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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[457]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/21(火) 23:57:50 ID:RbZpjpTQ ★鈴仙→マインドブローイング 57 ( スペード8 )( 4 + 1 )=62★ ★こいし→ブロック 47 ( スペード6 )( 2 + 5 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=53*吹き飛び! キスメ→ブロック 50 ( クラブ4 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)+(狂気の瞳-2)=54★*吹き飛び!&負傷! ≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。 ★鈴仙→マインドブローイング 57 ( スペード8 )( 4 + 1 )=62★ ★さとり パンチング 56 ( クラブ5 )( 1 + 1 )+(狂気の瞳-2)=56★*吹き飛び! ≧2→鈴仙のマインドブローイングが地霊殿ゴールを切り裂く! 永琳「あ、これは決まったわね」 ……鈴仙のゴールをいち早く確信していたのは、意外な事に永琳だった。 輝夜「……? どうしてそう言えるの、永琳? シュートに行くときのイナバってば、恥も外聞もかなぐり捨てたような凄い形相だったわよ?」 永琳「――そう言う姫も。 ゴールをトコトコ離れて中盤に居る私へと話しかけて下さるという事は、 あの子を信頼しているからでは無いですか?」 輝夜「やべっ、ミスッたわ!? ――じゃなくて。 ……フフ、まぁね」カリスマァ・・ 輝夜もまた言葉には表さなかったが。 ゴールを捨てて永琳に話しかけに行く程度には、鈴仙の勝利を確信していた(たぶん)。 永琳は薄く微笑みながら目を細め、独り言のようにこう言った。 永琳「……あの子はどう頑張っても私にはなれない。 とりわけあの子は一際不器用だもの、私になろうとしても、きっと失敗するわ」
[458]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/21(火) 23:59:14 ID:??? ゴォォオオオオオオオオオオオッ……! ――鈴仙が放ったマインドブローイングは、お世辞にも最高の出来とは言い難かった。 辛うじて撃ち損じの域は脱しているものの、変化も速度も乏しく、 これまでにルナティックスに放たれて来た豪快なシュート群と比べると、どうしようもなく見劣りする。 ……しかし、星熊勇儀がシュートに狂気染みた勝負への渇望を載せていたように。 鈴仙・優曇華院・イナバもまた、この不器用なシュートに精いっぱいの想いを籠めていた。 ギュッゥウウウウウウウウッ……バギイッ、バギイッ! キスメ「……!?」(←桶が壊れてショックの表情) こいし「あひぃっ!?(な……何なのよコイツ! 意識だけじゃなくて……無意識までもが爆発寸前よ!?)」 永琳「……(不器用だからこそ、どこまで行っても、自分は自分らしく。 身勝手な大人たちはお節介にも、貴女に色んな事を教えようとするでしょうけど。 ――まぁ、これもあの子にとってはお節介だから言わないけどね)」 さとり「……止めるっ!!」 バァアアアアアアアアアアアアッ!! 鈴仙「お願い、止めないでっ!」 ギィィイイイイイイイイイイイイイイイッ……ンン!!
[459]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/22(水) 00:00:56 ID:??? 二人のブロッカーを吹き飛ばした鈴仙のシュートは、さとりの手元にまで飛んでいた。 さとりは当然、全力の力を以て華奢な体を捻らせパンチングに向かう。 いける。 これならば、せめてボールを弾きだす位ならばできる。 ……さとりはそう思って、毅然と鈴仙を見つめ返した。 ――それが、失敗だった。 さとり「……!? あ、――がぁ……っ!?(なんて事!? 心を読まずとも私の心に感情が入ってくる! そして、その感情は――あまりに混沌とし過ぎて、理解出来ない!? こ、これが更に私の……私の頭に!?)」 グラッ……ドサッ! 狂気に満ちた鈴仙の瞳から流れ込んでくる思考は、 人の心を読み取る覚妖怪を以てしても理解不能、制御不能の感情の濁流。 心を読めるからこそ、狂気の瞳による波長。 ――即ち心の揺らぎを必要以上に浴びてしまったさとりは、思わずその場に倒れ伏す。 ――ズバァアアアアアアアアアアアアアアアアッ! ピピィイイイイイイイイイイイイイイッ!! シュートが鮮やかにネットを切り裂く音。 高らかに響く審判のホイッスル。 観客達の限界を超えた悲鳴に歓声。 当事者であるにも関わらず茫然とそれを見守る鈴仙。 永琳「(鈴仙、それで良いのよ。 泥臭くとも、貴女らしく。 ……時には考え、時には考えず。 ――そうやって、キャプテンとして成長していきなさい)」 ――永琳はその様子を、満足気に見守っていた。 永遠亭ルナティックス 2 − 2 地霊殿サブタレイニアンローゼス
[460]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/22(水) 00:03:54 ID:??? 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 5ゴール 鈴仙 4ゴール 勇儀 3ゴール レミリア、フランドール、来生、諏訪子 2ゴール 射命丸、早苗、神奈子、ピエール 1ゴール 妹紅、佳歩、咲夜、美鈴、謎の向日葵仮面、赤蛮奇、 影狼、反町、藍、メルラン、空、屠自古、神子、霊夢、魔理沙、森崎、天子 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 3アシスト 早苗 2アシスト 小悪魔、ピエール 1アシスト てゐ、鈴仙、パチュリー、影狼、大妖精、橙、お燐、諏訪子、神子 衣玖、針妙丸、小町、空
[461]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/22(水) 00:07:57 ID:??? 鈴仙が奇跡の2ゴール! そして多分前半は終了だ! ――と、言ったところで今日の更新はここまでです。 >>451 まるで主人公みたいな引きでしたね。 >>452-453 さとり様は可哀想でしたが、鈴仙は光を掴み取りましたね。 >>454 まぁ、地獄の住人を自宅の牢獄に飼っているので憑かれるのも仕方無い面はありますw >>455 こいしちゃん以外はゾーンでしたね。 >>456 ここでキスメの能力−1は大きいかもしれません。 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[462]森崎名無しさん:2014/10/22(水) 21:00:56 ID:??? 熱い展開で楽しみです! まさかの2試合連続ハットトリックなるか!?
[463]森崎名無しさん:2014/10/22(水) 21:04:15 ID:??? 本当にいいところで得点入ったよね
[464]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/22(水) 23:15:45 ID:??? すみません、遅くなりましたが少しだけ更新します。 >>462 展開は皆さんの選択と引きのおかげです。 予想以上のペースで点を重ねてますね。 マジで得点王取れてしまうかもしれません。 >>463 これで同点で後半を迎えられるので、大分有利になりましたね。
[465]森崎名無しさん:2014/10/22(水) 23:18:43 ID:??? 来生の実力なら予選だけで10点くらい稼ぎそうな気がするし得点王いけるかな?
[466]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/10/22(水) 23:21:01 ID:??? 実況「決まった〜〜! ゴ〜〜〜ル!! 鈴仙選手、この試合二度目のゴールをさとり選手から奪ってみせました! そしてルナティックスは、前半終了間際の局面で同点に! 地底には星熊勇儀が居るように、竹林には鈴仙・優曇華院・イナバが居る! そう言わんばかりの貫録溢れるテクニカルシュートに、観客席は大盛り上がりだ〜!」 ――ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 鈴仙「――や、やったの……!?」 耳をつんざくほどの歓声を聞いてもなお、鈴仙の感覚は宙に浮いたままだった。 冷静になるよう脳が命令しても、体がそれを許さないような感覚。 てゐ「やったよ、鈴仙。 大したもんだ」 佳歩「やりましたね、鈴仙さまっ!」 パスカル「正直、凄い顔でシュートするもんだからポストにでも当てるかと思ったぜ」 そんな感覚の中、仲間たちの言葉がスッ、と鈴仙の耳を抜けていき、 その度に鈴仙は今のゴールが現実である事を確信していく。 鈴仙「(私が……私が、やったんだ……!)」 名実ともに永遠亭のエースストライカーと認められて時間の経つ鈴仙だったが、 やはりゴールを決めた時の麻薬染みた達成感は堪らない。 特に、これまでキャプテンとして自分は相応しいのかどうか? ……と、冷静さを装いながら悩んでいた鈴仙にとって、このゴールは晴天の霹靂だった。 無論、FWとしての評価とキャプテンとしての評価は別物ではあるが。 兎に角、ゴールを決めた瞬間だけは、そんなしがらみから全て解放されるのだから。
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0ch BBS 2007-01-24