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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[153]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:33:56 ID:??? ――そして妖怪の山FCにとって辛い点。 それは、彼女達が如何に強敵と知っても尚、傑出したタレントの不足が原因で、 教科書通りの無難な戦い方しか取れぬという点があった。 ピィイイイイイイイイイイイイッ! ――そうして、妖怪の山FCからのキックオフを告げる笛が鳴る。 妖怪の山FCは、結局は先程のパスワーク主体の遅攻を繰り返し、 少しでも来生達に攻める時間を与えないように。 また、安易に攻め込む事で、ヘルナンデスによるカウンターチャンスを与えないように、あくまでも無難に振舞う事となる。 しかし、彼女達の無難な戦術は一定の効果こそあれど、試合を決定づける程の致命的な効果はない。 はたて「よし、ここはボールをキープして反町君に――」 サニー・スター・ルナ「さ、させなーいっ!」 バアアアアアアッ! バチイイッ! リリーW「あ、ありがとうですよ皆!」 椛「そう簡単に、ボールが渡ったとは思わないでくださいっ!」 リリーW「だったら――『レインボーパス』ですよ〜〜! ……カントクさんっ!」 グワアアアアッ、パコオオオン! 椛「あっ……と、届かない!(私、パスカットはタックル以上に苦手だからなぁ……)」 来生「――ようし、俺様劇場第二部の開幕だァッ!!」 ダッ!
[154]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:37:48 ID:??? ――後半26分。 残り10分足らずを守り切れば勝利が確定する妖怪の山FCは、 僅かな気の緩みかパスワークを紙一重で妨害され、そのままボールを来生へと渡してしまう事になる。 当然ドリブルしか頭に無い来生は、反町とはたての守る中央を、今度は自慢の『マルセイユルーレット』で突破。 静葉「――み、穣子!」 穣子「うんっ! 『オータムスカイラブタックル』だね、お姉ちゃん!」 これには、先程の突破劇で散々懲りた秋姉妹がオータムスカイラブの準備に取り掛かるが、 ここで来生は、ある意味では最も信じがたい行動を取る事になる。 来生「やべっ。 ――大ちゃん、パス!」 バシュウウッ! ――ポムッ! 大妖精「は、はい……!?」 反町「な――なにィ!? 『来生が他人にパスを出した』だとォ!!!!???? し、しかも上手いぞ! ――はたてさんや射命丸さんと互角程度じゃないか!?」 このフィールドの中で、来生の事をある意味一番良く知っている反町が、 言いたい事を思わずそのまま大声で叫んでしまう。 射命丸「は? いや、この局面でパスを出すのもある意味そうヘンでは無い気がしますが……?」 反町「――あの来生が高い実力を持ちながら、代表では第2ストライカー。 ……いや、実際には不動のストライカーでは無く、しばしば他の選手が登用されていた理由。 それは、来生は、『一度ボールを持ったらゴールするか奪われるまで、ボールを手放さない』……というのがあったんだ! だけど、今のあいつは普通に大妖精さんにボールを渡していた。 それが信じがたいんです!」
[155]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:39:09 ID:??? 来生「人聞きの悪い事言うなよなー反町。 俺様だって、『信頼できる仲間』だったら、ボールくらい渡すさ。 ――な、大ちゃん?」 大妖精「き、来生さん……!(この人は、私達のことをそうまで……!)――は、はいっ!」 来生にとって妖精達は、自分と同じ価値観を持ち、本当に対等な感覚で話せる始めての相手だった。 勿論、外の世界でも滝や井沢のような親友は居るし、彼らと一緒に居る事が楽しく無かった訳がない。 しかしやはり、彼らと自分とは、どこかが「違う」。何かが「ズレて」いる。 来生はこれまでの人生で、自分は他人とは大きく違う感性を持っていると無意識に自覚し。 何時も笑いながらもその心の中で、そのズレによる痛みに苦しんでいた。 来生「(どうしてオトナにはおべっかしないといけねーんだ? どうしてイヤなのに勉強や練習しないといけねーんだ? どうしてお金なんて紙っ切れに皆が群がるんだ? どうして皆、イヤな事をニコニコ笑って仕事してるんだ? ――誰に聞いても、滝や井沢に聞いても納得でき無かった俺の疑問に、 あいつらは笑って『そんなん意味ないよ!』……って、頷いてくれてた! 俺は人間だけど、あいつらと同じだ! だから、俺も、あいつらと同じようになるって、そう決めたんだ!)」 ――妖精達は、自分の才能を認めてくれる。妖精達は、自分と一緒に心から笑ってくれる。 そう考えていたからこそ、彼女達が外の世界にいた『友達』のように大人(紫)にこびへつらい、 ヘルナンデスの加入を認めた時は心底腹が立った。 でも、その事を受け入れても尚決して自信を喪失しなかった彼女達には再び共感を覚えていた。
[156]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:40:54 ID:??? 大妖精「――来生さんっ! 『前転シュート』で決めてください!」 バゴオオオオッ……! 実況「秋姉妹を交わしてドリブルでサイドを駆け上がる大妖精選手! 最後に来生選手に向けて低い弾道のセンタリングを打ち放ちました! 来生選手はこれに思いっきり飛びついていく〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 チルノ「――キスギィイイイ! アンタがナンバーツーだァァァアアア!! ナンバーワンはいつまでもあたいだけどね!」 サニー「なんか盛り上がってきたわね! がんばれー! 天パカントクーー!!」 スター「こーいう体育会系的なノリって嫌いなのよねぇ。 ま、頑張んなさいな」 ルナ「スターってば意地っ張りだなぁ…。 がんばれ、カントクさーん!」 リリーW「がんばれ〜ですよ〜〜♪」 リリーB「がんばれ……!」 ヘルナンデス「(はははっ。 なんだこの馬鹿なノリは……! あの時の俺達も、こんな馬鹿ばかりだったらああもこじれなかったろうに。 ようし、ここは……)俺も行くぞ! ――頑張れ、キスギーーーーーーー!!」 来生「俺が点取り屋! 来生哲兵だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 バッ! グルンッ! バシィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 実況「来生選手、『前転シュート』だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
[157]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/16(土) 22:46:20 ID:A0dgjQtg ――妖怪の山FCの最終ラインは、もう既に大妖精が、来生が突破してしまっている。 残す障壁は実質にとりただ一人。 しかし、にとりもまたこの雰囲気に呑まれる程の小物では無い。 にとり「……ち、ちっくしょ〜! こっちだってなぁ、このチームに所属する事による給金でなぁ! 機材の購入費とかヒューガーへの『がんばろうヒューガー応援基金(※)』のノルマとかに充ててるんだ! ――こちとら、遊びじゃねぇんだよォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」 ガシャーン、ガシャーン! ――ウィイイイイイイイイイイイイン!! にとり「『飛べ! 三平ファイター』だぁあああああああああああああああああああ!!」 大妖精「(お願い……決まって! そうしたらきっと同点。 いや、ひょっとしたら逆転だって……!!)」 先着2名様で、 ★来生→前転シュート 57 ( !card )( !dice + !dice )+(応援補正+1)=★ ★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 (!card)(!dice + !dice)=★ と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。 【シューター】−【ブロッカー】 ≧2→来生の前転シュートが妖怪の山ゴールに突き刺さる! =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (リリーB&Wがねじこみ)(大妖精がフォロー)(妖精のコーナーキック) ≦−2→妖怪の山ボールに。 【補足・補正・備考】 来生の応援補正は今回限りの限定補正です。 (※がんばろうヒューガー応援基金:ヒューガー社員に『任意』で課せられる会社への寄付金。 『任意』ではあるが各社員には毎年 2 万円のノルマが課せられている。 基金は全社員への『生きがいづくり』のために使われているらしい。
[158]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:46:52 ID:??? ★来生→前転シュート 57 ( スペード5 )( 6 + 2 )+(応援補正+1)=★
[159]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:01 ID:??? ★来生→前転シュート 57 ( ダイヤ4 )( 5 + 4 )+(応援補正+1)=★
[160]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:27 ID:??? ★来生→前転シュート 57 ( ダイヤ5 )( 5 +idice )+(応援補正+1)=★ いけー!
[161]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:27 ID:??? ★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( クラブ7 )( 5 + 3 )=★
[162]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:47:41 ID:??? ★にとり→飛べ! 三平ファイター 55 ( ダイヤK )( 2 + 1 )=★
[163]森崎名無しさん:2014/08/16(土) 22:48:51 ID:??? これは・・・天才ファン来生!?
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0ch BBS 2007-01-24