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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[352]森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:43:04 ID:??? みょんは冷静に諭してくれる人がよりも 足手纏いだったり、喚いたりするのが近くにいると奮起するタイプと見た あとは……まあ………男やね…………
[353]森崎名無しさん:2014/08/24(日) 08:55:20 ID:??? こういうプライドの高いタイプは一度へし折ったほうがいいよな。
[354]森崎名無しさん:2014/08/24(日) 11:00:06 ID:??? つまりまだまだクラブ活動が必要と言うことか
[355]森崎名無しさん:2014/08/24(日) 13:01:24 ID:??? モズク風呂って手もあるな
[356]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:50:32 ID:??? こんにちは、今日も更新します。 >>347 FEはあんましわからないですが、ジェイガンは努力しても伸びないというよりは、 既にもう熟練しているため伸びないという感じだと思います。永琳はジェイガンに近い感じですね。 妖夢は……多分辛抱強く育てれば強くなります。 >>348 その先に何が待ち受けてるのでしょうか……。 >>349 初期の鈴仙と妖夢は似ていますが、 妖夢の場合鈴仙よりも真面目すぎるところがネックになっていると思います。 理想が高すぎる上に頑固で抱え込みやすい…といった感じでしょうか。 >>350 強いて言うなら、鈴仙があまり面倒を見なかったせい……になるのでしょうか。 >>351 まだ大丈夫です。 ……たぶん(汗) >>352 ポイズンスレさまの妖夢はそんな感じで奮起していましたね。 男については……あるとしたら中西なのでしょうか。 >>353 初期の鈴仙もパスカルや中山の出会いをきっかけにプライドをいい感じに捨てる事が出来てたので、 妖夢にもそうしたイベントがあれば変わるかもしれません。 >>354-355 基本的にダイヤの方が後々の鈴仙のためになりやすい……と、いう風にしたいですが、 話的にはそっちもそっちで面白いかもですね。
[357]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:52:08 ID:??? ★深呼吸→ クラブQ ★ クラブ→妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」鈴仙「(あれっ? 余計に落ち込んじゃった?)」 妖夢は鈴仙のアドバイスを聞くと乾いた笑みを浮かべ、そうしてスウと大きく息を吸いはしたのだが……。 そこから出る息はゆったりとした深呼吸というよりは、さっきよりも格段に大きいため息と表現する方が適切だった。 妖夢は俯いた様子でかぶりを振って、掠れたような声で弱弱しくこう独りごちる。 妖夢「……そんなんじゃない。 深呼吸なんかで、私の悩みは解けないよ…」 そう微かに言い放った妖夢の瞳は、綺麗に切りそろえられた前髪のせいで鈴仙には見えない。 しかし、妖夢は余計にその落ち込みを深めたような、そんな様子が伺える。 それでも、妖夢は自分のこうした態度が鈴仙にとって失礼であると理解していたために、 勢い良く力を振り絞って鈴仙の赤い瞳を見つめながら、鈴仙にお礼を告げた。 妖夢「……ごめんね、折角来てもらったのにこんな様子で。 差し入れのライフガード、本当にありがとう。 私がこの飲み物好きだって、鈴仙は覚えててくれたんだ」 鈴仙「うん、まあね……。 試合前は妖夢、いつもコレ飲んでたような気がしてたし」 鈴仙は曖昧に頷き返しながら、かつて――もう1年も前になるだろうか――、 妖夢とコンビを組んでチームを組んでいた時の事を思い出す。 自分は永琳から、妖夢は幽々子から放り出されて急造チームを組み、幻想郷の並み居る強敵と戦い、 最後には永琳と幽々子の連合チームを相手取って試合を行っていた事を。 そしてその際に仲良くなった妖夢は、鈴仙にとって、始めての永遠亭の外の友達だった。 だからこそ、今こうして落ち込んでいる妖夢を何とか助けてあげたい。 鈴仙はそう思っていたのだが……。 鈴仙「(――私じゃあ、妖夢を助けてあげられないのかな)」
[358]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:53:10 ID:??? 妖夢が鈴仙や周囲の者に対して感じている壁は、鈴仙が予想する以上に高かった。 鈴仙は僅かな無力感を覚えながらも、仮初の明るさを取り戻した妖夢と二言三言会話を交わし。 そして……何の対策も無いままにロッカールームを去る事になってしまった。 *妖夢の評価値が上がりました。 *妖夢の悩みはあまり解消されませんでした。 ***** 佳歩「……あっ、鈴仙さま! もうすぐ試合が始まりますよ!」 鈴仙「おっ、丁度良いタイミングで戻って来れたみたいね」 ――鈴仙が妖夢達に挨拶を行った後、そんなに広くない人里サッカーコートをぷらぷら歩いて自分の席に戻ると、 既に両チームの選手がスタジアムに整列していた。 鈴仙「どれどれ……(妖夢のチームの人たちはさっき見たから良いとして。地霊殿は一体、どんな様子なのかしら? 地霊殿当主の私有チームと、旧地獄の荒くれどものチームとが合併して出来たチーム…… ってのは、どこかで聞いた事がある気がするけれど)」 鈴仙は地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバーの様子を中心に見る事にした。 集団は鈴仙の予想以上に統率が取れているようで、地上の由緒正しいチームと同じく礼儀作法をきちんと叩き込まれているように見える。 先頭にはいつかの縁日でも見かけた小柄の紫髪の少女――地霊殿当主の古明地さとりが物憂げな風に佇み、 何だかんだで結構縁のあるお燐はさとりのすぐ隣に立ち、いつも通りのお面のような笑顔を絶やそうとしない。 そして、その中で一際の異彩と存在感を放つ者が一人。
[359]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:54:51 ID:??? 勇儀「冥界の幽霊か。 ――ハ、こりゃあ涼しげで気持ちが良いねぇ」 男と見間違えるほどの長身と、精悍で好戦的な笑顔が特徴的な、星の文様を象った空色の着流しの美女。 試合を愚弄しているのか、その片手には直径3尺に届かんまでに巨大な盃を持ち、 今から花火でも見に行くような上機嫌な表情でその盃から酒を呷っている。 さとり「……勇儀さん。 試合中の飲酒はマナー違反と申し上げた筈ですが」 勇儀「ああん、マナー? そんなもん知るか。 むしろ強者を前に酒を入れて戦意を高揚させるのが常識であって、 それを怠るあんたらの方がマナー違反じゃないのかい?」 さとり「……はぁ。 いえ、すみません。 私が悪かったです(幾ら心を読めても、話が通じなければ全くの無力ね……)」 こいし「(なんという脳筋発想……)」 観客席から見てもわかる、整列中に酒を呷る女の非常識さ。しかしその豪放さは確かに、彼女の種族にとって常識であった。 手入れをしていないであろうにも関わらず艶やかで美しい金髪に伸びる、 一角獣のような長く鋭い赤い角を見た鈴仙は、彼女から発せられる爆発的なまでの妖気に思わず震え、 自分と同じようにおびえている佳歩やウサギDをあやしながら、呟く。 鈴仙「あれが……噂に聞く鬼の四天王。 力の星熊―――星熊、勇儀……!」 レミリア・スカーレットや霧雨魔理沙に次ぐ……否。 そのシュートに関しては両者をも上回るとされる旧地獄ボンバー・星熊勇儀は、 幻想郷でも最高峰のFWを目指す鈴仙にとって、超えなくてはならない障壁の一つ。 鈴仙「(地底に関する情報はあまり地上に入って来ていないから、レミリアさんや魔理沙と違って知名度自体は低いけど……。 彼女もまた、萃香さんに負けない程の凄い選手の筈よ。 今日はしっかりとチェックしなくちゃね)」 ――鈴仙はきちんと深呼吸をして、強者に対する恐れを少しずつ消していく。 将来は、自分自身があのような強者とならなければいけない。 そう言い聞かせながら、固唾を呑んで試合の趨勢を見守る事にした。
[360]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:56:09 ID:??? *** 実況「さぁ〜〜〜! コイントスも終わりまもなくキックオフ! 地霊殿サブタレイニアンローゼスの先行で始まるこの試合は一体どうなるのでしょうか! 地底はまだまだ地上では新興勢力扱いが抜けきっておらず、情報が届きづらい為にその実力はまさに未知数! 幻想郷サッカー史の中では永遠亭ルナティックスや紅魔スカーレットムーンズに並んで伝統ある冥界チームは、 地底からの侵略をどこまで防ぎ、そして返り討ちにする事が出来るのでしょうか! なお、試合前に提出された両チームのフォーメーションはこのようになっています」 −−@−− @さとり C−B−A Cこいし Bキスメ Aヤマメ −−−−− −GDE− −−−−− −I−−F Iパルスィ Fお燐 −−−−− −H−J− H勇儀 J空 地霊殿サブタレイニアンローゼス:3−5−2 西行寺亡霊連合:4−3−3 −H−J− H妖夢 Jメルラン F−−−− F橙 −−I−− I藍 E−−−G Gルナサ −−−−− D−−−C Cリリカ −A−B− A幽々子 −−@−− @中西
[361]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/24(日) 17:57:25 ID:??? 幽々子「今日は良い勝負にしましょうね〜」 さとり「―――『地底の妖怪。 それがどの程度の実力かは分からないけど、精々この私を楽しませてね〜』 ……ですか。 強者としての目線を持ち続ける事は立派ですが……それが驕りとなっているならば、 私たちが存分に、その寝首を掻かせて頂きますよ」 幽々子「ま、本音で行くとそんな感じかしらね。 ……心を読んでくれると話す手間が省けて便利ね〜」 さとり「それはどうも。 貴女のような者が幻想郷にもっと増えてくだされば、私ももう少し、気楽に暮らせるのですが」 実況「お〜〜っと、フィールドではすでに両チームのキャプテン同士の鍔迫り合い……と 表現するには些かテンションが低めですが、会話が始まっております! 果たしてこの試合、一体どう転ぶのでしょうか〜〜〜〜!?」 さとり「(戦力は恐らくほぼ互角。 ですが私たちは……負けません!)……勇儀さん。 ご存じとは思いますがこの試合は私たちのキックオフから始まります。 つまり……お願いします」 勇儀「おっ、良いのかい? 嬉しいねぇ」 実況「そしてキッカーはどうもCFの星熊勇儀選手から始まるそうです! 旧地獄ナンバーワンストライカーの彼女は『旧地獄ボンバー』の異名で知られており、 一説ではあのレミリア・スカーレット選手や霧雨魔理沙選手にも並ぶ実力者であるとも評されている、 一騎当千の名選手! 果たして彼女はどんなプレーを見せてくれるのでしょうか!」 ―――この時、地霊殿サブタレイニアンローゼスのメンバー以外の者は想像する事が出来なかった。 弱肉強食、力こそが全ての旧地獄にてナンバーワンの称号を得たストライカー。 星熊勇儀の、その洗練された肉体に秘められる、規格外のスケールの巨大さを。
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0ch BBS 2007-01-24