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【光を】鈴仙奮闘記22【掴み取れ!】
[903]森崎名無しさん:2014/11/09(日) 23:11:13 ID:??? H 「みんな! 勇儀さんならキックオフシュートやってくるわよ!」と、大声で言う
[904]森崎名無しさん:2014/11/09(日) 23:30:26 ID:??? 勇儀のガッツはまだペナ圏内、だから撃てないんだよな
[905]森崎名無しさん:2014/11/09(日) 23:34:01 ID:??? 仮に勇儀が撃てたとしてもここでは絶対撃たんけどね 残り時間を10人でやらないといけないし
[906]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:12:30 ID:X/3Pl4GA B:「皆、勝負はまだまだこれから。 油断しちゃだめよ!」ゲキを飛ばしつつ、チームメイトに合流する。 鈴仙「(よっし! こういう時こそ、ただ喜ぶだけじゃなくって――)……皆! ここで一点を決めてもまだまだ勝負はどうなるか分からない。 油断せず、しっかり残りの20分を戦い切るのよ!」 パスカル「おっ、言うねぇ。 ……もっとも、言われなくても分かっているつもりだが!」 永琳「星熊勇儀はまだ息を切らしていたから、開幕での大技は無いでしょうけど。 霊烏路空の方は大分回復して来た様子だったわ。 乱打戦となれば、一点差で安心するのは早いわね」 佳歩「そうです! それに……さとりさんも、何だか疲れていそうでした。 ひょっとしたら、もっと攻めて行ったら、もっともっと点が取れるかもしれないです!」 鈴仙の激励は良い方向にチームを纏めた。 鈴仙自体が何度もシュートを決め、心に余裕が出来た…という事もあるが、 ルナティックスのメンバー自体もまた、1点差程度で逃げ切れるとは思っていなかった。 鈴仙「(次のキックオフ。 いきなりシュートは無いとは思うけど……どうなるかしらね)」 *ハットトリックを達成したため、人気度が大きくあがります。62→65 *卓越した選手の証であるハットトリックを決めたので、狂気度が加算されます。24→25 *勝ち越しシュートを決め、冷静なゲキを飛ばしたので、永琳印象値が上がります。 37→39
[907]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:13:45 ID:X/3Pl4GA さとり「……決められて、しまいましたね」 お燐「……一体どうしたんですか、さとり様。 あんな無謀なオーバーラップなんかやっちゃって。 スタンドプレーですよ、スタンドプレー!」 勇儀「戦略的意図とやらについては、私は感覚的にしか分からんが……。 それでも、今の局面は賭けに出るには早急に見えたぞ。 一体どうした、古明地?」 松山「………」 ――その一方。 一時は優勢であったにも関わらず、同点、そして1点差を付けられた地霊殿サブタレイニアンローゼスの面々は、 暗い雰囲気に包まれるよりも前に、さとりに対する純粋な疑問があった。 何故、あの局面で、分の悪い博打となるオーバーラップを行ったのか…に、ついてである。 さとり「……スタンドプレー、そうね。 私は、勝手な判断で貴方達の信頼を裏切り、そして失敗しました。 弁解はできません」 松山「……散々俺や兄貴に色々言った癖して。 お前こそが、チームの不協和音なんじゃないか」 さとり「……そうですね。 笑っても良いですよ」 さとりの態度に真っ先に反感を覚えたのは、誰でも無いあの松山だった。 チームの輪から孤立した彼が、チームの中心的存在たるさとりのスタンドプレーを糾弾するというのは、傍目からして些か滑稽ではあった。 しかし、他のメンバーにしても、さとりの真意は知りたいと思っていたため、特に松山に反論はせず、話の顛末を見守っている。
[908]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:14:51 ID:X/3Pl4GA 松山「……良いか。 仲間なんてのは、所詮単なる利害関係人。 お前に皆がたかるのも、お前が金持ちの家の娘で、地元の有力者だからなんだ……。 ああ、確かにお前が何をやろうとも皆はそう簡単に見捨てないだろうさ。 だけど覚えておけよ。 そうしている『仲間』は皆、お前の事を内心では軽蔑して馬鹿にしてるんだからな!」 松山は饒舌にさとりの非を咎める。 自分よりも惨めな境遇の者に対して、彼は非常に尊大だった。 そうだ。 あいつは気に入らない。 嫌われ者の癖して前向きで、それなのにスタンドプレーでチームの和を乱して。 ――松山はそう思いながら、さとりがどんな良い顔をしてくれるかを楽しみにしていたが。 さとり「……ふふ」 松山「何俺の事笑ってるんだよ……。 この不協和音が……!」 さとりの表情は松山にとって最悪の顔だった。 ――つまり、穏やかに微笑んでいたのだ。 さとり「……確かに、私の「仲間」は。 今の私のスタンドプレーに酷く驚き、同時に不信感や不満を抱いています」 さとりはそうやって優しく言葉を紡ぐ。 松山にとって、彼女の声や言葉は呪詛か何かのように聞こえた。 さとり「――ですが。 それと同時に、この返された一点をどう返していくか。 それを必死に考えてくれています。 ……無論、私と――貴方を入れた11人でね」 松山「……なにィ?」 さとり「……私は人や妖怪の心を読む事が出来てしまう、醜悪な覚妖怪。 だけど、この忌み嫌われるべき能力はごく稀に……役に立つという事ですよ」
[909]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:16:55 ID:X/3Pl4GA さとりは吹き飛ばされた事により服についた砂埃を払いながら、松山に歩み寄る。 さとり「――松山光君。 矢車想という仮想の人格で覆われていない状態の貴方ならば。 正確に貴方の心、そして記憶を読み取る事が出来ました。 詳細は、キックオフが控えている故に敢えて語らないけれど――一つだけ。 私が、オーバーラップをした理由だけは、貴方に話しておきましょう」 松山以外のメンバーへの説明を兼ねるように、さとりは最後に一言だけ、はっきりとこう告げた。 さとり「私がオーバーラップをした理由。 それは、松山君……貴方に、伝えたい事があったからです。 ――『私達は、貴方がかつて仲間と思っていた者達とは違う』……と」 お燐「(――さとり様。 あいつの事、ここまで考えて……)成程ね。 さとり様がそこまで本気なら、あたい等も納得するしかないか」 空「さとり様……正直、何仰ってるか分かりませんが、私はさとり様を信じていますから!」 パルスィ「妬ましい…! 私はただ単に日頃のうっぷんをサッカーで晴らせればそれで満足なのよ……!」 ヤマメ「私も、面白けりゃ何でも良いよ! 良いじゃん良いじゃん、こっから逆転するってのも充分面白そうだ!」 キスメ「……!」(←ガッツポーズをしている) 勇儀「勝負の世界で凌ぎを削って来た身としては、古明地よ。 お前さんの行動は些か甘いような気がするね。 だが――私は、嫌いじゃないよ」 さとりが言った言葉は曖昧だったが、松山を除くチームメイトの中で彼女に明確に反論する者はいない。 まるでさとり以外のメンバーまでもが、心を読む程度の能力を身に付けているかのように。 松山「はァ? 何だよそれ! もしも兄貴の事を馬鹿にしているのだったら……!」 そして、最後まで抗おうとする松山に対して、さとりはスッ、と瞳を閉じながら。
[910]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:17:56 ID:X/3Pl4GA さとり「……私が無謀なオーバーラップをした理由は他にもあります。 それはね、―――」 ――松山にだけ聞こえるよう、彼の耳元で更にもう一言だけ付け加えた。 松山「――なっ……! き、貴様……!!」 松山はそれを聞いて、頭を石で殴られたような衝撃を受け……立ち尽くす事しかできなかった。 今の自分にあんな言葉を掛けてくれたのは……恐らく、彼女が初めてだったからだ。
[911]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/11/10(月) 00:25:27 ID:X/3Pl4GA ―――ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ! 実況「さあ! 後半戦も11分にして、二度目のキックオフです! ルナティックスに再びビハインドを付けられたサブタレイニアンローゼスは、 ここで何としても同点を狙いたいところですが〜〜〜〜〜!? ボールは勇儀選手がフォローしております!」 勇儀「(はてさて、地底のご令嬢に仕えるのも大変だ。 悠長な事を言わずに、すぐに点を返さなくてはいけないからねぇ。 ここは……!)」 先着1名様で、 ★勇儀の判断→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→その時、松山の様子に異変が!? ダイヤ・ハート→勇儀「しゃあない、私が少し切り込んでみるか!」 スペード・クラブ→勇儀「……火焔猫、お前さんのサイドアタック、もう一度見せてやりな!」
[912]森崎名無しさん:2014/11/10(月) 00:26:26 ID:??? ★勇儀の判断→ スペードQ ★
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0ch BBS 2007-01-24