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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[329]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:26:55 ID:??? 【ミーティング】 〜ブリッツスタジアム・第1控室〜 みとり「……と、言う訳で。 今日のフォーメーションはこれて行くよ!」 旧都オーラカVS沖縄サイクスのカードは、早いことに大会第1回戦だった。 開会式終了後から試合まで残り15分と言う短い時間の中、 みとりは急いで黒板に○を書いて、そこにホイホイと選手の名前を書き込んでいく。 _,,,,..,,_ ,. -''"´ `゙''-、 ,." `ヽ. / `、 ,' i. ! l ', D E ,' D勇儀 E鈴仙 丶 B C / Bパルスィ Cお燐 ヽ A ,.' Aヤマメ `'-、_ @ _,.-'´ @みとり `゙''ー-‐'''"´ みとり「どうせ聞いてないと思うけど作戦を言うね。 沖縄サイクスの実力は未知数だけど、たぶんウチらのが攻撃力は上。 だから、みんなでドンドンパスを回しつつ、シュートを撃って行こう!」 お燐「うんうん。 良いね良いね分かり易くって。 ――ちなみにあたいが怨霊から仕入れた情報によると、沖縄サイクスのタレントはどうやら3人。 『年のせいか体力は微妙だが、シュート力の高いFW』と、 『パスが上手く動きが早いMF』と、『めちゃくちゃ強いGK』らしくって、 他の3人は、正直寄せ集めというか人数合わせって感じが否めないらしいよ〜」 みとり「……って、それを先に言ってよぉっ!? それだけ知ってれば、少なくとも未知数じゃないじゃん!?」
[330]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 15:28:17 ID:qoygeNXA 鈴仙「(何だか、自分以外に弄られ役が居る、ってのは新鮮な雰囲気ね……。 ――と。 何はともあれ、今の陣形でいいかどうか、私なりにも考えてみましょうか。 詳しいデータは分からないけれど、お燐情報が正しかったら、 沖縄サイクスは、FW・MF・そしてGKにそれぞれ1人ずつ強力なタレントが居るチーム。 そして、スフィアプールの広さを鑑みるに、試合のフィールドはサッカーよりもずっと狭い。 だから、今みたいな1−2−2の安定した布陣じゃなくって、0−0−5みたいな極端な布陣でも サッカーよりは負うリスクは少ないかもしれない。 そう考えると、人数が少なくとも随分戦略には自由度がありそうだけど。 ――でも。 私ってばまだまだブリッツは素人だし、とりあえずこの試合はお任せの方がいいかなぁ…?)」 みとりが地底の他の妖怪達に弄られている様子を見ながら、 鈴仙は一人孤独に、みとりの陣形で本当に問題が無いかを考えてみた。 ブリッツボールについては素人の鈴仙だが、それでもサッカーの知識を利用して、 何か面白い陣形や攻め方を考えられるかもしれない。 そうして考えたのち、鈴仙は――。 A:……やっぱり、みとりの考えた布陣と作戦で良いと思った。(すぐに試合へと移ります) B:何かいい案を考え付いた。(自由に考察の上、書き込み願います) 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[331]森崎名無しさん:2014/12/28(日) 15:38:11 ID:hdZht/mQ A
[332]森崎名無しさん:2014/12/28(日) 15:48:40 ID:cIOHXuEs A
[333]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:17:47 ID:??? A:……やっぱり、みとりの考えた布陣と作戦で良いと思った。(すぐに試合へと移ります) 鈴仙「(――ううん。 私は素人だから、無暗にヘンな事を言うのも良く無いわね。 ここは黙っていよっと……)」 色々考えはしたが、実践が伴わない思考は実を伴わない。 鈴仙は特に何も言わず、試合開始の時を待つ事にした。 そして――。 ***** ……ザッ。 ザザァァァーーーーーッ!――ワァァァァアアアッ! 鈴仙「す、凄いっ。 ホントに球の中に水が入ってる……! でも、どうやってあの球に入れば良いの?」 みとり「あの球――スフィアプールは、河童の作った機械の力で重力を操作されて、あんな形になってるんだ。 だから、ガラス張りとかでも無いし。 好きなようにあの球の中に入れるよ」 鈴仙「へえ……(――重力の操作ねぇ。 地上の科学も中々進んでるって事かしら……?)」 あらかじめ作られた球体の磁場に、大量の水を注がれていき、それはやがて巨大な水の球を作る。 これがブリッツボールにおける戦場――『スフィアプール』。 鈴仙達は今から数分後にもこの水の中に潜り込み、合計10分間の死闘を繰り広げるのだ。
[334]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:19:04 ID:??? 勇儀「むう……。 こんな水の中に入るのか。 だったら、私の盃は持っていけないねぇ……残念だ」 パルスィ「……そんなにどこでも酒が飲みたければ、 アルコールを詰めた注射器でも持ち歩いてなさいよ……妬ましい……」 勇儀「おっ、その手があったか。 ちょいとばかし風情に欠けるが、検討してみようか」 お燐「(アル中って怖いなぁ〜)」 ヤマメ「――おっ。 そしてアレは……敵さん達もご登場かな?」 ザッ、ザッ、ザッ…… チナ(吉良)「ミルボ トヤネナ!(行くぞ、お前ら!)」 オキナワ族達「トフ!(おう!)」 巨大な球が設置されたスタジアムの中央。 その一歩手前で水が注がれる様子を眺めていた鈴仙達の前に、先程の怪しげな人間集団が現れた。 キャプテンらしいゴーグルを掛けた中年男性が、謎の言語でチームメイトを鼓舞している。 ――間違いなく、沖縄サイクスのメンバーだった。 鈴仙「(良く分からないけど、嫌な感じの連中ね。 あのゴーグルを掛けたひげのおじさんがキャプテン。 そして――キョロキョロ動いているガスマスク装着のちびっこい奴が、 お燐の言ってた足の速いパサー……かな。 なんとなく。 雰囲気的に)」 軽く敵チームの選手を物色する鈴仙。良く見るとキャプテンの中年も、脇差のように日本酒の瓶を腰に仕込んでいる。 この中年も人間に見せかけて、勇儀や萃香のような鬼だったりするのだろうか。 (勇儀あたりも、「瓶ごと酒を仕込んでおく。 その手があったか!」――と関心顔だったし) キャプテンの中年男性のすぐ傍で仕切りに「ヒューガー、ザンバーミ!」とか 意味不明な叫び声を上げている少年も、雰囲気こそ尋常では無いが実力はありそうだ。 ……というか、顔がガスマスク的な何かで隠れていているにも関わらず、どこか見覚えがある気がする。
[335]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:20:15 ID:??? しかし、鈴仙がある意味一番気になったのは、この二人では無く――ただ一人寡黙に佇む、 やはり重厚なゴーグルで目を覆った、恐らくGKの少年だった。 ――やがて水が満ち、両チームの選手は一人、また一人とスフィアプールの中へと潜って行く。 怖い物知らずの地底妖怪達が子どものようにプールに入って行き、 オキナワ族がまるで兵隊のように規則正しくプールに入って行くのを確認した後。 鈴仙も恐る恐る水の中に入ろうとする中……鈴仙は、同じく最後に水の中に入ろうとする少年の呟きを聞いた。 カアザタキ(若林)「ソレウ……!(とめる……!)」 それは小声でありながら、はっきりと耳の奥にまで浸みこんで行く、強い意志の籠った声だった。 ***** 実況「さぁ〜〜〜! 始まりました第X回・幻想郷ブリッツボール大会! トーナメント第一回戦は、23年間連続負け越しの弱小チーム・旧都オーラカ対! 近年ブリッツボール界に彗星のごとく現れた新チーム・沖縄サイクスです!」 観客「ワァァァァアアッ!」「頑張れー!」「オーラカー! ケガすんなよー!」「ワハハハッ!」 鈴仙「(観客数少ない……。 サッカーで言うと、名無しチーム同士の練習試合みたいね……)」 水中に居ると、観客の声はくもぐってしか聞こえないが、それでも、恐らく外に居てもそんなに変わらないような。 何とも微妙な数の観客による歓声をバックに、鈴仙はみとりに言われた通りの布陣に付いた。 実況「さあ! 早速引っ込み思案な旧都オーラカのキャプテン、河城みとり選手に代わりまして。 CFの星熊勇儀選手が沖縄サイクスのキャプテン、チナ選手に握手を求めに行きますが…!」
[336]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:21:16 ID:??? チナ「(けっ、何が鬼じゃ。 ――それっ!)」 ブウンッ! 実況「あ〜っと、早速試合開始前の小競り合い! チナ選手、勇儀選手の一本角に向かって腰に備えた一升瓶を振りかざします。しかし……!」 パシッ、キュッ……。 ゴクゴクゴクッ! 勇儀「(ぷはー。 良い安酒だ。 嵩増しには工業用アルコールを使ったのかな?)」 実況「やはりここは喧嘩の達人たる鬼が有利! 勇儀選手、逆にその一升瓶を奪い取り、水中でフタを開けて飲み干してしまいます!」 チナ「(あっ、ワシの酒が……!? おのれ……許さんッ!)」 鈴仙「(何だか試合前の小競り合いまで、スケールが小さいような……)」 ……チナと勇儀の良く分からない争いを経て、試合は漸く開始となる。 巨大なスフィアプールの中央に、恐らく掴みやすいよう凸凹の付いた青と白の球 ――まさしく『ブリッツボール』がセットされる。 ブリッツボールの試合には、サッカーのようなコイントスは無い。 バスケットボールのジャンプボールのように、水中高く弾かれたボールを選手がキャッチする事で開始する。 実況「両チーム、陣形につきました! 間もなくブリッツオフが始まります!」 水中に浮かぶリング状の機械により、ボールに回転が加えられる。 先程まで低レベルな争いをしていた両チームのCF――勇儀に鈴仙。 そして吉良……いやチナも、固唾を呑んでボールを見守っていた。
[337]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/12/28(日) 17:22:47 ID:qoygeNXA 実況「3、2、1―――!」 バァァァァンッ! 実況「始まった〜〜〜! ブリッツオフ! 高々と弾かれたボールをまずキャッチしたのは〜!?」 先着1名様で、 ★前半ブリッツオフ→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→佳歩「はぁはぁ…! た、大変です鈴仙さま! 姫様がオキナワ族に攫われました!?」 ダイヤ・ハート→オーラカボールで試合開始 スペード・クラブ→サイクスボールで試合開始 ****** ……と、いったところで一旦ここまでです。 両チームのフォーメーションについても、また更新再開時にでも書き込みます。
[338]森崎名無しさん:2014/12/28(日) 17:23:24 ID:??? ★前半ブリッツオフ→ スペード10 ★ 若林www
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0ch BBS 2007-01-24