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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[145]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 20:46:57 ID:??? すみません。補足欄に、 【リリーWのマークがダイヤ・ハートの時、「スプリングパスカット(+2)」が発動します。】 の一文を入れ忘れておりましたが、このままの結果で進行いたします。
[146]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 21:13:26 ID:??? >静葉「ウフフ……! 私達は九十九姉妹とは違うってトコ、見せてあげるわ! 同じでした
[147]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:25:22 ID:??? ★静葉→フォーリンパス 49 ( スペードQ )( 3 + 1 )=53★ ★大妖精→パスカット 48 ( ダイヤ3 )( 5 + 2 )+(人数補正+1)+(スパイラルパスカット+3)=59 リリーW→パスカット 44 ( クラブ9 )( 3 + 4 )+(人数補正+1)=52★ ≦−2→妖精ボールに。 静葉の放ったパスは、回転を加えていない上にその速度が遅く、 まるで木の葉のようにすぐに揺れ揺れて、大妖精達の動きを翻弄するが――。 大妖精「動きにブレがあるならば――大きく回れば良いだけです!」 グルングルングルン……。 ―――バッ! ポムッ。 静葉「ウフフ……九十九姉妹の事を馬鹿にしたから、お姉ちゃんバチが当たっちゃった〜」チャキッ 穣子「そのキャラぶり返さないでお姉ちゃん!? でも弁々ちゃん達にはまた今後謝りに行こうね!?」 ――小手先の技術では、大妖精を惑わす事は出来ない。 直線を包む円の動きにより、雛に続いて静葉のパスもまた封殺される形となった。 大妖精「―――来生さん、もう一回です!」 バシュウウウッ! 来生「あーいよ、すまねぇな……っと!」 そして、大妖精は再びボールを来生に返す。 そうなると、当初から来生を重点マークしていた反町や射命丸が再びタックルに向かうのだが――。
[148]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:26:57 ID:??? 反町「――む、来たな! だが今度は負けな――」 来生「あーらよっと、『クリップジャンプ』ゥ!」 ガシッ、ポーンッ! 射命丸「そ、そんな高等テクまでマスターしているとは……!?」 椛「〈もしも私が少しでもコースを妨害出来ていたら……!〉」 ――今度のタックルは、CFの椛がやや前方に出過ぎていた事が仇となっていた。 雛よりも高いパス力を持つ静葉の『フォーリンパス』が、 こうもあっさりと大妖精に御せられるとは予測していなかった為、守備に出るのが遅れた格好となる。 そして――一度突破を許してしまった以上、 その時より来生哲兵は幻想郷最高クラスのドリブラーから、幻想郷『最高』のドリブラーへと変貌する。 ダダダダダダッ! クルッ!クルクルクルッ! 穣子「な、なにこのタックル〜!?」 河童「へ、ヘンタイ染みてるよ〜!?」 来生「ハーハッハァ!! 誰か俺様を止めるヤツはおらんのか!?」 3人抜き、4人抜き、――7人抜き。 次々と妖怪の山FCの守備陣を抜いて行くたびに、来生の実力は有機的に向上していき、 最終ラインの河童を抜いた段階で、彼のドリブル力は射命丸と互角どころか、その実力を既に二周程上回っていた。 ――故に。
[149]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:27:57 ID:??? にとり「う、うわあああ! 『撃て! バブルドラゴン』!! それと……『ウォーターカーペット』!!」 一番最後に彼に対峙したにとりは、吹っ飛ばされる事を免れたとはいえ。 明らかにトラウマレベル、分かっていても回避不可能なドリブルの恐怖によって、 精神的に大きく傷付けられる事となってしまう。 来生「何だその水鉄砲? お前、もしかしてバカなんじゃないのか?」 スッ……クルンッ。 ――バシュッ、――ピピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! そして、全く無力と化したにとりに対して来生は見事なブーメランを放ち、 容赦無く得意の『マルセイユルーレット』を浴びせて突破。 ホイッスルの音を聞いた来生は確信して、こう観客に叫び付けた。 来生「ハッハァー! 見たかァ! この俺こそが妖精大連合の点取り屋! 来生哲兵だ〜〜〜〜〜!!」 妖怪の山FC 3 − 1 妖精大連合
[150]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:29:00 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙 2ゴール 射命丸 1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、影狼、反町、来生 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 2アシスト 小悪魔 1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼
[151]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:30:17 ID:??? 実況「ゴ――ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッル!! 妖精大連合の監督・来生選手は、サッカーにおいても一流だった〜〜〜!! 一度はボールを弾かれましたが、大妖精選手のフォローもあってそのドリブル力を遺憾なく発揮! 後半20分で、妖精大連合が息を吹き返しました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 「なんだよアイツ!」「すげードリブルじゃないか!」「一回取られた時はまたかよって思ったけどな」 「大ちゃんも偉いぞー!」「リリーちゃんも良いフォローだったよ〜!」「キスギ! キスギ! キスギ! キスギ!」 鈴仙「嘘……! 来生君ってあんなにスゴい選手だったんだ……!?」 パスカル「いや。 俺が一緒に練習をしていた時は、今ほどの実力者では無かった。 だが――やはり、幻想郷の。妖精達の奔放な生き方が、彼のサッカーセンスを磨くのに役立ったんだろうな。 (そして、キスギが入ってからの妖精大連合の士気の上がり具合! あれは間違いなく、ディアスがチームで発していたソレと全く同質の物だったぞ……!)」
[152]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:32:32 ID:??? チルノ「……え、えへへへっ! やっぱりキスギはあたいの次に最強ね! 今のでよ〜く分かったわ!」 ルナ「何だかんだでカントクさんがいると、皆のテンションが違うよね」 スター「悔しいけど、あれはあれで一種の腐れ縁だもんねぇ。 大事にしてきましょ」 ヘルナンデス「(キスギ……。 知能は欠けるが、奴もまたチルノと同様に皆を沸かせる『何か』を持っているのか? 俺はかつて、奴のプレーをコメディアンとしてしか認識していなかったが、今のプレーは違った。 ――そう、それを比喩するならば。 『ファンタジスタ』……!?)」 射命丸「……やられましたね。 実力的にも、話題性的にも」 はたて「話題性なんて考えてるヒマじゃないでしょうに。 これからどうするの、文? パスワークで遅攻をするにも、あの大妖精ちゃんのパスカットは静葉さんの『フォーリンパス』だって奪っちゃうのよ? 私や文のパスだって、静葉さんと互角位だから――反町君の『トリカブトパス』位じゃないと対抗できない。 ボールキープにしても、今度は光の三妖精の『グレートトライアングル』……とかいう技が結構馬鹿に出来なくて、 多分文以外の選手だったら簡単にボールを奪われちゃう。 そして攻めようにも、あのヘルナンデス…って奴は、椛の『アトミックファイヤー』をあっさりとキャッチしちゃったんだから。 上手くいかないと、私達ガチで逆転負けか、良くて引きわけよ?」 射命丸「うっさいわねぇ、そんくらい分かってるってば。 (……とはいえ、さっきまでとは状況が大きく違うのも事実。はてさて、どうするこってすかねぇ……)」 妖精チームが1点の奪取に沸く中、一転追われる立場となった妖怪の山FC。 彼女達は今頃になって妖精達と来生、そしてゴールを守るヘルナンデスの脅威を認識せざるを得なくなっていた。 ヘルナンデスがゴールを守り、妖精達がチームプレーで中盤を支配し、来生が決定していく現在の妖精大連合は、 明らかに試合開始時の彼女達とは違っていた。 射命丸「――ま、私達に出来る手は少ない。 ここはあくまで無難に遅攻を重ねるしかないでしょうねぇ」
[153]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:33:56 ID:??? ――そして妖怪の山FCにとって辛い点。 それは、彼女達が如何に強敵と知っても尚、傑出したタレントの不足が原因で、 教科書通りの無難な戦い方しか取れぬという点があった。 ピィイイイイイイイイイイイイッ! ――そうして、妖怪の山FCからのキックオフを告げる笛が鳴る。 妖怪の山FCは、結局は先程のパスワーク主体の遅攻を繰り返し、 少しでも来生達に攻める時間を与えないように。 また、安易に攻め込む事で、ヘルナンデスによるカウンターチャンスを与えないように、あくまでも無難に振舞う事となる。 しかし、彼女達の無難な戦術は一定の効果こそあれど、試合を決定づける程の致命的な効果はない。 はたて「よし、ここはボールをキープして反町君に――」 サニー・スター・ルナ「さ、させなーいっ!」 バアアアアアアッ! バチイイッ! リリーW「あ、ありがとうですよ皆!」 椛「そう簡単に、ボールが渡ったとは思わないでくださいっ!」 リリーW「だったら――『レインボーパス』ですよ〜〜! ……カントクさんっ!」 グワアアアアッ、パコオオオン! 椛「あっ……と、届かない!(私、パスカットはタックル以上に苦手だからなぁ……)」 来生「――ようし、俺様劇場第二部の開幕だァッ!!」 ダッ!
[154]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:37:48 ID:??? ――後半26分。 残り10分足らずを守り切れば勝利が確定する妖怪の山FCは、 僅かな気の緩みかパスワークを紙一重で妨害され、そのままボールを来生へと渡してしまう事になる。 当然ドリブルしか頭に無い来生は、反町とはたての守る中央を、今度は自慢の『マルセイユルーレット』で突破。 静葉「――み、穣子!」 穣子「うんっ! 『オータムスカイラブタックル』だね、お姉ちゃん!」 これには、先程の突破劇で散々懲りた秋姉妹がオータムスカイラブの準備に取り掛かるが、 ここで来生は、ある意味では最も信じがたい行動を取る事になる。 来生「やべっ。 ――大ちゃん、パス!」 バシュウウッ! ――ポムッ! 大妖精「は、はい……!?」 反町「な――なにィ!? 『来生が他人にパスを出した』だとォ!!!!???? し、しかも上手いぞ! ――はたてさんや射命丸さんと互角程度じゃないか!?」 このフィールドの中で、来生の事をある意味一番良く知っている反町が、 言いたい事を思わずそのまま大声で叫んでしまう。 射命丸「は? いや、この局面でパスを出すのもある意味そうヘンでは無い気がしますが……?」 反町「――あの来生が高い実力を持ちながら、代表では第2ストライカー。 ……いや、実際には不動のストライカーでは無く、しばしば他の選手が登用されていた理由。 それは、来生は、『一度ボールを持ったらゴールするか奪われるまで、ボールを手放さない』……というのがあったんだ! だけど、今のあいつは普通に大妖精さんにボールを渡していた。 それが信じがたいんです!」
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0ch BBS 2007-01-24