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【前略】鈴仙奮闘記19【向日葵仮面より】
[855]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:43:14 ID:??? ★大妖精→ドリブル 50 ( ダイヤ7 )( 2 + 6 )+(霧の湖ルーレット+3)=61★ ★はたて→タックル 47 ( クラブK )( 4 + 1 )=52★ ≧2→大妖精、ボールキープ成功。 はたて「はぁあああああああああっ!!」 ズザアアアアアアッ! 大妖精「なんのこれしき。 この位――回って何でも回避しますっ!!」 タッ、――クルンッ! 真っ正直に速度を活かしたタックルで攻めるはたてを、 大妖精は速度を殺した上での優雅なルーレットであしらう。 その技巧は、基礎的な技術も合わせて、間違い無くあの風見幽香の『ヒマワリルーレット』と拮抗するレベル。 即ち、幻想郷全体で見ても『一流』に属する域にあった。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「な、なんたることでしょう!! 本来GKである筈の大妖精選手が、 ドリブルで中盤にまで躍り出た上に、今こうして技巧派ドリブルで本職のフィールダーを圧倒しています! 守備をかなぐり捨てた妖精特有の蛮行に、妖怪の山FCはペースを崩されています!」 鈴仙「う、うそッ……! ていうか大妖精ってば私よりもドリブル上手いような……」 てゐ「あの子は元々はMFも兼任だったからね〜。 そんでもって、あの天パから色々技術を盗んだら……まあ、あの位にはなるさ」 つかさ「(――でも。 大妖精さんが来生さんから技を盗んであの実力だとしたら。 来生さんのドリブルは一体、どんな高水準なのかしら……)」
[856]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:44:51 ID:??? 妖怪の山FCのトップ下として、一流では無いがそこそこの好選手として知られていた 副キャプテン・姫海棠はたてを抜き去った大妖精はそのままドリブルを続け、 厄を纏った左SHの雛の猛攻を掻い潜り、 名無しとしては優秀であるがそれ以上特筆すべき事もない天狗Eのタックルも、 先程の優雅なルーレットで確実に突破していく。 そして――。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「お〜っと、これはどうした事か〜〜!! 妖精大連合、一時的な11対10の状況を作り上げる事により、 妖怪の山FCの総合力を瞬間的に上回り、試合を支配しています!! そしてその隙を突いた大妖精選手はいよいよ敵陣右サイドへと、深く切り込んでいきました! これは妖怪の山FC・失点の可能性があります!!」 リリーB「ナイスドリブル、大ちゃん!」 リリーW「後は私たちに任せてくださ〜い!!」 静葉「……穣子、オータムスカイラブブロックは今は温存よ。 春告精の最大火力技はダイレクトシュート。 ならば――」 穣子「にとりが居るから安心、だもんね! オッケーだよ、お姉ちゃん!」 タッ!
[857]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:46:41 ID:??? 大妖精「(静葉さんは……フォローに回るのかな。 ホントはここで焦らせて、守備の要の秋姉妹さんに大技を出して欲しかったんだけど――) ……リリーちゃん達! 『リーサルツイン』で決めてェ!!」 グワアアッ、バッコオオオオオン!! 実況「大妖精選手、ここでセンタリングを出し、 その結果を見ることすら無く一目散にゴールへと戻っていきます。 ボールはリリーW選手とリリーB選手の丁度中間に入っていき〜!」 グワアアアアアッ……! グワアアアアアアアッ……! リリーW「くらってくださ〜い!!」 リリーB「これが私達の―――!!」 リリーW・B「「最終春告奥義・リーサルツイン!!(ですよ〜〜〜!!)」」 バッ……シィイイイイイイイイイイイイイイイイン!! ギュン!ギュンギュンギュンッ!ゴォオオオオオッ! 来生の提唱した「モロサキ殺法」――即ち、『ゴールキーパーのオーバーラップ』は、 結果として大きく功を奏し、妖精大連合に初のシュートチャンスを齎した。 リリーWとリリーBは、まるで双子のように統一された動きでボールに飛び付き、 思いっきり力を籠めてインパクトするが――。 にとり「はんっ、その位でこの私が吹っ飛ばされるとでも思ったかい!? 残念だったね! ――行くよ私の新発明! ニテレツ大百科が三の巻!!」 バアアアアアアッ!! ギュンギュンッ! にとり「戦機・『飛べ! 三平ファイト』だぁあっ!!」
[858]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:47:56 ID:??? ウィーン、ガシャッ。 ウィーン、ガシャッ。 ――ブゥ………ウウウウウン! ゴオオオオオオオオオオオッ! ―――ガシィイイイイイイイイッ!! リリーB「んなっ……! マジックハンドの次はジェットブースト!?」 リリーW「どっからどう見ても反則ですよ〜!!」 ――これは、にとりが新たに備えた飛び出し技によって阻止されてしまう。 背中のリュックに搭載した完全水力の小型クリーンジェット機によって、 普段の数倍の推進力を得たにとりは、リリーコンビをあっさりと吹き飛ばした上で、 ボールをガッチリと両手に包み込む。 にとり「さあて、反撃願いますよ天狗サマ!」 ウィ〜〜ン。 ガシッ。 ポーーーン!! 実況「にとり選手、両手でつかんだボールを背中のリュックから飛び出す、 『のびーるアーム』の力を借りて大きく中盤までスローイング!! ちなみににとり選手の一連のプレイは、 大会スポンサーの一社でもあるヒューガー幻想郷支部の意向により反則ではありません。 そして飛んでいったボールは、ようやくあの人に渡った〜〜! そう、それは勿論!」 射命丸「さて。 随分遅れちゃったけど、ここで一点挙げさせて貰いますかな……っと!」 タッ。 ――――ギュゥウウウウウウ………ン!! にとりのスローイングしたボールを高速で駆けまわりフォローしたのは、 妖怪の山FCのエースにしてキャプテンの鴉天狗・射命丸文その人であった。 すっきりとした黒髪を軽く振り、この中盤からゴールまでには4人、5人、6人……。 ――凡そ8、9人程度『しか』居ない事を確かめると、彼女は俄かにその速度をトップギアにまで持っていく。 『幻想郷最速』の称号の意味を、妖精達相手に存分に理解させる為に。
[859]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:49:14 ID:??? 射命丸「さあ、手加減してあげないけれど。 ――本気でかからず、手抜きをするなら歓迎するわ!」 タッ! ギュンッ! ――射命丸がひとたび『幻想郷最速』としての本気を見せた以上、 妖精大連合には、勝ちの目はほぼ無い。 反町と椛も、ここは射命丸の突破力を信じてフォローに回り、 それはつまり、射命丸文による一大ドリブル劇場の開幕を意味していた。 ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! サニ・ルナ・スター「い、行くわよ『グレートトライアングル』……って、もう抜かれてるー!?」 射命丸「まずは3人ッ!」 ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!! 妖精F「きゃああ〜〜っ!?」 射命丸「そのまま流れで4人!」 まずは風の流れるような高速ドリブル・『風神少女』を駆使して4人抜き。 途中、光の三妖精が何かトリオで大技を繰り出しそうな雰囲気を見せていたが、 そもそも、彼女と同じ土俵に立てなくては意味が無い。 彼女達の速度では、残念ながら射命丸に触れる事はおろか、認知する事すら叶わなかった。
[860]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:50:44 ID:??? 射命丸「さて、後はDFと……未だにゴールに戻れていない哀れなGKさんで5人ですね! 5人纏めて、この私の記事を彩るレトリックにでもしてあげるわ!」 チルノ「なにィ!? レトリ……レトルトカレーだとぉ! 試合中にメシなんて、アンタってば良い度胸ね! ちなみにあたいは、カレーは「月のお姫様カレー」派だかんね!」 大妖精「チルノちゃんは甘口じゃないと食べられないからね……とか、言ってる場合じゃないよっ!? ゴールに戻れないなら……せめて、私もタックルに行く!」 妖精A・B・C「私達だっているぞ!!!」 射命丸「――はぁ。 こちらの喋る言葉を理解しようともしない。 妖精はどうにも、文明社会に適合しない生き物ですねぇ。 まぁ、何はともあれ――行きますよ!! 最強の妖精さん。 貴女は、幻想郷最速の脚に――――ついて来れますかッ!?」 ギュウウン! ビュンビュンビュン!! 大妖精「…………!?(嘘……っ! 本当に、何も見えない! 速過ぎて……!)」 射命丸のあまりの速さに、ゴールにまで戻る事が出来なかった大妖精は、 その代わりとしてチルノと一緒にタックルへと向かう。 大妖精は余りタックルを得意としていなかったが、せめて射命丸のドリブルコースを 制限する為に。 しかし、その考えは少々浅はかだった。 何故なら、射命丸のトップスピードを御するのは、超一流のタックラーであっても困難であるからだ。 チルノ「ふざっけんな! アンタが幻想郷最速だって誰が決めた! それがまかりとおるなら、あたいだって、幻想郷最強じゃないの!?」 ダッ! ――ギュウウッ、ズザアアアアアアアアアアアッ!!
[861]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:52:51 ID:??? しかし、それでもチルノは無謀にも射命丸との真っ向対決に挑む。 彼女は傲慢故に、自分以外の者が最強とか最速とかを名乗る事を許さなかった。 チルノは地面を大きく蹴りだして、せり上がる氷柱のように脚を付きだして、射命丸を強襲する。 霜符・『フロストコラムス』。 得意のブロックには劣るが、チルノのタックルは 最強やら天才を名乗って鼻もちならない来生のドリブルに勝つための特訓を経て、 それなり以上の切れ味へと洗練されていた。 射命丸「――やはりチルノさん、貴女は他の有象無象の妖精達とは別格ですね。 脆弱な妖精であるにも関わらず、その枠に収まる事を何より嫌い。 ――その結果、ごく稀にではあるが、妖精の規格を超え中級妖怪……。 いえ、瞬間で言えば上級妖怪にも匹敵する力をも放つ存在となった。 だけど――」 ギュンッ、シュパッ――シュウウッ!! チルノ「!?」 射命丸「身の程を弁えなさい。 その程度では『まだ』、私には敵わないわよ!」 しかし、チルノが仮に上級妖怪に匹敵する力を得ようが、 古くから自然を操り、人外の奥義と仙術を学んだ天狗はそれをも超える大妖怪。 チルノの渾身のタックルは、射命丸の超高速のターンとフェイントの応酬によって回避される。 そして、そうなれば残りのDFを突破する事は難しく、本来GKである大妖精は既に突破されている。 つまり――。 射命丸「――思ったよりも遅くなったけれど、私のドリブル劇場はこれで終了ですな」 バシュウッ、ズバアアッ! ――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! 妖怪の山FC 1 − 0 妖精大連合
[862]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:53:58 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙 1ゴール 射命丸、妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 2アシスト 小悪魔 1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼
[863]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/09(土) 01:59:09 ID:??? 射命丸って普通に強くね? …と、いったところで今日の更新はここまでです。 皆さま、本日もお疲れさまでした。
[864]森崎名無しさん:2014/08/09(土) 02:39:12 ID:??? 大ちゃんが判定で勝ってたのにそのあと判定なしで大ちゃん側が失点してるってどゆこと?
[865]森崎名無しさん:2014/08/09(土) 03:03:05 ID:??? イベントで得点だからこそ見れる大したことない烏天狗の貴重な大活躍シーン これ判定あったらどこかで絶対こけてたに違いないな、兄貴の方は本編で順調に 失態重ねてるよ
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0ch BBS 2007-01-24