※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[803]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:11:45 ID:??? 藍「………」 宵に光る金色の星。 八雲紫の忠実なる式・八雲藍ただ一人だった。 彼女は偶然にも、彼女の主とその親友との会話を一部始終を聞いてしまっていた。 藍「(最近の紫様は、何時もあんな感じだ。 幽々子様に限らず、自分の理想に反する者を恐れ、怯え……そして、憎悪している。 あのままでは、紫様はいずれ――完全に孤立するだろう。 この幻想郷を守ろうとすればするほど。 あの方は、幻想郷に忌み嫌われ、そして孤立を強いられるだろう……)」 主の忠実な式――機械の如く冷徹に職務をこなすべき藍は、これまで紫の指示の元、色々な事をしてきた。 たとえ疑問に思える事があっても、藍はひたすら紫の命のみを信じて来た。 しかし、今こうして主が偏執し孤立しつつある現在の姿を見た藍は――。 式では無く、独りの妖怪として、紫の境遇を哀れに思っていた。 藍「(式は必ず、紫様の力にならなくてはならない。 しかし”私”は、紫様がこれ以上道を外し孤立する姿を見たくない……!)」 藍は悩む。 式としての使命と、個人としての想いの狭間に。 外界のどのスーパーコンピューターにも負けない思考力を巡らせ、 彼女は自身が取り得る最善の行動を模索する。 そして――彼女は決意した。 藍「(紫様が孤立し、疑心に駆られ動けぬならば――まずは、私が動いてみるか)」 藍は遥か遠く、竹林の生い茂る西の地平を望む。 夜明けにはまだ遠い空に、月が輝いている。 藍「(『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補にして。 大会後に紫様が想定している計画・『リアル・幻想・セブン』のメンバー候補――鈴仙・優曇華院・イナバ! ――明日の試合後にでも、私から彼女に接触してみようか……)」 八雲藍はこの時初めて、自らの意思で主の命を超えた行動を行おうとしていた。
[804]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/05(月) 00:14:05 ID:??? ――と、いったところで今日の更新はここまでです。明日は試合ミーテイングから始めようと思います。 皆さま、本日もお疲れ様でした。
[805]森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:23:36 ID:??? 乙でした
[806]森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:52:28 ID:??? 乙ー 成程! 中山は人間の希望という起爆剤、それが勝つことによって神子様達は人の希望を証明し 努力により薄汚い妖怪共やそれに味方する狂人共を世界から見事に消し去り 我々人間が平和に過ごせる安全で安心な世界を取り戻して下さるということか! さすがは神子様達だ!なんという素晴らしい作戦だ!私は感動の涙のあまり前を見れません! あなた様は救世主だ!おお大使様!どうか我々を救ってください!! ってジョークはさておき勝っても負けても敵に利益があるのか うわーこれは本当に厄介なことになってるな・・・ 第3勢力と思われる日向の考えもわかりやすいほんの一部しか読めない、マジでどう動くべきか悩む
[807]森崎名無しさん:2015/01/05(月) 00:56:40 ID:??? 『リアル・幻想・セブン』 輝夜、ブルノ、レナート、アモロ、ブローリン、ガレリ、ティーチャー(フリーザ様)
[808]森崎名無しさん:2015/01/05(月) 15:23:06 ID:??? 姫様にもサポーター達からお年玉だ受け取れ(カグロットォー!) ボナンザ「………」シャンシャンシャン 姫様「またキーパー…」ウサギC「ナイスガッツボナンザ!」
[809]森崎名無しさん:2015/01/05(月) 22:42:12 ID:??? 紫「私のことを好きにならない存在は邪魔なんだよ!」 だんだん言動が草加っぽくなってきたぞこの妖怪
[810]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:34:10 ID:??? こんばんは、仕事は早かったのですが本を読んでいたらこんな時間になりました(汗) ほんの少しですが更新します。 >>805 乙ありがとうございます。 >>806 乙ありがとうございます。 リアル幻想セブンについては多分お察しの通りですね。 どのルートが正解…とは考えておりませんので、悩んで少しでも悔いの無いよう決めて下されば幸いです。 >>807 圧倒的なGK過多ですね…wフリーザ様はトップ下可能でしょうか。 >>808 ボナンザの元ネタを実は知らなかったりしますが、 これをカグヤファンの一員に入れちゃって良いのでしょうか…w >>809 今の言動等を見るとそうかもですが、きっと悲しい過去とかがあるのです…きっと。
[811]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:35:30 ID:??? 〜9日目午前・固定イベント〜 【予選リーグ最終戦! VS西行寺亡霊連合!】 【ミーティング】 魂魄 妖夢 突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:D スタミナ:B 全体的に悪くは無いが地味。 特に得点力は今大会においては少し物足りない。 一昔前の鈴仙のような能力。 メルラン・プリズムリバー 突破力:D 得点力:A ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B シュートに特化した騒霊姉妹の次女。 ただし各種合体技には要注意。 橙 突破力:A 得点力:C ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B お燐よりも使いどころが広く、安定したウインガー。 藍が味方にいると、少し強くなる。 八雲 藍 突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:A 攻守全てに長ける万能型だが、器用貧乏なきらいもある。 頭が良く、オフサイドトラップ等戦術スキルも活用してくる。 ルナサ・プリズムリバー 突破力:B 得点力:D ボールカット:D ゴール前:D スタミナ:B パスに特化した騒霊姉妹の長女。 合体技を使われると、タックルやパスカットもやや脅威になる。 リリカ・プリズムリバー 突破力:D 得点力:D ボールカット:B ゴール前:D スタミナ:B タックルに特化した騒霊姉妹の三女。 単独では一番御しやすいが、徒党を組まれると厄介。
[812]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:37:18 ID:??? 西行寺 幽々子 突破力:B 得点力:A ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:S チームを守る巨大な壁。 彼女相手に空中戦は無謀である。 ダイレクトシュートも強力。 中西 太一 セーブ力:B 一対一:A 飛び出し:B 正体不明の謎の亡霊。 安定した実力者であり切れ者だが、全体的に少し物足りない。 ***** ……以上のように、控室のホワイトボードへ記された西行寺亡霊連合の選手データ。 それを眺めてふむと首を捻る永琳。 データの大半を提供し、得意げな表情のてゐ。 話も聞かず、ひたすら携帯ゲームに熱中している輝夜……のゲーム画面を手で隠して妨害している妹紅。 それを呆れた様子で見守る慧音。 緊張と期待が半々のウサギ達。 いつも通りクールなパスカル。 全てがいつも通りの、試合前の光景だったにも関わらず。 鈴仙「(妖夢……一体どうして、あんな神子達の言う事なんて聞くの。 それが――あんたの選んだ道だっていうの……?)」 鈴仙は――やはり、試合を前にして、どうしてもやりきれない気持ちで一杯だった。 過去の事を後悔しない、友の選んだ道は尊重する……。 鈴仙の友人達が教えてくれた様々な教条も、現実の試合の前では幾分心細かった。 鈴仙「(……私は。 やっぱり後悔している)」 つい先日のスカーレットムーンズの試合を思い出す。 『ハイパー・カンピオーネ』の前身団体である聖徳ホウリューズは、 最後まで紳士的に戦った、レミリア達紅魔館の一門を侮辱するような行いを見せた。 ――ルールスレスレの危険プレー。 集団ヒステリーの扇動。 そして……勝負の楽しさを捨て、ひたすらに勝利のみを追求する彼女達の美学は、 当事者たるレミリアやパチュリーだけでなく、鈴仙にとっても到底受け入れがたいものだった。
[813]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/06(火) 00:40:04 ID:??? ――そんな集団の中に、あの純粋で生真面目すぎる親友が入り込もうとしている。 そして何も知らない自分は、過去にそれを後押ししてしまった。 他に方法は無かった。 何より、彼女を……妖夢を一番尊重する手段はそれしか無かった。 更には、それを後悔するのは完全に無意味だと、鈴仙は理解しつつも納得出来ていなかった。 てゐ「……鈴仙。 鈴仙!」 鈴仙「――……あれ。 妖夢!?」 てゐ「全然違うよ。 サルとクジラくらい違うってば。 ……ただやっぱり。 鈴仙ってば今日の試合、どうしても思う所があるんだな〜ってね」 鈴仙「……うん。 昨日も寝る前とか、夢で起きた時とかも。 後悔しないぞ! 頑張るしかない! ――って。 色々鼓舞していたんだけど。 ――やっぱり、ダメだったみたい。 私って、ほんとメンタル弱いなぁ……」 鈴仙はやはり弱かった。 幾ら自分の考えている事が不毛で非生産的と分かっていても、どうしても割り切る事が出来ない。 頭の中では、自分の選択は間違っていないと知っていても、いざという場面になると怖くなる。 彼女は依然、常に最適解を模索し、恐れず行動し続ける中山のように強くなかった。 てゐ「……でも。 私はそこが鈴仙の強さだと思うけどね」 鈴仙「――? てゐ、今なんて……」 周囲の雑音でてゐの声が聞こえず、鈴仙は思わず訊き返そうとするが――。 永琳「はい。 それでは皆注目。 今日も、この試合のゲームキャプテンについて、決めていくから」 それは、永琳がパンパンと手を叩く音で中断される。 気付けば、先日の試合に引き続き、ゲームキャプテンの指名に入ろうとしていた。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24