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【Other】鈴仙奮闘記23【World】
[767]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:21:01 ID:Fz74ij0+ ★神子→十七条レーザーパス 54 ( クラブ6 )( 1 + 6 )=61★ ★パチュリー→パスカット 53 ( ダイヤ5 )( 2 + 2 )+(人数補正+1)+(プリンセスウンディネ+3)=61 =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして石田がフォロー ギュンッ! パチュリー「……そこっ。 『プリンセスウンディネ』」 バァッ、フワァァァッ……!! パチュリーは迷いなく神子の広すぎるパスコースに割り込み、大ジャンプでカットに向かった。 しかし、先程はタックルにおいて実力を見せた神子は、パスにおいても一流の才能を見せていた。 ギュンッ! ――バチッ! パチュリー「……しまった(――元々早く鋭いパスだったけど、僅かにドライブ回転が掛かっていた! 完全に、威力を殺し損ねてしまったわ……)」 実況「パチュリー選手、懸命にパスコースに割り込みましたが……しかし完全にトラップするには至らない! ボールはサイドでは無く中央に流れ、それは走り込んで来た石田選手がフォロー! 素晴らしい運動量で、果敢にスペースを確保していきます!」 岬「(……という位しか、多くの人はまだ認識出来ていないかな? まぁ、そっちの方が勝負的には好都合だ)」 石田「松山……? お前、松山か……?」 咲夜「残念ながら、人違いですわ」 小悪魔「ここは通しませんっ!!」 実況「ボールを受け取った坊主頭の素朴な少年、石田選手には咲夜選手と小悪魔選手がつく! 石田選手、先程はフランドール選手のパスに掠る事も出来ませんでしたが、果たして攻撃面ではどうなのか〜?!」
[768]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:23:30 ID:Fz74ij0+ パスカル(観客席)「(そうだ。 そこが問題だ。 あのイシダというのは俺が仕入れた新聞では、数行での紹介しかなされていなかった。 それも、ふらののマツヤマを引き立てるような酷い内容だ。 記事で紹介があっただけマシとも言えるが――それが、一朝一夕の努力で、 それこそマツヤマに匹敵する実力者とされるサクヤさんに勝てるというのか!?)」 鈴仙(観客席)「(小悪魔さんはともかく、咲夜さんのタックルは幻想郷でも一流クラス。 パスカットにしても平均以上の実力は持っているんだから、ここは無理せず、豊聡耳神子にバックパスかしら……?)」 パスカルや鈴仙――いや、恐らくはそれ以外の多くの観客達がそう思うのも無理は無かった。 確かに、運動量を増やして必死にボールをフォローに向かう石田の姿には努力が感じられた。 しかし同時に、「彼らの努力はこれが限界だろう」とも思わざるを得なかった。 パチュリー「(トータルフットボールは中核選手だけでなく、 全選手についても高い実力と守備意識。 そして高い体力が求められる……。 守備意識と体力については、確かにギリギリ及第点と言っても、実力は一体どうなのかしら。 フランのパスは上手くなったとは言え、名無しに毛が生えたレベル。 あれに掠りもしない程度じゃ、実力の程も知れると言うのだけれど……)」 神子「(―――と、思うのが一般的でしょうし、それは才能無き者に突きつけられた過酷な事実でもある。 しかし……才能という言葉は、人間の可能性を切り捨てる忌々しき言葉でもある。 だが――私は、彼らの才能を決して否定しなかった。 ……後、ちょっぴり『改造』もした。 ――その結果が……これだっ!)」 石田「………松山。 俺の『パス』を―――受けられるか!」 グワァァァッ! バギュウッ! 咲夜「だから私は松山じゃ――……ッ!?(は、早い……だけじゃない。 コースが……鋭い!?)」 小悪魔「えっ? これが……パス!? なんか機械みたいに物凄く緻密なんですけど……!?」
[769]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:24:59 ID:??? 石田の出したパスは、観衆の、紅魔スカーレットムーンズメンバーの全てが予想する以上に。 ――予想以上に、鋭く、早く、そして正確だった。 小悪魔は勿論、咲夜すらもが石田の出したパスに届かない。 ギュウッ……ポムッ。 本間「俺のサイドアタック……! 俺だけの、誰にも真似できないサイドアタック……!!」 実況「石田選手……す、素晴らしいパスで、神子選手が阻まれたサイドチェンジに成功! 先程のパスカットは稚拙でしたが、このパスは間違いなく一流だ!」 レミリア「(……成程、読めて来たぞ。 奴らが私達を倒すために仕掛けたまさしく『銀の弾丸〈シルバーバレット〉』。 その全貌が……!)」 ――そして、そんなレミリアの読みは。 タタタタッ、バシュウウウッ! メイドA「そ、そんな〜!?」 メイドB「『メイド特攻スライディング部隊』が、完全に入ったのに……!?」 本間「クク、フハハハッ。 アーハッハッハ! そうだ! 俺だけがサイドアタックを上手く扱えるんだ……!」 実況「本間選手、素晴らしい『華麗なドリブル』で紅魔スカーレットムーンズの右サイドを切り込んで行きます!」 レミリア「(豊聡耳神子を中心とした【トータルフットボール】様の戦術。 そして――【無名選手の極端までな一芸特化】による戦力化か! 成程、面白い……!)」
[770]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:26:13 ID:??? 本間「――屠自古さん! 決めてください!」 グワァァァッ、バゴオオオオオオオオオオオオッ!! 実況「そして本間選手センタリング! センタリング対象はH番の背番号を付けた蘇我屠自古選手だ!」 屠自古「太子様の期待に預かり――やってやんよ!」 バァァァァァァァァアッ……!! 陸「ほーお? 中々の跳躍力アルね。 気に入った、朕が紹介してやるから、中国雑技団にでも入るヨロシ。 紹介料は5割で良いアルよ。 それか、見世物小屋でも始めるカ?」 屠自古「私が生きていた頃は、隋の民は皆高潔で清貧だったんだがな。 ――汚らわしい」 美鈴「る、陸君! 暢気に喋っている場合じゃないです! 彼女からは――かなりの気を感じます!」 CBの美鈴がそう叫びながら、白玉楼の亡霊嬢に匹敵する高さにまで跳躍した屠自古を指さす。 屠自古の全身はいつの間にか雷の帯が纏われており、緑のワンピースに包まれた姿は今や、薄く金色に輝いて見える。 普段は冷静な性格の彼女だったが、亡霊と化した影響か、戦いの場では好戦的で荒っぽい。 屠自古「――我ら蘇我氏の憤怒、思い知るが良い! ……雷矢・『ガゴウジサイクロン』ッ!!」 実況「屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』!」 バギュルルルルッ! ドゴン! 屠自古「いっけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……バリバリバリッ!!
[771]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:27:34 ID:??? メイドD「やばい! 元興寺の雷(ガゴウジサイクロン)だ!!」 そうして放たれた蘇我屠自古の高空からのパワーヘディング『ガゴウジサイクロン』。 その威力は高く、霊烏路空の『八咫烏ヘッド』に勝るとも劣らない。 雷を帯びながら、高速でジグザグの軌道を描くそのシュートを見た妖精メイドDは、思わず金切声を上げてしまう。 美鈴「――確かに凄い威力です。 私の『彩光風鈴』ではきっと弾けない! だけど、レミリアお嬢様の『バイシクルレッドサン』やフランお嬢様の『495年の波紋』には及ばない! だったら……!」 しかし、美鈴には確信があった。 このシュートは、間違いなく紅魔のゴールネットを揺らす事は無い、と。 何故なら――。 陸「何アル。 ちょっと足が無いからってビビってたアルが……その程度か。 その程度で雷を語るとはおこがましいアル!」 バアァァァアアアッ! ズザアアッ、グワァァァアアアアアアアアッ!! ―――バチバチバチィイッ!! 屠自古「なっ……!(――クリアに飛ぶ前、フィールドを摩擦し右脚に静電気を帯び。 蹴りだす時、ユニフォーム越しに右脚を擦り付けてそれを増幅させた! 馬鹿な、人間であるにも関わらず、そんな事が――――!)」 陸「なーにが人間の結束カ! 毛沢東もケ小平も、そうやって嘯きながら、 朕の住むビンボっちい農村には、なーんにも良いコトしなかったアル! それに引き換え紅魔大人は我儘で理不尽でイジワルで横暴アルが、 それでも朕に最高級のサッカー教育を施してくれたアル! 朕は……貴様らのような恩着せがましい高級官僚には負けん!!」 バリバリバリバリッ……!! ギュンッ! バァァアッ!! 実況「いや……陸選手も大きく飛んだ! 美鈴選手よりも更に大きく飛んで――ボールよりも高く飛んだ! そして陸選手、不規則な軌道を描きながら落ちるボールに照準を合わせ!」
[772]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:33:43 ID:??? 陸「ハァァァァーーーー!! 『襲 爪・雷 斬 脚』ゥーーーーーーーーーーーッ!!」 バギュウウンンッ! ドゴオオオオッ………!! バギバギバギバギィ……ッ!! ――――ガシイィイッ!! 美鈴「(だったら。 ――陸君が決して防いでくれる。 ……彼も今や、我ら紅魔の頼れる第二の門番なんですから)」 レミリア「(ふんだ。 あんな奴らに、中国の壁がそう簡単に破れるもんですか)」 実況「陸選手、屠自古選手の『ガゴウジサイクロン』をも上回る威力の電撃で、シュートを完全に止めた〜〜〜! 前半も半ばに差し掛かり、聖徳ホウリューズも徐々に手札を出して来ましたが――! しかし、紅魔の壁は依然高い! その事実が陸選手の好守により再び明らかとなりました!」 陸「フン、当然アル。 才能しか無い朕から、その才能さえ凡夫共に奪われちゃァ堪らんアルからな。 ――と、あいてて。 この飛び出し、脚がビリビリ痺れて嫌になるアル……」 ――聖徳ホウリューズに集いし人間達が練り上げた銀の弾丸。 その破壊力は確かに凄まじく、一時は傲慢なる吸血鬼に風穴を開ける事すら期待されたが――。 ……第一の弾丸は、異国の門番の手――否、脚により敢え無く防がれる事となった。
[773]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/07(日) 00:40:05 ID:??? ……と、言ったところで今日の更新はここまでです。 >神子の能力について、パサー対策について等 比較的万能的な感じに仕上がっていますね。 スキルの強さもあって、突出して強い! …とまでは行きませんが、それでもかなり強いです。 ウサギDとつかさのコンビプレイフラグが回収されれば、スカイラブ的なパスカットも出来るかもですね。 それ以外だったら、やはり中山さんに期待するか、鈴仙の狂気の瞳狙いでしょうか。 それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。
[774]森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:41:41 ID:??? よし、この特化チームに反町入れよう(提案) 魔王乙
[775]森崎名無しさん:2014/12/07(日) 00:47:09 ID:??? 襲 爪・雷 斬 脚でテイルズオブチャイニーズ始まった
[776]森崎名無しさん:2014/12/07(日) 02:05:52 ID:??? 乙 師匠は陸に動かされて鷹爪三角脚を生み出す事になりそうですね・・・ うーむ、確かに厄介に見えるけどここまで見た感じだとすごくでかい弱点あるよね、聖徳 にしても無名の極端な一点特化・・・ってこれ秋空のリスペクト? >>743 器用貧乏って評価は強くないという意味とは全く違う・・・ 味方にすると頼りないけど敵にするとスゲェめんどくさい奴という意味だよ・・・運的な意味じゃなく本当にね
[777]森崎名無しさん:2014/12/07(日) 03:09:10 ID:??? 一点特化の人材でトータルフットって、それが神子の能力なのかなと思う 出来ないはずだし
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0ch BBS 2007-01-24