※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[704]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:38:48 ID:??? バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!! ――バッ……シュウウウウウウウウウウウウン!! ゴオオオオオオオオオオオオオオオッ……!! 白蓮「高いッ!?(いや、高いなんてレベルでは無い。 これは、凡そ人間が届き得る高さじゃない……!?)」 ドゴオオオオオッ! ズバアアアアアアアアアアアアッ!! ……ピピィイイイイイッ! 博麗連合2014 1 − 0 命蓮寺ロータス 〜一旦回想ここまで〜 パスカル(解説)「霊夢さんが得意らしい、超高空から叩き付けるドライブオーバーヘッド――『夢想封印・瞬』。 その威力は永琳さんの『爆宙アポロ』をも上回り、ゆうk……謎の向日葵仮面さんの『マーダースパーク』にも匹敵していた。 まさに本職のFW顔負けの圧倒的攻撃力。 それと、地味に流されてはいたが――彼女のドリブル力もまた、異常だった。 それこそ通常状態では、森崎をも上回ってる位に」 鈴仙「(最強クラスの攻撃力に、タックルもパスカル君並みかそれ以上。 練習嫌いが祟って鈍ってないか密かに期待してたけど。 むしろ昔よりも成長してるんじゃ……?)」 鈴仙はここで改めて、博麗霊夢という少女の持つ圧倒的な強さ。そして理不尽さを知る事となる。 特に、鈴仙は命蓮寺ロータスとは一度対戦した事もある。 その際は、白蓮を途中で欠いていたにも関わらず、持前のチームプレーで鈴仙達を苦しめ、 そして最終的には4−3の辛勝へと追い込んだ良きライバルともいえるチームが、 今こうして霊夢に圧倒されているという事実は、想定の範囲とはいえ十分にショッキングだった。 パスカル「……しかし、命蓮寺はここで何とか持ちこたえて前半を終了し。 ―――そして、後半ではむしろ逆に一矢を報いる形を演出した」 パスカルの話は、いつの間にか次の局面へと入っていた。時間は後半開始後の10分。
[705]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:39:57 ID:??? 〜再び試合の回想〜 魔理沙「くらえぇぇぇえええっ! 『ブレイジングスター』!!」 バァアアアアアアアアアアッ!! ブゥウウウウウウン!! ―――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!! 一輪「あ、あんた等シュート強すぎよ……! そのせいで、私等ってば合体セービングばっかしで。 これで、もう、限界……! 『華麗なる親父時代』……!!」 ――雲山は疲労しながらもその拳を力強く握っている―― ブウウウウウウウウウン! ガシィイイイイイッ……!! 実況「あっと、一輪選手額に玉のような汗を流しながらもボールカット! こぼれ球は――CBの位置にまで下がっていた白蓮選手がフォローします!!」 白蓮「白蓮? いいえ、違いますね。 私は…………!」 カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! 超人・聖白蓮「――私は、超人・聖白蓮です!! ちゃぁあああああーーーーーー!!!」 バギュンッ! ドルドルドルドルッ!!! 小町「ふ、ふえ? 何このナナハンバイクみたいな音……って、ふんぎゃあああっ!?」 森崎「お、俺は守備参加しないぞ! GK能力以外は攻撃力しか育ててないから命だけはおたすギャーーーッ!?」
[706]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:41:10 ID:??? パスカル(解説)「一輪さん達が辛うじて弾いたボールは白蓮さんがフォローし。 そして彼女はその秘められた超人としての力を解き放った。 シュートを撃った直後で身動きの取れない魔理沙さんは守備参加できず、 森崎と小野塚小町さんは守備能力がそんなに高くなかった。 加えて、ドリブルにおいて大きく基礎能力が向上している白蓮さんを止めるのは中々難しく――」 霊夢「……ッ! 零しちゃうしか、無いわね……!」 バチイイッ…! 村紗「(零しはしたけど、押し切った! あの博麗の巫女を、聖様は……!!) ――大丈夫です聖様! ボールは今私がお返しします! ……『アンカーパス』よっ!」 グワアアッ、バゴオオオオッ!! 天子「ちょ、ちょーい!? せっかくオーバーラップしてやった私の為にそこはタックルで行こうよっ!?」 衣玖「(この局面でのオーバーラップは必要だったのですか、総領娘様……?)」 超人・聖白蓮「――ありがとうございます村紗。 さぁ……後はもう少し!!」 パスカル(解説)「――攻撃の起点になったのは、やはり白蓮さんによるカウンターだった。 リベロとしての仕事を存分に発揮し、中盤底から敵陣までドリブルでド派手に突破。 途中、ボールをはじかれる事もあったが――そこは仲間がフォローしてくれる。 集団による調和と、個人による突破。 命蓮寺ロータスは、このどちらについても一流の域にまで昇華させていた事は間違いない。 白蓮さんはボランチの衣玖さんを軽く吹き飛ばしてバイタルエリアに入り――」 超人・聖白蓮「ぬえ……頼みます!」 バコッ…!
[707]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:42:16 ID:??? ぬえ「は、何でアンタの頼みごとなんて聞かなきゃいけないの? ――って、昔だったら言ってたかもだけど。 今じゃあもう、腐れ縁だしね…っと! これはどうかな、『鵺的スネークショー』!!」 タッ……シュッ、クルンッ……!! 中里「ぬうっ、やり申すなお主!(そして拙者はぬえちゃんと○り申したいで候(^^; なんてね(^^;(ぉ」 ぬえ「()が閉じてないから本音がダダ漏れだけど……その本音はちょっと引くわー」 実況「ぬえ選手、正体不明の巧みなドリブルで中里選手の居る右サイドを突破! 中里選手はタックルも上手いですが、軽い身のこなしを活かしたパスカットが本職! 命蓮寺随一の突破力を持ったぬえ選手の進撃は止められない!!」 パスカル(解説)「前の試合では連携が苦手そうなぬえさんだったが。 あれから色々と絆を深めたのか、今日の試合ではチームにうまく溶け籠めていたと思う。 だから――ここで、彼女を軸とした絡め手が上手く嵌った」 ぬえ「それっ、決めなよ聖!」 バコオオオオッ…!! 萃香「(超人・聖白蓮…! 確かアイツは高空からの『オーバーヘッド』が得意だったね。 ……面白い。 ぜひともパンチングで防がせて貰おうじゃないか)」 超人・聖白蓮「(――敵GKは……身構えている! ならば大丈夫。 ここは……) ――ここは私が決める! ……とでも思っていたんですかァ!?」 ブウウウウッ……スッ――!
[708]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:43:53 ID:??? 萃香「ん、んにゃぴっ!? ここでスルーッ!?(い、いかん! バランスを崩しちまったい! そんでもってこのスルーパスの先、は……!!)」 バアアアアアアアアアアアアアアアアアッ! 星「一輪達が守り、聖が突破し、村紗が繋ぎ、そして今ぬえが切り開いてくれた道! その道は天なりて問うべくも無く是たらんッ! 食らいなさい、毘沙門天の示す絶対的な―――『正義の威光』を!!」 バッ……ゴォオオオオオオオオオオオオオオオン!! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! 萃香「ち、ちいいっ……! 私と、した事がッ……!! ――ぁぁああああっ……!!」ドゴオオオオン!! 実況「萃香くん ふっとばされた〜〜〜!!」 ――ズバァアアアアアアアアアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 博麗連合2014 1 − 1 命蓮寺ロータス 〜回想終わり〜 パスカル「……後半13分での、命蓮寺ロータスの鮮やかな同点弾。 この時は俺も、『もしかしたら、命蓮寺が勝つか、そうでなくても引き分けるのでは?』――とか、色々考えてしまったな」 パスカルは目を細めて楽しげに思い返している。 やはり、頭の良くプロの世界に身を投じているとはいえ、彼もまた一人のサッカー小僧。 高い実力のチーム同士の対決は、情報収集も関係無く、純粋に面白い物だったのだろう。
[709]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:45:01 ID:??? 鈴仙「――でも、結果は4−1なんでしょ? ……やっぱり、命蓮寺はこれが限界だったのかしら?」 パスカル「残念ながら。 描写は省いたが、後半開始時点で、命蓮寺は博麗連合に試合を大きく支配されていたんだ。 霊夢さんだけじゃない、アリスさんのパスも厄介だったし――意外な事に、少名針妙丸さん…とかいう少女もまた、 ドリブルによる突破と、そこそこの威力を持つミドルシュートで試合をかき乱していた。SBのオーバーラップも効いていたな。 その結果、FWの星さんやOMFのマミゾウさん達も積極的に守備に向かわざるを得なくなり。 そして同時に、多数のシューターを抱える博麗連合の波状攻撃で一輪さんをはじめとする、 命蓮寺のDF陣は後半開始早々であっという間に壊滅状態。 他のフィールダーにも疲労がたまり、前半同様に持ちこたえ続ける事は出来なかった。 さっき話した得点劇は――まさに、そんな彼女達が魅せてくれた、最後の煌めきだと言わざるを得なかった。 何故なら、一連カウンターで一番動いていた白蓮さんの体力が……その得点を機に、枯渇したからだ」 鈴仙「……花果子念報のチーム分析を見たら、命蓮寺ロータスの支配力も博麗連合の支配力も、 おんなじ☆5つだったと思うけど。 やっぱり、それだけの差があるのね……」 パスカル「……そうだな。 新聞はあくまで新聞、全てが正しいとは限らないし、 そもそもの評価基準だってまちまちだ。 だが、俺があのチーム……博麗連合の実力を正確に☆表記に表わすとすれば。 間違いなく、☆は5つや6で収まらないだろう。 そんな印象だった。 ――あのチームだけは、別格だ」 パスカルの発言には説得力があった。 実際に試合を見ていない鈴仙にも、博麗連合の強さが具体的にイメージできたからだ。 恐らくは、今のままの永遠亭ルナティックスでぶつかれば、確実に負ける。 鈴仙は改めて、自身や自チームの目指す最終目標をイメージするのだが……。
[710]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:47:15 ID:??? パスカル「……まぁ、まずは試合結果だな。 とはいえ、1−1で同点になった後は、 体力の限界により命蓮寺ロータスも、その辺の名無しチームとさして変わらない状況だった。 念願のオーバーラップが叶った天子さんのミドルで1点、 衣玖さんのアシストからの、森崎の『リバーシブルボレー』――こいつも威力が上がっていた――で1点。 そして最後に、小町さんのポストプレイからの、魔理沙さんの近距離マスタースパーク ――『実りやすいマスタースパーク』で1点。 疲労したGK相手に得点しても嬉しくない……そんな複雑な顔をした魔理沙さんが、チームメイトに祝福されていた所で試合終了。 かくして、試合は4−1で、博麗連合の圧勝だったという訳だ」 鈴仙「成程……。 でも、結構色々分かったわね。 ありがとう、パスカル君」 パスカル「いいや、礼には及ばないさ」 そう言ってパスカルは、「カグヤさん達に気を揉んで疲れた」と言い残して自室へと去って行った。 一人残された鈴仙は、改めてパスカルの話を反芻し。 鈴仙「(――博麗連合は……やっぱり、全てにおいて別格の強敵。 前までの私だったら、とっくに腰を抜かしていたり、ひょっとしたらルナティックスを逃げ出して 博麗連合に入っちゃうくらいしてたかもしんないけど。 ――でも、今は違う!)」 鈴仙はまるで中山のように。 鈴仙「(なんだか、楽しみ……! こんな強いチームとどう戦うのか。 どうやったら、こんなチームに勝てるのかを考えていくのが、凄く……楽しみ!!)」 ――まだ見ぬ強者への飢えを、今確かに感じていた。 それこそが、言葉遣いや態度だけでは顕れない、 鈴仙の心に浮かぶ――『真の強者の証』なのかもしれない。 *博麗連合の情報が少しわかりました。
[711]森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:48:45 ID:??? リバーシブルボレーってブラジル行ってから身に着けたもんじゃなかったっけ?
[712]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:49:31 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 3ゴール レミリア、フランドール、鈴仙、来生、諏訪子 2ゴール 射命丸、勇儀、早苗、神奈子、ピエール 1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、 影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 3アシスト 早苗 2アシスト 小悪魔、ピエール 1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子 衣玖、針妙丸、小町
[713]森崎名無しさん:2014/09/06(土) 00:51:20 ID:??? リバーシブルボレーはJrユースで覚えた。使わなかったから影薄いけど
[714]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/06(土) 00:53:38 ID:??? >>711,713 リバーシブルボレーはJr.ユース編で間違いないと思います。 そして……あれ、使って無かったでしたっけリバーシブルボレー(汗) そうでしたら、パスカルが威力上がっていた…とか言ってたのは、半分解説だった補正でフォロー願います(泣)
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24