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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[262]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 22:46:19 ID:??? だから、レティはメディスンの吐いた毒にも苦々しげに頷かざるを得ない。 幸い、雑魚妖怪チームには攻撃のタレントはそこそこ揃っている。 ルーミアやミスティア、それにリグルにしても、立ち回り次第では充分に1点を掠め取る事が出来ると レティは確信していたし、謎の向日葵仮面が自重しない攻撃力を見せてくれれば、 今の点差をひっくり返す事は不可能では無い。 しかし、それは守備陣が全ての攻撃をシャットアウト出来ればの話。 レティとて、自分は幻想郷で五指に入るCBであるという自負を持っているが、 自分一人では、鈴仙に佳歩、パスカルに妹紅を筆頭としたルナティックスの攻撃陣を防ぎきる事は出来ぬと考えていた。 レティ「もしもここで、思いがけぬ戦力補充があれば良いのだけどね……」 レティは自嘲的な乾いた笑みを浮かべる。 とはいえ、彼女がこうした現実離れした思考を抱いてしまう事も、決して恥ずべき事ではない。 現に眼前にあるルナティックスという壁を、木端妖怪の集まりである彼女達が破るには、 現実離れした狂気的な存在が居なければ不可能だったからだ。 謎の向日葵仮面「ふーん。 じゃあ要するに、『思いがけぬ戦力補充』があれば、 陵辱出来るってコトねェ……」 レティ「えっ?」 そして現に、雑魚妖怪チームには居た。 現実離れした幻想郷の中でもとりわけ、現実離れした狂気的な存在が――。
[263]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 22:48:13 ID:??? ***** 実況「さあ〜! 空にはいよいよ暗雲立ち込め、遠くでは雷も鳴る混沌とした昼さがり! いよいよ雑魚妖怪チーム対永遠亭ルナティックスの後半戦のホイッスルが鳴ろうとしております! さあまずは永遠亭ルナティックス! 既に3点をリードしている彼女達は落ち着いた様子で フィールドに入り、各自軽いウォーミングアップをしていきます」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「れいせーん! ハットトリックだー!」「佳歩ちゃんもハットトリックだー!」「てゐー、仕事しろー!」 「キャーッ、パスカルくーん!」「せんせーい! 頑張れー!」「もこたんもなー!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」 鈴仙「やっぱり、凄い観客ね……! でも、何があっても気押されないようにしなくちゃ」 ――そうして始まる後半戦。 鈴仙達ルナティックスメンバーはフィールドに入りながら各々緊張感を解していた。 如何に自分達がリードしているとはいえ、それは決して盤石では無い。 周囲や観客の様子がどうであろうと、自分だけは平常心を保ち続けよう――。 鈴仙がそう決意を固めた時。 鈴仙の決意はその瞬間辛くも挫けそうとなる。 実況「さあ、謎の向日葵仮面選手が入って攻撃力が更に加速した雑魚妖怪チーム! レティ選手率いる守備に、幽香選手……に、代わり攻撃のエースを務める謎の向日葵仮面選手! 後半はこの二人の活躍により、大きく左右される事でしょう! ……っと、あれ? 雑魚妖怪チームのメンバーが中々入ってきません! これはどうした事でしょうか〜〜!」 観客「ざわ……! ざわ……!」「一体どうしたんだ?」「ヒャッハー! 早く陵辱だー!」 鈴仙「――あれ?(な、何……? ここに来て腹いせで遅延行為……? いや、あのプライドの高い幽香さんに限って、そんなセコイ真似はしないと思うんだけど……)」
[264]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 22:50:55 ID:RZrJYfqA 放送を受けて、鈴仙、観客達が一気にざわめき立ったその次だった。 ♪……りょりょりょりょ〜〜〜りょ〜〜〜〜うううじょくじょく〜〜りょりょりょ〜〜〜〜りょ〜〜……♪ (←今昔幻想郷のイントロで) ――謎の怪音波が、鈴仙達の耳に入り込んで来たのである。 先着1名様で、 ★向日葵仮面の刺客→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→謎の手羽先仮面「お前らリグルを泣かせたな! そうならアンタもう死ね!」 パチュリー(観客席)「こいつは何を言っているのかしら……」謎の手羽先仮面が乱入してきた!(*BADENDです) ダイヤ・ハート・スペード→謎の向日葵仮面が、琵琶を持った少女と琴を持った少女を侍らせて入場してきた! クラブ→ダイヤ・ハート・スペード+謎の向日葵仮面は、冴えない門番っぽい少女の背中にドッカリ座っている! クラブA→クラブ+ サトルステギ が謎の向日葵仮面の奴隷として登場!
[265]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 22:51:35 ID:??? ★向日葵仮面の刺客→ クラブ6 ★
[266]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 22:52:02 ID:??? ★向日葵仮面の刺客→ ハート8 ★
[267]森崎名無しさん:2014/07/16(水) 23:37:53 ID:??? 姉妹ワンツーMFにデモンゲGK、 エース・オブ・ザ・ブリッツ化ワカサギ姫が参加か。中々のメンバーだな
[268]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:52:40 ID:RZrJYfqA ★向日葵仮面の刺客→ クラブ6 ★ クラブ→ダイヤ・ハート・スペード+謎の向日葵仮面は、冴えない門番っぽい少女の背中にドッカリ座っている! 鈴仙「……?(――これは……歌? それも、楽器による伴奏も入った……)」 パスカル「……?(しかし、ヘタな歌だな……。 自分で口ずさんでいるようだが、 まるで対戦型シューティングゲームに出て来そうな曲じゃないか)」 おどろおどろしい歌に、不釣り合いな琴と琵琶の音色が伴奏として流れる。 それは、雑魚妖怪チーム側の控室からだった。 謎の向日葵仮面「りょ〜〜〜〜りょ〜〜〜〜〜りょりょりょりょ〜〜〜じょじょじょ〜」 琵琶を演奏する少女「(どうして私達がこんな目に……!)」 琴を演奏する少女「(わっほーいwwww わっ……ほーい…………)」 実況「あ………ああ〜っと! あれは謎の向日葵仮面選手だ〜〜〜!! 謎の向日葵仮面選手、前半では見かけもしなかった付喪神を左右に侍らせ、 自分のテーマ曲・陵辱幻想郷を演奏させています! これはどうした事か〜〜〜!?」
[269]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:54:03 ID:RZrJYfqA 赤髪の女性「あっ、弁々に八橋じゃないか! 全く、あんな所で油売ってたのね……。 本当、これは――面白いセッションになりそう」スチャッ 妖夢「(何が面白いんでしょうか……。 っていうかこの人、何時の間にか周囲にドラムセット展開してて、周りの人の迷惑になってるし。 叩き斬った方が世の為なのかなぁ)」 情けない表情で楽器を演奏している二人の少女。 彼女達の知り合いらしき妙齢の女性は、半ばドン引きしている妖夢や観客達の目も気にせず 知り合いの醜態に一人テンションを高めているようであったが――しかし今はこちらは問題では無い。
[270]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:55:43 ID:RZrJYfqA エリー「はひぃ……もう無理ですよ幽香様ァ……(泣)」 ガシ、ドガ、バギッ! 謎の向日葵仮面「風見幽香といういたいけで美しい美少女は今は関係ないだろ! いい加減にしろ!」 エリー「す、すみませぇん……でも良かったんですか? 連れてくなら私なんかよりもメイドの方g」 ガシ、ドガ、バギッ! 謎の向日葵仮面「あの子達を連れて行ったら、リグルやルーミア達が活躍出来ないでしょうがァ! 少しは人の気持ちを考えなさい! さもなくば能力値吸い取るぞ!!」 エリー「私GKだから、能力値吸い取ってもあんまし意味g」 ガシ、ドガ、バギッ! エリー「」
[271]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:57:42 ID:RZrJYfqA 謎の向日葵仮面に殴る蹴るなどの暴行を加えられながらも、健気に行進を支えるもう一人の少女。 その少女には、鈴仙も見覚えがあった。 鈴仙「(あれは、昔の大会で見たことがある。 確か名前はエリー。 幽香さんとの縁が強い二、五流GK……だったっけ)」 てゐ「あからさまに戦力調達してきたね、ゆう……向日葵仮面。 ――もっとも、ぽっと出の付喪神まで配下にしてるのは想定外だったけどさ」 佳歩「てゐ様、あの音楽隊の方を知ってるんですか……?」 てゐ「うんにゃ、あんまし。 名前と……コンビでのパスワークが上手そう、って位しか知らないね」 慧音「しかしけしからん。 あんな姿を見せられては、寺子屋でのいじめが助長されかねん。 絶対にこの試合に勝って、教育の正しさを提示しなければならんな」 パスカル「――え、ええい! 敵のテンションに惑わされるな、皆!」 鈴仙「……そ、そそそそうよっ、皆!」 謎の入場テーマ曲に、謎の追加選手達。 それでもキャプテンとしての自負のある鈴仙は、まだこのプレッシャーに耐える事が出来ていた。 盛大にドモリながらもチームメイトにポジションに付くよう指示を出し、自分もまたセンターサークル付近。 謎の向日葵仮面の嗜虐的な笑みがしっかりと見える位置にまで、震えず歩を進める。 ――ここで終わってくれれば、鈴仙の心は折れ無かっただろうに。
[272]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/17(木) 00:01:03 ID:g1Jmd+K+ ポツ……ポツ…… パチュリー「……あら、面倒ね。 レミィを連れて来なくて良かったわ」 鈴仙達が布陣に付き、間もなく後半が始まろうとする時。 パチュリーは振りだした雨に辟易としつつ、小悪魔に傘をさして貰いながら、 暇つぶしに持ちこんだスポーツ雑誌をペラペラとめくっていた。 小悪魔「何の雑誌ですか、それ。 サッカーじゃなさそうですけど」 パチュリー「……他のスポーツの知識も、上手く応用すればサッカーに役立てる事が出来るからね。 ちなみに今私が読んでいる雑誌はブリッツボールに関するものよ」 小悪魔「ぶ、ぶり……? 何ですか、それ?」 パチュリー「大まかな動きは水球や――それこそサッカーにも似ている。 だけど、フィールドがプールのように平面では無く、球形になっているのが特徴かしらね。 今日は幻想郷きっての名門チーム・霧の湖エイブスの特集だったのだけれど、そもそもこのチームは……」 パチュリーが色々と『ぶりっつぼーる』とやらの蘊蓄を語るのを聞き流しながら、小悪魔は興味本位で雑誌に目を落とす。 どうやらパチュリーの説明通り、このスポーツはサッカーに似ているようである。 良く分からない各選手(競技の都合上か妖怪魚や河童等、妖怪選手が多い)の評価を斜め読みしている内に……。 小悪魔「あれっ」 小悪魔は、とある選手の写真と――その選手に対する評価に大きく興味を向ける。 パチュリー「……どうしたの。 この私の大いなる叡智よりも優れた情報でも見つかった?」 小悪魔「いえ。 なんかこの子、雑魚妖怪チームの選手と似てるなぁと思いまして」
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0ch BBS 2007-01-24