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【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
[228]森崎名無しさん:2015/02/23(月) 15:51:04 ID:??? 乙です なんかどっち応援すべきかわからなくなるよねwこの試合 きれぼしJAPANも好きだし
[229]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 17:51:56 ID:??? 今日は時間を何とか作れたので、コメントを返してから投稿いたします。 >>226 乙感謝です。 現状でマーダーショットを撃ったとすると、シュート力は85、本家ポブルセンより 強くなってしまいました。さらに岬越しに撃ったらなんと88!マッハシュートやオムニゾーンシュートと 同値……スーパーストライカーって女性だったんですね(遠い目) >>227 乙感謝です。実を言えばまだ仕事は残っているのですが、投稿の欲求に駆られ、 執筆を開始いたしました。なるべく早く切り上げて、仕事に戻ろうと思います。 >>228 乙ありがとうございます。 スレ主もキャプ森・きれぼしJAPAN共にファンなので、どっちにも視点を定められず このような主人公不在のストーリーとなってしまいましたw
[230]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 17:53:38 ID:??? 岬が秘密を暴露し、あずみが憤怒の炎を燃やしていた頃、早苗は翼に対し、毒を吐き続けていた。 早苗「全日本の10番も大した事なかったわね。数か月前にサッカーをはじめたばかりの、 しかも全力を出していない相手に負けるなんて」 岬の告白で一瞬よそを振り向いた他はじっと自分を見つめる相手に対し、ふふんと得意げに腕を組み、自信たっぷりに宣言した。 早苗「あなたじゃあ私から点は取れないわ。機械やみんなの助けがあったとはいえ、 この試合までの間血が滲む程頑張ってきたんだから」 敵意で爛々と目を輝かせて語りつげる早苗の姿を見て、 翼「よかった」 ニコリとした笑顔さえ浮かべながら、翼は早苗に告げたのであった。 早苗「えっ?」 思わぬ返事に目を丸め、鮮明に浮かんでいた敵意さえ、表情から消えてしまっていた。 翼「小学生の頃の早苗ちゃんにそっくりだよ。勝気で自信満々、誰に対しても物怖じせずに一生懸命、 みんなからアネゴって言われていた頃の早苗ちゃんそっくりだ。 大きくなってからおとなしく静かになったと思ったけど、怒った時は昔に戻っていたっけ」
[231]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 17:55:41 ID:??? 在りし日を懐かしむかのように呟いた後、表情を引き締め、凛としてまっすぐ早苗へと向きなおす。 翼「だから安心したんだ。人はそうそう変わるものじゃないって。 早苗ちゃんが変わっていないように、俺も中身が変わってはいない」 早苗「だからまたやり直せるとでも言いたいの?あんな身勝手な事を言っておいて、何にも言わずに逃げておいて!」 翼「早苗ちゃんに許されるとは思ってない」 酢を飲み下して起こる反応を堪えているような、だがそれでいて意志のこもった力強い瞳を向けて、早苗に告げた。 翼「ただ、早苗ちゃんにした事がどれだけ重い事だったか、俺がおこまでとらわれていたサッカーがどういうものなのか、 俺はどうしてサッカーを続けているのか、せめてそれだけは知ってほしいと思っている。行動で傷つけた以上、 言葉ではどうにもならない。サッカー選手として、プレーという行動で示すつもりだよ」 早苗「ばっ……」 馬鹿な事を、そう言い返そうとしたところで、先のセービング直後に浮かんだ、 やさしい気持ちが再び胸に湧きあがり、早苗の言葉を途中で詰まらせた。 叩き落とすように勢いよく唾を飲み下した後、やや気まずげに言い返した。 早苗「…ふん、今さら何をしたって、私は変わらないわ」 翼「いいんだ。今の俺はサッカーも早苗ちゃんも、好きだから関わっているわけじゃないから」 早苗「……えっ!?」
[232]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 17:56:57 ID:??? 岬「(ふーん、なかなか面白くなってきたね)」 あずみと別れ、残る面々の様子を見ようと戻ってきた岬は、今度こそ敵をうまく計略にかけ、 弱体化させてみようかという気が、ふつふつと湧きだしてきた。 岬「(翼くんの意志は固そうだけど、僕にはかつての翼くんを知っている。 そこを突けば翼くんも無力化できるかもしれない。あるいは)」 翼の隣に立ち、こみ上げてくる怒りで体を震わす松山を見る。 岬「(こっちを突っついてみようかな?根が単純な分、翼くんより攻略は簡単そうだ)」 素知らぬ顔して考えをまとめ、岬はどうしたであろうか?彼の行動は…… 先着で ★策をめぐらす余地 !card★ と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。 ダイヤ・ハート:「(いや、もう時間が無い)」 2人への悪巧みは諦めた スペード:「(翼くんだね、決まれば全日本に大きな穴が開く)」 標的を翼に定めた! クラブ:「(松山くんだね、高い確率でかかってくれるはずだ)」 標的を松山に定めた! JOKER:「(ここは2人とも仕掛けて見せよう)」 標的を2人に定めた!
[233]森崎名無しさん:2015/03/01(日) 18:03:07 ID:??? ★策をめぐらす余地 ハート6 ★
[234]森崎名無しさん:2015/03/01(日) 18:03:52 ID:??? ★策をめぐらす余地 ダイヤ9 ★
[235]森崎名無しさん:2015/03/01(日) 18:04:13 ID:??? ジタバタせず全部岬に任せりゃうまく行く気がするな、日本代表
[236]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 21:13:29 ID:??? ★策をめぐらす余地 ハート6 ★「(いや、もう時間が無い)」 2人への悪巧みは諦めた ----------------------------------------------------------------------------------------------- 岬「(いや、もう時間が無い)」 どのような罠を仕掛けようか。そう考える前に電光掲示板を確認したところ、 あずみとのやり取りで思った以上に時間を費やしたらしく、さほどに時間の余裕がなくなっていた。 岬「(これからミーティングもある、これ以上ここで時間はかけられないな)早苗ちゃん時間だよ、行こう」 松山「ぐっ、ぐぐぐっ……」 立ち去ろうとする岬に対し憤りを隠せない松山。噛みつこうとするばかりに 睨み付ける相手に対し、岬は右の手のひらを突出し、制止した。 岬「おっと、怒りに駆られた僕への攻撃はやめるべきと忠告するよ。 そんな感情で僕に近づいていけば感情が爆発し、思いもよらぬことをしてしまうかもしれない。 そうすれば審判がやって来て、よくても注意、悪くすればカードだ。良く考えて行動しなよ」 松山「岬!」 岬の忠告は正しかったようだ。とうとう怒りに耐えきれず、大声で岬を罵った。 松山「この裏切り者、卑怯者、嘘つき野郎!お前がどんな薄汚い手を使ってこようと、俺達は絶対に負けない!」 岬「ふーん、そうなんだ、凄いね!まっ、せいぜい頑張ってね」 松山「(くっ、なめやがって!)」
[237]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 21:16:47 ID:??? 対する岬はどこ吹く風といった顔で、軽く松山を受け流した後、翼の方へ顔を向けた。 岬「うん、いい顔をするようになった、迷いが無い」 翼「岬くん……」 翼は何も言わず、早苗に向けた時と同じ眼差しを、岬へと放っている。 岬「ここまでやった以上は、僕は絶対に勝つ。僕の無限の可能性の為にもね」 翼「岬くん…自分を見失った人間が俺達に勝てる可能性は無い!」 岬「翼くん、それは君が心の底から発せられた思いじゃない」 翼「……!」 翼の宣告にもさらりと受け流し、笑みを漂わせる。 岬「翼くんが抱く常識・自負心・信念が」 ここで話を切り、眼を翼と同じ位に真剣になって、答えた。 岬「翼くんの口を借りてそう叫ばせているだけだ!」 グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ! 先の寝返り時と同じ、力に満ちた空気の拍動が、再び岬から発せられた。 岬「翼くんも分かるだろう、この僕の力が!後半は全力の君を完膚なきまでに圧倒してみせる、 それができてこそ、僕は名実共に全日本のキャプテンになれる!」 宣言終了後に岬は元の様子に戻り、早苗を引きつれてベンチへと立ち去って行った。 遠ざかるかつての戦友の姿をしばらく眺めた後、翼もまた、振り返りもせず立ち去った。 *翼・松山の岬への感情「親友」が解消されました。翼・松山の岬への感情が以下のようになりました。 翼→(宿敵)←岬 松山→(許せない!)→岬
[238]きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/03/01(日) 21:19:57 ID:??? その頃、病室内でも異変が起きていた。病室内の電話機から片桐兄妹の父、片桐宗義から電話がかかってきたのだ。 宗義「久しぶりだな。元気にしてるか」 陽子「!」 不意にかかった父からの電話に一瞬息を詰まらせながらも、すぐに平常心を取り戻して、言葉を返した。 陽子「何のよう?父さん」 宗義「陽子か、まあいい、どのみちお前にも話すつもりだったからな」 宗義はそう言って一旦一呼吸おき、さらに声を冷ややかなものにして話を続けた。 宗義「もう一度言う。陽子、宗正。会社に戻るのだ」 陽子「嫌」 言い終わるか終らないかの間に、「否」を陽子は叩きつけた。 陽子「絶対に嫌。たとえ私が乞食にされたって、サッカーを離れるつもりなんかないわ」 宗義「乞食か、ハッ」 戯けたことをとせせら笑って、陽子の決意を受け流す。 癇にさわるような笑いを陽子が耐えていると、宗義は今度は幼子に諭すような様子で、陽子に語り出した。
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0ch BBS 2007-01-24