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【ロリコン】鈴仙奮闘記20【黄金期】
[824]森崎名無しさん:2014/09/11(木) 00:36:48 ID:??? 乙です 主人公としても、弟子としても話の根幹に関われないと寂しいもんね
[825]森崎名無しさん:2014/09/11(木) 22:34:57 ID:??? なんかこの永琳なら完成したオーベロンといい勝負しそうですね・・・ それはそうとファミ通やサイト見てたらまたバージョンアップするらしいですよ またマジックザギャザリングとコラボするそうな ガラクとジェイスがのってました
[826]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:10:49 ID:??? こんばんは、更新していきます。 >>824 乙ありがとうございます。 このダイヤで、本当は予選突破後に行おうとしていたイベントが前倒しになりましたね。 >>825 lov3の話ですね。永琳がカード化したら本気だします。多分永琳は超大型で、鈴仙は荒らしだと思います。
[827]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:11:58 ID:??? ★薬師の帰還2→ ダイヤQ ★ ダイヤ→「……貴女も私に同行するのよウドンゲ。 話があるわ」 鈴仙「えっ……?」 鈴仙はこの時、我が耳を疑った。 永琳「聞こえなかったかしら、ウドンゲ? ――話がある、と」 鈴仙「い、いえその。 聞こえましたが……。 私も、姫様と同じく話を聞いても良いんですか?」 鈴仙にとって、この扱いは破格だった。 普段は、どうしても輝夜の扱いが第一となり二の次三の次にされえる事の多い鈴仙が、 今日この場で輝夜と同列に話を聞くよう命ぜられた。 これはきっと、特別な意味があっての同行。 鈴仙は直観的にそう感じ、 鈴仙「……分かりました、師匠」 そう、意志の籠った瞳を永琳に向ける事で返した。 *** 〜永遠亭・輝夜の私室〜 輝夜「永琳……良く帰って来てくれたわね。 必ず無事と、私は確信していたけれどね」 永琳「申し訳ございません、姫。 ……篤い信頼を頂き、恐悦至極に存じます」 鈴仙「(う、うわぁ……! なんか二人ともいつもと違う……! 特に姫様とか、本当の姫様みたいじゃないの!?)」
[828]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:13:42 ID:??? ――余計な物がほとんど無い輝夜の私室。 輝夜と永琳がそれぞれ主従の会話を繰り広げる中、鈴仙はその後ろで座布団も無く正座していた。 普段妹紅と喧嘩をしている様子からは考えられぬ程、落ち着き威厳のある様子の輝夜を前に、 永琳は普段の尊大で聡明な態度からは考えられぬ程、恭しく頭を下げて謝意を示す。 鈴仙「(それにしても。 一体どんな話でこの私が呼ばれたのかしら……? 今みたいな様子じゃあ、私の出る幕なんて殆どない筈だけど……?)」 そして、いつも通りのビクビクを抑えられない鈴仙は、 この二人のやりとりを見ていると心底自分が場違いな存在ではないかと勘ぐっていた。 今自分がこの場に呼ばれたのも何かの間違いか、それとも新手の嫌がらせか。 当初呼ばれた時の緊張感はどこへやらという風に、鈴仙はさっさと帰って寝たいと心底思っていたが。 永琳「……さて。 早速本題に入りましょうか」 輝夜「そうね。 ちょっと立て込んだ話だから、早々に済ませておかないと。 ……永琳も、そう思ってあの子を今、連れてきたんでしょう?」 永琳「はい。 私達の予測以上に、事態は急速に進んでいたもので。 ――鈴仙」 鈴仙「えっ……?」 永琳と輝夜は、不意に鈴仙の方に向き直った。 自分を置き去りにして話を進めていた輝夜と輝夜は、今や自分を中心に据えたような位置で座り直している。 これでは、まるで――今夜の話の中心が……永琳の旅の報告でも無く、輝夜の訓令でもなければ。 鈴仙「(この構図。 まるで……私が、この話の『主人公』みたいな位置じゃない……!?)」 この夜のこれからの出来事は、これまでの鈴仙にとって。 そして恐らく、これからの鈴仙にとっても――全く予想外の事態だった。
[829]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:15:28 ID:??? 永琳「鈴仙。 今宵は、貴女にこそ話があるの」 永琳は鈴仙の動揺を感じながらも、いつものようにからかう事もせず。 輝夜「驚くかもしれないけれど……これは、貴女に課せられた運命。 いや、正確には。 ――私達が、貴女に課した重く抗いがたい運命よ。 だからこそ、鈴仙。 貴女は少なくとも私達の話を聞く権利があるし、同時に聞く義務がある。 ――だから、聞きなさい」 輝夜は、普段の子供っぽさとも、好々爺めいた大物さとも違った、 人の感情を狂わせるような不思議な瞳を鈴仙に向けて――告げた。 輝夜「鈴仙・優曇華院・イナバ。 ――おめでとう、貴女は……。 我が『プロジェクト・カウンターハクレイ』が新たに創るチームの、キャプテン候補として選ばれました」
[830]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:16:44 ID:??? 鈴仙「プロジェクト……カウンター……ハクレイ……? 何ですか、それ……?」 永琳「それについては、私が説明するわ」 ポカンと口を開く鈴仙の為に、永琳は説明を加えた。 永琳「プロジェクト・カウンターハクレイとは、サッカーを通じた幻想郷と外界との交流促進事業。 外界の民は、幻想郷の民の自由で奔放な生き方を学び、 幻想郷の民は、外界の民の秩序と努力を学ぶ事により、互いのサッカー技術の向上を図る事が、 主な事業内容とされているわ」 鈴仙「……色々と突っ込みたい事はあるんですが。 ――その事業と、私になんの関係が……? (ついでに言うと、そういう綺麗な話って大体胡散臭いのよねぇ。 今朝てゐと話してた、グルグル不死トールの話じゃないけど)」 永琳の概略を聞く限りは、とても素晴らしい企画であるように見えるそのプロジェクト。 しかし、鈴仙にはその話の全貌がどうにも見えてこない。 永琳「――まぁ、貴女が大体考えている事は分かるわ、ウドンゲ。 『こういう上辺が綺麗な話って、大体胡散臭いのよね…』とか、そんな感じでしょう? その通り、この事業には当然の如く裏の顔があるわ。 即ち――、【外界勢力による、幻想郷の秩序体制の大規模な革新】。 そしてウドンゲ、貴女はいずれ……その活動の急先鋒となる『とある企業』をスポンサーに抱え。 保守的な幻想郷の体制に、サッカーで一石を投じて貰いたいと思っているの。 ――幻想郷の保守的な権威の象徴となる『博麗の巫女』と、それを取り巻く保守派の妖怪……具体的に言えば『八雲一家』。 この二つの勢力に、サッカーの試合で勝利する事によってね」
[831]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:17:59 ID:??? 鈴仙「は……!? な、なんですかそれ!? 第一、私は今は永遠亭ルナティックスのメンバー。 そんな変テコな活動に協力している暇もないし。 それに、この大会が終わったら今度は、 かつてのJr.ユース参加国と幻想郷選抜によって行われる親善大会の、全幻想郷代表として……!? ――あ、いえ。 そりゃあ、もちろん選考漏れとかも十分にあり得ますけど」 永琳「それについては問題無いわ。 私達は、その親善大会に向けて1国のJr.ユースメンバーを買い占めて、大会にねじ込ませるから。 だからさっき輝夜が言ってた『プロジェクト・カウンターハクレイが新たに創るチーム』ってのは、 その親善大会での参加チームよ。 ――だから。 貴女にはいずれどっちに付くかを考えて貰う必要があるわね。 【私達が創る新チームに付く】か。 それとも、【八雲紫を中心とした、全幻想郷選抜チームに付く】か」 鈴仙「あ、あはは……何ですか、その冗談」 輝夜「冗談では無いわ、鈴仙」 永琳のあまりにスケールの大きすぎる話に、鈴仙は乾いた笑いを零さざるを得なかった。 輝夜は鈴仙を普段呼ばない名前で呼び、現実を直視しない彼女を制する。 気が狂うかのような底深い輝夜の瞳を見た鈴仙は、何とかそれで少しだけ気を取り直すも。 鈴仙「――でも、やっぱり信じられません。 大体どうして、師匠と姫様がそんな計画に? それにどうして、無理をして幻想郷の秩序を変える必要が? それと最初の方に、事態が急速に進んだ……とか言ってましたけど。 そもそも、師匠はどうして外界に行って、何をしていたんですか? 私には、分からない事だらけです。 突然にこうして中央に立たされても、わかりません……」
[832]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:19:21 ID:??? ――鈴仙はやはり、勇者でもなければ英雄でも無い。 聖人でもなければ天才でも無いし、覇王でもなければ当然狂王でも無かった。 サッカーの実力を磨き、前を見る勇気を身に着けたとしても……。 それでも、鈴仙はまだ、主人公としてはあまりに頼りない、臆病な少女だった。 だから……永琳の言葉を聞いても、受け入れる受け入れない以前に、 まず、何をどうすれば良いのかすらも理解する事が出来なかった。 そして、鈴仙がこうした反応を見せる事は……輝夜にとっても永琳にとっても予想通りだった。 輝夜「……その感情も、無理もないわね。 私達は今まで、貴女が可愛いばかりに大事にし過ぎていた。 それこそ、従者と主人。 もしくは師匠と弟子という関係があったとしても。 私と永琳は貴女を優しく包む母のように、厳しく叱る父のように、明るくお転婆な妹のように、もしくは冷静で頼れる姉のように。 貴女に対して接して来ていたつもり。 だから、今日の話は貴女にとってはとても唐突で厳しい話に見えるかもしれない。 何故なら、私達は可愛い貴女を、無理にでも巣立てさせようとしているのだからね」 輝夜は、思い悩む鈴仙の頭を優しく撫でる事でその心を落ち着かせた。 今にして思えば、その所業に手を焼かされながらも、輝夜の存在はいつも鈴仙の心を温かく保ってくれていた。 永琳「――鈴仙。 貴女には聞く権利がある事を、私は当然に自覚している。 これまで私は、貴女にとって常に良い師匠では無かったかもしれない。 貴女の成長を慮るあまり、貴女の才能の芽を摘んでしまい、意欲という翼を折ってしまっていたかもしれない。 そして、それはこれからも続くかもしれないけれど。 ――私は、貴女の事を常に考えているわ」 永琳は、機械的な口調ながらも、彼女なりの全力で鈴仙にその慈愛を伝えた。 普段鈴仙に辛く当たる事も多い永琳だったが、鈴仙はその行動の裏には、彼女の天才であるが故の不器用さがあると知った。 鈴仙「……ありがとう、ございます。 姫様、そして……師匠」 気付けば、鈴仙の頬には何か熱いものが伝っていた。 こうして二人に礼を告げようにも、胸が熱くて目がじんわりとして、言葉が上手く紡ぎだせなかった。
[833]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:20:23 ID:??? ***** 永琳「……さて、話を少しだけ戻すけれど」 鈴仙がひとしきり泣き止んで落ち着いた後、先程の自身の発言が相当に恥ずかしかったのか、 永琳は顔を隠して、普段通りの事務的な声で告げる。 永琳「――私と輝夜は、先程言った通り『プロジェクト・カウンターハクレイ』に携わっている。 だからこそ、私達が貴女に説明をするとなると。 恐らくはどうしても貴女に、我々のプロジェクトへの参加を誘導する説明になってしまう可能性が高いわ。 そうなると、私は貴女の【これまでの目的通り、全幻想郷代表メンバーになる】…という目標を、 こちらの都合でへし折ってしまう事になる」 輝夜「八雲紫は八雲紫で、幻想郷の事をしっかりと考えている賢者だからね。 全幻想郷のメンバーに入って、あいつの事情を理解した上で、中から自分や幻想郷の在り方を変えていく…。 という物語だって、あるのかもしれないし」 永琳「……そういう事ね。 私達はね、ウドンゲ。 あれだけ言っておきながらも、 貴女には、貴女自身の考えた道を選んでもらいたいの。 そしてそこには当然、得られるべき要素もあるし、けして得られぬ要素もある。 ただ――貴女に、後悔だけはして欲しくない……そういう事よ。 要するに……」 輝夜「――前置きが長くなってしまったけれど。 これから暫く、質問タイムを設けるわね。 中にはどうしても、今の段階じゃ答えられないような質問もあるけれど……。 答えるだけ、答えようと思っているわ」 鈴仙「は、はい(質問タイム、か。 色々と聞きたい事はあるけれども……一体何について聞こうかしら)」
[834]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/09/11(木) 23:23:57 ID:FzJa1S5+ 永琳たちは最後に、このような質問の時間を設けてくれた。 鈴仙が来るべき『選択の時』に備えて、後悔しない適切な選択を行えるように。 鈴仙は二人の主人の優しさを改めて噛みしめつつ、二人に対して質問を行った。 それは……。 A:このプロジェクトによって幻想郷に与えられる影響について。 B:永琳を外界に向かわせた理由について。 C:新チームのメンバーの選抜方法について。 D:輝夜と永琳が『プロジェクト・カウンターハクレイ』に肩入れをする理由について。(*ぼかされる確率高) E:その他 自由質問枠 F:質問はもういい。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *質問回数に上限はありませんが、1度選ばれた選択肢は二度と選択できません。 *自由質問については、1票入った時点で答えられるか否か、どこまで答えられるか(判定あり)、回答不可かをお示しします。 *このイベントにより、第3章の二大分岐が判明しました。 【全幻想郷選抜メンバーの一員として大会を勝ち抜く】か、【永琳たちの新チームの一員として大会を勝ち抜く】かです。 この分岐内容の詳細については、後日(明日以降)別途まとめようと思います。 第3章の分岐選択については、大会終了後に行われます。
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0ch BBS 2007-01-24