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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[746]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 01:14:26 ID:??? ……と、言ったところで中途半端ですが今日の更新はここまでです。 想像以上に長くなった回想シーンは明日の早いうちに一旦区切り、また試合に戻っていきたいです。 >トラウマエンシェントデューパーについて トラウマというよりは、ゲーム的にはこれまでパスカルが見て来た強力な技をコピーする感じです。 てゐに限らず、幻想郷という現実離れした世界に畏怖している……という設定ですので、多分関係は問題ないと思いますw >>724 多分ドライブ回転が強すぎて、ブロックに出たら吹っ飛ぶのでしょうが、かなり幻想的なシュートだと思います。 >てゐのエンシェントデューパーについて 本家は基本威力55で、今なら本気モードも入って57となります。 パスでこの数値は、ふつうならまず取れないレベルです。 >ゴールに向かってパスについて 今回は流石にナシの方向で考えていますw それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[747]森崎名無しさん:2014/11/03(月) 01:27:47 ID:??? 乙でしたー 鈴仙さんだけじゃなくて、他の人も変わってきているんだね。 これからどうやって今のさとりさんになったのか期待です。 鈴仙「今回は勇儀さんがきっかけじゃない! なんでも私のせいなのはどうかと思うのよね」 てゐ「鈴仙ちゃんがやさぐれているウサ……」
[748]森崎名無しさん:2014/11/03(月) 10:35:42 ID:??? なんでもかんでも鈴仙のしわざにされるのも鈴仙ってやつのしわざなんだ
[749]森崎名無しさん:2014/11/03(月) 15:34:31 ID:??? 全部鈴仙さんのせいだ
[750]森崎名無しさん:2014/11/03(月) 16:14:40 ID:??? なんだって、それは本当かい
[751]森崎名無しさん:2014/11/03(月) 18:24:47 ID:??? 鈴仙のせいよ!
[752]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 23:55:26 ID:??? こんばんは、更新します。 回想シーンは……色々膨れ上がってしまったため、まだ明日も続きます(泣) >>747 乙ありがとうございます。 矢車(松山)にしろさとりにしろこいしにしろ、地底チームの描写は説明を今までかっ飛ばして来たので、 期待に添えられる展開では無いかもですが、丁寧めに書いていこうと思っています。 >>748-751 たぶんそうやって言われるのも鈴仙のしわざですね…w
[753]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 23:57:17 ID:??? お燐「ゴールキーパーはですね、さとり様。 サッカーの中で唯一ボールを手で持つ事が許されている選手なんですよ。 そんでもって、あの線に囲まれてる……ペナルティエリアに陣取ってひたすらシュートをキャッチするんです! たぶん、フォワードに次いで目立つ、サッカーの花形ポジションですよ〜」 空「うにゅ? サッカーの花形はフィールドに飛んでる金色のちっこいボールを掴む人じゃないの? 確かそのボールを取ったら、一気に150点入るんだよね?」 お燐「それは多分クィディッチだね〜」 勇儀に代わってお燐が説明をするのを聞いて、さとりはますます絶望的な気持ちになった。 ただでさえ他者との関わりを避けたいにも関わらず、このゴールキーパーというポジションは どうしようも無く目立つポジションではないか。 さとり「は、花形って……! 嫌よ、私がそんな目立つ……! しかも、話を聞く以上、それって、一番責任が掛かるポジションじゃないの。 私がヘマをしてチームが炎上したら、私は、私はっ……!」 さとりは怒りや不快を通り越して、泣きそうになっていた。 お燐や空がこんな自分を心配してくれるのは分かる。 勇儀もまた、決してさとりを貶める為にこうした提案をしている訳では無いのも分かる。 勇儀「……私の考えじゃあ、お前さん程ゴールキーパー向きの選手も居ないと思うがね」 さとり「十以上の数字も碌に数えられない貴女の考えなど、聞く価値がありません。 ――どうせ、貴女も私の事を笑いたいのでしょう?」 勇儀「心を読んだ上でなお、そんな捻くれた事を言うかねぇ。 ――ま、私も苛めるつもりでゴールキーパーを提案している訳じゃないんだ。 理由は……話すのが面倒だから、適当に私の心でも読んどくれ」
[754]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/03(月) 23:58:39 ID:??? さとり「そんな事言われずとも、勝手に心に入って来るのですけどね。 えっと……」 さとりが勇儀の心境を読み取ると、現段階でもかなり蒼白なさとりの顔がさらに暗くなる。 傲慢だが馬鹿な程に愚直な勇儀は恐らく、全くの好意でこう思っているのだろうが、 それはさとりにとって、侮辱に近い発想だった。 さとり「――『覚妖怪の能力を活用すれば、PA内のシュートはほぼ防げる。 特に、PKや一対一においては、この能力を使えばほぼ無敵になれるだろう』……ですって?」 基本的に無表情で不愛想なさとりの顔が、誰から見ても明らかに分かる程の怒りに歪む。 さとり「……星熊勇儀。 ハッキリ言って、私は貴女を見損ないました。 そもそも、私がこの能力を嫌っている事を知っているでしょうに。 ――大体、人の心を読んで素晴らしいプレーをしても、人妖はますます私の事を忌み嫌うに決まってます。 だってそれって、貴女の大嫌いな卑怯者じゃないですか。 努力では無く、自分の持って生まれた才能で不当に優位を得るだなんて……」 ――確かに勇儀の言う通り、自分の能力をサッカーに最大限生かせば、 多少の経験不足も補って釣りがくる程度には活躍出来るだろう。 しかし、それで自分が勝ったところで皆は、周囲はどう思うだろうか。 人気者になるどころか、却って卑怯者扱いされて、ますます迫害を受けるのではないか。 さとりの脳裏にはそんなビジョン以外、思いつかなかった。 お燐「大丈夫ですよ。 そんな事言ったら星熊さまのお力だってさとり様の能力みたいなモンですし、 大体、地上のサッカーからして天性の才能のカタマリたる博麗の巫女が脚光を浴びてるんですよ? だったら、さとり様だって人気者になれるかもしれないじゃないですか」 勇儀「そうそう。 何、万一それでお前さんを迫害するような輩が出たら、 お前さんを無理やり誘った詫び賃代わりに追っ払ってやろうじゃないか、約束する」 さとり「鬼の約束は重い。 そして鬼の中でももっとも鬼らしい貴女の言葉は信頼できます。 ですが……!」
[755]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/04(火) 00:00:15 ID:??? 勇儀「だ〜〜〜〜〜っ! もう、本当に辛気臭い女だねアンタは。 そんなんだから、何時まで経っても男友達の一人も出来やしない!」 さとり「……な。 そ、それは関係ないでしょう星熊勇儀! 幾ら旧地獄の荒くれ共を仕切る有力者たる貴女とは言え、言っても良い事と悪い事が……!」 ――見苦しいと分かっていても徹底的に抗うさとりだったが、 彼女もまた内心で、試合に出る覚悟自体は決めかけていた。 地霊殿は権威こそあるが、さとりが長らくその門を閉じていたせいでその影響力は弱まっている。 そんな中、鬼の首魁たる星熊勇儀の顔に泥を塗る事はあってはならない。 また、彼女の従者達も素直な想いから自分の参戦を期待してくれているのも、正直言って嬉しかった。 しかし――。 さとり「(……やっぱり、まだ人前に出るのは怖い。 だけど、それよりも――私は本当に、皆に受け入れられるのかしら……?)」 自分のような嫌われ者が。 しかも、努力では無くその才能のみで活躍を目論むような者が。 本当に、光を掴み取る事が出来るのだろうか――。 お燐や勇儀に空が明るく否定してくれたビジョンを、さとりはまだ拭い去れないでいた。
[756]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/04(火) 00:01:19 ID:??? **** 魔理沙「くらえ地底の妖怪め! これが私の……『マスタースパーク』だ〜〜〜ッ!」 バッ、ゴォオオオオオオオオオオオン!! ビイィィィィィィィィ………………ッン!! さとり「あっ、あああっ……!?」 ズバァアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイン!! 実況「決まった〜〜〜! ゴ〜〜〜ッル!! これで2−1! 霧雨魔理沙選手、地上最高のストライカーという前評判に違わぬ見事な活躍で早くもハットトリックにリーチを掛けた! 前半16分、地底妖怪FCはどう粘りを見せてくれるのでしょうか!」 空「うにゅ!? さ、さとり様大丈夫ですか!?」 お燐「死んだら屍は拾って差し上げますよ〜」 さとり「……ええ大丈夫よ空。 ありがたいけど……貴女は態々ゴールまで戻らず、自分の持ち場に戻りなさい。 そしてお燐は嬉しそうにしないの、まだ死なないから」 ヤマメ「んー、やっぱり私らトーシロじゃあ地上の猛者には敵わないかァ。 勇儀姐さんにボールを渡そうにも、中盤の寂しげな女(アリス)に、悉くカットされちゃうよ」 ……結果として、さとりはこの試合GKとして試合に出るも、 前半も半ばにして既に散々な結果であると言って仕方が無かった。 試合は開幕こそ勇儀の出鱈目な自称必殺シュート『三歩必殺』で、 霧雨魔理沙の知り合いらしい河童が守る敵守備陣を、ゴールごと吹っ飛ばして先制点を挙げたが、 それから先はやはり、先にサッカーが流行っていた地上の選手達の独壇場だった。 そして、今もまた……。
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0ch BBS 2007-01-24