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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[443]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:18:52 ID:??? 藍「(良く分からんが、橙の様子がおかしいな)橙、オーバークロックを許可する。 一気に駆け抜けろ!」 橙「藍さま、ありがとうございます……! ……ではっ!」 ブウウ……ン! ビュウウウウウウウウウウッ! バチバチバチッ! ……ポーンッ! こいし「あひぇっ!?」 橙の様子の異常さに気付いた藍が、式を操作して橙の力を瞬間的に強化。 橙をくすぐり続ける事に執心し、ボールを奪って走り去る事を忘れていたこいしを強引に振りほどき、 突破とまでは行かなかったが――それでも、辛うじてボールをはじくことには成功する。 弾かれたボールは、フィールド中央に転がっていき……。 ルナサ「よし、フォローしたぞ!」 実況「あ〜っと、良く分からないプレーでしたが、ボールはこぼれ球に! 橙選手、こいし選手のマークを振りほどこうと俊敏に動きましたが、どうやら勝負は互角だったようです!」 橙「(ホントはそんな綺麗な話じゃないのに〜。 でも、文句を言うわけにもいかないしなぁ)」 藍「(橙が不服そうな顔をしているな。 後で話を聞いておくべきかもしれん。 ……しかし、それより今は―――1点を狙ってみようか)―――ルナサ、済まないが私は橋姫に。 そして橙は地霊殿の妹君に狙われているようだ。 悪いが、君『達』が上がって来てくれっ!」 ――そして、中盤の要であり、実質的な司令塔である藍は、ボールをフォローしたルナサ『達』に次なる指令を出した。 20分に近付きなお、1−0で膠着した試合を次に進める為の布石を。 ルナサ「了解した、藍殿。 ……メルラン、リリカ。 行くわよ!」 メルラン「あいさ〜〜〜♪」 リリカ「しょうがないにゃぁ〜」
[444]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:20:26 ID:??? ダッ! ダダダダッ! パルスィ「…!? FWが戻って来て……SBがオーバーラップ! これは……!」 勇儀「おっ、次の花火はこれか? いやァ、地上のサッカーは派手で美しくて良いねぇ!」 幽々子「う〜ん、あれは花火っていうよりは〜。 ……芸術かしら」 実況「き、来た〜〜! ルナサ選手のフォローに合わせてFWの筈のメルラン選手が後退し、 SBの筈のリリカ選手が中盤の底にまで上がってきました。 これはやはり〜〜〜!」 ルナサ「さあ、始めようか。 ――『ライブ・ポルターガイスト』!!」 バシュウウウッ……! メルラン「躁鬱相そろった幻想の調べ、楽しんでね〜〜♪」 バシュウウッ!! リリカ「私はいらない子じゃないよ! ――なんせ、私が居ないと……この音楽、ヤバい事になっちゃうからね」 バシュッ、バシュウウウウッ!! ――バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ!バシィッ! ルナサを起点に始まったその静かなパスワークは、メルランに渡ってその勢いを増し、 リリカに渡ってその多様さを増していき……やがて、複雑でリズミカルなテンポの連続ワンツーへと発展していく。 それはまさにサッカーボールを楽器として奏でられる、ひとつの協奏曲。 プリズムリバー三姉妹の十八番、『ライブポルターガイスト』が今、高らかに演奏される。 当然、その繊細で情熱的なパスワークは、地霊殿サブタレイニアンローゼスの寄せ集めゾンビフェアリーでは防ぐこともできず。
[445]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:21:32 ID:??? ヤマメ「パスカットで私に臨むとは大した度胸だね! くらえっ、『石窟の蜘蛛の巣』! ……って、ありゃ。 また取れないや。 私って案外大したことないのかねぇ」 こいし「ヤマメさんは案外じゃなくって、最初から大したことないような気が…… (そんな事ないよ! 敵のパスが強すぎるだけだよっ!!)」 ヤマメ「その本音と建前逆転ネタ、やるのはいいけどさ。 キスメが「こいつ、それ以外にネタないのかよ……」っていう養豚場のブタを見るかのような残酷な目で見てたよ〜」 キスメ「……!!」フルフル(←必死にそんな目してないと主張している) ――試合中だというのに暢気な佇まいの地霊殿のDF陣すらも突破する事に成功してみせる。 つまり。プリズムリバー三姉妹は意図も容易くPA内にてさとりと空中で対峙する事となったのだが……。 相対するさとりは、その人を内心見下したようなじっとりとした目線を全く崩さない。 さとり「……貴女達が何を考えているかは具体的に想像つきますが。 私は、PA内のシュートであれば……必ずや、止めてみせますよ」 ルナサ「想像してくれるのは構わないが、いくら貴女の能力でも私たちの力の程度までは図れまい!」 メルラン「そうよそうよ〜〜! さっきのシュートの恨み、私は地味に忘れてないんだからね〜!!」 リリカ「メル姉はカラっとしてるように見えて、シュートにかけてはねちっこいからねぇ。 覚悟しといた方が良いんじゃない?」 ボールは高い状態で浮いており、さとりは如何なるダイレクトシュートが飛んでこようと、 そのパンチングで防ぎきる腹積もりのようだ。 PA内でのセービングに絶対の自信があるとは言っても、 全てのシュートをキャッチできると勘違いする程、さとりは傲慢では無かった。 しかし、先に結論を言えば……ルナサが指摘したとおり、 古明地さとりはプリズムリバー三姉妹の実力をやや過小評価していた。
[446]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:22:35 ID:??? ルナサ「――皆!この流れに乗って一気に決めるぞ!」 バッ!! メルラン「りょ〜〜〜かい〜〜〜っ! ヒャッホ〜、久しぶりのメインよ〜〜〜っ!」 ババッ!! リリカ「まさか私たちの音楽を、はるか地底の方々にもお届けできるなんて光栄です♪ ――さぁ、お聞き下さいな。 ……顕界と冥界をも結ぶ死霊達の大合奏を」 ババババッ!! グワアアアアッ……! グワアアアアアッ……! グワアアアアアッ……!! さとり「事前に先読みしていても、なんとも度肝を抜かされるシュートですね。 ですが……その程度のシュートなら……!!」 ルナサ達三姉妹は大きく飛び、そのまま空中で美しいトライアングルの形を描く。 それはまさに、音楽の始まりを告げるタクトの動きのようにゆらりと動きながら、 ボールをその中心に捉え―――そして、彼女たちは大きくその足を振りかぶる。 「「「大合奏――『コンチェルト・グロッソ!!!」」」 バッ……ギュウウウウウウウウウン!ギュウウウウウウウウウウウウン! ギュウウウウウウウウウウウウウウウン! …ドゴォオオオオッ!! ブオンブオンブオンブオンブオンブオン!!
[447]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:28:01 ID:gRtghU3c さとり「これ、は……!(何ということ。 ここまでシュートにブレがあっては 幾ら心を読めていようと、シュートコースを予測出来ていようと無意味……!)」 そのシュートは、まさしく人や妖の心を揺さぶる嵐のような威力を秘めていた。 確かにさとりは、無意識や偶然から生み出される揺らぎまでを読む事は出来ないが、 それでも、並大抵のツインシュートやトリオシュートであればその揺らぎには限度があるため、 彼女の能力が無効になる事は無い。 さとり程の選手となれば、その程度のブレならば経験則で「読める」からである。 しかし、今プリズムリバー三姉妹によって放たれたシュートは、並大抵のシュートでは無かった。 まさに合奏協奏曲を体現したような、複雑で緻密、爆発的で抒情的な軌道を描くシュートは、 まず間違いなく一流クラスのシュートの一つ。 さとり「――負ける、わけには……!」 ブウウン、バチイイッ!! ――そして、能力に頼らずにシュートコースを目測で瞬時に計算し、 ギリギリの所で弾いて見せたさとりは、間違い無く一流の域に達しつつある名GKだった。 ……同時に、それが古明地さとりという一選手の限界でもあった。 弾かれたボールは、再び大きく空を飛び高い軌道を描くが――そこには、ねじ込みに向かうひとつの影があった。 先着1名様で、 ★ねじこみ判定→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→なんと、 葵 互換のバケバケEだった! ダイヤ→ねじ込みに備えていた妖夢だった。 ハート・スペード→パルスィのマークを振り切った藍だった。 クラブ→ねじ込みに備えていた妖夢だったが…!?
[448]森崎名無しさん:2014/08/28(木) 00:28:37 ID:??? ★ねじこみ判定→ スペード6 ★
[449]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/08/28(木) 00:34:31 ID:??? …と、いったところで今日の更新はここまでです。 中々話が進まず申し訳ないですが、 書き方を考えていたり、調べものをしたりしていると、すぐに時間が無くなってしまいます(泣) SSとしてのバランスと、ゲームとしてのバランスを取っていきたいのですが、なかなか難しいですね。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[450]森崎名無しさん:2014/08/28(木) 01:13:13 ID:??? 妖夢「ねじこめない?ウゾダドンドコドーン!」 矢車「妖夢、いい顔になったな」松山「俺たちと一緒に地獄に落ちるか?」
[451]森崎名無しさん:2014/08/28(木) 03:40:02 ID:??? 藍「(マークを)振り切るぜ!」
[452]森崎名無しさん:2014/08/28(木) 07:49:38 ID:??? 妖夢「振り切らせてください!」
[453]森崎名無しさん:2014/08/28(木) 12:41:51 ID:??? 乙でした 前のアンケートにもあるように楽しさもバランスも丁度いい具合ですし、 さらっと流せる余裕も加えて持ってもいいと思いますよ。
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0ch BBS 2007-01-24