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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
[11]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:32:19 ID:??? ★翼の判断→（ 3 + 3 ）＝6→ドリブル★ ★翼 ドリブル（ ダイヤ10 ）74+（ 6 + 2 ）+（クリップジャンプ+5）=87★ ★早苗の判断→（ クラブ4 ） シュートに備える★ ★早苗 イリュージョンフェイス 78（ ハート6 →+8）+（ 3 + 3 ）+（読み違いペナ‐2）=90★ ≦−2→早苗、翼に勝利！ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 岬「（ふふ、翼くん驚きなよ、早苗ちゃんの変貌ぶりを）」 岬は少し前までサッカー未経験のはずの早苗の勝利を、いささかも疑ってはいなかった。 かつて早苗に施した改造もとい特殊な強化訓練の成果を、信じて疑わない事がその要因だった。 ―――――― ――――――――― ――――――――――――― とある地下研究室。岬は岩見と共に、早苗を固定させている椅子の前に立っていた。 早苗が座る椅子には様々な装置が取り付けられ、そのうちの一部は早苗の脳や体に接続されている。 岩見「なあ岬、本当に中沢さんがこれでパワーアップするのか」 岬「君やバチスタくんだってこれでパワーアップしたじゃないか。彼女は君達よりも遥かに強いバグ特性が検出されている。 計算上は世界最高水準の技量を持った選手になれる筈なんだ」 岩見「けど彼女、サッカー経験全くないんだぞ、それでも大丈夫なのか」 岬「最低限必要な経験は上のトレーニングセンターで積ませるさ。何も心配しなくていい。それっ」
[12]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:36:46 ID:??? ポチッ。 ガッ、ガガガガガガガガガッ！ 全く心配の必要を感じず、岬は機械稼働スイッチを押す。途端に、機械の稼働音がけたたましく室内に響きわたり、 同時に早苗の悲鳴が負けぬ程に鳴り響いた。 早苗「ぎゃあああーーーっ！ぎゃ！ぎゃあ！ぎゃああああああああああああーーーーーーーっ！！」 岩見「お、おい本当に大丈夫かこれ！」 岬「大丈夫大丈夫、この装置の成功率は99％以上、後遺症もない優れものさ。もう少し待って」 凄まじい苦痛に泣き叫ぶ早苗を平然と見下ろしながら、叫び声の様子に耳を傾ける。ややあって、叫び声の変化に気づく。 早苗「ぎゃあいいーーーかもしれないーっ！」 岬「よし！」 素早くボタンを押して機械を停止させる。早苗の髪は暴れたためにザラザラに乱れ、目や口からは涙や涎が垂れ流されていたが、 表情は不自然なほど綺麗に、そして満足げな笑みを浮かべていた。 バチスタ「良いのか、思いっきり撃って？死んじまっても知らねえぞ？」 岬「大丈夫だよ、検査の結果では、彼女は特にキーパーの能力が高まっているみたいだから」 数か月後、早苗はトレーニングセンターで他のきれぼしJAPANのメンバーと共に、訓練に参加していた。
[13]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:39:15 ID:??? 早苗「……撃ってきて、早く強くなって翼を圧倒できるようになりたいの」 バチスタ「ほお、お前がツバサをねえ……いいぜ、その代り、怪我しても知らねえぞ！」 グワッ！ブアアアン！ セービング練習のため、必殺シュートを止め続ける訓練を行う事になった。早苗が構えてボールに向かった瞬間。 バチスタ「うえっ！？」 早苗の顔が、説明しがたい、不可思議な形状へと変化し始めた。それと同時に早苗は素晴らしいほどの瞬発力でボールに飛びかかり、 パシィッ！ あっさりと、バチスタのあヅファイヤーを防ぎ止めた。
[14]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:41:16 ID:??? 早苗「ふうっ」 バチスタ「お、おい、あいつはなにもんだ、何だアレは！」 飄々とボールをつかみ直す早苗に対し、バチスタは恐怖さえ抱きながら岬に尋ねた。 自慢のシュートをあっさり止められたこともあったが、それよりも顔面の 急激かつ非常識な変貌に腰を抜かさんばかりに驚いたからである。それに対して岬は、 岬「改造の副作用でできたものさ、僕はあれを錦顔って呼んでいるよ。 元は化粧の厚塗りが崩れたさまを皮肉った呼び方なんだけど、 顔の崩れ具合はいい勝負だよね。これを英語でいうとしたら、イリュージョンフェイスと言ったところになるかな」 バチスタ「お、俺はあんな顔にならないだろうな！？」 岬「大丈夫だよ、あそこまでの負荷のかかる改造は早苗ちゃんにしかしてないさ （能力発揮の度合いは結構バラつきがあるみたいだからなあ……まあ、DF達が攻撃を封じてくれれば大丈夫だろう）」 ――――――――――――― ――――――――― ――――――
[15]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:43:05 ID:??? 翼「（クリップジャンプだ！）」 翼が心の中で誓った通り、早苗と勝負するにあたって最高難度の技を繰り出した。 完璧とはいかなくともそれに近いドリブル精度であり、例えワールドユース決勝出場レベルのキーパーでも、 取れる者などいるかいないかというレベルのものである。 翼「これでどうだ、早苗ちゃ…ん！？」 早苗の顔を見た翼は、生涯で1番の衝撃を受けた。早苗の顔が不自然に歪み始めたかと思うと、 まるで4次元空間を無理矢理3次元に収めたかのような、表現しがたい形状に変貌していったのだ。 必死に動揺を抑えつけながら、それでもプレーの質を落とさなかった翼は実に素晴らしかった。 だが、そんな翼を嘲笑うかのごとく、 早苗「そこよっ！」 パシッ！ 翼「そ、そんな！」 目にも止まらぬ速さで、足の間のボールを右手1本で奪い取ってしまった。
[16]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:44:40 ID:aAU0KLlk カビラ「と、止めましたーーーーっ！翼くんの華麗な美技に対して中沢選手ボールを片手でキープ！ 早川選手に続き、2人目の偉大なる女性選手がここに現れましたーっ！」 ゆかり「え、え、ええええええーーーーーっ！」 久美「うそ、うそ、うそおおおおおおおおっ！」 葵「（つ、翼さんのドリブル、すっごく良かったのに……！）」 日向「（な、なんだ今の顔の変化は！？今とんでもなく不気味になっていたぞ！）」 森崎「嘘だろ……なんで女子マネージャーが翼のドリブルを止められるんだ……」 門門「凄いです早苗さん！」 伯疲レイ「お前、なかなかやる」 見知らぬ女がスタープレーヤーのプレーを止めるという驚天動地の事態でフィールド内外が大きく騒いでいたが、 早苗は全くそれらに反応せず、呆然とした顔で自分を眺める翼の顔を見下ろしていた。 早苗「（ふふ、どう？思いもよらぬ相手に完膚なきままに叩きのめされる気持ちは？ でもまだ終わらないわ、私の心をズタズタにした報いはまだこれから……うっ！？）」 得意然となって翼を見下す早苗の脳裏に、フッと映像と声が流れてきた。 早苗「翼くん、がんばってね」 それはかつて中学生の時にマネージャーをしていた時に、翼に向けて話しかけていた、早苗自身であった。
[17]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 17:46:08 ID:aAU0KLlk 早苗「（なに、この、懐かしい気持ち……）」 かつての思い出が一瞬フッと蘇り、わずかに表情が緩む。 翼「早苗ちゃん……」 早苗「（はっ、いけない、つまらない妄想なんかに惑わされちゃダメ！）さっさと行きなさい」 翼「さ…」 早苗「いいからさっさといって！」 無理矢理にして翼を追い払い1人になったが、 あの懐かしく、どこか嬉しい気持ちは早苗の中に漂い続け、吹き払う事は出来なかった。 早苗「（ダメ、ダメ、何かの間違いよ！翼は私をもてあそんだ！私の心を絶望の淵に追いやった！ そんな相手に優しさを感じるわけない！感じるわけが……）」 ＊早苗に「××××」フラグが立ちました！ 翼が早苗からゴールを奪うと無条件で開放され、翼が失敗しても挑戦のたびに開放される可能性が上がります！
[18]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/04(日) 18:00:49 ID:aAU0KLlk 早苗ちゃんが何故か昔の記憶を一瞬思いだし、動揺したところで、今日の投稿はこれまでにいたします。 参考動画：バグったさなえ写真集 http://www.nicovideo.jp/watch/sm11112271
[19]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ ：2015/01/09(金) 21:50:25 ID:OACCMH4E 前スレの埋めネタについてですが、他のスレのように次スレの埋めまで待っているとなると、 こちらのペースでは後何年後になるか分からないと、ようやく気づきました。 ですので中途半端な位置にはなりますが、ここでこれから残りの埋めネタ部分を投稿してもよろしいでしょうか？ 良いという事になれば、今日か明日にでも投稿したいと思います。 A:はい B:いや、埋めネタは最後でこそだ 2票決です、メール欄は空白の上、投票してください。
[20]森崎名無しさん：2015/01/09(金) 21:51:02 ID:T+9WpT+g A
[21]森崎名無しさん：2015/01/09(金) 21:51:34 ID:fKJsO4MU Ａ
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0ch BBS 2007-01-24