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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[325]森崎名無しさん:2014/12/27(土) 22:31:25 ID:??? 与那城ジョージかな?
[326]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 00:55:28 ID:??? こんばんは、色々遊んでいたらこんな時間になっていました(汗) 少しでも更新しようと思ったのですが、少し疲れたので今日は更新をお休みして、 また明日昼ごろから集中的に更新できれば……と考えています。 >>319 乙ありがとうございます。 なんか色々事情があるんだと思います。 >>320 乙ありがとうございます。作業用BGMありがとうございます。 最近になってようやく浜渦さんの曲に嵌りつつありますw >>321 乙ありがとうございます。ルムニク互換のキャラは一応考えていますね。 >>322 乙ありがとうございます。バナナワニの元ネタはあまり分からないのですが、 親和性は高いと思います。 >>323 ジャンプボール的なアレは、キックオフ前のコイントスに準じてランダムにしようと思います。 その代わり、前半後半ごとに判定を挟んでみようと思います。 >>324-325 かっとび一斗は私があまり分かっていないので、出す予定は無いですね。 日向嫁の方が出る可能性高いです。 それでは、皆さま、また明日宜しくお願いいたします。
[327]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:24:29 ID:??? こんにちは、今日こそ更新していきます。 〜ブリッツスタジアム・アリーナ〜 沖縄サイクスの謎を残したまま、開会式の時間となった。 旧都オーラカの面々は、案内役の妖怪に連れられる……ことも無く。 普通に時計を見て控室を抜けて、かなり老朽化したスタジアムの中央へと歩いて行く。 (便宜的に中央=アリーナと表現したが、そんな大仰なものではない) ザッ……ザッ…… 人もまばらなスタジアムの中央へとぞろぞろ歩いて来るのは、その殆どが河童や人魚のような水棲の妖怪が主。 しかし、その中に確かに異質な人間たちはいた。 オキナワ族A「……ミミア ゲッサミヲフキョフガボ」 オキナワ族B「……コヒノンガ ヒューガーオサレシコ」 みとり「ほら。 あの何言ってるか分かんない奴ら。 あれが沖縄サイクスの連中だよ。 皆変なガスマスクみたいな帽子被ってたり、 グラサンやらゴーグルで顔隠してて。 とても同じ幻想郷の住民とは思えないよ……!」 鈴仙「(思えないっていうか。 あそこまで露骨だと普通に外来人の集団なんじゃ。 最近、外来人の幻想入りが激しいって言うし。 ……っていうか、巫女やらスキマ妖怪はちゃんと仕事してるのかしら)」 鈴仙達が一回戦で当たるらしい、恐らく外来人により結成されたブリッツボールチーム・沖縄サイクス。 彼らの奇特なファッションと言語に若干ドン引きしていた鈴仙だったが――。 大会実行委員長らしい、気弱な初老の鼻高天狗による開会宣言によって思考は一時中断された。
[328]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:25:41 ID:??? 初老の天狗「えー、本日という日は晴天に恵まれてですね。えー、まさにブリッツボール日和というべきでしょうか。 えーとですね。 まぁ、選手の皆さんにつきましてはくれぐれも健全なスポーツマンシップを発揮して、 えー、くれぐれも怪我などございませんように……」 勇儀「なんだいアイツは、頼りないね。 あれじゃあきっと、臆病者の天狗達でも爪弾き者だろうに」 ヤマメ「ぶっちゃけ、役に立たないから飛ばされたんだろね。 天狗達、ああやって弱そうな奴や気に入らない奴をバンバン閑職に追いやるから。 ――ま。 外界に追放とかよりゃずっとマシだろうけど」 延々と退屈なスピーチを垂れ流す初老の天狗を尻目に、隠す様子も無く雑談に興ずる勇儀とヤマメ。 しかし周囲を見ると、どうも真面目にスピーチを聞いている方が少数派のようだった。 居心地の悪さを感じたのか、初老の天狗も最後は駆け足でスピーチを終えていた。 運営席からの申し訳程度の拍手と共にスピーチが終了すると、場は再び混沌めいてくる。 鈴仙「なんだか、随分と緩やかな運営なのねぇ……」 そう思う鈴仙の感想は、ひどく妥当なものだった。 ここ幻想郷においても、スペルカードルールによる弾幕ごっこに並ぶ程に普及したサッカー。 そんなスポーツに長く親しんできた鈴仙にとって、ブリッツボールの運営は正直、 寺子屋の子どもたちの運動会にも並ぶかどうか……と、言う程度だった。 (そんな緩さこそが、幻想郷らしくて良いとも言えばその通りなのだが) ――ただし。 司会席「……今大会の開催につきまして、スポンサー団体から祝電が届いております。 株式会社ヒューガー取締役社長・日向小次郎様。 公益社団法人・幻想郷ブリッツボール推進普及協会会長・豊聡耳神子様。 ――以上の二団体からは……」 鈴仙「(――いや。 今、何か不穏な単語と人名が、二種類くらい出て来たような……?)」 ――その裏にはやはりというべきか、怪しげな組織による陰謀が蠢いているようだったが……。
[329]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:26:55 ID:??? 【ミーティング】 〜ブリッツスタジアム・第1控室〜 みとり「……と、言う訳で。 今日のフォーメーションはこれて行くよ!」 旧都オーラカVS沖縄サイクスのカードは、早いことに大会第1回戦だった。 開会式終了後から試合まで残り15分と言う短い時間の中、 みとりは急いで黒板に○を書いて、そこにホイホイと選手の名前を書き込んでいく。 _,,,,..,,_ ,. -''"´ `゙''-、 ,." `ヽ. / `、 ,' i. ! l ', D E ,' D勇儀 E鈴仙 丶 B C / Bパルスィ Cお燐 ヽ A ,.' Aヤマメ `'-、_ @ _,.-'´ @みとり `゙''ー-‐'''"´ みとり「どうせ聞いてないと思うけど作戦を言うね。 沖縄サイクスの実力は未知数だけど、たぶんウチらのが攻撃力は上。 だから、みんなでドンドンパスを回しつつ、シュートを撃って行こう!」 お燐「うんうん。 良いね良いね分かり易くって。 ――ちなみにあたいが怨霊から仕入れた情報によると、沖縄サイクスのタレントはどうやら3人。 『年のせいか体力は微妙だが、シュート力の高いFW』と、 『パスが上手く動きが早いMF』と、『めちゃくちゃ強いGK』らしくって、 他の3人は、正直寄せ集めというか人数合わせって感じが否めないらしいよ〜」 みとり「……って、それを先に言ってよぉっ!? それだけ知ってれば、少なくとも未知数じゃないじゃん!?」
[330]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:28:17 ID:qoygeNXA 鈴仙「(何だか、自分以外に弄られ役が居る、ってのは新鮮な雰囲気ね……。 ――と。 何はともあれ、今の陣形でいいかどうか、私なりにも考えてみましょうか。 詳しいデータは分からないけれど、お燐情報が正しかったら、 沖縄サイクスは、FW・MF・そしてGKにそれぞれ1人ずつ強力なタレントが居るチーム。 そして、スフィアプールの広さを鑑みるに、試合のフィールドはサッカーよりもずっと狭い。 だから、今みたいな1−2−2の安定した布陣じゃなくって、0−0−5みたいな極端な布陣でも サッカーよりは負うリスクは少ないかもしれない。 そう考えると、人数が少なくとも随分戦略には自由度がありそうだけど。 ――でも。 私ってばまだまだブリッツは素人だし、とりあえずこの試合はお任せの方がいいかなぁ…?)」 みとりが地底の他の妖怪達に弄られている様子を見ながら、 鈴仙は一人孤独に、みとりの陣形で本当に問題が無いかを考えてみた。 ブリッツボールについては素人の鈴仙だが、それでもサッカーの知識を利用して、 何か面白い陣形や攻め方を考えられるかもしれない。 そうして考えたのち、鈴仙は――。 A:……やっぱり、みとりの考えた布陣と作戦で良いと思った。(すぐに試合へと移ります) B:何かいい案を考え付いた。(自由に考察の上、書き込み願います) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[331]森崎名無しさん:2014/12/28(日) 15:38:11 ID:hdZht/mQ A
[332]森崎名無しさん:2014/12/28(日) 15:48:40 ID:cIOHXuEs A
[333]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:17:47 ID:??? A:……やっぱり、みとりの考えた布陣と作戦で良いと思った。(すぐに試合へと移ります) 鈴仙「(――ううん。 私は素人だから、無暗にヘンな事を言うのも良く無いわね。 ここは黙っていよっと……)」 色々考えはしたが、実践が伴わない思考は実を伴わない。 鈴仙は特に何も言わず、試合開始の時を待つ事にした。 そして――。 ***** ……ザッ。 ザザァァァーーーーーッ!――ワァァァァアアアッ! 鈴仙「す、凄いっ。 ホントに球の中に水が入ってる……! でも、どうやってあの球に入れば良いの?」 みとり「あの球――スフィアプールは、河童の作った機械の力で重力を操作されて、あんな形になってるんだ。 だから、ガラス張りとかでも無いし。 好きなようにあの球の中に入れるよ」 鈴仙「へえ……(――重力の操作ねぇ。 地上の科学も中々進んでるって事かしら……?)」 あらかじめ作られた球体の磁場に、大量の水を注がれていき、それはやがて巨大な水の球を作る。 これがブリッツボールにおける戦場――『スフィアプール』。 鈴仙達は今から数分後にもこの水の中に潜り込み、合計10分間の死闘を繰り広げるのだ。
[334]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:19:04 ID:??? 勇儀「むう……。 こんな水の中に入るのか。 だったら、私の盃は持っていけないねぇ……残念だ」 パルスィ「……そんなにどこでも酒が飲みたければ、 アルコールを詰めた注射器でも持ち歩いてなさいよ……妬ましい……」 勇儀「おっ、その手があったか。 ちょいとばかし風情に欠けるが、検討してみようか」 お燐「(アル中って怖いなぁ〜)」 ヤマメ「――おっ。 そしてアレは……敵さん達もご登場かな?」 ザッ、ザッ、ザッ…… チナ(吉良)「ミルボ トヤネナ!(行くぞ、お前ら!)」 オキナワ族達「トフ!(おう!)」 巨大な球が設置されたスタジアムの中央。 その一歩手前で水が注がれる様子を眺めていた鈴仙達の前に、先程の怪しげな人間集団が現れた。 キャプテンらしいゴーグルを掛けた中年男性が、謎の言語でチームメイトを鼓舞している。 ――間違いなく、沖縄サイクスのメンバーだった。 鈴仙「(良く分からないけど、嫌な感じの連中ね。 あのゴーグルを掛けたひげのおじさんがキャプテン。 そして――キョロキョロ動いているガスマスク装着のちびっこい奴が、 お燐の言ってた足の速いパサー……かな。 なんとなく。 雰囲気的に)」 軽く敵チームの選手を物色する鈴仙。良く見るとキャプテンの中年も、脇差のように日本酒の瓶を腰に仕込んでいる。 この中年も人間に見せかけて、勇儀や萃香のような鬼だったりするのだろうか。 (勇儀あたりも、「瓶ごと酒を仕込んでおく。 その手があったか!」――と関心顔だったし) キャプテンの中年男性のすぐ傍で仕切りに「ヒューガー、ザンバーミ!」とか 意味不明な叫び声を上げている少年も、雰囲気こそ尋常では無いが実力はありそうだ。 ……というか、顔がガスマスク的な何かで隠れていているにも関わらず、どこか見覚えがある気がする。
[335]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:20:15 ID:??? しかし、鈴仙がある意味一番気になったのは、この二人では無く――ただ一人寡黙に佇む、 やはり重厚なゴーグルで目を覆った、恐らくGKの少年だった。 ――やがて水が満ち、両チームの選手は一人、また一人とスフィアプールの中へと潜って行く。 怖い物知らずの地底妖怪達が子どものようにプールに入って行き、 オキナワ族がまるで兵隊のように規則正しくプールに入って行くのを確認した後。 鈴仙も恐る恐る水の中に入ろうとする中……鈴仙は、同じく最後に水の中に入ろうとする少年の呟きを聞いた。 カアザタキ(若林)「ソレウ……!(とめる……!)」 それは小声でありながら、はっきりと耳の奥にまで浸みこんで行く、強い意志の籠った声だった。 ***** 実況「さぁ〜〜〜! 始まりました第X回・幻想郷ブリッツボール大会! トーナメント第一回戦は、23年間連続負け越しの弱小チーム・旧都オーラカ対! 近年ブリッツボール界に彗星のごとく現れた新チーム・沖縄サイクスです!」 観客「ワァァァァアアッ!」「頑張れー!」「オーラカー! ケガすんなよー!」「ワハハハッ!」 鈴仙「(観客数少ない……。 サッカーで言うと、名無しチーム同士の練習試合みたいね……)」 水中に居ると、観客の声はくもぐってしか聞こえないが、それでも、恐らく外に居てもそんなに変わらないような。 何とも微妙な数の観客による歓声をバックに、鈴仙はみとりに言われた通りの布陣に付いた。 実況「さあ! 早速引っ込み思案な旧都オーラカのキャプテン、河城みとり選手に代わりまして。 CFの星熊勇儀選手が沖縄サイクスのキャプテン、チナ選手に握手を求めに行きますが…!」
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0ch BBS 2007-01-24