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【深遠なる】鈴仙奮闘記24【蒼きフィールド】
[899]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 22:45:26 ID:u7UH1Ky+ 妖夢が指で鈴仙とは逆方向を指し示めしてくれる。 見ると、ルナティックスメンバーの何人かが鈴仙の戻りを気にしているようだった。 鈴仙は慌てて、自分の陣地側に戻ろうとするが。 鈴仙「(……待って、待ってよ。 私は――妖夢に何か言いたい事がある筈。 それが何かは、上手く言葉には出来ないけれど。 ……少なくとも、朝から今までずっと気になりっぱなしな位には、私は妖夢に何かを伝えたい筈! どうしよう。 今のうちに。 私は、妖夢と話してみたい……!)」 鈴仙は妖夢と話をしたくて堪らなかった。 話で無くとも、せめて何か言葉を掛けたいと思った。 一昨日の試合風景――神子がレミリアを打ち倒した時の光景がフラッシュバックする。 当然の権利のように繰り返される反則。 妖怪への一方的かつ理不尽な糾弾。 勝利のみを優先し、それ以外の全てを切り捨てる無慈悲さ。 妖夢はかつて、そんな連中と共に戦いたいと言った。 鈴仙はそれを何も知らずに後押しした。 そんな後悔が、妖夢と相対する事で鈴仙の中で噴火しつつあった。 鈴仙「――よ、妖夢ッ!」 妖夢「……れ、鈴仙? ……どう――したの?」 そうして鈴仙は戻りながらも振り向きざまに、妖夢の透き通った瞳を直視して――。 A:「……今日の試合、宜しくね」 B:「――妖夢。 貴女は、どうしてそんな道を選んだの……?」 C:「神子は正しくなんかない! 間違っているわ!」 D:「妖夢は。 勝つためならどんな汚い事をしても良いなんて、思っていないよね……?」 E:「私、あんたの事――み、見損なったわ!」(←泣きながら) F:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *難しそうですが、A〜Eについて、ゲーム的に大きなアタリハズレはありませんので、2票決とします。
[900]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:46:12 ID:jzDX/8YU B
[901]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:47:34 ID:Fm2V4swg A 信じるものは救われる的スタンス
[902]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:47:47 ID:rckhEBIQ D
[903]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:47:49 ID:F+zIWrFk B
[904]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:48:21 ID:1PoaXphM F もう一度言う。私は、妖夢を応援するから。今日の試合、全力で楽しもう!
[905]森崎名無しさん:2015/01/08(木) 22:48:56 ID:??? F ケコーンして!
[906]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 23:24:32 ID:u7UH1Ky+ B:「――妖夢。 貴女は、どうしてそんな道を選んだの……?」 鈴仙の胸の内にあるのは妖夢への失望でも、神子への怒りでもなかった。 後悔は依然鈴仙の胸の中に燻り続けていたが、しかしそれよりも妖夢に投げかけたい言葉が鈴仙にはあった。 それは――。 鈴仙「――妖夢。 貴女は、どうしてそんな道を選んだの……?」 それは、何でも無い――純粋な疑問だった。 鈴仙の知る魂魄妖夢は、痛々しい程に真っ直ぐで、真面目で、正義感が強く。 そして――鈴仙以上に、とても不器用な少女だった。 鈴仙「豊聡耳神子は、勝利の為なら何をしても厭わないと言った。 それがどんなに非道で汚い手段であったとしても! でも、妖夢は本当にそんな道が、本当に正しいと思ったの……!?」 だからこそ、鈴仙は不思議でならなかった。 妖夢が主人をも捨て、神子の軍門に下ろうとしている事に。 ……最初は妖夢が神子達に騙されているのではないかと期待していた。 しかし、鈴仙は確かに見ていた。 妖夢が、聖徳ホウリューズと紅魔スカーレットムーンズとの試合を観戦していた姿を。 そして、その上で、今日の妖夢の瞳には何の迷いも無い。 その事実はつまり、妖夢が神子達の全てを知った上で、 なお神子が今大会後に企てているらしい計画――『ハイパー・カンピオーネ』に手を貸そうとしているという事を示していた。
[907]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 23:30:23 ID:u7UH1Ky+ 鈴仙「妖夢、どうして……? ひょっとして、何か弱みでも握られているとか……?」 鈴仙には分からなかった。 何故、妖夢がかくも神子達の計画に執着するのか。 観客やチームメイトの注目も忘れ、ただひたすら妖夢だけを見つめる鈴仙。 そんな彼女に対して、妖夢は――。 妖夢「前にも言ったでしょう? 豊聡耳神子を信じている訳でも、彼女の理想に興味がある訳でも無い。 私は、ただ――強くなりたい。 それだけ……だよ」 一言一言を噛みつぶすように、妖夢は俯き瞳を隠しながら。 鈴仙にはっきりと、そう告げるだけだった。 鈴仙「(本当にそれだけなの……? 妖夢。 あんたは、どうしてそこまで力を求めるの……?)」 そしてこの時の鈴仙は、妖夢の真意について、これ以上を追及できなかった。 それは、妖夢の想いを知りつつも、それを口に出しても妖夢を救えやしないと。 妖夢を却って苦しめる事になるだけだと、薄々感づいていたからかもしれない。
[908]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/01/08(木) 23:31:27 ID:u7UH1Ky+ ***** 幽々子「……あっちは盛り上がっているわね〜。 気にならない?」 輝夜「そっちは随分と子離れ……いや、従者離れ? 出来てないわねぇ。 ウチの子も、アンタんとこの子も、もうしっかりと自分で立って考えられる年頃でしょ? だったら、保護者がいちいち口を突っ込むべき事じゃあないわね」 幽々子「なるほど〜。 恥ずかしながら、私も最近、どうやってあの子に接したら良いのか分からなくて……」 輝夜「まぁまぁ。 ウチもウチで、永琳が意外に過保護だったりするからね……」 実況「ああ〜っと! コイントスが終わり、陣地が決定してもなお、 両チームのキャプテン――輝夜選手と幽々子選手はセンターサークルを離れない! 一体あそこでは、どんな激しい舌戦が巻き起こっているのでしょうか〜〜〜!?」 パスカル「(どっからどう見ても、思春期の娘を持つ母親同士の会話にしか聞こえないんだが……)」 幽々子「……っと、いけないいけない。 ついうっかりお喋りが長引きそうだったわね。 え〜っと、コイントスはもう終わったんだっけ? どっちボールで試合開始だったか、覚えてないかしら〜?」 輝夜「全く、惚けた亡霊さんねぇ。 まだ生きてる私としては、もう少しは生き急ぎたくなるモンだけど。 ――で。 コイントスだっけ。 それは確か、えっと……」
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0ch BBS 2007-01-24