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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[269]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:54:03 ID:RZrJYfqA 赤髪の女性「あっ、弁々に八橋じゃないか! 全く、あんな所で油売ってたのね……。 本当、これは――面白いセッションになりそう」スチャッ 妖夢「(何が面白いんでしょうか……。 っていうかこの人、何時の間にか周囲にドラムセット展開してて、周りの人の迷惑になってるし。 叩き斬った方が世の為なのかなぁ)」 情けない表情で楽器を演奏している二人の少女。 彼女達の知り合いらしき妙齢の女性は、半ばドン引きしている妖夢や観客達の目も気にせず 知り合いの醜態に一人テンションを高めているようであったが――しかし今はこちらは問題では無い。
[270]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:55:43 ID:RZrJYfqA エリー「はひぃ……もう無理ですよ幽香様ァ……(泣)」 ガシ、ドガ、バギッ! 謎の向日葵仮面「風見幽香といういたいけで美しい美少女は今は関係ないだろ! いい加減にしろ!」 エリー「す、すみませぇん……でも良かったんですか? 連れてくなら私なんかよりもメイドの方g」 ガシ、ドガ、バギッ! 謎の向日葵仮面「あの子達を連れて行ったら、リグルやルーミア達が活躍出来ないでしょうがァ! 少しは人の気持ちを考えなさい! さもなくば能力値吸い取るぞ!!」 エリー「私GKだから、能力値吸い取ってもあんまし意味g」 ガシ、ドガ、バギッ! エリー「」
[271]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/16(水) 23:57:42 ID:RZrJYfqA 謎の向日葵仮面に殴る蹴るなどの暴行を加えられながらも、健気に行進を支えるもう一人の少女。 その少女には、鈴仙も見覚えがあった。 鈴仙「(あれは、昔の大会で見たことがある。 確か名前はエリー。 幽香さんとの縁が強い二、五流GK……だったっけ)」 てゐ「あからさまに戦力調達してきたね、ゆう……向日葵仮面。 ――もっとも、ぽっと出の付喪神まで配下にしてるのは想定外だったけどさ」 佳歩「てゐ様、あの音楽隊の方を知ってるんですか……?」 てゐ「うんにゃ、あんまし。 名前と……コンビでのパスワークが上手そう、って位しか知らないね」 慧音「しかしけしからん。 あんな姿を見せられては、寺子屋でのいじめが助長されかねん。 絶対にこの試合に勝って、教育の正しさを提示しなければならんな」 パスカル「――え、ええい! 敵のテンションに惑わされるな、皆!」 鈴仙「……そ、そそそそうよっ、皆!」 謎の入場テーマ曲に、謎の追加選手達。 それでもキャプテンとしての自負のある鈴仙は、まだこのプレッシャーに耐える事が出来ていた。 盛大にドモリながらもチームメイトにポジションに付くよう指示を出し、自分もまたセンターサークル付近。 謎の向日葵仮面の嗜虐的な笑みがしっかりと見える位置にまで、震えず歩を進める。 ――ここで終わってくれれば、鈴仙の心は折れ無かっただろうに。
[272]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/17(木) 00:01:03 ID:g1Jmd+K+ ポツ……ポツ…… パチュリー「……あら、面倒ね。 レミィを連れて来なくて良かったわ」 鈴仙達が布陣に付き、間もなく後半が始まろうとする時。 パチュリーは振りだした雨に辟易としつつ、小悪魔に傘をさして貰いながら、 暇つぶしに持ちこんだスポーツ雑誌をペラペラとめくっていた。 小悪魔「何の雑誌ですか、それ。 サッカーじゃなさそうですけど」 パチュリー「……他のスポーツの知識も、上手く応用すればサッカーに役立てる事が出来るからね。 ちなみに今私が読んでいる雑誌はブリッツボールに関するものよ」 小悪魔「ぶ、ぶり……? 何ですか、それ?」 パチュリー「大まかな動きは水球や――それこそサッカーにも似ている。 だけど、フィールドがプールのように平面では無く、球形になっているのが特徴かしらね。 今日は幻想郷きっての名門チーム・霧の湖エイブスの特集だったのだけれど、そもそもこのチームは……」 パチュリーが色々と『ぶりっつぼーる』とやらの蘊蓄を語るのを聞き流しながら、小悪魔は興味本位で雑誌に目を落とす。 どうやらパチュリーの説明通り、このスポーツはサッカーに似ているようである。 良く分からない各選手(競技の都合上か妖怪魚や河童等、妖怪選手が多い)の評価を斜め読みしている内に……。 小悪魔「あれっ」 小悪魔は、とある選手の写真と――その選手に対する評価に大きく興味を向ける。 パチュリー「……どうしたの。 この私の大いなる叡智よりも優れた情報でも見つかった?」 小悪魔「いえ。 なんかこの子、雑魚妖怪チームの選手と似てるなぁと思いまして」
[273]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/17(木) 00:02:09 ID:g1Jmd+K+ パチュリー「ああ……この子ね。 霧の湖エイブスのエースの。 彼女は本当にすごいのよ。 父親も有名なブリッツ選手だったんだけど、 この子もやっぱり才能があったのかメキメキと実力を伸ばして、それでね……」 ――話を遮られたパチュリーは一瞬不機嫌になるも、 しかしその直後には新たな話題に対して饒舌となっていた。 知識の魔女にとっては、内容がどうであれ、何かを語る事が出来ればそれで既に幸福なのである。 ポツ……ポツ……。 ――ザアアアアアアアアアッ!! 小悪魔「うわっ、雨が強くなってきました! パチュリー様、本が濡れてしまうので片付けます!」 パチュリー「……任せたわ」 それゆえに、暗雲がいよいよ激しい雷雨となって襲いかかり。 パチュリーの本を濡らしかけた際には、彼女は不機嫌さを隠す事は出来ない。 折角の語りに文字通り水を差されたように感じたパチュリーは、 霧の湖エイブスのエースについて、それ以上小悪魔に語って聞かせる事は無かった。 小悪魔「(うーん。 やっぱり、エースの人魚の子って……)」 物惜しげに、小悪魔は防水性のバッグに詰めた雑誌の1ページをペラリとめくる。 『彼女』について、そこにはこんな記載がなされていた。
[274]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/17(木) 00:03:31 ID:??? ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 〜エース・オブ・ブリッツ! 今大会のMVP候補はコイツだ!〜 プリンセス・ワカサギ 突破力:A 得点力:A ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:A いわずと知れた霧の湖エイブスのエース! 13試合連続ハットトリック&連続無失点、チーム優勝の立役者! 攻撃は一流、ボールカットは超一流は完全無欠のスーパーヒロイン! 行方不明になったお父上も、きっと君の事を誇りに思っているぞ! ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
[275]森崎名無しさん:2014/07/17(木) 00:06:26 ID:??? ジェクトシュー!
[276]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/07/17(木) 00:07:09 ID:??? *雑魚妖怪チームに九十九弁々&八橋が加入しました。 *雑魚妖怪チームにエリーが加入しました。 ――と、いったところで今日の更新はここまでにしようと思います。 ちなみにわかさぎ姫ことプリンセス・ワカサギのお父さんはこのスレの物語には全く関係ありません。 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[277]森崎名無しさん:2014/07/17(木) 00:11:55 ID:??? さっきまではどうせ向日葵仮面だけマークしておけばなんとかなる布陣だったが 大分変わったし妹紅のマークどうするのかー?
[278]森崎名無しさん:2014/07/17(木) 02:16:00 ID:??? 乙でしたー あのシュートはどうなるのやら。お父さんの名前は関係ないんだろうか 連続ワンツーで来るなら鈴仙の守備参加で瞳補正付けたいな。先にハットトリックを取りたいところ リベロがスペース詰めても、得点力Aなら30m補正付でフリーで撃たせなければいけるだろう。 向日葵仮面はミドルを撃たせて結構、前半に撃ったのが仇となってる ガッツが減ってる輝夜にあの補正のシュートでねじ込みはマズイから、大人しく点をやろう。 妹紅のマークはマーダー撃たれるまでそのままにして、少しでもガッツを減らしたい その間リグル達は輝夜達に任せて、点取られたら即ネオヴォルケイノでお返ししよう。 相手に攻める時間をやり、消耗させる行動をさせて耐え抜こう。
[279]森崎名無しさん:2014/07/17(木) 02:29:20 ID:??? 多分なんとかなるね ぶっちゃけ此処で接戦になるようじゃ優勝できないだろうし最低でもこの差を維持して勝ちたい 結局パサーが幽香じゃなくなっただけであのFWたちは恐れるに足らず よくわからない魚類とミサキーヌの点滴をメインに警戒することには変わりはない 妹紅をクリア要員に戻そうか?わかさぎの技はもしジェクトシュートなら浮き球っぽいし
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0ch BBS 2007-01-24