂気。 それは「殺気」とも言う事が出来るだろうか。 生半可な覚悟では、この大会の魔力に取りこまれてしまいそうに思えた。
[327]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:15:12 ID:??? 実況「――永遠亭ルナティックスは言わずとしれた幻想郷の古豪ではありますが、 同時にこの大会を前にして最も大きく成長したチームの一つであるとも言えます! どうやら、永琳選手の不在はまだまだ長引いているようであり、それだけが不安要素ではありますが……。 それでも、FWの鈴仙選手にパスカル選手やDFの妹紅選手。 そして最近急成長したルナティックスの名物GK・蓬莱山輝夜選手など、 脇を固める強豪選手にも恵まれているのがルナティックスの特徴! 雑魚妖怪チームは、この布陣をどう崩していくかが見ものになります!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「鈴仙! 鈴仙!」「パスカル! パスカル! パスカル! パスカル!」「もこたーん! 今日もハットトリックだー!」 「いや、シュートを全完封だ!」「どっちもだー!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」(今はまだ様子見) 「様子見ってどういう事なんだろう……?」「佳歩ちゃーん!」「てゐちゃーん!!」 ウサギB「……凄い、観客!」 ウサギD「でも、怖い……って言ってたら駄目……だよね?」 輝夜「(フフフ……この私をピックアップするとは。あの実況は良く分かってるわね)」 妹紅「(えー。 輝夜をピックアップするなんて。あの実況、良く分かってないんじゃないの?)」 てゐ「アンタら、いい加減にしなよ……」 実況「――ルナティックスに相対するは、今大会のダークホースとも評される雑魚妖怪チーム! MFの風見幽香選手が見せる圧倒的支配力に、CBのレティ・ホワイトロック選手が見せる堅牢な守備力を中心として、 リグル・ナイトバグ選手やメディスン・メランコリー選手など、小粒ながらも将来有望なタレントが揃っているため、 決して油断は出来ない好チームであると言えるでしょう!」
[328]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:17:06 ID:??? メディスン「ふん。 小粒で将来有望って事は、要するに今はザコ、って意味でしょ? すぐにこうやって汚い本音を隠したがるんだから、人間は」 ミスティア「言いたいこともいえないこんな世の中じゃ〜♪」 リグル「そのメロディ良いね、みすちー! 聞いていると自信が湧いてきそう! ハッハァー!」 ルーミア「その超絶頭悪い笑い声は金輪際使わない方が良いと思うよ、リグル〜」 わかさぎ姫「(今日は曇りで過ごしやすいわね……。 あーあ、雨とか降らないかなァ……)」 幽香「…………(どうしてポストって赤いのかしらァ……?)」 レティ「(未だに朝納豆のタレを零した事にイライラしてるわね、あの顔は。 ――全く。今日の試合で死者が出なければ良いのだけれど……)」 両チームともに気合いは充分に入場し顔合わせ。 そうして暫くの間、チームにて最終調整を行い……。 そこから、ミーティングの為にそれぞれのロッカールームへと入っていく。 鈴仙「(――あれは)」 振りむきざまに、鈴仙はふと幽香が目に入った。 幽香は暫し、何か考えごとをしているような雰囲気を浮かべていた。 しかし、やがて鈴仙の目線に気が付くと、ボブカット風に切りそろえた新緑の黒髪を揺らし、 女性的な、しかし爽やかなフレーバーを振り撒きながら――ニッコリと微笑んだ。 その微笑みを見た鈴仙は、声を出す事すら出来ずに立ちつくすしか出来なかった。
[329]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:19:54 ID:??? ……幽香の微笑みがあまりに美しかったからではない。 否、確かにその微笑みは美しく可憐であったが、今回の場合はそれが原因ではなかった。 鈴仙「(まさか、あの波長は……!!)」 ――波長を読みとる「狂気の瞳」は感じてしまっていた。 彼女の瞳の奥に映る、おぞましい血の気配を。
[330]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:21:12 ID:??? 【ミーティング】 輝夜「よし みんなきけ。 雑魚妖怪チームについてはイナバが話すわ。 ……って、言ってみたけどアイツらの情報はしっかりと仕入れて来てるんでしょうね?」 鈴仙「う、うぐっ……。 ――そ、その、調べてないです」 そして皆より少し遅れて合流してからのミーティング。 永琳が明日一杯まで不在のため、実質的キャプテン代理の鈴仙が、 こうして前へ出て解説をしないといけなかったのだが……。 ――雑魚妖怪チームの偵察をしていない鈴仙は、こうして早速危うい立場に立たされかける。 (『キャプテンが情報収集までしないといけないのか?』というのは最もであるが、少なくとも永琳はやっていた) てゐ「まぁま、姫様。 流石に組み合わせ決まってから半日で情報収集はキツいってもんよ。 それに、雑魚妖怪チーム程度の情報なら……こんなもんよ」 ――しかし、ここで鈴仙が培ってきた友情が功を奏す。 てゐはどうやらウサギBと結託して、様々なサッカー新聞に関する記事をスクラップした上で、 各有力選手の特徴をピックアップしていたようだった。 てゐは各メンバーにレジュメを配りながら、説明を始めて行く。 てゐ「……能力的な傾向は、今配った……何だっけ、れじめ? ――を読んで貰うとして……」 鈴仙「(いつになく用意周到ね、こいつ。 ――ひょっとして、私が何にも準備してないと思って、 色々と手を回してくれたのかな……? 仮にそうだったとしても、絶対にそう認めないだろうけど)」 鈴仙はてゐの手口に感謝しつつも感心しながら、配布のレジュメに目を通す。 そこには、昨日の永琳が下した能力評価と同じ基準で、 雑魚妖怪チームの選手の能力評価がなされているようだった。
[331]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:22:52 ID:??? リグル・ナイトバグ 突破力:D 得点力:B ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:C 最近新必殺シュートを編み出したらしいが、これで世界を狙うと言うなら噴飯ものである。 ルーミア 突破力:C 得点力:C ボールカット:D ゴール前:E スタミナ:C パスもシュートもいける隠れた優等生だが、弱い事には変わりない。 ミスティア・ローレライ 突破力:D 得点力:C ボールカット:E ゴール前:D スタミナ:C 前線三名の中では能力値は最弱だが、敵を撹乱するプレイや意外性あるプレイに長ける。 風見 幽香 突破力:A 得点力:A ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:A 攻守全ての分野において万能的な能力を持つ理想的トップ下。足は少し遅い。 メディスン・メランコリー 突破力:D 得点力:E ボールカット:C ゴール前:C スタミナ:B そこそこの体力を誇る中盤の潰し屋。とはいえ、一流にはとてもではないが敵わない。 わかさぎ姫 突破力:D 得点力:E ボールカット:D ゴール前:E スタミナ:A 出るスポーツを間違えたのではないかというくらい弱い。雑草的な根性だけはある。姫だけど。 レティ・ホワイトロック 突破力:B 得点力:D ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:A 幻想郷では珍しい優等生的CB。爆発力はないが安定感がある強敵。
[332]森崎名無しさん:2014/06/13(金) 00:23:26 ID:??? リグルの評価が全部Sじゃないのはあまりにすごすぎて2周してるからですね、わかります
[333]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/06/13(金) 00:23:53 ID:??? てゐ「……っても、この評価も新聞とかで聞きかじった程度だから、案外アテになんないかもね。 【正確な情報を得たいなら、自分の足で試合を身に行く】! これに尽きるからね〜」 ウサギB「とはいえ、今回については観戦に行けなかったんですけどね。 第1試合ですし」 鈴仙「でも、これだけの情報があるんなら、とりあえずは一応の作戦は立てられそうね……!」 確かに、てゐ達の情報には、一部断片的な点があるのかもしれないが。 それでも、完全な無情報と比べると今の状況は圧倒的に進歩である。 かくして、鈴仙を中心としたルナティックスの面々は、このレジュメを参考に、 今日の試合でのフォーメーションを固めていく事になった。 パスカル「レイセンは今代理とは言え、実質的にはキャプテン。だから最終的な決定権は君に委ねるが……。 ――この世界はレイセンの脳内じゃない。だから、フォーメーションの中身によっては。 あるいは質問や意見に対するレイセンの答え方次第では、仲間からの信頼を損ねてしまうかもしれない。 無論、その逆も有り得るが。 ――まぁ、とにかく、ようく考える事が大事、って事だな」 パスカルは考え込む鈴仙に、若干メタ的なアドバイスを投げかけてくれる。 それからほんの暫くの時間が経ち。 ……鈴仙の心の内は、どうやら決まったようだった。
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0ch BBS 2007-01-24