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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[659]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/01(木) 18:09:18 ID:??? 後付けですみませんが、これまでのやり取りを鑑みて、 みとりを始め他の旧都オーラカのメンバー(ヤマメ、勇儀、お燐、パルスィ)とも交友を深めたと思いますので…… *みとりの評価値が大きく上がりました。 *その他旧都オーラカメンバー(ヤマメ、勇儀、お燐、パルスィ)の評価値もやや上がりました。 ――と、いうのを加えたいと思います。失礼しました。
[660]森崎名無しさん:2015/01/01(木) 18:24:47 ID:??? 乙です。 評価値の上昇はいいですね。 紫と日向からの警戒度が上がるよ、やったねうどんちゃん!
[661]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/02(金) 00:12:38 ID:??? こんばんは、判定など無いですが更新だけしておきます。 >>660 乙ありがとうございます。お燐あたりはこれで結構評価値高くなりましたね。 これまでちょっと一旦置いていた鈴仙の成長についても、再度描写できてよかったかな、と思っています。 ***** こうして、鈴仙が新たな仲間と共に勝利の余韻に酔っていた頃――。 〜ヒューガー・幻想郷支社会議室〜 日向「――して。 先の大会の結果はどうだった? 吉良耕三”新世代スポーツ開発室長”殿?」 吉良「……はっ、社長様。 ――申し訳無い事に、我々沖縄サイクスは一回戦で敗北しました……! (グッ……! このワシがどうしてかつての教え子に跪かないといけんのじゃ……!)」 ――沖縄サイクスのキャプテン・チナ……改め吉良耕三は、 人里の廃屋を改造して建てられた支社において、 今日の試合内容を彼が今勤務している会社の社長――日向小次郎へと報告していた。 (無論、日向がここに来ている筈も無く、ホログラム映像である) 日向(ホログラム映像)「ホウ……それは残念だ。 吉良監督、俺は折角貴方の才能を信じて、 貴方を当社内でも新進気鋭分野の長に置いたというのに」 吉良「(なーにが新進気鋭じゃ。 実質役立たず社員と、役立たず選手用の左遷ポストだろうが) ……期待に応えられず、申し訳ございません」 吉良は内心で日向に対して悪態を付きながらも、悲痛な謝罪を述べる。 沖縄で経営していたサッカースクールの経営難の援助を日向に泣きついたのが、彼の不遇の始まりだった。
[662]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/02(金) 00:13:55 ID:??? ――単純な資金援助のみで、比較的に自由に経営できていた時は良かった。 しかし日向は、いや、ヒューガーは援助を口実にサッカースクールの株式を買い上げていた。 それにより、サッカースクールにおける吉良の発言力はどんどん失われて行き――。 ……気付けば彼はこうして、ヒューガーの一社員として、完全なる日向の下僕と成り果てていた。 吉良「(皮肉な事に、ワシの指導によってきゃつは間違いなく虎……いや。 それよりももっと恐ろしい獣となってしまった。 スポーツ界だけでなく、経済界においても……!)」 未だ少年の身にして、多くの大人が恐れ跪く存在となった日向。 そんな日向を育てた張本人である吉良は、今や彼を正す事すらできずに震えるのみだった。 日向「―――しかし。 折角金を出してやった若林がアッサリ2失点とは、貴方も災難だったなァ? ハンブルガーの連中が異様な安値で買い叩いてくれた理由も、さもありなんというべきか」 日向の興味は吉良の失敗よりも、若林の不調の方に移っていた。 活躍と出番にこそ恵まれなかったが、若林を一定以上の実力者として認めていた日向にとって、 今日の試合結果は想定外だったらしい。 吉良「……正直、ワシも引きわけか、最悪負けたとしても0−1かと思っていた。 確かにカアザタキ――若林は、コンディション的にムラが大きい。 ……来生相手に失点する位には。 ――だが、今回の奴はワシの想像以上に安定しておったよ。 それ以上に、こっちが予想外に多く攻め入られ。 そして――敵のストライカーに一人、強力な奴がおっただけだ」 吉良は先程よりも砕けた口調――かつての監督と教え子の時の口調に戻っていた。 確かに上辺では圧倒的な上下関係があろうとも、 この二人の間にはどこか許し合った雰囲気があるのは事実だった。 日向「……ホウ。 それは星熊勇儀か? 鬼の力なら俺も味わった経験があるが。 確かにアレと互角以上のパワーを持つとされる彼女ならば、若林が敗北するのも――」 吉良「――いんや、違います」
[663]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/02(金) 00:15:00 ID:??? 日向「……俺の記憶では、今日の沖縄サイクスの相手は、地底妖怪の集まりだろう? かつて俺が目を通した資料を見ても、若林の守備を貫き得る選手は星熊勇儀程度と踏んでいたが」 しかし、それでも日向にとって、自身の発言を遮られるのは予想外だった。 吉良「いや。 地底の連中、思ったより外にも目端が利いていたようで。 ――鈴仙。 鈴仙、うどん……あー。 ……まぁ、鈴仙とかいうヒョロい兎耳の女の子じゃ。 パワーは星熊以下じゃったが、技術とスピード。 そして狂気を操るといかいうヘンなシュートが、中々の曲者であってのォ……」 吉良はそんな日向の気も知れず、何気なく返すと。 日向「――鈴仙、だと……?」 ホログラムと化した日向の不適な表情が、俄かに歪む。 吉良「……どうした、小次郎……いや、社長様。 そんなに鈴仙という選手にご執心で?」 日向「……いや。 何でも無い。 単に、知った顔なだけだ (成程。 ――幻想郷の賢者が妄執的にもなる筈、か。 まさか、これほどとは……)」 吉良「ふうむ………」 日向の表情には間違いなく何らかの含みがあったが、しかし吉良が気にし過ぎる理由も無い。 ヒューガーにおいて、質問は許されない。 兵士達は唯々諾々と、上の命令に従うのみだ。 吉良もそんなヒューガーの社風に則ってか、敢えて何も言わないでいた。 日向「それよりも。 ……貴様にはブリッツボール大会1回戦敗北の責任を追及せんといかんなァ?」 吉良「ぐっ……!」
[664]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/02(金) 00:16:06 ID:??? 日向「この俺を失望させた罪は重いぞ? しかも貴方の要望を聞いて、海外からお値打ちの物件を持ってきたにも関わらず、だ」 吉良「………!!」 ――そして、鈴仙の下りが終わった以上、日向に残された用件は吉良の断罪だった。 吉良が戦慄する中、日向は瀕死の兎を食らう虎の如き残酷な笑顔を見せて。 日向「――吉良耕三新世代スポーツ開発室長。 社長・日向小次郎はこれより貴様に対し、最も重い罰を与える」 吉良「――アッ…! ァァァアッ! そ、それだけは!? それだけは止めてくれ小次郎いや、社長様! わ、ワシは、ワシは……!!」 日向「――吉良耕三。 貴様にはこれより―――『三か月間の断酒を命ずる』!!」 吉良「ヒ……、そ――そんなァ……!? わ、ワシに死ねというのか、貴様ァァァ……!?」 ……吉良に対して、死刑宣告に等しい一句を突きつけた。 若林「(むしろ、これって温情なんじゃないか……?)」 沢田「ザンバーミ。 ザンバーミ……」(←全身ボロボロ) ――この一連の会議を見守っていた若林は辟易した風に肩を竦めつつ。 若林「(……不思議な気分だった。 先の試合の高揚感。 これは、今までのドイツ暮らしで味わえていただろうか……? ――もう一度、ブリッツをしたい。 水の中で、シュートを防ぎたい。 ……フフ。 なんだ。 それだけで、充分じゃあないか)」 試合から時間を置いて、自身の精神的な成長を実感していた。
[665]森崎名無しさん:2015/01/02(金) 00:19:27 ID:??? ブルノより先に若林が解雇されるとはw
[666]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/02(金) 00:26:13 ID:??? ――と、いったところで今日の更新はたぶんここまでです。 余力があればお年玉イベントも書いていきたいですが、明日の日中〜夜になるかと思っています。 >>665 たぶんヒューガー側が譲ってくれるよう交渉した、というのもあるかもです。 また詳しい話は今後少しでも描写していきたいと思います。 それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
[667]森崎名無しさん:2015/01/02(金) 00:30:16 ID:??? 乙でした。 鈴仙さんも、若林くんもせいちょうしているのですね。 けど若林くん、君はブリッツボールに転向する気かい? 最大の罰とか良いながら、師の体を気遣うツンデレ日向君(笑)
[668]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/03(土) 01:05:31 ID:??? こんばんは、遅くなりましたが少しだけ更新します。 >>667 乙ありがとうございました。 若林の今後については、どうなるかはまだ分かりませんね。 最初吉良はヒューガーが開発中の「妖怪クロック」開発SEに格下げにしようと思ってましたが、 可哀想だったのでやめましたw
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0ch BBS 2007-01-24