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【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】
[245]超2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/01(水) 11:32:04 ID:R91KmPJU そして直後に苦々しい表情をしてお互いにそっぽを向き。 全日本メンバー『翼ぁああああああああ!!!』『森崎ぃいいいいいいいいい!!!』 ガバッ! ドサドサドサッ!! 森崎「うぉわっ!?こら、お前らいっぺんに飛びついてくるな!」 翼「ちょ、ちょっと!今にも倒れそうな位足が痺れているんだよ!」 手を鳴らしたのが合図だったと言わんばかりに殺到したチームメイト達に揉みくちゃにされた。 見上「………よしっ!」 井出「…素晴らしいんだな。全日本ユースについてきて良かったんだな…」 見上は厳格な指導者の仮面を忘れ両手を天に突き上げ、井出は感動の涙を流し。 陽子「(二人とも、とことん素直じゃないんだから…ちょっと焼けちゃうな…)」 早苗「(昔からずっとこうだった。あの二人が力を合わせればどんな強敵だって怖くない…!)」 二人の英雄を想い続けてきた女達は感情のままに涙を溢れさせ。 日本応援団『うぉおおおおおおお〜〜〜〜!!!』『翼!』『森崎!』『翼!』『森崎!』『翼!』『森崎!』 数少ない日本人達が喜びを爆発させた所でようやくスタジアムの時は動き出した。
[246]超2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/01(水) 11:33:27 ID:R91KmPJU ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!! 観客「嘘だァアアアアア!!!」「ブーストサイクロンだと!?フザけるな!」「ま、またリードされた…?うっぶぶぶ」 「キャァアアア!おじいちゃんが泡を吹いたぁ!」「これは悪い夢だ!早く誰か俺を起こしてくれぇえええ!!」 「なんで止められなかったんだ!何やっていたんだゲルティスーーーッ!!」「は、はやく、はやく同点ゴールをぉおお!!」 「し、心臓が、止まる、止まる、止まる…」「神様!ブラジルにもう一度チャンスをください!」「何とかしてくれコインブラーッ!!」 放送「ど…どうやら、どうやら目の前の出来事は幻でも白昼夢でもなく現実だった様です! 延長前半13分!更なる逆転劇で日本が3点目!決めたのは翼くん!アシストは森崎くん! 森崎くんのジャイロパスをドライブオーバーヘッドで加速させると言う信じられない神業! その名はブーストサイクロン!目にも止まらぬ超スピードと人知を超えた変化を兼ね揃えた超大技! おお、なんという事でしょう!日本はこの後に及んでまだこんな最終兵器を隠していたのでしょうか、 それともこのフィナーレ中に突如閃いたアイディアを見事成功させたと言うのでしょうか!? どちらにせよブラジルにとってあまりにも残酷な現実は、日本が再びリードを奪ったと言う事です…!」 シュナイダー「強さの異なる三軸の回転か…重力の影響も考慮すると、軌道を読む事は不可能かも知れん。 しかも後ろからのパスの勢いの加算でスピードも申し分なし。あのゲルティス達が棒立ちにされてしまうのも当然か」 ヘルナンデス「こんなに遠くから見ていてもボールの動きを目で追えるだけだった。実際に対峙していたら 軌道を見切ろうとしても変わり続ける回転に幻惑されるだけでどうしようもなかっただろう…恐ろしいシュートだ」 ディアス「面白い技だな…まあその分ツバサの脚の負担もとんでもないだろうが、決して高すぎるお代じゃないな。 ブラジルの受けた精神的ダメージは計り知れないだろうぜ…へへっ、まさか俺がブラジルに同情する日が来るとはな」 ピエール「これはただの逆転ゴールじゃない。既にネオサイクロンがノーゴールと言う命拾いがあったのに、 更にそれをも上回るサイクロンを決められてしまった。ブラジルがここから跳ね返すのは至難の業だ…」
[247]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/06(月) 11:46:18 ID:bGw1R99Q 日向「(またか…こいつらは何時もそうだ。俺がいくら力をつけても更なる力を身につけ 頂点に立ちやがる。敵として手強いのは当然として、味方の時は腹立たしい程に利用価値がある。 どちらの場合もこいつらを超えない限り俺の天下は有り得ないんだ…)」 三杉「(心臓病のハンデさえなければ、等と言っている内に遥か遠くに行ってしまった天才。 そしてその天才に無限の執念で手段を選ばず食らいつき、ついには勝ち得る様になった奇才。 今この瞬間は、この二人が本当の意味で手を組んだ空前絶後の瞬間かも知れないな)」 岬「(英雄と覇王。しばしば並び立たず、むしろ対立しがちな存在のこの二人が 長い長い苦闘を経て決定的な破局もせず、どちらかが破滅もせず、ダイアモンド同士として 磨き合ってくれた事こそがこの日本サッカー大躍進の最大の要因かも知れないな)」 中山「(俺が目指した男とその男が目指した男…こいつらは本当に何処までも何処までも 果てしなく走り続けるんだな。世界の頂点まで、いや、その先まで! そして…この二人に負けまいと走り続けるこの全日本ユースこそが世界最強だ!)」 松山「(遂にやってくれた!醜い争いをずっと続けてきていたこの二人は やはり心の底では熱く厚く通じ合っていたんだ。その証が今の究極のシュートだ! 次は俺の番だ。天才が華々しく奪ったリードを守りきって、凡人の誇りを貫くんだ!)」 若林「(眩しい物だ。今の俺にはこいつらを妬む事すらおこがましい。 あれが敗者は失意の闇の中から見上げるしかない勝者の光り輝くステージ。 本来は翼の側に立っているのは森崎ではなく俺だった筈…などと夢想する資格は何時得られる事か)」
[248]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/06(月) 11:48:44 ID:bGw1R99Q 森崎「ったく、やっと離れたか…大騒ぎしやがって」 揉みくちゃにしてくるチームメイト達(勿論、日向と若林は例外だった)から解放された 森崎がまず最初にしたのは翼の状態の確認、そして今後の為の判断だった。 森崎「おい翼。まさかさっきのシュートで足がもげたりしちゃいないだろうな」 翼「そんな事があって堪るか。確かに体力はもうスッカラカンだし、例え体力が余っていても 足が痺れすぎていてもう一度あんなシュートを撃てと言われても無理だけどね」 森崎「やっぱり一発きりか。そんな事だろうと思ったぜ」 *翼が「ブーストサイクロン(空シュート力+12、要森崎のジャイロパス)500消費、一試合に一回だけ」を習得しました! *超大舞台での劇的な逆転ゴールにより翼、森崎両方の支持率が3ずつ上がります。 翼チーム内支持率:58→61 森崎チーム内支持率:78→81
[249]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/06(月) 11:50:01 ID:bGw1R99Q 森崎「(さて…ようやくリードを奪った。後はこれを取り返されない様にするのが最優先だ。 その為にはキーパーに戻らなくちゃいけねえ。元々頼りない若林が今日は更に役立たずだからな。 だがその為の方法がちょっと悩むな。今残っている交代要員でまともに役立ちそうなのは赤井だけだ。 最後の交代枠を切って奴を入れるか否か。入れるとしたら誰と交代させるか?…素早く決めなくちゃな)」 A 交代はしない。自分がキーパーに戻り、若林はDFの数合わせにしておく。 B 交代をする。自分がキーパーに戻り、赤井と若林を交代させる。 C 交代をする。自分がキーパーに戻り、赤井と翼を交代させる。若林はDFの数合わせにしておく。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1403315487/l50にて ☆2015/4/06 21:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[250]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/08(水) 10:51:21 ID:RCWkTB1k >C 交代をする。自分がキーパーに戻り、赤井と翼を交代させる。若林はDFの数合わせにしておく。 森崎「(…よし、決めたぞ)」 スッ。 見上「(むっ…とうとうか。そして翼を…止むを得まい)審判!選手交代だ!赤井!」 赤井「ウッス!(うひょー、土壇場ですげえ出番…ちょっとだけでも活躍してみせるぞ!)」 森崎は見上と視線を合わせた上でさりげなく翼を手で示した。 見上がそれを理解しない筈もなく、すぐさま審判に交代を宣言する。 放送「あっ…とここで日本は3人目の選手交代!?交代するのは…な、なんと10番のプレートが! たった今奇跡的な逆転ゴールを入れた翼くんに代わって赤井くんを投入する模様です!」 翼「!!…そうか、交代か…」 見上「森崎!若林!お前らも来い!キーパー交代だ!」 若林「(何!?…俺ではなく翼が交代…つまり最後の保険用に俺はフィールドのカカシにしておくつもりか。 フゥ…最後の最後まで下らん役割だな。だがここで己の存在意義の軽さにもがくのが俺の泥まみれの誇りだ)」 放送「おおっ!?さ、更に日本は森崎くんをキーパーに戻す様です。代わって若林くんがフィールダーになります。 これといいディフェンスに定評のある赤井くんの投入といい、日本が逃げ切りに入ったのは火を見るよりも明らかです!」 消耗しきっており最早この試合の残り時間内では到底回復しない翼の為に最後のカードが切られ、 守備固め要員の赤井が投入される。更に森崎がGKに戻され、若林は臨時フィールダーにされる。 全日本ユースがこのリードを守って逃げ切るつもりなのが分かり易い交代シーンだった。
[251]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/08(水) 10:52:51 ID:RCWkTB1k 翼「(…悔いは、ない)森崎」 森崎「あん?なんだ」 翼「これで逆転負けしたら明らかにお前のせいだね」 森崎「なにィ!?てめえ、何時も何時も…!どうやったらそこまで腐った性根になれるんだ、全く!」 翼「お前から学んだんだよ。じゃ、俺はのんびり冷たい麦茶を頂くから。後は精々よろしく」 森崎「(クソがーーーっ!!交代させずに使い潰してやりゃ良かった!)」 全日本ユースMF大空翼、背番号10。 ワールドユース決勝対ブラジル戦の延長前半13分にこれ以上ない程派手な逆転ゴールを決めてから交代。 大会通算成績5ゴール3アシスト。 今後も日本代表のエースで有り続ける事を確信させる堂々たる戦果だった。 翼「(…これでいい。もう、全部終わった。後は………あそこか。早苗ちゃん)」 早苗「(翼くん………)」 翼「(これが俺に出来る最高のプレイ…今までの俺の全てだよ。君にこれを見せられて良かった…)」 早苗「(見たわよ…最初から最後まで、全部見た…お疲れ様、翼くん…)」 フィールドを去りベンチに引き上げる数秒前、彼は日本の応援団の方を振り向き ほんの僅かな間だけ敬礼の様に右手を自分の顔の横にかざしたと言う。
[252]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/14(火) 09:02:10 ID:alhvVlj+ かくして急いで着替えを終わらせゴールキーパーとしてフィールドに戻る森崎。 トレードマークの帽子を外してフィールダーのユニフォームを着た若林の姿は 何とも物珍しい光景だったが、そんな事よりも選手の配置を考えるのが急務だった。 三杉「ここからは君がGKか。完全に逃げ切りに入ったと見ていいね?」 日向「フン。逃げ切りを狙うにしても攻撃を捨てるかある程度保つかは考えなくてはならんぞ」 中山「そうだな…ブラジルにまさかの4点目を意識させるべきか、させないべきか…」 岬「4点目を狙わないにしても、前線に誰か置くか置かないかでも違いは出てくるしね」 山森「どうするんですか、キャプテン?」 森崎「ん〜…そうだな…」 A 日向をワントップにして、4点目のプレッシャーをブラジルにかけ続ける。 B 中里をワントップにして、前線に時間稼ぎ要員を残しておく。 C FWは要らない。日向もディフェンスに回し、ボールを奪う事を最優先する。 D ここでツートップだ!中里と日向の両方をFWにしておく。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1403315487/l50にて ☆2015/4/14 21:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[253]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/16(木) 00:08:44 ID:esbJvrkE >D ここでツートップだ!中里と日向の両方をFWにしておく。 森崎は少しの間顎を撫でて考え込んでから左の掌を右の拳で力強く叩いた。 森崎「ここでツートップだ!中里と日向の両方をFWにしておく」 中里「な、なぬ!?拙者がFWでゴザルか?」 日向「…前線での逃げ回りと追加点のプレッシャーを両立させる事にしたのか」 森崎「そうだ。日向を単独で置くだけじゃDFを引き付けておく事は出来ても ボールを前線で保ち続ける事は出来ない。逆に中里だけじゃ逃げ回り続けても 点を取られる危険性は薄いからその内人数をかけられて奪い返される。そこでツートップだ」 岬「確かに、中里と小次郎の両方ともマークをしないといけない分ブラジルは相当やり難くなるだろうね。 ただ、その分この二人の守備参加も少なくなってしまうのは覚悟しないといけないだろうね」 森崎「フン、攻撃は最大の防御って言うだろうが。ボールは敵陣奥深くにあった方がこっちの 守りを整える時間も増えるんだ。それに後半は俺達のキックオフなのも活かさない手はない」 三杉「この状況で尚も最低限以上の攻撃力を確保しておくとは…君らしいな。実に君らしい。 だがこの状況ではそれも正解の一つだろう。大正解かどうかは、結果を見て判断しようじゃないか」 中里「ぬ、ぬぅ…FW経験はないのだが…とりあえず前線で走り回っていれば良いのか?」 日向「難しく考える必要はねえ。ずっとオーバーラップしたままのつもりでやりゃいいんだよ」
[254]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/16(木) 00:10:17 ID:esbJvrkE 森崎「よーし、さっさと配置につけ。良いか、後少しだ!後少しだったのに優勝を逃した間抜けなんかになるなよ!」 全日本メンバー『おう!!』 こうして全日本ユースは3つめの交代枠を使い最後の戦闘態勢を固めた。 その間ブラジルユースは何をしていたのか? 時間は数分間巻き戻る。 ゲルティス「………17.6%」 それはゲルティスの歯ぎしりしながらの呟きから始まった。 アマラウ「な、なんだ?なんだよその17.6%って」 ゲルティス「…味方のサポートが無かった場合、俺が今のブーストサイクロンを弾ける、 もしくはキャッチ出来る確率は17.6%…たったの17.6%…!」 ディウセウ「…ゲルティス、まさかおめえ…!」 ドトール「(怯えている、だと…!あのゲルティスが!)」 カルロス「(冷静沈着を理想とし、データに基づいた計算を武器とするゲルティスの性格が ここに来て仇となったか…!しかもダメージを受けたのはゲルティスだけじゃない…)」 ゲルティスはブーストサイクロンに対して何も出来なかった事、そして自分の シミュレーションで絶望的な数字が出てしまった事で茫然としてしまっていた。
[255]2 ◆vD5srW.8hU :2015/04/16(木) 00:11:34 ID:esbJvrkE ジェトーリオ「…なあ、ネイ、トニーニョ」 ネイ「…なんだよ」 ジェトーリオ「さっきのアレ、君達二人で出来る?」 トニーニョ「不可能だ。俺は普通のサイクロンすら出来ない。ネイがジャイロパスを 習得したとしても後ろから飛んでくるそれに合わせる等と言う神業は奇跡に頼る様なものだ」 無論ダメージを受けていたのはゲルティスだけではない。ブースターシュートを使う ネイとトニーニョはそれの上位互換版と言ってもいいブーストサイクロンを見て委縮せざるには居られなかった。 ザガロ「クソがっ!そもそもお前らがラストパスを通せないのが悪いんだろうが! あまつさえあんな技をみすみす出させて!このまま負けてみやがれ、俺達は南米中の笑いものだぞ!」 ディウセウ「コラザガロ!人のせいにして何の意味があるんだよ!」 ザガロが周りに当たり散らし、それを納めようとするディウセウも苛立ちと焦りを隠せない。 サンタマリア「(マズい、マズい、マズい!チームが空中分解しそうになっているのがここからでも丸わかりだ! な、なんとかしてくれカルロス…!ここはお前のキャプテンシーじゃないとどうにもならない!)」 カルロス「(こういう時は何時もサンタマリアが側に居てくれた。だが今はそうじゃない。 俺一人で何とかしないといけないんだが…どうすれば、どんな言葉ならここを立て直せるんだ…?)」 不幸な事にこういう状況でダメージコントロールが出来るサンタマリアは既にフィールドを去っており、 優等生的なキャプテンとして実績があるカルロスですら言葉に詰まり苦しんでいた。
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0ch BBS 2007-01-24